火山噴火予知連絡会

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

御嶽山の噴火に関しての記者会見ですが、気象庁の方、肩身の狭そうな発表でした。マグマによる噴火であれば予知できるが、地表付近の水蒸気爆発は余地が困難【要するに出来ない】と言うのであれば、会の名称は出来ることに限定した「火山マグマ噴火予知連絡会」としておくべきではないでしょうか。

水蒸気爆発を予知できなかったことを責めているのではありません。自然相手にできないことは多々あり、これは仕方ないことです。しかし、水蒸気爆発も火山活動の一つなのですから、そこまで包含した「火山噴火予知」と言うのはできないことまで間口を広げた誇大広告のような名称です。これでは総合食料品との看板で入ったお店に野菜はあるけれど、「実は八百屋でして、魚と肉はやっていないんですよ」と言われるようなものです。

火山の噴火予知を研究している公的機関があり、そこからの警報が無ければ安心して火山にも登ってしまいます。その様な機関があっても、その予知研究でできる事の中に、水蒸気爆発は含まれていないと言う事を知らしめておかねばならないでしょう。

美しい光景が地獄絵に一変するような自然の力に比べると科学が如何に進歩しても、人間は、まだまだ自然界の動きには付いていけません。活火山に行くのが無謀だとも言い切れないのは、噴煙を上げる活火山でさそれを観光の目玉にしている場所もありますから、静かであった御嶽山に行ってしまうのも無理からぬことです。

自然界の動きの前に人間が無力であることを再認識し、同じ自然の動きである落雷にも真摯に対応していかねばならないと改めて思いました。　未だ、何十人も行方不明の方がおられるとの事でご家族の方は心配でしょうね。

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