だらだら続いてすみません。
あと2回です。
阿弥陀堂
扉が閉じているので入れないものと思ったら、中から人が出てきた。
「入れるんですか?」と聞いてみると、「入れますよ」という返事。
そっと扉を開けて入ってみると、中では何か法要が催されていた。
ご家族らしき方達が横に座っていらっしゃった。
関係のない私たちがいるのは申し訳ないような気がしたけれど、
ほかにも観光客が何人かいたので、まあいいかと、
しばらく座って拝観させていただいた。
お坊様が三人、お経を上げている。
それがあまりに美声で、しばし聞き惚れてしまった。
三人の読経は揃っているようで微妙に揃っていない。
でも、揃っていないようで揃っている。
合わせるでなく、離れるでなく、
ハーモニーが絶妙だ
外にでて、「良い声だったね~」と娘に話しかけると、
「ほんと、さすが延暦寺よね~」と娘も大きくうなづく。
なんだか心の洗濯をした気分だ。
でも、この清々しい感動を分かち合えない人が約一名・・・
夫が、一言、「そうか~?」
こういうのって、まさに「馬の耳に念仏」って言うのよね