X-MENの起源を描いた新作「X-MEN ファーストジェネレーション」は
間違いなくシリーズ最高傑作だ。
充実の130分、素晴らしい。興奮と余韻が冷めず。。。
今日14日、TOHOシネマの1000円均一の日ということもあり、先週より公開された、
待・待・待望のX-MENシリーズ新作「ファーストジェネレーション」を観に行く。
場所は有楽町にあるTOHOシネマスカラ座。初めて行く劇場だ。
地下1階にあるのだが、こじんまりとしたチケット売り場とは裏腹にデカいスクリーンで驚く。
館内スペース、階段、通路も広く、人が集中してぎゅうぎゅう詰めになる心配もなさそう。
スタッフの対応もよく、とてもよい劇場だと思った。
私はX-MENが大好きだ。
大学3年の夏、アンデス地方を旅行していた際、ラパスに1週間ほどいた。
基本街中をフラフラしていたのだが、そこで観たのが、当時日本ではまだ公開されていなかった
X-MENの1作目であった。映画をスペイン語の字幕で観るという貴重な体験をしたのだが、
英語もスペイン語もロクにできない私は内容をよく理解していないながらも、
そのダークな世界観に魅せられ、2度3度と観に行った。(映画料金は日本円で300円程度)
X-MENはそんな思い出深い映画であるとともに、やはり「ミュータント」とという、
人間から虐げられ、自らもその容姿、能力に苦悩するというダークな側面をもちながらも
男子憧れの特殊能力を発揮して派手なアクションを繰り広げる展開が大好物なのだ。
新作である本作は、元作のプロフェッサーX(チャールズ)とマグニートー(エリック)の
若き日を描いた内容である。
なぜX-MENが結成されたのか?
なぜ「ミュータント」という存在が人間に虐げられる存在になったのか?
かつて仲間だったチャールズとエリックがなぜ別々の道を歩むことになったのか?
なぜ、元作で老人マグニートーにミスティーク(レイヴン)がいつも寄り添っているのか?
などなど。。。元シリーズでは語られることなく「前提」で済まされていたその背景が
次々と明らかにされていく。
ここまでだけでも、X-MENファンであれば大満足なのだが、
本作ではチャールズ、エリックを始めとするミュータントたちの絆にフォーカスされており、
それがエモーショナルなストーリーテリングで胸を打ち、X-MENに想い入れのある私は、
中でもチャールズとエリックの友情物語、チャールズ、エリックそれぞれと、レイヴンの関係の
くだりがツボで、とてもよかった。
若きチャールズを演じたジェームズ・マカヴォイ。
冷静、スマートかつ仲間想いの兄貴分を熱演。彼の持つユーモアセンスもキャラに見事マッチング。
戦闘能力は低いが、ヒトの意識・記憶・身体を操作できるチャールズはやはり最強のミュータントか。。。
若きエリックを演じたミヒャエル・ファスベンダー。
イングロリアス・バスターズの好演も記憶に新しいが、本作でも、剛腕ながらも悲しい過去を背負う、
陰のキャラを熱演。そのパフォーマンスはこっちの涙腺を緩ませるほど。
本作では4カ国語を話し、彼の多才ぶりも発揮されている。
若きレイヴン演じたジェニファー・ローレンス。
ムチムチグラマーボディーが元作ミスティークの若い頃に説得力をもたせる。
今年のオスカーで彼女が主演ノミネートされた「ウィンターズ・ボーン」、日本公開を強く希望。
他、「シングルマン」で印象的だったニコラス・ホルトがビーストの若き頃を演じてたり、
悪役がやたらと似合うケビン・ベーコンが出てたりと、なかなかのキャスティング。
ミュータントの特殊能力を生かした壮絶バトルアクションもパワーアップ。
本作ではミュータントの数が少ない分、男塾的な1対1の勝負もじっくり見せられて個人的に大満足。
本作は、シリーズ1、2を手掛けX-MENを熟知するブランアン・シンガーが原案・製作に入り、
「キック・アス」のマシュー・ボーンがメガホンをとった。
2人の強みが作品の完成度に活かされたようだ。
初めてシリーズを観る人も違和感なく観られるような脚本になっているところも親切。
上映後、自分含めパンフを買い求める結構な列。
観客席は疎らだったものの、自分同様、皆満足度は高いようだ。
興行的にはコケそうだが、現在V4しているパイレーツ~より断然面白い。
パンフを観ると続編が企画されているとのこと、楽しみだ。
そしてまたX-MENが好きになった。
【88点】
間違いなくシリーズ最高傑作だ。
充実の130分、素晴らしい。興奮と余韻が冷めず。。。
今日14日、TOHOシネマの1000円均一の日ということもあり、先週より公開された、
待・待・待望のX-MENシリーズ新作「ファーストジェネレーション」を観に行く。
場所は有楽町にあるTOHOシネマスカラ座。初めて行く劇場だ。
地下1階にあるのだが、こじんまりとしたチケット売り場とは裏腹にデカいスクリーンで驚く。
館内スペース、階段、通路も広く、人が集中してぎゅうぎゅう詰めになる心配もなさそう。
スタッフの対応もよく、とてもよい劇場だと思った。
私はX-MENが大好きだ。
大学3年の夏、アンデス地方を旅行していた際、ラパスに1週間ほどいた。
基本街中をフラフラしていたのだが、そこで観たのが、当時日本ではまだ公開されていなかった
X-MENの1作目であった。映画をスペイン語の字幕で観るという貴重な体験をしたのだが、
英語もスペイン語もロクにできない私は内容をよく理解していないながらも、
そのダークな世界観に魅せられ、2度3度と観に行った。(映画料金は日本円で300円程度)
X-MENはそんな思い出深い映画であるとともに、やはり「ミュータント」とという、
人間から虐げられ、自らもその容姿、能力に苦悩するというダークな側面をもちながらも
男子憧れの特殊能力を発揮して派手なアクションを繰り広げる展開が大好物なのだ。
新作である本作は、元作のプロフェッサーX(チャールズ)とマグニートー(エリック)の
若き日を描いた内容である。
なぜX-MENが結成されたのか?
なぜ「ミュータント」という存在が人間に虐げられる存在になったのか?
かつて仲間だったチャールズとエリックがなぜ別々の道を歩むことになったのか?
なぜ、元作で老人マグニートーにミスティーク(レイヴン)がいつも寄り添っているのか?
などなど。。。元シリーズでは語られることなく「前提」で済まされていたその背景が
次々と明らかにされていく。
ここまでだけでも、X-MENファンであれば大満足なのだが、
本作ではチャールズ、エリックを始めとするミュータントたちの絆にフォーカスされており、
それがエモーショナルなストーリーテリングで胸を打ち、X-MENに想い入れのある私は、
中でもチャールズとエリックの友情物語、チャールズ、エリックそれぞれと、レイヴンの関係の
くだりがツボで、とてもよかった。
若きチャールズを演じたジェームズ・マカヴォイ。
冷静、スマートかつ仲間想いの兄貴分を熱演。彼の持つユーモアセンスもキャラに見事マッチング。
戦闘能力は低いが、ヒトの意識・記憶・身体を操作できるチャールズはやはり最強のミュータントか。。。
若きエリックを演じたミヒャエル・ファスベンダー。
イングロリアス・バスターズの好演も記憶に新しいが、本作でも、剛腕ながらも悲しい過去を背負う、
陰のキャラを熱演。そのパフォーマンスはこっちの涙腺を緩ませるほど。
本作では4カ国語を話し、彼の多才ぶりも発揮されている。
若きレイヴン演じたジェニファー・ローレンス。
ムチムチグラマーボディーが元作ミスティークの若い頃に説得力をもたせる。
今年のオスカーで彼女が主演ノミネートされた「ウィンターズ・ボーン」、日本公開を強く希望。
他、「シングルマン」で印象的だったニコラス・ホルトがビーストの若き頃を演じてたり、
悪役がやたらと似合うケビン・ベーコンが出てたりと、なかなかのキャスティング。
ミュータントの特殊能力を生かした壮絶バトルアクションもパワーアップ。
本作ではミュータントの数が少ない分、男塾的な1対1の勝負もじっくり見せられて個人的に大満足。
本作は、シリーズ1、2を手掛けX-MENを熟知するブランアン・シンガーが原案・製作に入り、
「キック・アス」のマシュー・ボーンがメガホンをとった。
2人の強みが作品の完成度に活かされたようだ。
初めてシリーズを観る人も違和感なく観られるような脚本になっているところも親切。
上映後、自分含めパンフを買い求める結構な列。
観客席は疎らだったものの、自分同様、皆満足度は高いようだ。
興行的にはコケそうだが、現在V4しているパイレーツ~より断然面白い。
パンフを観ると続編が企画されているとのこと、楽しみだ。
そしてまたX-MENが好きになった。
【88点】
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