珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

胡瓜とインゲンに悩む日々

2013年07月28日 | 日々のこと

7月のはじめ、暑い日が続いて庭の野菜も順調に育つだろうと期待していた。

ところが、7月半ばを過ぎたあたりから打って変わって涼しい日々が続いている。

その天候に一番影響を受けたのはトマト。

一応生っているけれど、一向に赤くならない。

6本の木の枝枝には青い実が鈴なりだ。

もしかして、このまま朽ちたりして・・・

 

それに引き換え、意気盛んなのは胡瓜とインゲン。

お天気なんか関係ありませ~んと言わんばかりに

次から次へと育って、食べても食べても間に合わない。

胡瓜の食べ方なんて、サラダと漬物、酢の物くらいしか思いつかない。

それも二人で1本がせいぜいだ。

誰かにおすそ分けしようにも、皆さんも庭の胡瓜を持て余している。

インゲンは更に困る。

毎日ボールに山盛り収穫する。

刻んで、チャーハンに、カレーに、サラダに、胡麻和えに、

ゴマ油で炒めて煮つけては、食卓に出す。

パンでも、パスタでも、ラーメンでも、大皿山盛りのインゲンの煮つけ。

更には他のおかずを減らしてインゲンの消費を図る。

主菜にお肉かお魚を少し、お供はもちろん胡瓜の漬物かサラダ。

「ほかに何かないの?」と夫。

「ない!」と私。

インゲンがなくなるまでは我慢して頂戴。

それに、もうすぐトマトが加わるはず、多分。

昨年は、次々実るインゲンを軽く茹でて冷凍にした。

でも、残念なことに、冬になって調理したら美味しくない。

我が家の古い冷蔵庫に瞬間冷凍は荷が重かったらしい。

大量のインゲンは、冷凍室の中で場所を取って邪魔なだけ。

結局ほとんど捨ててしまった。

家庭菜園の悲しいところは、自分のところで収穫するころには、

スーパーでも一年中で一番お安く買えること。

買ったほうが良いんじゃないかな~といつも思う。

それなのに、春になると何故か苗や種を買いに行きたくなるのは、

農耕民族の本能が騒ぐのかしらね~

 

 


消臭剤復活か!

2013年07月26日 | 日々のこと

思いがけないできごとにビックリした後で少し考えてみたら、

「そうか、当たり前か」と納得することってある。

昨日のこと、玄関に置いていた消臭剤、

透明な粒粒が箱に入っていているタイプのものだけれど、

その粒粒が減って、残りが底にガビガビになって張り付いている状態になっていた。

絵皿の裏に見えないように置いてあったので、そうなるまで気づかなかったのだ。

そこで、詰め替え用の大袋を買ってきて入れ替えることにした。

取りあえず容器を洗わなければならないけれど、今までの経験からガビガビはそう簡単には取れない。

うるかしておいたら取れやすいかなと、そのまま上から水を入れておいた。

 

ちなみに、「うるかす」という言葉は北海道の方言らしい。

お米をうるかす、(お米を焚く前にしばらく水につけておくこと)とか、

しいたけや昆布を水につけて戻すときにも使う。

 

しばらくして、洗いに行くと、

何と!

買ったばかりと見まごうばかりの消臭剤が!

えええ~~~~

まじですか!?

ビックリ仰天した私だけれど、考えてみたら、

干からびていた粒がうるかされて水分を吸って復活しただけなのだ。

そうか、そうだったのか、

今まで底にこびりついたガビガビをむりやり剥がして洗っていた私は何だったの?

気をよくして、家じゅうの消臭剤を集めて水を入れて置いた。

やく1時間後、すべてが見事に復活を果たした。

ところが、ルンルンと元あった場所に戻そうとして、はたと思った。

形は戻ったけれど、効果はどうなのか?

うう~む、どうなんだろう???

有効成分は飛んでなくなっているのかも。

そりゃそうよね、要するに有効成分はなくなって、器がもとに戻っただけなのよね。

だけど、消臭剤なんて所詮気休めだ。

あれば良いのよ、みたいなところがある。

効果が、多少はあると信じて、それぞれ元の場所に戻した。

こうなったら、何回の復活に耐えるか、試そうじゃないの!

 

 

 

 

 

 

 


弥生美術館と竹久夢二美術館

2013年07月22日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

 

娘のところへ行っている間、連日の猛暑で、どこにも出かけたくなかった。

「でも、せっかく東京まで来たのに勿体ないじゃない」と娘が言うので、

久しぶりに弥生美術館へ行ってみた。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

弥生美術館はもともとは高畠華宵の作品を展示するために作られたそうだが、

大正、昭和の挿絵画家たちの作品も展示している。

隣には竹久夢二美術館があって、こちらは夢二の作品を集めてある。

ちょうど弥生美術館のほうで「村上芳正展」が開催中だという。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

村上芳正さんという名は存じ上げなかったけれど、ネットで調べてみたら

絵には見た覚えがあった。かなりメジャーな方だ。

 

猛暑の東京は、北国育ちの私には余りに辛い。

根津駅から、ゆるい上り坂を10分ほど歩いただけで精も根も尽き果てる。

日傘をさしていても汗がだらだら、髪は額に張り付き、全身汗でびっしょりだ。

でも道行く人は、意外と涼しい顔の人が多い。

娘にそう言うと、「そうなんだよね~、東京の人って。慣れって凄いよね~」と、いう返事。

そうか、やっぱり慣れなんだ、なんとなく納得する。

でもそうなるのに何年かかるのかしら・・・

ただただ汗だくになりながら歩いて行くと、

間もなく、住宅街の中に品よく建っている弥生美術館に着いた。

とりあえずチケットを買って、隣接している「カフェ港屋」へ。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

アイスコーヒーで一息ついて、少し涼しい気分になってから見学しようというわけだ。

先にチケットを買ったのは、チケットを見せるとコーヒー代が100円引きになるから。

2階の窓から美術館の玄関辺りを眺めていると、何と、団体さんがやって来た。

かなり年配の団体さんで、40人以上いたと思う。

弥生美術館に団体客、なんとなく似合わないような気がするけれど、

年代を考えてみると、展示されている作品と合っているかな。

 女の子なら高畠華宵、中原淳一、男の子なら 伊藤彦造、etc、テレビのない時代に

子供時代を送った人は、こういった画家さんたちの絵本や子供向け雑誌で育ったのだろうと思う。

私はもう少し後の時代だけれど、子供時代に読んで好きだった本の挿絵は

高畠華宵が多かった。もちろん、大人になってわかったことだ。

 

小さな美術館だから、団体さんたちとぶつからないよう、30分ほど待って入館した。

皆さんすでにあらかた見学し終わって、売店の辺りにたむろしていた。

そこをすり抜けて、「村上芳正展」へ。

「家畜人ヤプー」の装丁と挿絵がメインだった。

「家畜人ヤプー」は、戦後最大の奇書と呼ばれているそうで、

発行当時、30年くらい前だろうか、作者不明ということもあって、随分と話題になっていた。

その頃、どういう状況でだか覚えていないけれど、たぶん本屋さんで立ち読みでもしたのだろう、

2~3ページ読んで、凡人の私はついて行けなくなった。

挿絵の印象もない。

今回の村上さんの絵は素敵だった。

でも、残念なことに細かい部分が多くて老眼の私にはよくわからない。

眼鏡をかけると更にぼやけてわからない。

驚いたのは、村上さんと、やはり後に 「家畜人ヤプー」の装丁を手掛けられた宇野亜喜良氏との

トークショーが9月に企画されていることだった。

年表によると、村上さんはたしか90歳を過ぎている。

宇野亜喜良さんは80歳くらいかしら。

失礼ながら、スゴいトークショーになりそうだ。 

札幌でやってくれるなら行ってみたいけれど・・・残念だわ。

最後に高畠華宵と竹久夢二の常設展を見ると、気楽に眺められてほっとした気分になった。

帰りに、夢二がデザインの模様の扇子と、母へのお土産にハンカチを買った。

そういえば、前に来た時には扇子と同じ模様のポーチを買ったんだっけ。

私、この模様、好きなのかしら

 

 

 

 


マシュー・ボーンのドリアン・グレイ

2013年07月17日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

久しぶりに、マシューボーンのバレーが来日するという。

その情報は、電光石火で娘から私にもたらされた。

なんて、ちょっと大げさな言い方よね。

でも、仕方がないわ。

「スワンレイク」以来、私たちはマシュー・ボーンのバレエの大ファン、

まさに待ち望んだ来日だったのだ。

今回の公演は、「ドリアン・グレイ」。

オスカー・ワイルドの小説、「ドリアン・グレイの肖像」を現代に置き換え、

モダンバレーにアレンジしたものだ。

何があっても行かなくては

 

 チケット売り出し初日に、娘から「買ったよー!」というメール。

なかなか良い席だ、何て楽しみなのかしら~

早々と飛行機のチケットも予約した。

マイルがあるって幸せ。

 

さて、待ちに待った当日。

渋谷文化村、オーチャードホールは満員だった。

主人公が美貌の若者ということで、女性客ばかりかというとそうでもない。

年配のご夫婦も、男性のグループもいる。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/13_dorian.html

原作を読んでいなければ、内容は分かりづらいかもしれないが、

幸いなことに、高校生の頃に読んだ。

詳しい内容はほとんど忘れていたけれど、大まかなストーリー憶えている。

もともとが刺激的なストーリーだけれど、マシュー・ボーンの振り付けは更に刺激的。

好みとしては分かれるところだと思う。 

私たちが観たのは、UKキャストだけれど、後ろの席の女性達が、

「JAPANキャストのほうがきれいね」と言っていた。

残念、そちらも観たかったわ。

今回の公演はたった5日間という短さ、

この後、ソウルか上海にでも行くのかと思ったら、すぐにイギリス国内での公演になるようだ。

日本にだけ特別に来てくれたような気がして嬉しい

 

せっかく東京まで行くのだからと、ほかにもいろいろ予定していたけれど、とにかく暑い!

出かけたい気分は山々、でも外の熱気にあたった途端に失せてしまう。

結局涼しいデパートでのバーゲンめぐりで終わってしまった。