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再掲載  「遺言 私が見た原子力と放射能の真実』服部禎男  かざひの文庫

2019年05月16日 09時00分00秒 | 雷日記
一年前のものですが、もう一度読んでいただければ幸いです。 この一年、日本のエネルギー政策について、原子力について、どうするのか真剣な議論の無いままです。 その間、隣国では新規原発の開発が進んでいます。 人気取りにはならない話題ですが、日本の将来には大事なことで、避けて通れば、失った時間を取り戻すことはできません。

こんにちは。  落雷抑制の松本です。

せっかくの内容であるのに題名が「遺書」では、原子力関連の分野で仕事をし、服部先生のお名前を知っている人以外には題名からの訴求力が限定されてしまいます。 まあ、遺書と言う題名は、服部先生のせっかくの研究に陽が当たらずに、世の中も一部の左巻き学者、アホな政治家とマスコミに扇動されたアホな国民の原子力に対する理解が深まらない事への残念な思い、これだけは言っておきたいというお気持ちは充分に理解できるところではありますが。。。

電気と言うのは有難いエネルギーでして、電気があれば、公衆衛生も向上し、世界中で生活レベルを向上できるのです。 福島の事故以来、日本人の心は委縮し原発問題を単なる国内問題ととらえていますが、日本のような技術を持った国は世界のエネルギー問題に積極的に解決策を提供すべきなのです。 原発事故があっても停電にならないから、原発は不要であるような単純な理解の陰で、火力発電が支えているのですが、全世界的に見ると化石燃料による発電で大気汚染で年間700万人が亡くなっているという報告もあります。 単に、日本の国内問題としてでなく、世界に安全でクリーンな方法で電気を届けるのは先進国の使命なのです。

原子炉と言うのは、現在使用されている大型の軽水炉だけでなく、色々なタイプがあるのです。この軽水炉は、原爆の材料のプルトニウムを作る目的に開発されたものですから、副産物としてのプルトニウムを管理する問題が出てきてしまいますが、原発の全てがプルトニウムを作り出すわけでもなく、日本の現在の状況は、大型トラックが事故を起こしたから、乗用車からバスまで、全ての自動車は危険であるから使うなと言うのに等しいのです。 日本だけが、原子力を忌避している間に、中国やロシアは原子力技術をすすめ、我々の生きている間には現れないかも知れませんが、50年もしないうちに、エネルギー源の不足で日本は太刀打ちできなくなるかもしれません。 エネルギー問題は、自分たちの世代だけの問題ではなく、将来世代、発展途上国迄含めた大きなことなのですが、心が委縮した現在の日本は、自ら将来に対する可能性の扉を閉めてしまっているのです。

服部先生は、日本の原子力のスタートの時代から特に安全性の面で関わってこられたそうで、1基あたり100万キロワットも発電する大規模なものでなく、20万キロワット程度の安全な原子炉は暴走することも無く、燃料棒の入れ替えも必要が無い、それは米国では既に実証済みですし、最近の米海軍の原子力潜水艦や空母も、燃料の詰め替えは必要のないものに変わってきています。

放射線についても、日本ではむやみに怖がる方が多いのですが、世界中には自然放射線の多い地域、日本でも秋田県の玉川温泉や鳥取県の三朝温泉、あるいは街の健康ランドにあるラジウム温泉のように自然放射線を特長にした温泉で病気が回復するように放射線を全てダメというのは全く馬鹿げた話なのです。 福島で除染して集めた土ですが、あれも日本全国で薄くバラまけば、日本中が「健康ランド」になるのです。 もし、販売していただけるものなら購入し、私も家の庭に撒きたいくらいです。 あれはゴミではなく、貴重な資源なのです。

政治家は国民の顔を見ながら主張をかえますから、国民自身がマスコミに踊らされるのではなく、科学技術に関心を持ち、感情的に判断しない事が肝要です。 国民のレベルが国の将来を左右するのです。 我々の子孫が100年、20年先にも世界で不利な状況にならないように、それは現在の方向性が大事なのです。 不安定な自然エネルギーよりも安定しているのは原子力なのです。 今のままでは、我々の子孫は辛い目に合う事になるでしょう。 原子力を過剰に怖がってしまったアホなご先祖のお陰で。。。

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