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お菓子を焼くこと、映画を観ること、猫!
好きなことについて書いています。

Skyfall 観て来ました

2012-12-30 | 映画/ドラマ
ダニエル・クレイグの007は好きだっ!
ショーンコネリーやロジャームーアやティモシードルトンやピアースブロスナンのはTVで十分(というより観なくてもヨシっ)。ま、ピアースブロスナンのは彼を見るだけのために観たりもしたけどね

カジノ・ロワイヤルのオープニングはとてもエキサイティングでした! 
スカイフォールの出だしもなかなか! オートバイのシーンがかっこええ~
最初からこんなに飛ばしちゃって大丈夫? これ以上どうやって盛り上げるつもり?と余計な心配をしちまいました。
カジノ・ロワイヤルには及ばなかったけど、それなりに楽しみました。
レイフ・ファインズが出てきたときには『コイツ、きっと悪!』と思い込んでしまいました(悪者上手に演じるんですもん!)
Mとボンドの危機を救った時点でもまだ疑ってた。実は最後まで疑ってました、はい

ヴォルデモートがMになり、数作前にNearly headless NickがQを去りました(ハリー・ポッター観た人しか分からない…デスよね) 

Qと言えば・・・ボンドとQが始めて出会うシーンのやりとり、このあたりの字幕はどうなっていたんでしょう? 読んでなかったのでわかりませんが。。。
英語のまま理解したほうが面白いだろうなと推察します。
IMDbで拾ったセリフ。(拙訳 by じぇれまいあ)

絵の前の椅子に座っている007. 若い男がやって来て横に座り007に話しかける、といった場面。

Q: It always makes me feel a bit melancholy. Grand old war ship. being ignominiously haunted away to scrap... The inevitability of time, don't you think? What do you see?
この絵を見るといつもちょっと物悲しくなるんですよ。 威厳ある戦艦がスクラップにされるかと思うと…。時代が変わるのは必然ですけどね。 あなたは何が見えます?(どう思われます?何を感じます?) 
【ここ、戦艦と(最盛期を過ぎた)007を重ねてると思います。と、なんやら小賢しいことを言ってみる

James Bond: A bloody big ship. Excuse me.
ドでっかい船だ。 
【ここのExcuse me は007が席を立とうとして。】

Q: 007. I'm your new Quartermaster.
007.【このセリフでQのほうでは007を知っていることが分かります】新しいQです。(Quartermasterは補給係みたいな意味でしょうかね?)
James Bond: You must be joking.
じょーだんだろ。
Q: Why, because I'm not wearing a lab coat?
どうして?僕が白衣を着てないから?
【Qは武器開発者、研究室勤務のはずなので白衣を着ているってことでしょう軽い皮肉です、勿論】

James Bond: Because you still have spots.
まだにきびがあるじゃないか(若いじゃないか)
Q: My complexion is hardly relevant.
僕の肌の状態は関係ないでしょ。
James Bond: Your competence is.
Your competence is (relevant) 能力の問題さ。(若いのになにができるっていうんだ?)
Q: Age is no guarantee of efficiency.
年齢は力量の保証にはなりませんよ。
James Bond: And youth is no guarantee of innovation.
若さは革新の保証にはならんだろ。
【上の二つの会話は同じ文型を使ってやりあってます。遊んでますね。】

Q: Well, I'll hazard I can do more damage on my laptop sitting in my pajamas before my first cup of Earl Grey than you can do in a year in the field.
僕は、あなたが現場で一年かかって与えるダメージより、(僕が、起きぬけの)パジャマのまんまでその日一杯目のアールグレイを飲む前にノートパソコンを使ってはるかに大きな破壊を引き起こすことができると思いますけどね。
【直訳するとへんな日本語! これを平たくすると…
僕は、あなたが現場で一年かかって与えるダメージより大きな破壊を引き起こすことができると思いますよ。(それも)起きぬけのパジャマのままその日一杯目のアールグレイを飲む前にノートパソコンを使うだけでね。って感じでしょうか?
in my pajamas before my first cup of Earl Greyの Earl Grey 、「(ただの紅茶じゃなくて)アールグレイ飲むんだ」がQがトレンディーでイマドキの若者(ベテラン、というか最盛期を過ぎた007と比較して)って印象を受けます。
before my first cup of tea...「朝飯前」に通じるものがありますわね(^^)】

James Bond: Oh, so why do you need me?
じゃ、なんで私が必要なんだ?(要らないだろ?)
Q: Every now and then a trigger has to be pulled.
時には引き金が引かれなくちゃいけないこともあるからですよ。(時にはコロシをする人が必要)
James Bond: Or not pulled. It's hard to know which in your pajamas. Q.
撃ってはいけないときもあるさ。 パジャマのまんまじゃ(現場にいなければの意味でしょう)判断するのは難しいだろ? (よろしくな)Q
Q: 007.
(こちらこそよろしく)007
【最後の「Q」と、「007」は単語だけですが、「よろしく」みたいな意味あいです】

と、お互いを探り合うこういうやり取りの後、認め合う(というか自己紹介終わり?)ボンドとQなのでした。チャンチャン。

Every now and then a trigger has to be pulled.
Or not pulled.

ここは受動態になってます。 能動態にすると主語が必要です。
Every now and then you must/have to shoot/kill a person. となります。
Youはつまり007で、Qはそういうことが言える立場にありません(武器開発係りですもんね。)

英語を話すときにはなるべく能動態を使うようにと習いました(責任の所在をハッキリさせる意味もあり)が、受動態でしか表せない場合もあるんですよね。

映画は英語の練習にはもってこい!の教材です。(映画で英語を覚えたじぇれまいあの断言!)