かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

忘れたくても忘れられない

2005年12月17日 23時59分59秒 | 一般
今日は忘年会だった。やっぱりちょっと飲み過ぎた。なんだかいつもより飲んだような気も少しする。なぜか飲みたくなってしまった。日頃がつまらないからか、憂さ晴らししたい何かがあったためか。
溜まっているといえば溜まっているのだろう。一気にストレスを発散する機会もなし。ただひたすら飲み込んで表面はにこにこ笑って何とか自分をごまかそうとしてきたが、なかなかそれだけでは済まないようだ。ひねくれものだと自分すら信じられなくなっているのか、それともだまそうとしていることがわかっているが故にだまされないのか。黙って飲み込めばそのままになると思えばこそ、あえてストレスを飲み込み、内なる圧力に耐え続けているのである。
仮にこのままストレスが原因で早死にしたとしよう。果たしてそのときにそれでよかったと思う人が何人いるだろうか。いやむしろ、何人が悲しむだろうか。生きているうちに多くの人に囲まれても、死んだときに悲しむ人が少なければ、それはその人についてきたのではなかろう。何が言いたいのかよくわからなくなってきたが、要は忘れようとしたことほどなかなか忘れられないものだということ。忘れようと思うことは、たえずそのことを気にかけていることに他ならず、これでは忘れられるはずはない。時間が癒してくれる、まことにもっともである。情報への最後のアクセスが昔になればなるほど忘れやすいものだからだ。よっぽど強い印象でもなければ、だが。
そういえば、私は惚れっぽいたちなのだろうか。まわりはどう見ているのだろうか。