ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

熊の置物 再生

2020年06月09日 | Weblog

シオヤトンボ

どこの家にもある土産物と言えば、昔は北海道の熊の木彫りの置物と決まっていた。家の居間辺りにあれば、家族団欒の象徴ともなり、家を離れれば今度は郷愁のアイテムとなる、かもしれない。実際はほぼ邪魔ものとなるが、捨てるに捨てられないものでもある。そんな熊が家には二頭。ずっと倉庫化した部屋の隅で埃をかぶって冬眠状態だった。四十年ほどだから結構な年月だ。部屋を片付けたついでのこれをどうしようかと考えた。捨てるのは簡単だが(他の如何にも土産物というのは殆ど捨てた)この重量感が抵抗感となる。そこでリニューアルすることにした。ポップな感じにすればインテリアとしての価値が復活する。要はペイントするだけ。

アクリル絵の具で塗るわけだが、気を付けなくてはいけないのはその色。例えば白だと白クマ、茶色だと羆(元に戻る)になってしまう。ポップなインテリアとしてはリアルは避けたい。黄色、赤、青などリアリティの無い色にするのがポイントだ。今回の場合、一頭は赤一色、もう一頭は緑地で黄色白で模様を入れた。置いてみるとしっかり息を吹き返していた。
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