母の住んでいた部屋から持ち帰った不燃物のごみが、かなり残っている。
不燃物のごみ回収は月一回なので、前回の回収に間に合わなかった分だ。
車庫の中に無造作に積み上げてあったのが崩れてきたので、つみ直していたら、その向うに、本をいっぱいに詰め込んだ紙袋が目に付いた。
10年ほど前に、家をリフォームしたときに置いたものだ。
一番上に司馬遼太郎さんの「余話として」が見える。
持ち手を持ち上げようとしたら、あらら、紙袋の底が湿っていたのだろう、破れて抜けて、入っていた本がばらばらと落ちてしまった。
漫画あり、小説ありで20冊ほどだったけれど、下にあったものはカビて真っ黒になっている。
また、適当に放り込んだのだろう、中にあった文庫本は変形している。
売れそうなものはネット古本屋さんに売ろうと思って、家の中に持ち帰った。
あまりに汚いものはゴミ袋に捨てて、きれいなものは古本屋さん用のダンボールへ。
変形している文庫本は、重い本の下に入れた。
売る前に読み返したいと思って取り分けたのは、
向田邦子さんの「夜中の薔薇」
田辺聖子さんの「源氏紙風船」
司馬遼太郎さんの「余話として」
「余話として」は読んだ記憶がないので、夫のものだろう。
最近は、何か読みたいなと思っても、本屋さんで面白そうな本を探すということが、面倒くさくてできなくなった。
だから、一度読んだ本でも読むものがあるのは嬉しい。
さて、「夜中の薔薇」から始めようかな。
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