後になって、じわじわと感動することがあります。
真夜中の暗闇で懐中電灯一つを頼りに、何十年愛用してきた食器やグラスの破片で散乱した床を汗だくになりながらただ黙々と片付けた。一段落してふと外を見ると、いつもの水平線上に点在する漁火ではなく、海岸に近づいてこちらを照らす明かりが一つ。
いつも見える街灯などが消えているから、停電に気づいて照らしてくれているのだろうと思った。
この1年、そのことを思い出すたび、その漁師さんの気持ちを想像しては胸が熱くなった。そんなことをしないで、さっさと家に帰る選択もあっただろうし、第一たった1隻の明かりが、家の中や道路を明るくできるわけでもないのに。。。
あれは紛れもなく心を照らしてくれた光。今となれば、その思いに応えて懐中電灯を大きくゆっくり振れば良かったなと思う。
自分も漁師さんのようにできたらなって思う。
(いやいや、漁師さんはこの辺に住む恋人を照らして、この時とばかりに心をガッチリ掴もうとしただけだったかも…なんちゃって)
トップ画像は今日の海と空、タンカー(?)が水平線近くに。
蛇足
一昨日、裏山で行われていたヘリコプターの訓練、目的地点に目的物を置く練習のようで、何度も繰り返していました。凄い騒音、ご苦労さまです。9月1日が防災の日。
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