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まんが 医学の歴史  茨木 保   医学書院

2019年05月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

一年前のブログの再掲載です。

人間、生きている以上、ケガや病気はつきものですから、それらのトラブルにどう対処してきたかを4大文明のそれぞれに遡った時代から、現代のクローンに至るまでの医学の発達についての解説なのですが、医学博士でありながら漫画の腕もプロ並みで350ページの大作なのですが、内容に惹かれ2回で読み切りました。 全ての職業人は自分の業界の歴史について知るべきと思っている私には、まさに業界人(医師)の鑑のように見え、かかりつけ医師になっていただきたい思いましたら、オット、レディースクリニックの先生でした。

今でこそ、人体がどのように構成されているかについての大よそは子どもでも知っているようになりましたが、動物の解剖から始まって人体の解剖が堂々とできるようになったのは、まだ、人類の歴史から言えば最近の事で、死刑になった罪人や、一般の人のお墓を盗掘してまで解剖する死体を求めた熱意にはビックリします。 死体を解剖し、人体の構造を知ることは医学の基礎とはいえ、当時は反道徳的なことであり、真理に到達するには社会の掟をも破る先人の熱意、当時は「狂気」と取られても仕方のない時代でした。

本書の中で紹介される私の知っている科学者は、「フックの法則」のロバート・フックですが、「ボイルの法則」のボイルの助手をしながら精密な顕微鏡を作り、顕微鏡でしか見えない世界を紹介し、ミクロの世界を切り開いた功績で英国の王立協会の会員になって科学者の地位を固めたそうですが、ニュートンとは気が合わずニュートンは、パワハラのヒドイ仕打ちをしたそうです。これが「ハレー彗星」で有名なハレーとの親交等も紹介され、知っている人の昔話は300年前の事ですが最近のTVで聞いたような話で、歴史は繰り返す、科学は進歩しても人間は進歩しないものです。

当時も今も、人命を救ってくれる医学には、今から見ればトンデモない方法であっても、常に社会では権威ある世界で、そこに新しいアイデアを持ち込むことは非常な困難を伴ったのです。 これはおこがましい話ではありますが、弊社のPDCE避雷針に対して昔ながらの避雷針を進めている方々の妨害工作など今でも綿々として行われていますので、これまた、「歴史は繰り返す」なのです。 まあ、昔の方の苦労に比べれば大したものではありませんが。。。 そういう意味でも先駆者の苦労は日ごろから感じることなので、医学の進歩の裏側であった旧勢力と新勢力の争いなども身近なできごとですから、とても他人事とは思えませんでした。

医学書院さんは、名前のように医学が専門でしょうが、こんなに柔らかいものまで出版されていたとは見上げたものです。 避雷針屋にとっては、知らなくても良い事ばかりですが、仕事に関係の無い事でも知ることの楽しさを満たしてくれ、非常に面白い内容です。

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