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kedgeree:ケジャリー

2018-01-25 | 料理

写真は Good Food から拝借。

英語ではなさそうな響きを持つこの単語。
初めて聞いたのは「ポアロ」のThe Adventure of Johnnie Waverlyの中のHastingsnoセリフとして、でした。
大きな邸宅 Waverly Court の朝食として出された料理。
Full English Breakfastを期待していたポアロがヘイスティングスに「何を食べている?」と尋ね、ヘイスティングスが「ケジャリーだと思う。とにかくライス。ライス以外は何も入ってないが」と答える場面でした。
ケジャリーは、Wikipediaには
ケジャリーまたはケージャリー(英語: Kedgeree、時にkitcherie、kitchari、kidgeree、kedgaree、kitchiri、khichuriと表記されることもある)は ほぐした魚の身(伝統的にはコダラの燻製を用いる)、炊いた米、パセリ、ゆで卵、カレー粉、バターもしくはクリーム、場合によってはサルタナを加えて作る、インドに由来をもつイギリス料理である。
とあります。
Waverly Court で出された料理には魚も卵も入っていなかった、ということですね。
ポアロは「昨晩のディナーも、小さいポテトが一個だけだった」と言います。
この場面から「旧家で一見お金持ちに見えるけど、実は…」Waverly家の事情が察せられます。

Mr. Waverlyは貴族で、劣化してきた邸宅を修理したいのだけどお金がない。
結婚した裕福な(称号のない)平民の女性、このMrs. Waverlyが倹約家なの。
余談ですが。。
このMrs. Waverly, [eat] の過去形[ate] を[et] と発音してました。
下層階級を示そうとしたのでしょうが、(他の単語の発音立居振る舞いも普通だったので)違和感あり、でした。

Downton Abbeyの設定でもそうでしたが、
お金がなくなったけど称号はある貴族

お金があり、称号が欲しい平民
が結婚するって、結構あったことなんでしょうね。


Downton Abbeyにも出て来ました、この料理! 
Downton Abbeyはストーリーも面白いのですが、キッチンの場面が大好きなんですよ。 
勿論料理にも興味津々。
最初に登場した料理です。
シリーズ1のエピソード1で、料理人Mrs. PatmoreがフットマンWilliamに上(upstairs)に持って行くようにと言いつけたのがケジャリーでした。 

そういえば、Upstairs(特権階級人)と Downstairs(使用人)を描いた『Gosford Park』面白かったです!
あぁ、話がどんどん逸れてゆく・・・

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