新年ムードもとっくに過ぎたが、昨年の洋画の振り返りができてなかったので、私的ベスト10を決めてみる。日本映画と比べると昨年の洋画は魅力不足と思ったが、実際、並べてみると面白い映画が沢山あったたなと実感。
1位 ザ・スーサイド・スクワッド
ルール無用、破天荒なイマジネーション、グロテスクで美しいルック、魅力的に輝くキャラクター。ぶっ飛びジェームズ・ガンの場外ホームラン。ワクワクが止まらず、最後はエモーショナルにグッと惹きつける。「ヴィランでヒーロー」というハードルも余裕でクリア。サイコーです。もう全てのアクション映画はガンが撮ればいいw
2位 プロミシング・ヤング・ウーマン
カラフルでブラック。鮮烈のサスペンスは展開を読ませない。男性優位社会への一打、という社会性を孕みながらも、実はもっと深いところにテーマあり。主人公のリベンジを通して描かれる「正義の在り方」に唸らされる。
3位 ファーザー
今年最も完成度が高い映画。緻密な空間設計と演出。体験するのは、我を忘れ他者を忘れる認知症の絶望と恐怖。長かった人生の終焉に浮上する愛。昨年の主演男優賞は本作のアンソニー・ホプキンス。
4位 Swallow/スワロウ
理解できないではなく理解しないこと。想像を絶する主人公の行動に「特異な精神異常」というレッテルは徐々に剝がれていく。背景には確固たる必然性あり。逃れる術が「異食」だったということ。人は他者をどれだけ理解することができるのだろう。昨年の主演女優賞は本作のヘイリー・ベネット。
5位 最後の決闘裁判
1つの物語に3つの真実。主観でみることしかできない人間の残虐性。女性を搾取する時代の罪は現代社会の根底にも息づく。血と泥にまみれた中世の圧倒的再現。生きるか死ぬかで正義を決める決闘シーンに打ちのめされる。昨年の助演男優賞は本作のアダム・サンドラー。
6位 tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!
なぜミュージカルは人の心を打つのか?その答えが本作にあり。そこに音楽で奏でるべきドラマがあるからだ。「レミゼ」や「グレイテスト~」で感じた退屈と大きく乖離。創作の苦しみと諦めきれない夢、そして表現することの悦び。歓喜と感動。A・ガーフィールドはキャリアベストのパフォーマンス。天才、リン=マヌエル・ミランダが満を持しての映画監督デビュー。お見事。
7位 パーフェクト・ケア
社会の盲点といいつつ、真実味のない設定。だが、主人公の悪女を暴れさせることの快感が勝る。敵なしの悪女VSギャング。「ヤラれたらヤリかえす」正義なきマウントの取り合い。胸糞を抱えつつ、展開は痛快。そして最後はしっかり落とし前。演者陣の見事なアンサンブル。昨年の助演女優賞は本作のダイアン・ウィースト。
8位 Mr.ノーバディ
「実は凄い奴だった」シリーズの新たなスター誕生。銃ではなく拳。被打による痛みすらもボルテージの燃料になる。冴えない中年男の覚醒に大いなるカタルシス。純度の高いアクションと、ボブ・オデンカークというキャスティングの妙。元気のない時に見るべきカンフル剤。
9位 聖なる犯罪者
少年院上がりの悪ガキが聖職者と偽り村に希望を照らす。実話ベースの現代の寓話。正体を隠し続けることのスリルと、主人公の純粋さが村社会の矛盾や歪みを正していく様。「信じるものは救われる」信仰の危うさと本質。
10位 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
悲劇を乗り越えザック・スナイダーが帰ってきた。4時間でしか描くことのできない壮大なスケールとドラマ。新キャラの納得の補完。ゴリゴリの視覚効果もスナイダーの真骨頂。非マーベルのダークな世界観を堪能。
次点:シャン・チー/テン・リングスの伝説、DUNE/デューン 砂の惑星
1位 ザ・スーサイド・スクワッド
ルール無用、破天荒なイマジネーション、グロテスクで美しいルック、魅力的に輝くキャラクター。ぶっ飛びジェームズ・ガンの場外ホームラン。ワクワクが止まらず、最後はエモーショナルにグッと惹きつける。「ヴィランでヒーロー」というハードルも余裕でクリア。サイコーです。もう全てのアクション映画はガンが撮ればいいw
2位 プロミシング・ヤング・ウーマン
カラフルでブラック。鮮烈のサスペンスは展開を読ませない。男性優位社会への一打、という社会性を孕みながらも、実はもっと深いところにテーマあり。主人公のリベンジを通して描かれる「正義の在り方」に唸らされる。
3位 ファーザー
今年最も完成度が高い映画。緻密な空間設計と演出。体験するのは、我を忘れ他者を忘れる認知症の絶望と恐怖。長かった人生の終焉に浮上する愛。昨年の主演男優賞は本作のアンソニー・ホプキンス。
4位 Swallow/スワロウ
理解できないではなく理解しないこと。想像を絶する主人公の行動に「特異な精神異常」というレッテルは徐々に剝がれていく。背景には確固たる必然性あり。逃れる術が「異食」だったということ。人は他者をどれだけ理解することができるのだろう。昨年の主演女優賞は本作のヘイリー・ベネット。
5位 最後の決闘裁判
1つの物語に3つの真実。主観でみることしかできない人間の残虐性。女性を搾取する時代の罪は現代社会の根底にも息づく。血と泥にまみれた中世の圧倒的再現。生きるか死ぬかで正義を決める決闘シーンに打ちのめされる。昨年の助演男優賞は本作のアダム・サンドラー。
6位 tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!
なぜミュージカルは人の心を打つのか?その答えが本作にあり。そこに音楽で奏でるべきドラマがあるからだ。「レミゼ」や「グレイテスト~」で感じた退屈と大きく乖離。創作の苦しみと諦めきれない夢、そして表現することの悦び。歓喜と感動。A・ガーフィールドはキャリアベストのパフォーマンス。天才、リン=マヌエル・ミランダが満を持しての映画監督デビュー。お見事。
7位 パーフェクト・ケア
社会の盲点といいつつ、真実味のない設定。だが、主人公の悪女を暴れさせることの快感が勝る。敵なしの悪女VSギャング。「ヤラれたらヤリかえす」正義なきマウントの取り合い。胸糞を抱えつつ、展開は痛快。そして最後はしっかり落とし前。演者陣の見事なアンサンブル。昨年の助演女優賞は本作のダイアン・ウィースト。
8位 Mr.ノーバディ
「実は凄い奴だった」シリーズの新たなスター誕生。銃ではなく拳。被打による痛みすらもボルテージの燃料になる。冴えない中年男の覚醒に大いなるカタルシス。純度の高いアクションと、ボブ・オデンカークというキャスティングの妙。元気のない時に見るべきカンフル剤。
9位 聖なる犯罪者
少年院上がりの悪ガキが聖職者と偽り村に希望を照らす。実話ベースの現代の寓話。正体を隠し続けることのスリルと、主人公の純粋さが村社会の矛盾や歪みを正していく様。「信じるものは救われる」信仰の危うさと本質。
10位 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
悲劇を乗り越えザック・スナイダーが帰ってきた。4時間でしか描くことのできない壮大なスケールとドラマ。新キャラの納得の補完。ゴリゴリの視覚効果もスナイダーの真骨頂。非マーベルのダークな世界観を堪能。
次点:シャン・チー/テン・リングスの伝説、DUNE/デューン 砂の惑星
のがうれしかったです!
他ではみないので...
「Mr.ノーバディ」については個人的にフォローしている海外のブロガーとかは、結構、ベスト10に上げている方がいる印象でした。
私的には、パーフェクト・ケアをonscreenさんが上げていたのに驚きました。面白かったですよね。自分はどちらかというとギャング側に正義を見ていたので、ラストはスカッとしました。