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PDCE避雷針 ニセ科学?

2023年04月12日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷特性システムズの松本です。

 弊社、今年で創立から13年目で3500台以上のPDCEを販売し、落雷被害が無くなった事に沢山の感謝の言葉をいただいています。それでも残念なのは、未だにPDCE避雷針をニセ科学であるという類の発言がネットにあり、その源流をたどると、ある元大学教授にたどり着きます。無名の私と元有名大学の教授と言う方の発言の影響力は、それは有名大学教授様が勝るのは仕方ありませんが、その大学教授を水戸黄門の印籠のように掲げて、この紋所が見えないか? とばかりに270年前の通常避雷針こそが正統派の落雷対策であり、それと異なるものを否定される発言をされるのは、ご自分の元大学教授の影響力について認知されていないようで、少しでも調査されてから発言される慎重さが必要です。その高名な先生とは、食事をしたことも対談したこともありますが、流石、科学者ですから、データでものを言え。との科学者としては至極もっともなご意見なのですが、日本における落雷データの精度は誤差が300m近くあり、ピンポイントでどこに落雷が発生したのかは分からないのです。 どこに落ちたか分からなければ、どこに落ちなかったかも分かりません。ピンポイントでの落雷データなど取りようがないのです。落雷したか否かをよく分かっているのは、その施設の所有者の方で落雷に遭ったか否かは自社の施設にトラブルがあったか無かったかを明確に回答できます。 ところが、個人の体験は学術データにはならないとのことで、そのような体験については全くの無視、調べようともしないのです。

 シンガポールは、落雷の多い所で、そこで自社施設への落雷で困ったある日系企業様がPDCEを設置したところ、設置からもう5年、落雷被害が無くなったとのことで、日本国内の施設にもPDCEを設置するようになりましたし、日本海側のTV放送の中継局では10台以上が山頂の中継局で使用され、落雷被害が少なくなったとのお言葉もいただいていて、効果のほどは多数の利用者から確認されています。ただ、その理屈はというと、100%判明してはいません。PDCE自体への直撃雷は少なくなるであろうが、どうしてその周辺にまで効果が及ぶのか? までは実証試験の結果だけで、理由は不明な部分があります。業界の中には、それを既存の知識(回転球体法)だけで無理やり説明する方もおられますが、それも正しい方法ではありません。一部でも理由に不明があると、ニセ科学だなどと騒ぎだすのですが、どんなに科学技術が発展したとはいえ、世の中には原因不明なものなど多々在ります。それはこれから粛々と研究を進めれば良いのです。人の仕事に文句を言いながら、では、あなたは今までにどれだけ落雷の実害を減らすことに貢献してきたのか? と問えば、長い間の教職・研究職の功績に勲章の一つもいただいている事でしょうが、避雷設備はベンジャミン・フランクリンが270年前に発明したもの以上のモノは何も生まれていないのです。 それでいながら、その分野に挑戦し、実績を示している弊社の製品にケチをつける。 その背景を御存知ない一般の方は、当然、先生の言葉を信じ、弊社の製品をニセ科学であると得意になって言い出します。

 「大学教授が教える」と大学教授の肩書を売りにした雷の解説がネットにありますが、そこには、「電磁気学の視点から考えれば、金属で覆われた空間は電圧が0になるため、落雷が直撃したとしても車の中に乗っている人に電流が流れることはないのです。』とありますが、これは、前半は正しいのですが、全体的には正しくはありません。 最近の車は屋根のサンルーフと呼ばれる開口部はアクリルですし、屋根全体がガラスでできた車もあり、これらは電気的にはオープン・カーであり、車は必ずしも金属でできた箱ではないのです。 また、トラックのフロントガラスを突き抜けて水平に落雷が侵入し、車内で火災を発生した事故もありました。大学の先生が必ずしも正しくはないのは、専門性の面からだけしかモノを見ないからで、車の流行などご存じないのでしょう。原発事故でも、コロナでも「専門家」と言われる方々が、必ずしも、きちんとした専門家ではないことは体験済みです。今の時代、情報は簡単に集められます。肩書だけを信じ込んでその発言を鵜呑みにしないで自分で考えることが大事なのです。

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