雷ブログ

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「省エネ」から「ゼロエネ」へ   高層ビルでの風力発電

2016年07月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「省エネ」という言葉は使われて久しいのですが、最近は建物内でのエネルギーの自給自足で「ゼロエネ」なる言葉も使われるようになりました。 全く外部からのエネルギー供給が不要な「ゼロ・レベル」は困難でしょうが、目標とするには良い言葉です。

弊社、横浜市内では一番高い「横浜ランドマークタワー」にありますが、このビルの地下駐車場のエレベータの前で気が付いたのは、煙突効果でエレベータ・シャフト(エレベータの通り道)を吹き上げる風切り音が嵐の夜のように聞こえます。その時、駐車場へのドアを開けるとこの音程が変化しますから明らかに外部とエレベータの前とエレベータ・シャフトの間の気流で発生している音です。 また、エレベータ・シャフトの中では下から吹き上げてくる風が怖いとエレベータの保守をしている方から話を聞いたこともあります。 

ビルの中央部にあるエレベータでさえ、このような上昇気流を生じるなら、陽の当たる南側にエレベータ・シャフトと同じくらいの面積で、南側はガラスで、反対側には集熱塗料を塗った空気の流路を設け、空気取り入れ口は1階の地面では、地上での風の問題が発生しますので、2階付近から空気を取り入れ、屋上まで連なる流路で太陽光で内部を温めれば、陽の当たらないビル中央部よりも強力な上昇気流が得られます。 この空気の流路に多段タービンをを設置し、ビルの屋上に置いた発電機で発電します。 ビル全体のエネルギー消費をまかなうことは無理でしょうが、夏場の昼に必要とされる電力のピーク・カットには十分、役立ちます。

都内にも高層ビルの計画は多数ありますが、高層ビルの最上階には展望階を作る程度でビルの高さを利用しているところはありません。 このビルの高さを利用すれば、「煙突効果による上昇気流」+「太陽光により加熱された上昇気流」で大きな空気の流れを利用できるのです。 さらには、屋上に配置した空調用の熱交換器による排気も、熱交換器をビルの高さの中央付近に置いてこの排気で上昇防気流を加速することもできます。

ビルの外観に違和感を生じることもなく、ビルの高さを利用したこの発電システム、弊社の特許でして、ゼネコン様に紹介しています。 ビル内の喚起で吸出しにも使用できますし、高層ビルがただ高いというだけでなく、高さを利用することに価値を見出していただければと願っています。 弊社、落雷対策だけでなく、自然エネルギーの活用にも活動範囲を広げています。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

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