ロカ岬からシントラに戻ってきてシントラ観光を開始。シントラの大きな観光名所はMoorish Castle(ムーアの城跡)、Palace of Pene(ペネ宮殿)、Royal Palace of Sintra(シントラ王宮)の3つ。
駅前からこれらの観光名所をぐるっと回るバスが頻繁に出ている。私たちが中に入って見学したのは、ムーアの城跡とペネ宮殿。
ムーアの城跡はアラブに占領されていた9世紀くらいに建てられた城の跡らしく、ところどころに塔が残っていて、その塔の1つにアラブ文字で書かれた旗がはためいていた。
この中を観光するにはバスを降りてすぐのところでチケットを購入しないといけないけれど、気づかない人は気づかなく、城跡の入り口(チケット購入場所から結構登る)まで来てしまい、係りの人に『入れません。戻って購入してください』といわれている人がいて少し気の毒だった。私だったらチケットを購入してまた戻ってくることはないな。
この城跡は王宮と宮殿の中間にあり、上を見上げれば宮殿が、見下ろせばシントラの街中に王宮を見ることが出来る。
再びバスに乗り宮殿へ。この宮殿は19世紀に建てられたらしく、それほど古くない。宮殿はドームの塔があったり、尖塔があったり、色もいろいろ使われていてかわいらしかった。『新・世界の7不思議』の1つらしい。
観光はパークだけ、宮殿の外だけ、というものもあったけれど、せっかくなのでなかまで入ってみてきた。外観だけ出なく、中もなかなかかわいらしかった。
パークはとても広く、歩いてみたかったけれど、その前に城跡で体力を使い果たしていたし、少しシントラの街のお店にも寄ってみたかったから早めに山を下った。
写真はシントラの街の小道。お土産屋さんやレストラン、カフェなどが並んでいた。1軒のお土産屋さんでコルクのバッグを発見。話を聞くと
ウォータープルーフだし、石鹸で洗える
というし、一番気に入ったバッグがお手ごろな値段だったので購入。このコルク製品、バッグのほか、スカートや傘などもあった。
シントラはリスボンから近いし、かわいい宮殿があり、遺跡(城跡)もあり、自然もあり、なおかつちょっとしたショッピングも出来る、という楽しい街だった。