goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

傘を買う

2013-11-02 00:01:13 | ソクチくん
ドイツに来たときは2年で帰国する予定だったので、当時持っていたものを必要最小限持ってきた。傘は折り畳み傘2本。1本は普段使いで、もう1本は軽量の小さい傘。

普段使いの傘は、出国の数年前になんとなく購入した

福袋

に入っていたものだった。
日本での使用頻度は低かったとはいえ、

15年前後

使用してきて、そろそろガタがきているので買い替えようと思った。日本にいたら、数年前に買い換えていたと思う。

ソクチくんからは毎月お小遣いをもらっているので、自分でも購入できるけれど、それほど頻繁に購入するものでもないから『買ってもらおうかな』と思い立った。

ソクチくんに、『この傘、15年くらい使用しているから、そろそろ買い換えたいんだけど、買ってくれる?』と聞いたら、『僕のお父さんは

20年以上

同じ傘を使っているよ。どのくらいの期間使ったかは関係ないよ』と返された。正論だけど、さすがドイツ人、と思った。
というわけで、どのくらい私の傘が傷んでいるかを

プレゼン

した。もちろん、まだ使用できるレベルだけれど、骨が2本くらい曲がり、柄はぐらぐらし、というのを見せたら、やっと『あぁ、買ってもいいレベルだね』と納得してくれた。

それから

1ヶ月後

やっと購入することになった。
ドイツの傘は、日本の傘ほどバリエーションがなく、『うーん、じゃあ、これかなぁ』という感じで選んだ。
2本候補があり、1本はしっかりとした作りのメーカーで50ユーロくらい。もう1本はお手頃なメーカーで15ユーロくらい。どちらかと言えばしっかりした作りのメーカーのほうが好みだったけれど、ソクチくんが、『このメーカーはいいよ。

20年は使える

』というので、安いほうにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケーキを作る人

2012-07-22 00:02:50 | ソクチくん
私はほとんどお菓子を作らない。日本にいたころもほとんど作ったことがなく、たまに友達が『これ、作ったの。食べて』と手作りのお菓子をくれると、女の子だなぁ、と感心した。

ドイツでは、何かとケーキを作る。ソクチくんの家では週末は必ず午後4時にティタイムがあり、ケーキやクッキーなど、お母さんの手作りのものをいただく。

誕生日にはもちろんケーキだし、友達が遊びに来る、といえばケーキを焼いて待っている。

ソクチくんはケーキ焼くのが好き。パーティを開く、となると、2,3種類焼き、ただ友達が遊びにくる、というだけでもケーキを焼いてくれる。

ここ3週間で2つの誕生日パーティに呼ばれた。どちらも私の友達関係だったけれど、ソクチくんが、

ケーキを焼いて持っていく?

と聞いてくれた。もちろん、焼くのは

ソクチくん

パーティで差し入れたらみんながみんな私が作ったと思い、『あおのケーキ、おいしかったよ』と私に言ってくれ、そのたびに

いや、ソクチくんが焼いたんだ

と訂正していた。どんなにドイツっぽいケーキを焼いても私が焼いたと思われるんだなぁ、と思った。ソクチくんは

ちょっとずるいよね

と言っていたけれど、私のせいではない。

(ソクチくんは、『食事はあおが担当で、デザートは僕が担当』とみんなに説明している)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親戚付き合い-2

2012-07-16 02:26:28 | ソクチくん
ソクチくんのお父さんのいとこの誕生日パーティに呼んでもらった。

パーティの1週間ほど前、ソクチくんのお母さんに私の生年月日を聞かれた。

ホテルを予約するのに必要だから

と言って。

パーティ当日、親戚の家でソクチくんのお母さんがホテルのカギを受け取った。

1つだけ

あれ?まさか、ソクチくんの両親と一緒の4人部屋?という疑問が頭をよぎったので、こっそりソクチくんに聞いてみた。

『僕たちはね、

お父さんのいとこの息子夫婦の家

に泊めてもらうことになったみたい』

と言う。ホテルに宿泊じゃなかったんだ。

なんだかな、と正直思う。乗り気でない誕生日パーティに行って泊まる場所は親戚の家。しかも、私にとっては『はじめまして』の人の家。ホテルのほうが気楽でいいんだけどな。
まぁ、それでも『帰ります』とは言えないので泊めてもらったけれど。

その新婚さんの家では1部屋借り、そのフロアにバスルームがあった。ゲスト用ではなく、メインのバスルームだった。バスルームはものすごく大きく、バスタブも大きかった。バスタブとは別に、シャワーもあり、『いいな』と思ったけれど、ソクチくんが、

『ねぇ、気付いた?

廊下からシャワーが丸見えだよ



と教えてくれた。確かに、バスルームの入り口のドアは曇りガラスで、ちょっと透明度が高いな、バスルームから廊下がちょっと見えるな、とは思ったけれど、それは廊下側が明るいからで、バスルーム内が見えるとは思っていなかった。
が、ソクチくんに言われて確認して見たら、結構見えていた。幸い、シャワーは見えるけれど、バスタブは廊下からは見えない位置にあったので、バスタブを使うのはどうかと思ったけれど、バスタブを使わせてもらった。

いろいろと思うところもあったけれど、誕生日パーティ自体は楽しかったかな、と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親戚付き合い

2012-06-22 01:13:31 | ソクチくん
ドイツ人は比較的日本人よりも親戚付き合いは多いけれど、ソクチ家の親戚付き合いは特に濃いと思う。一方、あお家の親戚付き合いは冠婚葬祭程度。

ソクチくんの親戚の70歳の誕生日パーティに招待された。その親戚、というのは、

ソクチくんのお父さんのいとこ

正直、私の父親のいとこなんて、

聞いたことすらない

レベル。
というか、父親のいとこどころか、自分のいとこですら既に

名前・年齢が怪しい

そんな状況で育った私。ソクチくんのお父さんのいとこの誕生日パーティに招待されて心底驚いたので、ドイツ人の旦那さまを持つ日本人の友達に話してみた。

旦那もびっくりしてたよ~

というので、やっぱりソクチ家は付き合いが濃いな、と確信。

その後、カザフスタンの友達に会ったので、彼女にも話をしてみたら、

カザフスタンでは普通だよ

との返事をもらった。逆に招待されないとがっかりするらしい。

ちなみにソクチ家は、ソクチくんの祖母のいとこの息子ともちゃんと交流がある。私にしてみたら、この関係は

ほぼ他人

だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

咳止めシロップ

2012-04-05 00:21:29 | ソクチくん
以前、風邪をひいて咳が止まらなかったときにソクチくんが

ハーブ抽出物100%

という咳止めを買ってきてくれた。かたくなに『薬は飲まない』と言っていた私にソクチくんが選んでくれたものはハーブ100%。1回30滴、1日5回まで服用できる。苦すぎて飲めない人は砂糖を加えてもいいけれど、私はそのままで十分だと思う。ソクチくんはびっくりするくらいの砂糖を加えるけれど。

最近、ソクチくんと私、2人とも調子が悪かった。咳が止まらない私にソクチくんが『咳止めシロップ飲んだら?』といって、スプーンに用意してくれた。そのスプーンは

大きいスープスプーン

私が飲んだ後、ソクチくんも、『僕も飲んでおこうかな』といって取りだしたスプーンは

小さいティスプーン

え?私には大きいスプーンで自分は小さいスプーンなの?私のほうが口が大きいってこと?と思い、問い詰めた。

『シロップに砂糖を加えると思ったんだよ』というのが、彼の言い分。確かに砂糖を加えるかどうか、聞かれたけれど。で、自分は、その時既に歯磨きを済ませていたから、砂糖を加えないから、小さいスプーンにした、と。あまり納得いかないけれど、よしとしよう。

私は普段、薬を飲まないから知らなかったけれど、薬って効くんだな(ハーブ100%でも)、と思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイルで本を買う

2012-03-30 00:13:59 | ソクチくん
私の細々と貯めているルフトハンザのマイルが3月末で一部消滅する、とメールが来た。過去2回は、アクセサリーと交換したけれど、今回はこれといっていいのがないな、と思っていた。そんなとき、

ネットの本屋さん

とも提携があり、本を買えることに気がついた。まあ、ドイツの本屋さんなので、ドイツ語メインで英語の本も若干あり、という感じなので、ソクチくんに何か欲しい本があるか聞いてみた。

消滅するマイルをユーロに換算すると

1ユーロと少し

だったので、ソクチくんは『英語の本でセールがあるから、それを買ったら?』と言った。
それなのに、それから3か月後。

ソクチくんは『風の谷のナウシカ(マンガ・ドイツ語版)』を集めている。集めている、と言っても、全7巻で、その時、4巻まで持っていた。街に出たついでに本屋に寄り、漫画コーナーに行ってみたら、

5巻だけない

ので、買わずに帰ってきた。
じゃあ、マイルで買う?と聞いたら、『うん』と即答。ドイツ語のサイトなので、ソクチくんに手伝ってもらって5巻をカートへ。私は5巻だけ買うつもりだったけれど、ソクチくんは私に確認することなく

6巻もカートへ

ま、いいけどね…

木曜の夜にオーダーして、土曜日にはすでに届いた。なかなか良さそうなショップだし、普通に本を買えばマイルが貯まるので、機会があったらまた使ってみようと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車検

2012-03-24 00:56:04 | ソクチくん
ソクチくんの車を車検に出した。もう10年以上乗っていて、10万km以上走っているけれど、まだまだ乗るつもりだった。
が、

引っかかった

去年からちょっとエンジンが、とか、バッテリーが壊れた、とか、環境規制で市内を走れなくなるから、フィルターを入れないと、などで、去年1年で

40万円近く

使った。『あと2,3年は乗るから』ということで。なのに、ここにきて車検で引っかかった。修理の見積もりは

約13万円

これは…
車を手放すことも考えたけれど、ソクチくんが

実家に帰省

するのに必要、ということでとりあえず修理してその間に次の車を探すことにした。
せっかくのなので、ドイツ車か日本車がいい、と言ってみた。ネットサーフィンした結果、今年6月に発売予定のトヨタのヤリス(ヴィッツ)のハイブリッドを第一候補にした。今のソクチくんの車よりも若干小さいので、時期が来たら試乗させてもらったりして決定しようと思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食い意地

2012-03-08 00:29:08 | ソクチくん
両親が荷物を送ってくれた。その中にソクチくんの両親あてのお菓子のほかに、和菓子も入っていたので、ソクチくんの両親と半分にすることにした。私たちの分は、箱から出してビニール袋に入れて保管した。

2週間ほどしてその和菓子を食べることにした。ソクチくんに和菓子の入ったビニール袋を渡したら、ソクチくんが、

あれ?1つ足りない

とつぶやいた。私はきき間違いかと思い、『は?』と聞きなおしたけれど、やっぱり『1つ足りない』という。いや、確かにちょっと前に

私、1つ食べた

けれど、まさか、いくつあったのか数えているのか?と思い、聞いてみたら、『お菓子に関してはねー。まぁ、

お父さんからの遺伝

だよ』と。
実際は、ちゃんとは数えていなく、和菓子がビニール袋の中でたまたま2列になっていて、『偶数』ということを覚えていたらしい。で、私が1つ食べて奇数になっていた、と。

まぁ、これで例えば、私が2つ食べたとしても、今度は

高さが違う

とか言って、やっぱり気づくんだと思う。
私も食い意地は張っているけれど、数えることはないなぁ。お菓子に関するソクチくんの記憶力はすごいと思った(そのほかのことはよく忘れるのに)。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消防署の音楽隊のコンサートへ行く

2011-02-01 03:14:39 | ソクチくん
ソクチくん一家と一緒にソクチくん一家が住む街の消防署の音楽隊のコンサートへ行ってきた。ソクチくんのお母さんが、『あおちゃんは興味がある?一緒にどう?』と声をかけてくれたので、『それでは』と行くことにしたけれど、

大人当日料金が15ユーロ

と、意外にもちゃんとしたコンサートだったので驚いた。前売り、学生料金はもう少し安いけれど。

当日、当然のようにソクチくんのソクチくんの両親はちょっとドレスアップをした。お父さんはスーツ、お母さんもブラウスにパンツ。お父さんは、ソクチくんにも『ジャケットくらい着たらどうだ』と言っていた。
…私が着ていたのは

普段着のジーンズ

結局は、ソクチくんは私に合わせて普段着にしてくれた。助かった。

会場は、1500人ほど収容できるコンサートホールだった。私たちは開場から20分後くらいに到着したけれど、

良い席はすでに埋まっていた

(席は自由に選んで良かった)
ソクチくんと私は、『2階のほうが見渡せるから』とソクチくんの両親にアドバイスをいただき、2階席へ、ソクチくんの両親は、足元のスペースが広い1階席へ。

開演直前になると、シートはほぼ全部埋まった。小さいコンサートホールだけれど、地元の人で満席になるなんてびっくり。ちなみに、ドレスアップしている人が75%ほど、ジーンズの人が10%ほどだった。次回からは気をつけよう。


さて、『消防署の音楽隊』のコンサート、というので、私はてっきり、消防士が演奏するのかと思ったら、

地元の人が演奏

する、という。
どうやらその昔、まだ消防署のシステムがなかった頃、村で火事が起こると近隣の人が消火にあたり、その後、パーティを開いたそう。

パーティと言えば音楽

が必須なので、音楽隊が必要だった。
というのが起源らしい。現在は、名前だけ残り、メンバーはそれぞれ自分の仕事をしつつ、オーケストラで演奏するらしい。今回、司会をしつつホルンを吹いたのは床屋さんだった。

今回のコンサートでは、アンコールを含め、全部で13曲が演奏された。そのうちの4曲は10代がメインのジュニア楽団で演奏された。ジュニアでもやっぱりうまかった。

残りは消防署の音楽隊のオーケストラが演奏したけれど、いくつかのコンクールで賞を取っているだけあって相当上手だった。特に印象に残っているのは、日本人の作曲家がオーケストラ用に書きなおしたという、『Children of Sanchez』。トランペットのソロがとてもよかった。

アンコールでは、指揮者が客席に向かって拍手を要求したりして、オーケストラと客席が一緒に曲を作れて楽しかった。

私は普段、こういうコンサートではつい寝てしまうことが多いけれど、今回は寝る暇もなく楽しめた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イラスト展覧会へ行く

2010-11-25 00:07:01 | ソクチくん
ソクチくんの親戚の1人、Olivier Kuglerが約1ヵ月間、展示会を開き、ソクチくん一家が招待状をもらったので、私も最終日にソクチくんと一緒に行ってきた。Olivier Kuglerはドイツ人で、現在、イギリスの新聞紙、ガーディアンでイラストを描いているという。

この展覧会の話が出た時、ソクチくんのお父さんが保存していたOlivierの作品を見せてくれたけれど、

私好み

なイラストだった。

彼は短時間でスケッチをし、それをコンピュータに取り込み、色を付け、1つの作品を作り上げる。展示会では、そのスケッチ(オリジナル)も展示・販売されていて、『あ、このスケッチのこの部分がここに来ている』と見つけるのが楽しかった。

作品は、小さい絵で20ユーロ、大きくなると100ユーロ位だった。A3サイズのプリントは40ユーロ。私も1枚買おうかな、と思ったけれど、40ユーロという金額で迷った。日本円だったら5,000円弱。日本にいた時なら間違いなく購入したと思うが、40ユーロが10,000円くらいに感じる現在、購入はどう考えても不釣り合いなので、見合わせた。

しかも、会場で出会ったソクチくんの親戚に、『ほら、この雑誌(Olivierの旅行記特集あり)だったら、8ページもイラストがあって15ユーロよ。40ユーロで購入する必要ないって』と、説得された。親戚同士なのに…


展示会には、現在の作品だけでなく、彼が学校の授業で描いた絵も展示されていた。面白かったのは、ヌードモデルをデッサンする課題のはずが、

ヌードモデル+それを描いているクラスメイト

が描かれていたこと。当時の絵はそれほどうまい、とは思わなかったけれど、着眼点が面白い、と思った。

展示会最終日だったけれど、Olivier本人は不在だったのが残念。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする