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世界侵略:ロサンゼルス決戦 【感想】

2011-09-18 01:14:11 | 映画
今日は休出だった。
残った仕事を仕上げるのに夜までかかる想定であったが、
思いのほか早めに完了したため、夕方前に会社を出ることができた。

3連休の初日なので明日、明後日は会社に行かなくてよい。嬉しい。

で、3週間映画を観れなかった鬱憤をはらすべく、
昨日に引き続き、映画を見に行く。

観たのは、今日公開初日であった「世界侵略:ロサンゼルス決戦」だ。

震災の影響で公開が延期された本作。
アメリカ本国での酷評がちらほら聞かれたが、
このテのジャンルは個人的に大好物なので楽しみにしていた。

あらすじはほぼ予想通り。
エイリアンに地球が侵略されて、米軍のとある部隊が奮闘する話。

エイリアン侵略という物語の設定が限定された時点で、
過去の映画も沢山あるため、そこに新鮮味を出すのは難しい。
アイデアもほぼ出尽くしてるのではないかと思うので、
映画をどのように描くかがポイントになるのかと思われる。
そういう意味でいうと、本作は登場人物を数名の部隊員にしぼり、
エイリアンとのバトルに肉薄、手持ちカメラを多様し、
SFでありながら戦争ムービーによくあるリアル感を追求している点が本作の特徴と見えた。

しかし、わざわざ「特徴は何か」と考えてしまうほど、
やはり過去作品との既視感は拭えない。

既視感はあっても、面白ければよいのだが、
見どころは久々のアーロン・エッカート登場(彼が主役じゃなくてもよかったが)と、
レーザービームのあまり知られていない驚異的な使い方くらいだろうか。

私にとって映画を観る上で肝心のキャラクターたちの色のなさは痛い。
早い話、誰が誰なのかよくわからないのだ。
登場人物をしぼって各キャラクターの人物描写にフォーカスしようという意図は感じるのだが、
押しが弱く、それぞれが結局どういう人たちのなのかわからないまま、あっさり死んだりする。
同系の過去作品であれば「プライベートライアン」くらいに練らないと感情移入しづらい。

また約2時間、展開が変わらず、ほぼ銃撃戦でエヅラが変わらないのも飽き気味になる。

アメリカ万歳な描かれ方にも見えるため、
「だからハリウッド映画は嫌いなんだよ!」と、
変にアメリカ嫌いな人が観ると、酷評の的になりそうな映画だ。

【60点】

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