徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

教授の仕事ぶりと私の仕事

2009-03-29 03:43:38 | 勉強
私の教授は

自分でもデータ処理をしてみたい人

教授はとても忙しく、オフィスにいないことが多いけれど、たまに自分でデータを加工してみたりするので、そういうところはとても尊敬している。

そんな教授から4週間前にメールが届いた。『あれとこれとこの図を3月末までにほしい』と。まだ手元にないデータもあったけれど、『間に合いそうだな』と判断し、仕事を進めていた。

2週間後、再び教授からメールが来た。

図はどうなってる?締め切りは来週末(20日)だから

と。むむむ。きつくなってきた。そしてそんな中、PCの調子が悪くなった。さらに、メインで使っているPCの調子も悪くなった。が、土日も働けばなんとかなりそうな範囲だったので、土日も働いた。

で、出来上がった図を教授に送っても送っても

コメントなし

締切日だから、と言われた20日(金)の午後、急きょ教授とミーティングになった。あれこれと打ち合わせをした結果、

ほかの図もほしくなった

締め切りは翌週初めとなった。私は朝6時半に家を出ることにした。まだサマータイムは始まっていないけれど、6時半でももう明るくなっていることはよかった。

で、私の図は水曜の午前までに全部サーバーにアップした。『アップしました』と教授とポスドクにメールしても誰からもコメントなし。

そして25日(水)の夕方、

教授から電話

『ポスターにね、あの図を使いたいから作って』と。また別の図を言われた。で、翌木曜、教授に

図はね、PSファイルじゃなくてJPEGでほしい

と言われ、PS→JPEGの変換作業も加わることに。解像度をよくしようと思うと時間がかかるかかる。さらに、この日の午後、私が作ったPSファイル自体の解像度も良くなかったことが判明し、プログラムを書き換えることになった。

木曜の夜、プログラムを書き終え、金曜の朝には教授が必要な図をサーバーにアップした。これで終了!
と思っていたら、昼過ぎ、教授とポスドクがやってきて、『僕たち今からランチに行くんだけど、そのあとミーティングしたいから、あおの図、プリントアウトしておいて』と。

プリントアウトし終わった直後、教授とポスドクがランチから戻ってきた。

ランチの所要時間20分弱

せっぱつまってるんだな。

で、図を見ながら『こういう図もほしいよね。あ、だったらこういう図も必要だね』
ま、まだ新しい図を入れるんですか…
と思った私に気づいたのか、教授は『

僕はもう明日、アメリカに行くからもうこれで邪魔はしないからさ

あとはポスドクと話をして、プレゼン用の図をアニメーションにして送ってくれればいいから』

こういう、やれること、思いついたことをぎりぎりまでする、というのは単純にすごいな、と思う。私は最初に『今回はここまで』とゴールを決め、それに向けて仕事を進めるけれど、教授はとりあえずのゴールは決めるけれど、時間が許す限り、そのゴールをどんどん遠くする。

私のこの2週間の労働時間は100時間は下らないと思う(契約は月85時間)。

コメント
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