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活断層は本当に危ないのか?

2012年12月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

原発が活断層の上にあると騒いでいますが、違和感を感じます。活断層の「活」と聞けば「活魚」の「活」でまな板の上でピンピン跳ねるイメージ、活断層も今にも動きだしそうな感じを受けますすが、地質学で言う「活」の定義は実生活とは大きくずれています。なにせ、地球誕生の46億年を対象にしているのですから、16万年前のことなどごく最近の出来事のように感じるのでしょうが、人類の文明の歴史2千年からすれば遥か遥か遥か遠い16万年前に地層が動いたからそれがどうかしたの? と聞きたくなります。

原発の寿命が50年として、16万年前に動いた地層の上にあるから危ないというのは、一年を1mに換算すると50m進もうとしている時に、その位置から道路後方160kmにひび割れがあったからこの先に進むのは危ないと言っているようなものです。道路後方に100m毎にひび割れがあれば、この先50m進むうちにひび割れに合う確率は高いですが、160kmも後方の話しです。これを40万年にしようなどという意見すらあります。横浜駅から西に50m進みたいのに400km離れた仙台駅にひび割れがあったから危険なのでこれ以上西に進むなと言うのも同じです。地質学では昔の地層の年代を言い当てますが、これから先何年後に活断層が再度動くのか?と言った未来のことは分からないはずです。地質学は過去の事実を扱う学問であり、未来を云々する学問ではないはずです。未来が分からないのに、どうして危険と言えるのでしょう?2000年後のことではなく、この先50年間に動くかどうかも分からないのに、過去に動いたから将来が不安というだけであれば、確率の分からないただの可能性だけで人々を不安に駆り立てているだけです。地質学と言う地味で目立たない分野に光があたり、急にお元気になられたのでしょうか?

そういえば、富士山も活火山なのです。最近の噴火は宝永年間、新5合目の宝永火口ですが、これも300年前の事。300年、静かでも活火山なのですから地球のスケールは大きいですね。そもそもスケールの大きく異なる二つの系、「地球」とその上での「人間の経済活動」を一つのイメージ「活」で繋いでも意味は無いでしょうね。つまり、人間の社会で意味する「活」と地質学で言う「活」は、同じ漢字を使っていても意味する物が違うと言う事で「活断層だから危ない」とうのは違うのではないでしょうか?そのような心配をすれば日本中、住む場所すらなくなるでしょう。

それに、もし、活断層が滑って段差が生じたとしても、せいぜい1m。人口地盤の厚さを十分に確保すれば影響も僅かです。それを恐いと感じないのは、地質学への理解度が不足しているからでしょうか?

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