徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ピアノを聴く

2007-11-04 17:39:50 | Weblog
音楽学校に通っている友達が

卒業試験(一般公開)を受ける人の伴奏

をする、ということで、聴きに行った。試験課題はベートーベンの曲をオーケストラで弾くときのピアノの旋律。と言うことだったけれど、当然、卒業試験にオーケストラは呼べないので、ピアノ以外の楽器をまとめてピアノの楽譜に起こしたものを友達が弾いた。

ホールに入ると

グランドピアノが2台並んでる

それだけで「おぉ」と言う感じだった庶民な私。遅めに行ったせいか、演奏者の指の動きの見える席はすでにいっぱい。残念。

演奏はすばらしかった。伴奏した友達は

ミスったけど、うまくごまかせたと思う

と言っていた。が、もちろん、私にはまったく分からず。

驚いたのが、演奏後、拍手が鳴り止まず、演奏者が何度も舞台に戻ってきたこと。もちろん、プロの演奏会では普通だけれど、こういう卒業試験でもあるんだ、と思った。


で、このとき、演奏が始まる前、ちょっと離れたところに座っていた年配の男性が私たちのほうをちらちらと見て、私と目が合うとにっこり笑う、ということを繰り返していた。私も気にせず、にっこりと微笑み返していた。

でも、あまりにも頻繁だったから、途中からはその男性のほうを見ないようにしていた。

演奏終了後、伴奏した友達と話しをしたり、差し入れのクッキーを食べたりしておしゃべりしていたら、先ほどの男性が

通りすがりに私に小さな紙を置いていった

「なに?」と思ってみてみたら、

男性の連絡先

だった…70歳近いと思うんだけどなぁ、その男性。そして、奥さまなのか(男性と女性で身だしなみがまったく違ったから)、女性と一緒だったように思うんだけどなぁ。
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