珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

熱気球の事故

2013年02月27日 | 日々のこと

エジプト、ルクソールで、熱気球の事故があった。

日本人のご夫婦が二組、犠牲になった。

どちらのご夫婦も60代だそううだ。

退職して、ゆっくり海外旅行を楽しんでいらっしゃったのだろう。

まだまだ行きたいところがたくさんお有りだったと思う。

身につまされて、お気の毒でならない。

 

3年前かな、エジプトへ行ったとき、ナイル川の船の上から

上空に色とりどりの熱気球がたくさん浮かんでいるのを見た。

優雅で綺麗で、いいなあと眺めていたけれど、乗りたいとは思わなかった。

高所恐怖症だし、籠に風船だものね、いかにも事故が起きそうな気がするじゃない。

昨年、息子夫婦がトルコへ行ったとき、熱気球に乗る予定だと言うので、

「危ないからやめて」と反対したけれど、

「大丈夫大丈夫」と相手にされなかった。

幸い、彼らは無事に地上に戻った来た。

あの大量の気球が毎日毎日飛んでいる割には、事故は多くないのかもしれない。

でも、少なくとも、普通の乗り物に比べたら危険度は高いと思う。

ましてや、エジプトやトルコは裸足で歩いている人も珍しくないところだ。

気球の操縦士がどれだけの教育を受けて、仕事についていたのかわからない。

職業上のモラルにも違いがある。

観光地とはいえ、そういう国では

ある程度のリスクは覚悟のうえでいなければならないのかなと思う。

 

 

 

 

 

 


3台目の代車 CR-z

2013年02月23日 | 日々のこと

    

1月の末に、3台目の代車がやって来た。

ピカピカの白いCR-z。

おおお~、ほとんどスポーツカーじゃん。

2ドアでかっこいいわね~

でも、背丈が低いせいか、後部座席が狭い。

4人乗りとは名ばかりで実質二人乗りかな。

じじばばが乗るのはちょっと気恥ずかしい。

疾走するというわけにはいかないわ。

白いから、この時期保護色状態。

のろのろ走ったら、雪原をお散歩する痩せた白熊だわね~

 

ほぼ一か月近く乗って慣れ親しんだ頃、我が家の愛車が戻ってきた。

ああ、やっと・・・長かった

やっぱり、自分の車が一番です

 

 


ありえへん世界が・・・

2013年02月16日 | 日々のこと

この間の新年会でのこと、

さんざん飲んで食べておしゃべりして、さて帰ろうかと言うとき、

お座敷の出口で、靴を履いていた。

私の目の前では、Sさんが黒いロングブーツを履こうとしていた。

 足首のあたりにパンツの裾を巻きつけ、片手でロングブーツを押さえながら、

無造作にむぎゅっとその足を突っ込んだ。

そして、足は、なんなくブーツの中に納まった。

そこまでは何気なく見ていた。

ところが、次の瞬間、私の目の前に信じられない光景が・・・

彼女が履こうとしているもう片方のブーツの内側には、何と閉じたままのファスナーが!

さっきはブーツの外側しか見えなかったので、ファスナーに気づかなかった。

何と彼女は、ロングブーツのファスナーを下すことなく、パンツの裾を中に入れて穿いたのだ

うっそ~、信じられない!

 

そりゃあ、Sさんはスレンダー美女よ、だけど、そんなことって有り得る?

どれだけ細いの、この人の足!!!

私なんか、パンストだけの足でもファスナーを目いっぱい開けてやっと押し込むのよ。

その上、そのファスナーをあげるのにも四苦八苦するのに

彼女が穿いていたのは、細めとはいえ、冬用の厚手のパンツよ、スパッツじゃないのよ。

「ええ~、ファスナーおろさないでブーツ履けるのー!?」

と驚愕した私。

周りにいた人たちからも、「ええ~本当?」と驚きの言葉が飛び出した。

Sさんはやや恥ずかしげに、「このブーツ太目なの~」と言ったけれど

そんなことはない、普通のブーツだったわ。

これって何?

「ありえへん世界」でしょう 。

ああ、羨ましい~


「バンのみやげ話」

2013年02月05日 | 読む

中学校の頃、「バンのみやげ話」という本が大好きだった。

図書室で借りて読んだ。

著者は「コタンの口笛」の石森延雄さん、挿絵はやなせたかしさん。

今はもう絶版になっているらしい。

少し前に「旅の短篇集」を「春夏編」、「秋冬編」と続けて読んでいて、

どことなく似ているような気がして、思い出したのだ。

旅人バンの、中東やヨーロッパの国々を旅して人々との出会いや垣間見た風景などを

描いているのだけれど、1ドル360円の時代だ。

一般庶民が海外旅行にでかけるなんて夢だった

だからなおさらのこと、外国を旅することへのあこがれは大きくて、

バンの旅の話を、わくわくしながら読んだ。

ぺージをめくるたび、異国の風が吹いてくるようで、なんとも魅力的だった

 

娘が小学校の高学年になったころ、自分が好きだったその本を読ませたくて買って与えた。

私が読んだのとまったく同じ表紙、手に持った感じも同じ本だった。

彼女の部屋の本棚に、まだ並べてある。

それを手にとって、懐かしさにぱらぱらめくってみた。

そして奥付きを何気なく見て、しばし呆然としてしまった。

昭和50年11月24日第1刷発行

昭和55年8月27日第2刷発行

となっている。

それがどうしたのかというと、

娘のために買ったこの本が昭和55年発行の第2刷なのは当然だ。

 なら、私が読んだのは昭和50年発行の第一刷ということだろうか。

でも、その頃、私はもう結婚していて、娘も生まれていた。

どういうことかしら?

その前に違う出版社からでていたなら、装丁が違うはず。

中学生の時読んだというのは、私の記憶違いなのかしら?

だとしても、大人になって結婚までして、児童書を図書館で借りて読むだろうか?

しかもその記憶がないなんて・・・

すっかり混乱してしまった。

おかしい、絶対おかしい!

そこで、Wikipediaネット検索してみると、わかった。

「バンのみやげ話、東都書房、1961 のち角川文庫」

となっている。

そうか、中学生の頃私が読んだのは1961年に東都書房から出版されたものだったのか。

でも、我が家にあるのは、講談社出版で、まったく同じ装丁の本なのだ。

そこで、東都書房を調べてみると、講談社の、かつて存在した子会社だそうだ。

ということは、東都書房はすでにないということだ。

そうか、それで、まったく同じ装丁のまま講談社から再出版されたわけなのね。

東都書房から講談社へ、さらに角川文庫へと引き継がれたのだろう。

Wikipediaの情報は講談社を飛ばしているのだと思う。

気分はすっきり、一件落着

 

さて、ついでにもうひとつ驚いたことが

著者と画家紹介の欄に、石森延雄さんとやなせたかしさんの現住所が

今でいう枝番までしっかり記載されているのだ。

昔は現住所を記載しても何の不都合もなかったのね。

個人情報保護法なんて、影も形もなかった時代だったものね~。

今じゃ考えられない。

やっぱり昭和って良い時代だったのね~

 

 

 

 

 


地震だ!

2013年02月03日 | 日々のこと

昨夜、テレビを見ていたら、夫の携帯が聞いたことのない音で鳴り始めた

なんだか威嚇的な音だ。

はじめは何が鳴っているのかわからず、二人でキョロキョロ。

あ、携帯だ、地震が来るぞ!と、夫。

ストーブを消して身構えていると、すぐに揺れがやってきた。

だんだん大きくなる、そして終わらない。

私は、急いでダウンコートを羽織った。

何かあったら外へ逃げなければならないものね。

夫はとみると、茶箪笥を押さえている。

その姿が滑稽で、思わずぷっと吹き出してしまった

だけど、笑ってる場合じゃない。

もしも中から食器が飛び出てきて、扉のガラスが割れたら、大けがするじゃない。

「お父さん、そんなのいいから、早くダウン着て」と、言いながら、部屋のドアを開ける。

玄関のドアも開けようとしていると、揺れが小さくなってきた。

揺れてバサバサしていたパキラの大きな葉っぱが、みるみる静かになっていく。

それを見て、ほっと一息ついたところで、テレビの地震速報を見た。

震源地は道東、十勝地方で震度5だそうだ。

札幌は震度3で、震度としては大したことはないけれど、かなり怖かった。

北海道の地震は、震源地が海中ということが多い。

今回の震源地は内陸だ。

なんだか嫌だな~ 

 

 


「きのとや」で

2013年02月01日 | 日々のこと

 

 

昨夜は 少し遅い新年会だった。

たまたま銀行に用事があったので、その前に済ませようと早めに出かけた。

用事を足して、デパートなど見て歩いたけれど、時間が大余り。

小腹も空いたので、大通りビッセの一階にある「きのとや」へ入った。

ショーケースに並ぶ美味しそうなケーキの数々

そこで選んだのは、オムパフェ。

オムレットの上に生クリームがどっさり、その生クリームに半分うもれるようにのっかているのが

イチゴ、キーウイ、バナナ、グレープフルーツ、パパイヤなどの果物。

彩も美味しそう

それにコーヒーをセットして、窓際の席に着く。

少し離れたお隣には、60代半ばの二人のマダムが座っていた。

早速一口食べて、ああ、美味しい

なんて幸せなの

二口三口食べて、何気なく目をあげると、

隣の、私の斜め向かいにあたる席に座っているマダムと目が合った。

お互い何気なく目をそらしたのだけれど、それから彼女の視線が、

ちらちら私に向けられる。

彼女たちは、パスポートの更新について話しているようで、

「パスポートの写真では、女性は髪をリボンで結んだりしちゃダメなんだって」

そのマダム、そう言って、私の顔を見る。

まるで、「ねえ、知っていた?」とでもいうように。

それからも、言葉を発するたびに、彼女は私の顔を見る。

はたから見たら、話し相手は私のようだろう。

相手の人は気を悪くしないのかしら?

これって、どういうことなんだろう?

何かリアクションを期待されているんだろうか?

「いっしょにお話ししましょうよ」と、誘われているんだろうか?

困った・・・

 

どうすればいいのだろう?

隣の席に視線が行ったり、向こうから来たりすることは、よくあることだけれど、

こんなにあからさまなことって初めてだ。

何かいたたまれないような気分で、オムパフェを食べ終えたけれど、

店を出るにはまだまだ早い。

仕方がないので、そちらを見ないようにして、持ってきた文庫本を読むことにした。

原田宗典さんの「海の短篇集」、軽いけれどちょっと怖いお話だ。

そのうち、彼女たちの話題は、若かりし頃お付き合いしていた男性へと移っていた。

少しの間は耳に入っていたけれど、そのうち本に引き込まれて、聞こえなくなった。

しばらくして、カタリという音で目をあげると、

反対側の席で一人で本を読んでいた女性が、帰り支度をしているところだった。

時計を見ると、新年会まであと1時間もないというところ。

地下街をウインドウショッピングしながらぶらぶら歩いて行けば丁度良いくらいだ。

二人のマダムのおしゃべりは、まだまだ続いていたけれど、彼女はもう私を見ていなかった。

 

店を出て、歩きながら考えた。

ああいう場合ってどういう反応をすればよいのだろう?

にっこり笑って相槌を打つべきだったんだろうか?

悩むな~