徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

版画展とお茶会-版画展編

2010-06-01 01:41:04 | Weblog
ソクチくんのお茶を習っている日本人の友達が、お茶会を開く、というので、ソクチくんと行ってみた。場所は、Sバーンで行ける場所なので、それほど遠くないけれど、ソクチくんも私も初めての場所。

その町は、日本の都市の1つと姉妹都市らしく、

日本庭園

という場所が地図にあった。せっかく来たので、と思い、その庭園にも足を延ばしてみた。
どうやら、数十年前に日本のとある学会と、企業が贈呈したものらしい。

庭園自体は大きくないし、立ち入り禁止だったけれど、灯篭や、橋があったり、さつきも咲いていたり、なかなか良かったと思う。

この小さな町は、ずいぶん昔からあるようで、通りの名前が書かれている文字も古く、私は読めなかった。
とある小さい小道を歩くことにした。通りの名前は、

魔女の小道

メルヘンチックだわ、と思いながら歩いていたら、通り沿いの家のベランダや玄関に

魔女の人形がいくつもかかっている

のを発見。かわいい。

町役場を見たりしながら、やっとお茶会があるギャラリーに到着。そこのギャラリーでは、今、特別展として、安藤広重や葛飾北斎らの版画が展示されている。お茶会に参加するには、お茶会参加費+特別展入場料かかる。

お茶会の前に、版画展のグループツアーが行われた。ドイツ語だったので、ソクチくんに通訳してもらいながらだったけれど、結構面白かった。参勤交代の話もあった。

東海道五十三次の宿場町の版画が主だったけれど、歌舞伎の絵やお化けの絵などもあった。たくさんありすぎてちょっと飽きたくらい。
歌舞伎の絵の中に、

何代目かの松本幸四郎さん

が書かれていて、ちょっと感慨深かった。

版画の絵は、日焼けしてしまっているものもあったけれど、どれもきれいだった。が、ガイドさんが、

当時はもっと鮮やかだったのよ

と言っていた。そうなんだ。

途中、版画の制作過程をビデオで流していたけれど、全部は見られなかった。残念。

学校の教科書くらいでしか見たことのなかった版画だったので、実際に見ることができて良かった。すばらしいアートだと思う。