かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

メタファー

2005年12月23日 21時54分04秒 | 雑談
メタファーとは隠喩のこと。比喩表現には大きく分けて2つあり、1つは直喩。もう1つが隠喩である。直喩とは「AはBのようだ」というように明示されているもので、隠喩とは明示されないもので下手をすると最後まで何を指し示しているか明示されないもこともある。つまり、何をさしているかが明かされないのである。
ということは、読み手次第で解釈が変わるわけである。これは何をさしているのか、ここが違うと真に語っている内容も読みとれなくなってしまうわけだ。
書いた人は何かを意図して書いていることはもちろんだが、読み手は作者の意図を読みとれるだろうか。有名な作家になるとそれで研究ができるくらいだから、なかなか難しいのだろう。小説の中には色々なものが埋まっていると聞いたことがある。中には作者が埋めたものもあるだろうし、研究者がこうも読めるといったものもあるんだろう。
こういう駄文になるともちろんそんな研究の必要もなく、たちどころに読み解かれてしまうのだろう。読み解かれたくなくて書くようなものは暗号という別物になってしまうので、ここで言及することはやめよう。