昨夜家の近くで偶然犬の散歩中の知り合いに遭遇。映画の話となり、その前にあった時話したカフカの映画の続きがまた始まった。前の時は、彼が「未来世紀ブラジル」が好きと言ったので、こちらがあの映画にはところどころにカフカを連想させる描写があり、特にオーソン・ウェルズの「審判」にかなり近いような場面があり、カフカに興味があるなら「審判」は原作は勿論のこと映画は必見である、などなどの話。
そして今回。カフカ関係の映画のことを色々調べたらしく、今まで知らなかったが、そもそも「未来世紀ブラジル」は、監督のテリーギリアムがカフカに対するオマージュとして作った作品だったらしいことなどいくつか初めて聞く事実が分かった。なるほどカフカっぽいと思ったのはそういうことか。あとカフカの映画として「アメリカ」(ストローブ=ユイレ)があるが、個人的にはカフカの世界をそのまま表現してるのは「審判」とこの「アメリカ」であり二本は絶対的にお勧めする、と言うと、同じような内容のことを調べた先でも言っていたという話になり、これはカフカが来てるということだ、と彼は納得していた。文学にも興味があり、カフカは以前から気になっていたらしい。
と、夜の通りでカフカの話で盛り上がったが、まさかこんなところでそんな話で盛り上がるとは予想だにしてなかった。