珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

秋冬用に、レスリーセイヤーの絵を飾る

2012年09月25日 | 日々のこと

 

今年の夏は暑かった。

過去形で言うのは、今日はもう寒いくらいの朝を迎えたから。

こうなると秋をあっという間に通過して冬が来る。

ああ、いやだ。

常夏と常冬だったら、私は断然常夏を選ぶわ。

といっても仕方がない。

北海道に住んでいるんだから。

昨日、壁の絵を取り替えた。

 

冬に向かって沈みがちになる気持ちを、少しでも明るくしたくて、

我が家で一番華やかな絵にしてみた

レスリー・セイヤーさんという画家の「summer villa」という絵だ。

フランスあたりのリゾート地かしら、

花瓶の花の向こう、大きく開いた窓から見えるのは、青い海。

白い帆を掲げたヨットが浮かんでいる

それを眺めているのは誰?

優雅よね~~。

夢の中ででもいいから、こんな風景眺めて暮らしてみたい。

 

 


背が縮む・・・

2012年09月09日 | 日々のこと

旅行へ出かける前日、持っていく衣類を選んでいた。

海外旅行用に決めているズボン、今風に言えばパンツがある。

見た目はグレーのジーンズ風で、かなりのびのび、それなのに形がしっかりしていて

座っていても膝やお尻が出ないという優れものだ

今はそういうパンツは珍しくないけれど、それを買った15年ほど前は貴重だった。

それで、飛行機やバスで座っている時間の長い海外旅行専用にして大事に穿いていた。

前回はエジプトへ行った3年前。

久しぶりに引っ張り出して、穿いてみる。

ウエストはまだ何とか耐えられる。

もともと少し大きめだったのが良かった。

でも、なんとなく裾が長いような気がする。

いつもこんなに引きずっていたかしら・・・

玄関へ行って靴を履いてみる。

パンツのすそは、地面すれすれだ。

歩いているうちに踵で踏むかもしれないな~

今までもこうだったのかな~、

記憶にないけど、気づかなかっただけかしら??

靴は前回と違うけど、踵の高さはだいたい同じだし・・・

いろいろ考えてみるけれど、結局身長が縮んでいるとしか思えない。

認めたくないけど

仕方がないので、明日出発という夜、裾上げすることにした。

ミシンは何年も使っていない。

それをわざわざ出す気にならなくて、手仕事で済ませようと思う。

もともとの裾上げをほどかず、そのまま折ってくけ縫いする。

我ながら、手抜きすぎる

母が見たら、「どれ、よこしなさい」と、私から針をひったくるかも知れない。

でもいいの、誰も私のパンツの裾なんか見ないわ。

持って行く替えのパンツは、最近買ったからか、ちょうど良いくらいの長さに見えたけれど、

雨に合うことがわかっていたので、ついでに少し短くした。 

 せっせと針仕事をしながら、思う。

今度パンツを買うときは、短めに裾上げしてもらおう。

ただでさえ短い脚が、これからますます短くなるだろうから・・・

ちょっと悲しい

 


韓国で仏様

2012年09月08日 | 韓国旅行 2012/9

怒涛のような海印寺を後にして、バスは世界遺産仏国寺へ。

2時間か3時間かで、仏国寺へ到着した。

傘を差そうか差すまいかと迷うくらいの小雨、これも台風の影響かな。

海印寺でキーンと緊張していた糸が切れたのか、

ここではゆっくり観光できたはずなのに、あまり記憶がない。

でも、写真を見ているうちに思い出してきた。

ご門を守る四天王のうちお二人。

もうお二人。

ぶれているけれど、琵琶を持っているのが面白いので

多少ぶれが誤魔化せるかと、小さくして載せてみた。

 

金色に眩いご本尊様

「この仏様は新しく見えますけど、1000年も前のものです。

皆さんにはちょっと信じられないでしょうね。でも本当なんですよ」

 と、ガイドさん。

へ~、そうなの?そうは見えないけど

でも、全員無言。

とても本心は言えません。

「韓国では新しいものが好まれるので、いつも新しく見えるように

金色に塗るんですよ。

日本のように自然に任せていたら、管理が杜撰だと非難されます。

だからこう見えても中身は1000年経っているんですよ」

ふ~ん、なるほど

別に疑っているわけじゃないけど、全員無言。

ガイドさんの言葉は続く。

「日本の仏様は自然にあるがままにという考え方ですから、見た目が少し怖いと

韓国の人は言いますね・・・。

それに、韓国は整形の国ですから、

仏様もきれいにしておくのかもしれないです。

ほんとうに1000年経ってるんですよ!」

こだわるガイドさん。

だから~、疑ってませんってば

実はこの韓国人ガイドさんの中にも、こんなに金ぴかにしなくても・・・

という気持ちが多少あるのかも知れない。

 

これは黄金の豚

猪ではなく豚だそうだ。

いつかは忘れたけれど、後ろにあるお堂の額の裏で、豚の彫刻が発見された。

韓国では豚は縁起の良い動物。

そこで、その発見された豚を模した像を、お堂の前に設置したのだそうだ。

撫でるとお金が入ると言われていて、みんな撫でていくからピカピカだ

もちろん私も、念入りに撫でてきた。

効果は・・・まだ無い

 

ところで、似たようなものをどこかで見たような気がしたら、

あったわ、フィレンツエに。

確か市場を歩いていたら出会ったのよね。

そちらは猪だったと思うけれど、やはり撫でるとご利益があるとかで、

鼻先がピカピカだった。

もちろん、何度も撫でてきた。

ご利益は・・・どうかな~

 

 


韓国で台風 3

2012年09月06日 | 韓国旅行 2012/9

翌朝、小雨が降る中、バスのに乗り込んだ添乗員さんの第一声はこうだった。

「昨日は凄かったですね~、よくみんな無事で帰ってこれましたよね~いや~ラッキーでした。

怪我人がでても不思議じゃなかったですものね、思い出したらぞっとします。

引き返す勇気も必要だなと思いました。」

これはきっと反省の言葉だろう。

17人という団体としては少人数だったのが幸いしたのか、

みんな何事もなくバスに戻れた。

30人40人という人数だったら、きっと一人や二人風で吹き飛ばされた枝に

当たって怪我をしていたと思う

結果的に、なかなかできない体験をして、良い思い出になったのだけれど、

台風の中の観光を強行したことは、間違っていると思う。

日本人添乗員さんと韓国人ガイドさんの能天気コンビは、

何かあった時の責任の所在について考えていたのだろうか。

小心者の私が添乗員なら、きっと中止したと思う。

お客さんも、反対しなかっただろう。

全員無事だったのは、ただただラッキーだったからだ。

とはいえ、台風の中を強行突破したおかげで、思い出深い旅になったのは事実。

難しいな~

 

 


韓国で台風 2

2012年09月05日 | 韓国旅行 2012/9

バスを降りて、一応傘を開いてみたら、あっという間にひっくり返って、

傘と一緒に体まで吹き飛ばされそうになる。

傘は諦めて、落ちた枝や葉でいっぱいになった坂道を濡れながら登った。

ずぶ濡れ覚悟だったけれど、

ガイドさんの心がけか、添乗員さんの心がけか、

はたまた、私たちの心がけが良かったのか、雨は小降りになって、

ずぶ濡れは免れそうだ。

でも、風は相変わらず凄い。

山道を10分ほど歩いて、さらに石段を上る。

このお寺は、いくつものお堂を石段が繋いでいる形で

石段に手すりはない。

濡れた石の上を散らばった葉や枝をよけながら慎重に踏んでいく。

突風が来ると、伏せの姿勢で階段に張り付き、しばし待機。

その間も風で煽られ、体が揺れる。

どうなるのだ、いったい。

といえ、みんな目がキラキラ輝いている。

うわー!凄い!と叫びながら、はっはっはと笑ってしまう。

なぜか気持ちが高揚しているようだ。

 

本邦初公開、珊瑚でございます。

こういう写真でもなければ、公開できませんわ。

ほほほ

 一面こういう状態

このお寺には、高麗八萬大蔵経版木 という大変ありがたいお経の原板が収蔵されている。

木製の格子の中に図書館の本のように並んでいた。

どんな天気でも雨風の影響を受けないようになっているのだそうだ。

台風とはいえ、30度を超えていそうな猛暑。

帰るころには合羽を着ていた人は汗だくだ。

ちょっぴりメタボな添乗員さんは合羽を脱いでしまった。

 根こそぎ倒れてしまった、かなり大きな木。

これは、往路にはなかった。

私たちが通った後で倒れたのだ

 とにかく凄い!

私たち3、4人で歩いていた前方で太さ10cm、長さ1mほどの大きな枝がいきなり天から降ってきた。

それは、前を歩いていた男性をまさに直撃するかの勢いだ。

きゃ~~!と絶叫する私たち

それは、幸い男性には当たらず、すぐ後ろにどっさっと落ちた。

振り返った男性も、おお~!と驚きで目を丸くしていた。

後で聞いたら、3mくらいは離れていたそうだ。

 これには、みんな背筋が寒くなった。

なぜなら、つい一時間くらい前、ガイドさんがみんなを集めて

お寺の説明をした場所なのだ。

ああ、恐ろしい

 濁流となって渦巻く川。

いつもは風光明媚な場所なんだろうな。

 

 観光客のど根性で、雨の合間を狙って写真は撮ったけれど、

大半がぶれぶれで使い物にならない

強風でカメラを持つ手がぶれたのだと思う。

何はともあれ、無事にバスに乗りこんだら、みんな笑顔満開で、

いやー、凄かったね~

無事でよかったわ~ 

と、全員生還をしばし喜び合ったのだった。

 

 


韓国で台風 1

2012年09月04日 | 韓国旅行 2012/9

今回の旅のクライマックスといえば、何と言っても台風だろうと思う。

台風は旅の二日目にソウルを直撃した。

幸い私たちはバスで南下、慶州へ向かっていた。

その日は旅程のうえでも盛りだくさん。

忠州湖、安東河回村、海印寺、仏国寺、その途中途中で、紫水晶の店、

青磁の窯元を回るという、かなりハードなスケジュールになっていた。

問題はいつ台風に遭遇するかということだけれど、

天気予報では午後、私たちのスケジュールでは海印寺の辺りだろうということだった。

車中でもガイドさんは、ソウルと連絡をとっているようで、

「ソウルは今とんでもないことになっているようです。台風がすごくて

みなさん、ホテルの中で外を見ながら震えているようですよ。

飛行機は全面ストップで、今日帰る予定の人は帰れません。」

それを聞いて、え、大変じゃない、困るよね~などとざわつきながらも、

みんな顔が笑っているのは、なぜかしら?

ガイドさんのかなりブロークンな日本語が、笑いを誘ったような気もするけれど。

他人の不幸は蜜の味の類かしらね

そうこうしているうちに、傘がいるかいらないかという程度の小ぶりだった雨が

バスの窓を叩き付けるほどの勢いに変わって行く。

バスは山中に入り、だんだん細くなる道路を、海印寺目指して登って行く。

雨脚は更に激しく、周りの木々が大揺れしている

どう考えたって山中のお寺を観光するのに適した日とは言えない。

「ひどくなってきましたね~、現地についたら晴れた、なんてことはないでしょうかね~」

なんて、添乗員さんが、ありえそうもないことを言っていた。

私は、この時点で、たぶん観光はないだろうと思っていた。 

怪我人でも出たら、責任問題になるだろうしね。

 ところが、駐車場に着いてみたら、

「行けるところまで行ってみましょう。ダメだと思ったら途中で引き返しても良いですよ」

添乗員さんは、当然のように言う。

ということは、引き返したい人はこの嵐の中一人で引き返せということですか?

添乗員としては、あまりに能天気じゃないですか?

・・・・・

でもまあ仕方がない。

せっかくだから行きたい気持ちは、ある。

というわけで、私たちは、唯一守ってくれていたバスを降り、

荒れ狂う台風の中へと足を踏み出したのだった

 

 


韓国から帰ってきました

2012年09月01日 | 韓国旅行 2012/9

韓国3泊4日、強行軍の旅から無事帰ってきました。

ちょっとばかり気分悪く出かけた旅でしたが、

親切な韓国人ガイドさんやドライバーさんのおかげで楽しい旅になりました。

政治的な問題は政治家に任せておけばいいんですよね。

ただやはり、彼らが、異常なほどの反日教育を受けて育った人たちだということは

心のどこかで覚えておかなくてはいけないと思います。

でも、通りすがりの子供たちが、”こんにちは”と挨拶してくれた時には、

仲良くできたら良いのにな~と、心から思いました。