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ドイツ軍と日本軍  藤井非三四  学研

2014年09月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「勝ちそうだったが負けたドイツ軍」と「勝てそうにないまま負けた日本軍」の真の勝敗の原因を探ると題して、時の世界情勢から産業構造まで包括的な比較を見ると両軍ともに負けるべくして負けたと、結果論ではありますが、その準備の悪さと貧弱な判断力。それによる多大な犠牲者のことを考えると、無知による馬鹿な判断が多大な犠牲を生みだす過程が国家だの軍だのと言う隠れミノに隠れて偉そうに実行されてしまう恐ろしを感じます。

そのいくつかを紹介しますと、日本の陸軍参謀本部 陸地測量部【現在の国土地理院】は日本国内に関しては全土に渡る五万分の一の地形図を完璧に整備していたし、ドイツも国内の地図に関しては熱心に整備をしていた。ところが、外国の地図となると不十分でドイツはツーリスト・ガイドブック「ベデガー」の地図を利用したとのこと。軍用の地図と言うのは防衛は地形を利用して行わねばならず、味方に砲撃を依頼するにも地図に共通の座標が入った正確なもので無ければならないので、攻め入る時には道路地図だけでも十分であっても、いざ、防御に回ると土地勘の無さはそのまま敗北につながったとの事。これは日本も同じことで、伊能忠敬による日本地図の作成以来、日本全土の地図はあってもシンガポール、マレーシア、インドネシアにもだ進駐すると地図が無い。 地図が無いまま侵攻していた杜撰な計画であったとのこと。

米海軍のアイオワ級戦艦、エセックス級空母は15ノットの速度で一万五千カイリを無給油で走れる事を基準としていて、これは米本土からフィリピンまで無給油で直行できる性能であった。日本の主要艦艇は同じ程度の大きさであれば、米海軍より重装備でカタログ・データだけで見ると如何にも強そうであるが、そのため航続距離はもっと短く、これで遠くにまで出かけてしまい、補給に問題を起こして自滅してしまう。

製造した戦闘機の数で比較すると、ドイツは液冷エンジンの戦闘機としてメッサーシュミットBf109、空冷エンジンはフォッケウルフFw190 と双発のMe110 と「小品種・大量生産」に専念し、Bfと Fwをそれぞれ、3万機と2万機を製造しているが、戦闘機の種類も日本は海軍だけでもゼロ戦の他7種類もの多品種生産、陸軍も「隼」以外に6機種。製造数が最も多いゼロ戦でさえやっと1万機なのでした。 

別のソースからですが、ドイツのタイガー戦車は強力な戦車でしたが、総生産数は2万両。それに比べると連合国側【主として米国とソ連】の生産した戦車は20万両とこれまた、いくら優秀な戦車でも相手に10倍も投入されたたら勝ち目は無いですね。

この他、ダメ出しはいくつもありますが、結果論ですが、残念ながらやはり無謀な点が多かった事は否めないようです。

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