退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましい過去と未来」について

2013-09-27 02:24:20 | Weblog
快晴。風やや強し。

中川一政「美術の眺め」を読む。

西洋と東洋の違いを見つつ「流行」よりも「不易」を。
ある時は剣術にまたある時は他者の視線に「極意」を見出し。

線を描くことと塗ることの違いの説明は実に明快。
リラックスした状態でこそ「力」が出るのだということも。

ジャンルを超えた「望ましい姿勢」がここにある。
その種の「道」を歩く人々には大いなる助けとなるはず。

本書が書かれたのは昭和三年(1928)。
奇しくも亡き父親が生まれた年だったりする。

時空を超えて「お付き合い」することはかくもたやすく
力強いのだとして。

同じ「妄想」なら幸せなそれを描けばいいはず。
こうして「家族」がまた増えてゆくことに。

あらゆる場所と人との間には「深くて暗い河」もあれど
思いがけず心を揺さぶる「一撃の出会い」もあるという「ロマンチック」など。

繰り返すが「いいもの」に触れること。

同時代にある「悪しきもの」をあげつらうことはいともたやすく
いたずらな「揚げ足取り」を誘うのみ。

「覚悟」のある者は同類を知るということにして。

「類は友を呼ぶ」のは「事実」だから
自ら精進して「友」と呼ばれる存在でありたい。

まだ見ぬ「友」よ。

その時までしばし待たれい。
コメント (4)
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