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デフレの元凶は心の委縮

2016年07月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

色々なお客様をお訪ねして感じるのは、「精神の委縮」です。 大きなトラブルを起こさないよう、目立つことはせずに、コジンマリと無難にやり過ごす。 ご自分の所得水準と比較してしか考えないので、すぐに価格が高いと言い出す。 そんな高価なものを買う訳がないと、最初から否定されます。 価格の事を最初から言い出すお客様は、相手にするべきではありません。 最初は、価格に問題の無い層に売り込み、そこが終ってから、価格に敏感な層を狙うべきです。 価格は、その絶対値で高い安いが決まるのではなく、自分のとってどのような価値があるかで安い/高いが決まります。 何も護るべきものを所有していなければ、それを保護するものは不必要ですが、費用をかけても護りたいものがある方もおられます。そういうお客さんの見極めが大事なのです。 

サラリーマンは、自分の経済のスケールで物を考えてはいけないのです。最近、JRさんの売り出した特急列車の旅、3泊4日で97万円の旅に応募してきた人が多く、70倍を超す競争率とのこと。 以前、あるデパートの外商部の方と話をした時、「私のお客様は、100万円くらいはナントも思わない方ばかりです」とのことでした。 普通のマンションの売れ行きもよくないそうですが、例外は億ションで、これは売れ行き好調だそうです。そういう人たちも世の中にはおられるのです。こういう高額所得者の消費行動は、サラリーマンが自分の所得水準の領域から考えていては応えは出ません。

某車メーカがその会社の最高級のクラスの車を企画した際、世の中の贅沢というのはどういうものか、カタログ数値を比較しているだけでは理解できないということで、設計チームに世界の最高級ホテルを体験させてそうです。 飛行機ももちろんファーストクラスでしょうね。 バブル時代の過度な反省で「清貧の美徳」などと言われたことがありましたが、経済というのは縮こまっては行けないのです。 いつも大風呂敷を広げるくらいの話でなければなりません。

ところが、世間の報道では人の心を委縮させる話題、それもインチキ数字で将来への不安を掻き立てています。 一人当たり、800万円の借金であるとか、無いものまであるかのような説明がされています。 国債の残高がGDPの230%もあると言われてもビクツク心配などありません。 GDPというのは一年の間の数字ですから、これはいわば年収の2年分というだけのことで、普通、若いころに住宅を購入する時の借金といえば、年収の2倍どころでは無いはずです。 どういう訳か、国民の消費行動を抑制することを目的にしているような報道ばかりが目立ち、これでは個人の消費も抑えられてしまうし、会社の中でも縮こまった発言しか出なくても仕方ありません。

国民の心のレベルがデフレである限り、いくら財政政策をしても効果がでるとは思えません。将来に対して過度な不安を抱かないような政策。 それに期待できなくても、個人レベルであっても、将来への心配などすることはありません。人間の命は誰でも有限であり、いつかは最後を迎えます。 最後を迎えた時、財産が100億円あろうと10円しかなくても、あの世にまで持っていける訳でもないのです。 その辺りの覚悟ができないで、将来に不安を抱いていても仕方ありません。 何が残せるか残せないかはどうでも良く、生きているうちを精一杯、元気に生きるか、周囲を気にしてコジンマリと生きるか? 心の持ち方一つの話です。 私はどうか? 財産など残さないと居直ってしまえば気が楽になります。

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