ニコラス・レフンの2003年の初期作&初英語作が新作DVDレンタルされていたので思わず借りて観た。主演はジョン・タトゥーロ。妻を殺された警備員の男が犯人探しをするというもの。男の目的は仇討ちではなく、妻が殺された真相を知りたいというもの。大切なものを失った孤独を通り越し、主人公に恐怖の念が襲いかかる。その心象風景を不気味に映し出す。濃いビビットな赤色に漆黒を合わせた配色は、いかにもレフンっぽい。ストーリーラインではなく、感性を優先した作りは、後の「ヴァルハラ~」や「オンリー~」への系譜になったのだろうか。それにしても、話がつまらなくて自分は苦手だ。
【50点】
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