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行進曲 「軍艦」

2012年12月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

最近は、パチンコ屋さんからも消えた「軍艦マーチ」ですが、「星条旗よ永遠なれ」「旧友」と並んで世界三大マーチと言われていますが、この歌詞はかなり勇ましい内容です。 若い人が聞いたら「意味不明」と言う所もあるかもしれませんが、堂々とした詩で大好きです。落ち込んで元気の無い時には、この曲で元気を鼓舞しています。

1.守るも攻むるも黒鐵(くろがね)の
 浮べる城ぞ頼みなる
 浮べるその城 日の本の
 皇國(みくに)の四方(よも)を守るべし

2.炭(いわき)の煙は大洋(わだつみ)の
 龍(たつ)かとばかり靡(なび)くなり
 弾丸撃つひびきは雷(いかづち)の
 聲(こえ)かとばかり どよむなり

 萬里(ばんり)の波濤を乗り越へて
 皇國の光 輝かせ

海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね)
山行かば 草生(くさむ)す屍
大君(おおきみ)の 辺(へ)にこそ死なめ
かへりみはせじ
(長閑(のど)には死なじ)

最後の海行かばは、万葉集にある大伴家持の長歌で、一千年の長い間伝えられてきたことで、日本が軍国主義であったこととは関係ありません。特に一番最後の「長閑(のど)には死なじ」ですが、これは、読むのが難しいのですが長閑(のどか)のことで、静かで穏やかな様を言う【長閑(のどか)】ですが、それを否定しているのは、畳の上で家族に囲まれて看取られるような「のどか」な死に方は望まないと言うことです。大伴家持さんは、厳しい死生観を持っていたのですね。この部分は、マーチの勇ましい旋律から一転して穏やかな旋律に代わりますが、背筋が伸びるような凛とした感じは厳しい死生観を表しているからでしょうか?戦前は、「第二国歌」と呼ばれて盛んに愛唱されたそうです。

ビン・ラディンの亡骸が米空母から水葬された時に、水葬の習慣の無いイスラム諸国からは遺体を海に遺棄したとの抗議があったそうで、そのニュースを聞いた時、「海ゆかば」を思い出しました。日本では1千年も前から、海に出れば水死体となる覚悟ができていたのは恐いながらスゴイですね。草生(くさむ)す屍は、白骨化した頭蓋骨の眼窩から草花でも生えて土に返る光景でしょうか。。「大君の云々」については、色々な意見のある事でしょうが、私は、この部分は家持さんのゴマすりではないかと思います。大友家持、後世に名を残す人の表現力は千年後にも通用する、お見事です。

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