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2019年(第76回)ゴールデングローブ賞が発表された件。

2019-01-08 23:00:00 | 日記

昨日、ゴールデングローブ賞の授賞式が開催され、各賞が発表された。
外国人記者が投票する特性が顕著に出たようだ。結果をまとめてみる。

<ドラマ部門>

【作品賞】

★ボヘミアン・ラプソディ(ブライアン・シンガー監督)
 アリー スター誕生(ブラッドリー・クーパー監督)
 ビール・ストリートの恋人たち(バリー・ジェンキンス監督)
 ブラック・パンサー(ライアン・クーグラー監督)
 ブラック・クランズマン(スパイク・リー監督)
 
 最大のサプライズ。「ボヘミアン・ラプソディ」が見事に受賞。アメリカ本国よりも海外での評価が高い作品だったが、まさか受賞までするとは。。。いかに、作品が愛されているのかがわかる。ただ、アカデミー賞の作品賞にはさすがに候補入りは難しいかな。

【主演男優賞】
★ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)
 ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
 ウィレム・デフォー(At Eternity's Gate)
 ルーカス・ヘッジズ(Boy Erased)
 ジョン・デヴィッド・ワシントン(ブラック・クランズマン)
 
 ここでも「ボヘミアン」旋風。ラミ・マレックの演技は勿論素晴らしく、然るべき評価だと思うのだけれど、以前に海外ドラマ「ミスター・ロボット」で主演男優賞を与えた会員だけあって、自分たちが育てた感も強かったのではないかと察する。

【主演女優賞】
★グレン・クローズ(天才作家の妻 40年目の真実)
 レディー・ガガ(アリー スター誕生)
 ニコール・キッドマン(Destroyer)
 メリッサ・マッカーシー(Can You Ever Forgive Me?)
 ロザムンド・パイク(A Private War)

 ガガの話題性に流れず、グレン・クローズに栄誉を与えた。アカデミー本戦では、オリヴィア・コールマンとの一騎打ちになりそう。

<ミュージカル/コメディ部門>

【作品賞】
★グリーンブック(ピーター・ファレリー監督)
 女王陛下のお気に入り(ヨルゴス・ランティモス監督)
 クレイジー・リッチ!(ジョン・M・チュウ監督)
 Vice(アダム・マッケイ監督)
 メリー・ポピンズ リターンズ(ロブ・マーシャル監督)

 ここは予想通りの結果。アメリカだけでなく、外国人にも「グリーンブック」が響いたのか。日本公開が楽しみ。

【主演男優賞】
★クリスチャン・ベール(バイス)
 ヴィゴ・モーテンセン(グリーンブック)
 リン=マニュエル・ミランダ(メリー・ポピンズ リターンズ)
 ロバート・レッドフォード(The Old Man & the Gun)
 ジョン・C・ライリー(Stan and Ollie)

 作品の評価がイマイチ伸びない「バイス」だが、クリスチャン・ベールの「変身」は圧倒的だったのかな。

【主演女優賞】
★オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)
 エルシー・フィッシャー(Eighth Grade)
 エミリー・ブラント(メリー・ポピンズ リターンズ)
 シャーリズ・セロン(タリーと私の秘密の時間)
 コンスタンス・ウー(クレイジー・リッチ!)

 ここは順当にオリヴィア・コールマン。

<共通部門>

【監督賞】
★アルフォンソ・キュアロン(ROMA ローマ)
 ピーター・ファレリー(グリーンブック)
 ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
 アダム・マッケイ(バイス)
 スパイク・リー(ブラック・クランズマン)

 ここも順当。

【助演男優賞】
★マハーシャラ・アリ(グリーンブック)
 リチャード・E・グラント(Can You Ever Forgive Me?)
 アダム・ドライヴァー(ブラック・クランズマン)
 サム・ロックウェル(Vice)
 ティモシー・シャラメ(Beautiful Boy)
 
 ここも順当にマハーシャラ・アリ。アカデミー本戦では、リチャード・E・グラントとの一騎打ちになりそう。

【助演女優賞】
★レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
 エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)
 レイチェル・ワイズ(女王陛下のお気に入り)
 エイミー・アダムス(Vice)
 クレア・フォイ(ファースト・マン)
 
 ここも順当。レジーナ・キング、SAGに漏れたサプライズがあったけれど、アカデミー本戦では1人勝ちだろうな。

アカデミー賞の前哨戦と言われるが、GG受賞者が本戦の候補入りから外れるのはよくあることなので、あくまで参考レベルだろう。そのなかで、「ボヘミアン~」のラミ・マレックは、SAGにも候補入りしているのでアカデミー本戦候補入りは安全圏になったと思われる。
また、テレビドラマ部門に関しては、「ジ・アメリカンズ」が初受賞で有終の美を飾り、リミテッド部門ではエミー賞同様、「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」が作品賞と主演男優賞(ダレン・クリス)を受賞し、その強さを見せた。コメディ部門では「コミンスキー・メソッド」が2冠。Netflixファンなのにスルーしていたドラマ、今度見たいと思う。
今年は、AXNで字幕版を放送してくれないらしい。リチャード・マッデンなど、自分が支持していた人が受賞していたので、彼らの受賞スピーチを聞けないのは残念だ。英語ができればな。。。。

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