横浜で87歳の男性が運転する車が歩道を歩いていた児童の列に突っ込み、
男児が一人亡くなった。
またか、と思う。
元気に通学していた子が、一瞬で命を奪われるなんて、あまりに惨い。
ご両親のお気持ちはいかばかりか。
高齢者が引き起こす交通事故が多発している。
今回運転していた87歳の男性は、どこをどう走って来たか覚えていないが、
どうやら一晩中走っていたようだ。
ブレーキも効かなかったと、言っているとか。
ブレーキとアクセルの踏み間違えかも知れない。
認知症だろうな・・・と思う。
どこをどう走ったか憶えていなというのが本当なら、
徘徊も車でする時代なのかも知れない。
こういう事件を見るたび、他人事ではないと思う。
こうなるまでに、免許を返納しておけばよかったのに。
でも・・・
夫は73歳だ。
80歳までは運転できると思う。
その後、私が80歳までというと、あと14年。
でも、そこまでは自信がないから、
実際には、あと10年くらいか。
でも、その時になったら免許の自主返納ができるだろうか?
他人事なら、できると言える。
でも、自分のこととなるとどうだろう。
運転しないとできないは違う。
もしも相手が入院でもしたら、
毎日タクシーに乗って病院通いというわけにもいかないだろう。
バスや地下鉄に乗る元気があるだろうか。
ましてや、冬はなおのこと、雪国で車は必需品だ。
車でなければ行けないところもある。
多少の不安には目をつぶって運転せざるを得ないのではないだろうか。
運転できないという不便さを想像すると、
足腰の立つうちは、自主返納なんてとうていできないように思う。
そして、認知症になりつつあるのを、自分で気づかず運転していたら
まさに、走る凶器だ。
考えるだに恐ろしい。
いずれ、真剣に考えなければ ならない日が来る。