珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

息子夫婦の帰省

2014年08月31日 | 日々のこと

26日から帰省していた息子夫婦が、今朝名古屋に戻っていった。

今回の帰省は6日間、夏としては比較的長かった。

今月初めに、急遽母に会いに来たばかりだけれど、今回の帰省は前々から決まっていた。

いつもはお友達と飲み歩いて家にいることはあまりないのに、

今回は、Tちゃんと、洞爺湖に一泊で出かけたり、動物園へ行ったりと、

奥様サービスに努めていた

Tちゃんと私たちの関係は、まあ良い方だと思うけれど、それでも、

夫の実家に滞在する期間としては6日間は長かっただろうなと、同じ嫁として思う。

息子もその辺のところは、気を使っているのだろう。

でも、滞在日数が長かったおかげで、息子やTちゃんとおしゃべるする時間がとれて

とても楽しかった

Tちゃんも、少しでも楽しかったと思ってくれたら嬉しいけれど、どうだろう。

母の病状次第で、きっと近いうちにまた来ることになるだろう。

今年は、彼らにとっても忙しい年になりそうだ

 

 


浅尾代表って、何考えてるの?

2014年08月28日 | 日々のこと

みんなの党の浅尾代表が、アイスバケツチャレンジに安倍総理を指名したとか。

どうかしてる、あんな健康に悪そうなものを現役総理大臣にやらせようというの?

ましてや、安倍総理には持病がある。

知ってて指名したわけね

今、総理大臣が健康を害して寝こみでもしたら、日本はどうなるのよ。

悪気があるかないか知らないけれど、非常識なのは確か。

もう少し相手を考えなさいよ

 

そもそも、私はアイスバケツチャレンジに否定的だ。

若い人だけならともかく、年配者はお断りしたほうが良い。

心臓麻痺でも起こしたらどうするの?

「私は身体が大事ですから、寄付だけします」って言ったっていいんじゃない?

 


母の入院 9 眠り続ける

2014年08月27日 | 母のこと

母の容態について担当の先生からお話があった。

5日ほど前から酸素吸入器をつけていることと、その翌日部屋を替ったことについての説明だった。

替った部屋には血圧やら脈拍やらのモニターがセットされている。

「前日の夜に血圧が急上昇して、しばらくして下がり始めたら、今度は下がり続けて、

心配したけれど、今は落ち着いています」ということだった。

そのことがあって、モニター付の部屋に移ったのだそうだ。

 

母はここ10日以上も眠り続けている。

先々週辺りは、呼ぶとかすかに目を開けていた。

でも、すぐにまた閉じて眠りに戻ってしまう。

今は呼ぶと瞼が少しピクリとするだけで、聞こえてはいるのかも知れないが、目は開かない。

一日中そんな様子だそうだ。

会いに行っても、寝顔を見て帰ってくるだけだ。

それでも、安らかに眠っている姿を見ると、ほっとする。

私たちが一番恐れていたのは、癌がもたらす痛みだった。

胃がんで痛みに苦しみながら死んだ父を見ているので、それだけが恐怖だった。

今はすぐに痛み止めが処方されて、痛みを我慢することもないと聞いているけれど、

やはり、痛み止めが聞かなくて苦しんだという話も聞く。

運良く、母が痛みで苦しんでいる様子はまったくない。

「少しでも痛みを感じているようならいつでも対処できるようにしているんですけど、

そんな様子が全然ないんです」と先生もおっしゃっていた。

いくら何でも、痛ければ、あのように安らかには眠っていられないだろう。

もしかしたら、癌で、痛みを感じる機能も破壊されているのかも知れないが、

それなら、ラッキーと言っても良いと思う。

死の恐怖を感じることもない。

きっとこのまま眠りつづけて、ある日自然に呼吸が止まるのだろう。

案外良い死に方なのではないかしら。

 

 

 

 

 

 。

 


真夜中に不気味な轟音

2014年08月26日 | 日々のこと

8月20日か21日の夜中、空から響く轟音で目が覚めた。

飛行機が異常なほど低空飛行しているようで、

墜ちる直前なのではないかと恐ろしかった

時計を見ると2時少し過ぎ。

丘珠空港へ向かう飛行機がこの辺上空をよく飛ぶ。

でも、旅客機ならこんな真夜中に飛ぶはずがない。

明らかに普通じゃない、何なのいったい?と窓から空を見上げても何も見えない。

何機もが続いて飛んでいるのか、上空を旋回しているのか、

かなり長い時間だったような気がしたけれど、そのうち静かになった。

翌日、夫に訊いてみたら気が付かなかったと言う。

そうよね、確かに彼は熟睡してたわ。

あの轟音の中で。

その後、いっしょにお茶を飲んだお友達二人に聞いてみたら、

全然知らなかったわという返事。

ここで、自信がなくなる気弱な私

そういえば、ニュースでも何も言ってないし・・・

もしかしたら夢だったのかしら・・・

でも、今朝たまたま見つけた記事で、あれが夢ではなかったことが判明した。

「本日の札幌市近郊の轟音は、航空自衛隊のF-15戦闘機で、
対領空侵犯措置として、ロシア及び中国機が日本の防空識別圏に
侵入したため、警告をしに緊急発進した」

のだそうだ。

これが確かな情報かどうかは、私には調べようもないけれど、

あの非常識な時間の轟音、やっぱり尋常じゃない。

非常事態だったのは確かのようね

 

 


海王丸 2015

2014年08月24日 | 日々のこと

航海練習船「海王丸」が石狩港にやって来ました。

一昨年は室蘭まで行きましたが、今回は近くて嬉しいです

我が家から車で30分ほどで行けます。

駐車場から少し歩くと、ススキの生い茂る向こうに海王丸が見えてきました。

ススキの野原に浮かんでいるようです。

 

やっぱり帆が張ってあるほうが綺麗です。

厨房、練習生たちのお昼の準備でしょうか。

 

船首像、紺青(こんじょう)

海王丸を守る女神ですね。

空を見上げると遊覧飛行のヘリコプター。

お客様が絶えないようで、何度も離発着を繰り返していました。

飛行船も飛んでいました。

こんなに低く飛ぶのを始めてみました。

もしかしたら、基地があるのかも知れません。

 

あら、ビックリ

どう見てもスーパーマリオです

一瞬ですが、前から見た姿もスーパーマリオでした。

御姿を、もっとしっかり拝見したかったのですが、

私たちとは違う方向へ行ってしまいました。

残念

 


屋根の形が変わったら

2014年08月23日 | 日々のこと

昨日の午後から雨が降り始めた。

今朝起きると止んでいたけれど、

ベランダの網戸にもガラスにも雨の粒が残って模様を作っている。

屋根を直してから、窓が雨に濡れるようになった。

なぜかといえば、こういうこと。

屋根の出っ張りが無くなって、窓に雨が直接当たるようになったのだ。

以前は少々の雨なら当たらなかった。

さほど出っ張っていたわけでもないのに、なくなると違うものなのね。

窓ガラスの自然清掃になるかも

パタパタという雨の音も大きくなった。

ロスナイの外カバーに、やはり雨が直接当たるからだ。

以前は、家の中でテレビなんか見ていたら、

よほどの雨でなければ、降っていることがわからなかった。

雨の音は嫌いじゃないから気にならないし、風情があるような気がする

雪が降ったらどうなるのかな~

楽しみです

 

 

 

 

 


ネストビールをお取り寄せしてみました

2014年08月22日 | お買い物

 何の番組か憶えていないけれど、常陸野ネストビールを紹介していた。

 世界各国のビールコンテストで金賞受賞、しかも、番組ではニューヨークやらロンドンの

ビールバーのオーナーやお客様がべた褒め。

それを見たら、ミーハーの私たちは飲んでみたくて堪らない。

そうだ、来週息子夫婦が帰省する。一緒に飲むのに丁度良い。

オンラインショップを探してみると、意外にも楽天で買えるじゃない。

そこで、早速お取り寄せ

6本セット、送料込で3000円、330mlだから、ちょっと高い。

まあ、いいよね

写真に4本しかないのは、右端と左から2番目のがそれぞれ2本あって

1本ずつ外したから。

ふくろうの商標も可愛い。

飲むのが楽しみだわ~

 


痒いよ~

2014年08月20日 | 健康

痒い~~~~

左足を3か所、左腕を1カ所、虫刺されです~

いつ刺されたのか全然わかりません。

シャワーを終えたら突然痒くなったんです。

でも、お風呂場で刺されたとは考えられないし、

昼間庭で刺されたというのもあり得ない気がします。

だって、ジーンズ履いてたんですよ。

どうなっちゃってるの~?

ムヒは効かないし、フルコートも効果なし

ついかきむしってしまったら、真っ赤になって腫れちゃった。

それでも、まだ、気が狂いそうに痒いです~~~~


足は小さくなる?

2014年08月19日 | お買い物

5年くらい前だったか、QVCで靴を買った。

当時はテレビで見たい番組がないと、QVCやらショップチャンネルを何となく見ていて、

けっこう色々買った。

買って良かったものも、良くなかったものも、あったけれど、

この靴は2番目くらいに失敗だった

そもそも試し履きもできないネットショッピングで靴を買うなんて、無謀この上ない。

だけど、気分かしらね、何となく乗せられて買ってしまった。

それがこれ、サイズは23

お値段は忘れたが、届いてみると、右はまあピッタリ。

でも、左は外反母趾の出っぱている部分がちょうど当たって痛い

とても歩けない。

やっぱり、靴は履いてみないとダメね

返品しようと思っているうちに月日が流れて、そのままになっていた。

ところが最近、靴を買うとき23でちょっと大きいなと感じることが多くなった。

と言って、22.5では小さいので23を買うけれど、下敷きを入れないと脱げそうになることもある。

どういうこと?

足って年を取ると小さくなるの?

きっと、骨をつないでいる軟骨が減って小さくなるんだわ。

そこで、それならあの靴はどうかしら?と思いついて、引っ張り出して履いてみた。

おお、楽に履ける、左も痛く無い。

でも歩いたら痛いかも知れない。

翌日、その靴を履いてお買い物に行った。

帰って来るころには若干痛いかなという感じだったけれど、我慢できる程度だ

日常的に履いていれば、長時間でも大丈夫になるかも知れない。

何だかラッキーな気分

捨てなくて良かったわ~

 

 

 


母の入院 8 施設を退去

2014年08月18日 | 母のこと

母の施設を退去した。

本人が入院や何かで住んでいなくても、3か月間は権利がある。

でも、当然利用料は支払わなければならない。

母は現在、病院で個室に入っているので、その分の支払いもある。

医療費、パジャマなどのリネン利用料、それに個室利用料で、7月の1週間で約5万円の支払いをした。

単純計算すると1か月で20万になる。

入院当初は検査などあって特に高額だろうから、これからはそこまでは行かないと思うけれど、

3か月とはいえ、帰らないことがわかっている施設への支払いはやはり痛い。

父は自営業だったから、母の年金は国民年金とわずかな厚生年金で月8万ほど。

足りない分は母の預金から支払うことになる。

あと数か月という診断が下されているといっても、生命力は不思議だ。

最近の母は、点滴効果かも知れないけれど、それなりに安定している。

一度失敗した胸からの点滴も昨日行ったら、できていた。

何となくだけれど、思ったより生きられるんじゃないかという気がする。

そうなれば、個室を維持する費用のことも考えておかなければならない。

大部屋へ移るという手もあるけれど、母は嫌だと言った。

わかって言っているかどうかはわからないけれど、

おむつ交換など考えると、母はほんとうに嫌だろうと思う。

実際は他の患者さんたちもみんな同じような状態なのだけれど、

それならいいわ、というわけにはいかないだろう。

やはり個室は維持してあげたい。

そのために、少しでも無駄な出費は抑えたい。

 

 施設へは電話で申し出をして、数日後荷物を引き取りに行った。

引き取りと言っても、実際は処分だった。

我が家には、引っ越しする度に預かった母の荷物がたくさんある。

自ら断捨離しなければならない私たちに、これ以上母の荷物を保管できない。

仏壇とテレビと小さなタンスは弟が引き取り、新しいタオル類などは私が持ちかえった。

けれど、山ほどの衣類は殆ど処分するしかなかった。

LかLLサイズで、痩せてしまった母にはもう大きすぎる。

施設で一番仲良しだったお友達に声をかけると、かなりの衣類や靴をもらってくださった。

まだ生きているのに、形見分けのようなことをしていいのだろうかと、胸が痛んだが、

処分するよりは母も喜ぶだろうと、勝手に思う。

奇跡が起きて母が回復したら、新しいのを買ってあげよう。

「母さん、今までの服はみんな大きすぎるよ。これからはMサイズだね」

って言って買ってあげる。

そう思って自分を納得させた。

夫と弟が一緒で良かった、男だからだろうか、せっせとことを運ぶので、

私も感傷に浸る暇がなかった。

私だけなら、いちいち手が止まっただろう。

でも、空になった部屋を振り返った時、これで母はすべて身の回り品を無くしたと思った。

まるで、母が生きてきた時間まで消えてしまったような気がする。

やはり、早すぎたのではないかと、後悔が押し寄せる。

せめて、一度すべて我が家へ運ぶべきではなかったかしら。

でも、たとえいくらか元気になったとしても、退院はあり得ない。

これからは必要ないものなのだ。

ここで処分しておかなければ、いつまでもできないだろう。

きっと、これで良かったのだ。

 そう、良かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サーモンファクトリーで

2014年08月16日 | 日々のこと

昨日、父のお墓参りの帰り、サーモンファクトリーまで足を延ばした。

サーモンファクトリーは佐藤水産の石狩にある工場直結の店舗だ。

佐藤水産の店舗は札幌駅やデパート内にもあるけれど、商品の豊富さはここが一番。

サーモンという店名からもわかるように、鮭専門店で、観光バスもよく来ている

地元民もドライブがてらよく行くけれど、本州からの観光客の格好のお土産スポットにもなっている。

開店当初は、生でも加工品でも鮭ばかりで、2階のレストランでも鮭がらみのメニューばかりだった。

でも、だんだん鮭以外の商品も増えてきて、季節ものの魚介類も数多く置いている。

もちろん鮭がメインなのは変わりない

鮭を無駄なくどう美味しく食べるかという研究にも余念がなくて、並んでいる多彩な商品を見ていると

「ご苦労様です」と、頭を下げたくなる

あ、別に私はサーモンファクトリーの宣伝をしているわけではないのよ。

とにかく、寄ったわけです。

ちょうど12時少し前で、2階のレストランでお昼を食べることにした。

すでに待っている人が5組、しかもみなさんファミリーらしく多人数、

かなり待つのを覚悟したけれど、二人というのが幸いして意外と早く呼ばれた

そこで食べたのが、

うにいくら丼

いつものように、食べ始めてから写真を撮ろうと気づくというドジ加減で、

またまた食べかけの写真になってしまった。

これで1850円、のっているのはムラサキウニ、

バフンウニがあるときは時価で上乗せされるそうだ。

私は、うにはもちろん好きだけれど、すごい大好物というわけではないので、

実はこのくらいの量で、同時に別なものも食べられるほうが好みだ。

それでも、バフンウニが良かったな~。

うにだけのうに丼は2900円だったような・・・

レストランを出るころは、空席待ちのお客様が列をなしていた。

 

せっかく来たのだから、少しお買い物。

上の3点は、調理済みのサケの切り身が2切れづつ。

左から、秋鮭西京切り身焼き、熟成新巻き鮭切り身焼き、塩レモン焼き切り身

調理済みって嬉しい、二人暮らしの我が家にピッタリだ。

下のパックは鮭ルイベ漬け。

高いのよね~、これで100g、税抜きで474円。

でも、美味しいのよ~


お墓参り

2014年08月15日 | 日々のこと

父のお墓参りに行った。

春のお彼岸には墓石は雪の中に埋まっていて行けなかった。

だから、今日が今年初めてのお墓参りだ。

父も待ちかねていたかもしれない。

母のように丁寧にはできないけれど、私の雑な掃除で我慢してもらおう。

13日に弟がお参りに来たそうで、花瓶に白い菊と赤いカーネーションが残っていた

墓地の管理人さんが、まだ綺麗に咲いている花は片付けずに残してくれたのだろう。

母は自分が行ったとき花瓶に残っていた花は、すべて処分していた。

でも、弟が供えてくれたものだし、捨てるには忍びないので

持って行った花といっしょに飾った

もしかしたら、お墓参りのルールに反しているかもしれないけれど、

父は怒らないだろう

ルールやマナーは時代とともに変わる。

最近は、お供え物も持ち帰ることになっている。

カラスや野生動物が食い荒らして衛生上の問題があるからだ。

以前は、そう言われても持ち帰らない人が多かった。

そうすると、管理人さんが、お参りの人が帰ったばかりのお墓のお供えものを

次々と手押し車に放り込んで行った。

いかにもゴミ扱いだ

きっと、意識的に人前でやっていたのだろうと思う。

そうでもしなければ、置いていく人が絶えないからだ。

その甲斐あって、今ではお供えしたまま置いていく人はいない。

みんな、その場で食べて片付けるか、持ち帰るかしている。

私たちも持って行ったものをそっくり持ち帰った。

なんだか、お供えそのものが無駄な行為のような気もするけれど。

そのうち、食べ物はお供えしないようになるのではないかしら

 

 

 

  


ショック!

2014年08月14日 | お買い物

夏の初めに、ロングネックレスを買った。

青系の天然石を使った、涼しげな夏のロングネックレスだ

東急デパートのテナントのブティックで、マネキンが付けていた。

ちょっと良いかな~と眺めて居たら、店員さんが近づいてきて、

「半額で、お買い得ですよ~」と言葉巧みにでもないけれど、お勧めしてくる。

そのごく普通の売り言葉に乗ってしまった。

2900円だったと思う。

それなりに気に入って、何度かつけた。

そして、今日、美容院でカットしたついでにヨーカドーへ寄ったら、

玄関を入ったところでアクセサリーの1000円金一を開催していた。

もうお分かりですよね、

あったのよ、私の買ったロングネックレスと同じものが・・・

1000円よ、1000円、ひどいわ

お買い物にはよくあることよね、わかってはいるけれど、ショックだわ。

私って、まだまだ未熟だったのね

 

 


大根の花

2014年08月13日 | 日々のこと

 

 

 今年は6月の初めから7月の半ばまで無落雪屋根の工事をしていた。

狭い庭には足場や簡易トイレが置かれて、大工さんたちが歩き回っていた。

それで、場所がまったくなかった訳ではないけれど、

大工さんたちに気を使わせるのも気の毒なので

トマトやキュウリの苗を植えなかった。

それでも、家庭菜園を諦めきれない夫が、足場から少し離れた所に大根の種をまいていた。

順調に芽を出し葉は青々と茂って、工事が終わってしばらくしたら、見事に花を咲かせた。

でも、根菜の花が見事に咲くってまずいんじゃぁ・・・

立派な茎を引っ張って抜いてみると、やっぱり

全長5cmほどの貧相な大根ができていた。

さすがの夫も、忙しく行き来する大工さんの傍らで畑の世話はできなかったのだろう。

おろしにしたら固くて手が疲れるし、舌が痺れるほど辛い

大根としては不良品。

せめて花を飾ってみた。

ちょっとかわいいかも

 

 

 

 

 


母の入院 7

2014年08月12日 | 母のこと

先々週息子が帰って来てくれて、母も喜んでいたようだったけれど、

母が息子を憶えていたことが、私も嬉しかった。

先週は娘が帰って来てくれた。

娘は息子より6年先に生まれている。

自然、孫としては娘のほうが馴染が深い。

成人式の着物も母が買ってくれた。

母が元気な頃も帰省する度を訪ねてくれた。

 

娘を連れて病院へ行ってみると、母は胸の静脈から点滴を入れる処置をしているそうで、

ベッドにいなかった。

毎日針を刺すのは苦痛だろうと、針を入れっぱなしにするのだそうだ。

15分くらいで戻りますよということだったけれど、帰ってこない。

看護師さんが何度か、「もうすぐですからお待ちください」と言いに来てくださったけれど、

1時間過ぎても帰ってこない。処置が難航しているようだ。

部分麻酔を使っているそうだから痛くはないだろうけれど、こんなに時間がかかっては、

帰って来ても疲れ切っているだろう。

どうなっているのか気になったけれど、出直すことにした。

翌日出直すと、母は無事ベッドにいた。

点滴の針は手の甲に刺さっている。

結局胸の静脈には入れられなかったのだろう。

手足の細い血管がもうボロボロだそうだけれど、

胸の太い血管も同じくらい傷んでいるのかも知れない。

「先生に訊いてみる?」と娘が言ったけれど、聞いたところでどうなるものでもない。

できるものならしているだろう。

気配を感じたのか、母が目を開けた。ぼんやりと私たちのほうを見る。

「おばあちゃん、〇〇だよ。おばあちゃんに会いたかったよ」

と娘が耳元で呼びかけると、少し間があってわずかだけれど目に力がこもったような気がした。

少しの間は、記憶を呼び覚ますのにかかった時間かも知れない。

そして、娘のほうを見て何か呟いた。

何?と娘が耳を近づけると、

「ばあちゃんも会いたかった」と小さなかすれ声で言う。

私たちに聞こえるように言葉を発するために、必死の努力が必要だったろうと思う。

「うん、ありがと」と言ったきり、娘は涙ぐんで言葉に詰まってしまった。

そうよね、何を言えばいいのかわからないよね。

母は娘への一言で力を使い果たしたのか、目を閉じている。

でも、少しすると目を開ける。

娘への気遣いがわかる。

もっといて欲しいかも知れないと思うけれど、その分疲れることも確かだ。

枯れ木のようになった母に無理はさせたくない。

母の手を取って「お昼寝してね、また来るから」と言うと、頷いた。

病院を出るまで無言だった娘が、「9月に来れたら来るよ」と言った。

「うん、できればそうして」と返しながら、思う。

母の血管がそれまでもつだろうか・・・