ゲーム・オブ・スローンズの第二章を見終わる。
第一章と同じ全10話。あっという間に終わる。
感想も第一章と同じ「早く第三章を見たい」。
面白い。止まらない。
続きの展開が気になって仕方なくなるタイプのドラマだ。
戦いの火蓋を切った第一章。
第二章で大きな変動があると思いきや、まだ動かない。
原作は第7部まであるとのこと。壮大な物語のまだ序盤である。
第一章を見終わってから4ヶ月くらいしか経っていないが、
登場人物が多く、その相関も複雑であるため、
出だし、第一章からの前提がなかなか思い出せず追いついていけない。
ドラマの公式HPに相関図があって助かる。
この原作小説を読み込んでいる人は読解力があるなーと感心する。
このドラマの魅力は、スターク家のサンサのこのセリフに象徴される。
「悪者は生き延びる」
正しき者が勝者ではなく、悪い者でも強ければ勝者になる。
それをまざまざと見せつけるドラマだ。
女、子どもへの暴力を御法度にしているアメリカには珍しく、
直接的な描写は避けているものの、そのあたりに踏み込むシーンも多い。
正義の王族であるスターク家の苦難は続く。
長男のロブは父の復讐のために挙兵し、快進撃を続けるが、狂王にまだ届かない。
長女のサンサは引き続き、父を殺した鬼畜狂王にいじられる。
次女のアリアは男子に変装して逃亡する。
次男のブラン(可愛い!)は裏切ったシオンにより城を追い出される。
ブランの「誰も傷つけないって言ったじゃないか!」に半泣き。
心優しきスターク家の幸せを節に願うが、
第一章から引き続き、スターク家を痛めつけるドMな展開だ。
だけど、そのスターク家の動向ばかり、気にしていられない。
「ナイツ・ウォッチ」となったスターク家の落し子ジョン・スノウの動向、
バラシオン家のスタニスの逆襲、ドラゴンの母デナーリスの険しい旅路。。。
などなど、見所が盛りだくさんで目が離せない。
そして第二章で印象的だったのは、物語を盛り上げる女性キャラたちだ。
皆、もれなく魅力的だ。豊満な裸体を惜しみなく魅せる。エロさよりも美しさ。
戦乱の時代を生き抜く強かさも兼ね備えて、一層盛り上がる。
フラストレーションを抱えながらも夢中になる感覚。
「インプ(子鬼)」こと、小人症のディリオンが前章以上にカッコいい。
真の愛に目覚めた、シェイとのロマンスにグッときた。
演じるピーター・ディンクレイジ、相変わらず巧い。
互いを牽制し合い、緊張感たっぷりの展開が多い本作にあって、
和気あいあいとしているメイキング風景が見たい。
第三章はアメリカでは、既に6月に終了している模様。
早く日本で放送してほしい。
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