徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツ生活丸4年

2008-10-03 20:38:53 | Weblog
今日はドイツは祭日。

2004年10月3日にドイツに来て早4年。当初はこんなに長くドイツに滞在するつもりはまったくなく、

大学が終わったら帰国して就職

と考えていた。ドイツでの2年は私の人生の休暇で、その後は嫌なことがあっても転職せずに定年まで働く、と考えていた。そのために、貯金はドイツ滞在2年分しか移動させなかった。貯金が底をついたら帰国を考えよう、と思っていた。減る一方の貯金を眺めてため息をついたこともある。そんな時、知り合いのポスドクに『バイトをしてみないか』と声をかけてもらった。

もちろん、生活費すべてをまかなえるほどは働かなかったけれど、貯金の減り具合はゆるくなってほっとしたことを覚えている。

このころはまだ2年で帰国する気満々だった。修論を書いているあたりから雲行きが怪しくなってきた。誰も面倒を見てくれなかったから勝手に修論を提出して修論のやり直しを言われ、でもさすがに悪いと思ったのか、私の研究活動にバイト代を払ってくれることになった。

このときは他の研究室のバイトと掛け持ちし、生活費はすべてバイト代でまかなっていた。旅行とかに行かない限り貯金が大きく減ることはなくなった。

修論が終わり、どこまでもポジティブな教授とポスドクがまた続けてバイト契約をしてくれることになり、今度はこの研究室だけで最大時間契約してくれることになった。

そして今に至る

当初の留学計画ではバイトなんて考えてもいなかった。ドイツ語はできないし、私の英語力では到底仕事なんて見つからない、と思っていた。1回目の修論はうまくいかなかったけれど、ほかの事はたいていうまくいっていると思っているし、私の当面の目標の

くいっぱぐれないこと

も達成している。ありがたいことだけれど、

完全に帰国するタイミングを見逃している

バイトの契約を更新してもらえない、とか、何かきっかけがない限り帰国への重い腰が上がらない気がする。
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