文学館でのミニコンサート記録です。
1.J.S.バッハ/メヌエットト長調
2.J.S.バッハ/メヌエットト短調
3.バッハ・グノー/アヴェ・マリア
4.A.メンケン/ディズニー映画「美女と野獣」
5.A.モリコーネ&E.モリコーネ/映画「ニュー・シネマ・パラダイス」
6.E.モリコーネ/映画「ミッション」よりガブリエルのオーボエ
7.佐々木すぐる/月の砂漠
8.L.V.ベートーヴェン/月光ソナタ1楽章
9.安田芙充央/満月が戻ってくるとき
アンコール
海沼実/里の秋
入場者数約30名。2月以来8ヶ月ぶりのミニコンでした。実は6月の演奏は、練習が佳境に入るというときになって緊急事態宣言のため中止に。この企画がスタートした当初は毎月のように演奏していたものの、4年ほど前から2,6,8,10月の年4回に変更させていただき、昨年と今年はコロナ禍のため年2回に。それでもこの2年間、音楽活動が全く出来なくなり練習場所さえ失ったアマチュア演奏家達を思えば、2回でもラッキーなこと。
今回もギリギリになって中止になる可能性を踏まえ、練習がなるべく無駄にならないように、次回にも回せる1~6を選曲。
この夏はバッハという名前を度々聞くことになったことにちなみ、まずはヨハン・セバスティアン・バッハ?の3曲。長い間バッハの作品と思われてきた1は近年の研究で同時代に活躍したクリスティアン・ペリツォートの曲である説が有力に。また同時期に作られた短調との比較も面白いと思い続けて演奏。当時のメヌエットは貴族が宮殿で踊った曲の一つなので、優雅さを心掛ける。
3はバッハの作品「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調プレリュード」に19世紀になってシャルル・グノーがメロディを後付けした曲。
4,5,6はスクリーン・ミュージック。7月に楽器のリペア・クリニックで札幌の楽器店を訪れたときに入手した映画音楽曲集を使用。3人の若い?編曲者の作り方が新鮮で、練習がとても楽しかった。
次は中秋の名月にちなんで月関連の3曲。7はしっとりした編曲に加え、皆さんご存知の曲なので、じっくり聴いてくださっているのがこちらに伝わってきた。後に友人からのメールで「涙が出た」のだそう…琴線に触れてしまった?!
8はピアノソロ。
9はフランスと中国の合作映画のエンディング曲を作曲者自身がフルートとピアノ用に編曲されたもので、フルートの素朴さを活かしたというコメントがついていました。聴いたことのない曲だったけれど、音符をなぞってみて直ぐ大好きに。
アンコールの「里の秋」は野田暉行編曲の古い曲集に入っていた楽譜を使用。ピアノとの合わせが難しくて一番の緊張だったけれど、最終的にはお互い納得できて、良い経験でした。
さて、次回は2月。コロナ第6波はどうなっているか…