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原発の事故責任

2012年12月12日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

営業に行ったM電機のHさん。話しは脱線して、よもやま話で約2時間話しこんできました。Hさんとは、概ね話しは合いまして電気配線の話しから政治の話しまで、オヤジの特長はカバレッジが広いのです。原発の話しに及ぶとHさん、私の最も弱点である、原発の責任問題を突いてきました。そうなんです。原発を推進すべきと言う私も、事が責任追及の甘さに及ぶとHさんのご意見がご尤もで、責任問題はウヤムヤ、避難民は放っておかれ、収束のメドさえ立っていないようなあの現状のまま原発推進はないだろうと言われると返す言葉はありません。しかし、これは主として政治責任の話しです。責任者の問題である部分が多です。

以前、敦賀の駅前のホテルは連日満室とのことで、ようやく予約が取れて、何故、満杯なのか宿泊した次の朝、分かりました。M電機の作業服を着た方で朝食は混雑していて、その後、立石岬灯台に向かう一本道では原発で働く方をホテルから送った帰りの観光バスに何台もすれ違いました。1台の定員が50人として、数百人規模の送迎バスでした。原発を支えているのはM電機さんの若い方たちのようでした。

そのM電機のHさんが言われる責任論も全くその通りで、反論はありません。ただ、「脱」にしろ「卒」にしろ、現在、原発関連で働いている人達だけではこの先不十分であり、動かすにしても廃炉にするにしても次の若い世代の参加がなければどうにもならない。しかし、原発が悪者であっては若い世代の参加は期待できません。

今朝、TVで見た党首討論会で毎金曜日に原発反対デモに参加していると自慢していた某党の党首さん。原発技術は守り、発展させなければ廃炉だってできなくなってしまうのです。ただ、民衆を扇動するように反対運動などしていないで、どうやって廃炉まで持ち込むのか?その手順を考えれば単純に原発反対などとは言えないはずなのですが、反対のために反対ばかりしてきますと、その辺りが見えなくなってしまうのでしょうね。責任問題はハッキリさせなければなりません。悪いのは運転していた会社と欠陥炉の製造メーカであり、「原子炉」そのものではないのです。

原発の技術を継続させ、発展させる。これが一番重要です。この技術、途絶えれば容易に復活できません。例えば潜水艦ですが、川崎重工と三菱重工に交互に発注されます。1隻を建造するのに数年はかかりますから、それで建造に空白を生じないようにして潜水艦の建造技術は保たれています。潜水艦を建造するには、長年の技術の蓄積が無ければできないのです。仕事が無くなれば、会社は職人/技術者をキープできなくなり、その技術は途絶えます。原発も潜水艦も蓄積がなければ簡単にできる事ではありません。今までの蓄積を無にしてはならないのです。軽々しく原発反対などと言えば自分の首を絞めるようなものです。

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