紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

フィルムカメラ「リコーGR1」で撮る

2010-01-30 07:00:00 | カメラ
私の数少ない趣味の一つに、中古カメラの収集があります。収集のきっかけは、写真の技量が上がらないのであれば、一層のこと古いカメラを集めればいいのだ、と思った事です。

収集していることが知人友人にも知れ渡り、無償で譲り受けることが多くなりました。高価なものはありませんが、現在では100台を超えているかもしれません。中には、昭和9年六桜社(コニカの前身)製の6×9判の「リリー」もあります。

さて、そんな話が小中高同級生のN君に伝わり、何とあの高級コンパクトカメラリコーGR1 が、一年半ほど前に私の手元にやって来たのです。1996年の発売時の定価が10万円でした。中古品でもなかなか手に入りにくいGR1です。N君はフィルムカメラから、デジタルカメラに切り替えたというのです。


(4群7枚構成の高画質GRレンズはプロカメラマンの高い評価を受けている)

ただで譲り受ける条件が、リコーGR1でフォトコンに入選することでした。結構厳しい条件です。最近は滅多にフィルムカメラを使っていないからです。最近も彼から、催促が来ました。ブログに、リコーGR1を特集せよというものです。この1年半に、リコーGR1で10本ほど撮影しております。そこで画像をいくつかピックアップしてみました。


(H20.7.21撮影 RicohGR1+Kodak業務用400 下の画像も同じ)


(第5回That's撮れ録れフォトコンテスト ピクトリゴ 「コバルトブルーの池」)

上の二枚は、すでのご存知のとおりH20.7月に入山禁止が解けた美瑛町の美瑛川上流の青い池です。この日午前7時前にここに到着しましたが、あたり一面霧がかかって、殆ど周囲が見えない状況でした。日が昇ると同時に、霧が薄れ画像のような状態になりました。次の二枚は旧手宮線跡地で開かれる鉄路展(毎年9月上旬)を撮ったものです。


(H20.8.25撮影 RicohGR1+フジアクロス100 下の画像も同じ)


(鉄路展の数ある作品の中で、とても気に入った作品です 作者不詳)

モノクロ写真をもう一枚上げておきます。旧手宮線を散策していたら、偶然犬を連れた方が三人すれ違いました。とっさに撮った一枚です。こういう時は、ポケットに入るGR1は便利だと思いました。


(H20.10.2撮影 RicohGR1+プレスト400 第2回私の好きな小樽写真コンテスト 小樽駅長賞)

最後にあと二枚上げておきます。小樽市の中心商店街である「都通」アーケード内で撮影したものです。上段は、パチンコ店の広告の前を通り過ぎた人物を撮ったものです。アーケードの天窓から日が差し込み、「海物語」の広告を浮かび上がらせています。日の当たらない周辺が落ち込んでとても印象的な一枚になったと思います。下段の「晩夏」については、2009.11.11付けブログ「道写協小樽フォトコン…」に解説しております。


(H20.9.10撮影 RicohGR1+フジ業務用100 下の画像も同じ)


(道写協小樽2008フォトコンテスト 特選「晩夏」)

リコーGR1の機能等についても述べたいところですが、一般の読者には、興味のないところかとも思いますので割愛いたしました。この素晴らしいリコーGR1を、気前よく譲ってくれたN君に感謝です。
なお、登山家のN君のブログは下記の通りですので、機会があれば除いてみてください。
「楽山日記」 
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「小樽雪あかりの路」~その2

2010-01-26 07:00:00 | 日記
今回は、最近の「小樽雪あかりの路」を取り上げて見ましょう。標題の画像は、H20年2月にコンデジ(FUJI Finepix F11)で撮影したものです。コンデジで、ソフトフォーカスフィルターは使えませんので、PCソフトで加工しました。下の画像は、小樽運河浅草橋の対角にある「小樽出抜き小路」の火の見櫓(3F)からメインの運河会場を見たものなんです。


(運河会場 ここ浅草橋から中央橋を経て北運河方面まで続く)

次の画像は、運河沿いに作られた雪洞やオブジェの一部を覗き込む一番下の孫娘です。この時は家族全員で運河会場、旧手宮線会場を回りましたが、三人の孫を並ばせて撮るのは至難の業です。特に上の二人は、ポーズを注文してもてんでバラバラに駆け出していってしまいます。かろうじて一番下の孫だけが、動きがまだ遅いので、カメラに何とか収まります。



(運河会場にて 孫娘綺里5歳)


(運河プラザ付近で 交差点の信号、建物の光源を入れて)

さて次は、旧手宮線跡地会場です。色んなオブジェが立ち並ぶ中で、車のタイヤチューブを使った滑り台があります。孫達はここで、何度も何度も滑り台に乗っておりました。運悪く、猛烈な吹雪となりましたが、孫達はまだ滑る順番待ちの列からはなれません。吹雪で、撮れないのが残念です。


(小樽駅から下がった方の会場入り口付近)


(途中の飲食コーナー コーヒーで一息つく)


(旧手宮線会場 一杯飲み屋さんの自前のオブジェ)

最後に別会場で撮影した画像を上げておきます。一枚は、南小樽駅会場で撮影したものです。我が家から5分ほどのところです。オブジェの窓枠に孫娘二人を並ばせて撮りました。たまたま、孫娘たちのマフラーの柄がハートで、オブジェもハート、偶然の一致です。


(孫娘・悠里7歳、綺里5歳 第11回雪あかりの路・愛のフォトコンテスト ぬくもり賞)


(雪あかりの路のイベントにあわせ、富岡教会で挙式の二人)

最後の画像はH20年2月撮影です。雪あかりの路のイベントの一巻として富岡教会で結婚式が行われると事前に新聞報道されました。当日、教会を覗くと、神父さん、新郎新婦共に、式のはじめから参列して写真撮っても良いとのこと。初めて教会での挙式を見ました。

式の終了後、何と小雪チラつく中、教会の庭に造られたキャンドルオブジェの前で、写真撮影のサービスです。新婦は寒い中肩掛けを外すサービスまで。4-5人いた報道陣を含めたカメラマンが盛んにシャッターを切っていました。お二人に幸多かれとお祈りしております。
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「小樽雪あかりの路」~その1

2010-01-22 07:00:00 | 日記
             (H12.2撮影 写真屋さん45・2001フォトコンテスト 入選)

札幌の大通公園では、札幌雪祭の雪像建設が急ピッチで進んでいます。時期を同じくして、小樽では、「小樽雪あかりの路」が、2月5(金)~14日(日)開かれます。小樽出身の伊藤聖の詩集「雪あかりの路」の題名を取ったこのイベントも、今年で12回目を迎えます。比較的歴史が浅い割りには、入込数が50万人を超えるイベントに成長しました。

そこで今回は、第1回(H11年2月)から第9回(H19年2月)までを、画像を交えながら見て行きたいと思います。下の画像は第1回目のイベント時ののものですが、当初は今ほど大々的なものではありませんでした。なおこの画像は、全国的なフォトコンに初めて出品し、3席となりました。


(H11年2月第1回目 建設省雪センター創立10周年記念フォトコン 3席)

運河全体がどのようになっているかを見たのが下の画像です。運河向かいのホテルノルドの最上階のラウンジから外に出て、背伸びしながら撮ったものです。危険防止の柵があって、身を乗り出すことが出来ず、壁の写り込みをカットしたので、パノラマサイズとなりました。


(H19.2第9回目 右手が札幌方面、左手が手宮・北運河方面)

次の二枚の画像は、いずれも、小樽雪あかりの路・愛のフォトコンテストで入賞した作品です。なお、H13-14年は、八王子支店に単身赴任中で、撮影が出来ませんでした。


(H15.2撮影 第5回雪あかりの路・愛のフォトコンテスト ぬくもり賞「星に願いを」)


(H16.2撮影 第6回雪あかりの路・愛のフォトコンテスト ぬくもり賞「幸せの予感」)

かつて保税倉庫として使われていた運河沿いの倉庫は、現在はすべて、飲食店に改造されています。その飲食店から漏れ出した赤い光が、波間に漂う浮き玉キャンドルと、妙にマッチしています。そこを切り取ってみたのが下の画像です。


(H18年2月撮影 飲食店「おれの小樽」から漏れ出す赤提灯の灯)

最後の二つの画像はH18年、19年のものです。上段は当時2歳半の、一番下の孫娘です。そうです1月10付けブログ「…どんど焼きに行ってきました」で列を離れ保育園の先生に注意を受けた綺里(アカリ)です。この画像は、翌年の雪あかりの路PR用切手シートや列車の中吊りポスターの一部に使われました。


(H18.2撮影 第8回雪あかりの路・愛のフォトコンテスト 写真材料商賞「小さな幸せ見つけた」)


(H19.2撮影 第9回雪あかりの路・愛のフォトコンテスト 入選「メルヘンチックアイスキャンドル」)

最後の画像は合成ではありません。望遠レンズ先端に、蝶の形を切り抜いた自家製フィルターをつけたのです。子どもの遊び道具に、蝶の形の切り抜きパンチがあったので、思いつきました。文房具店には、色んな形の切抜きパンチが売っております。星の形を使うと、ボケた点光源はすべて星の形になります。試してみると面白いですよ。
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ブルートレイン・北斗星を撮る

2010-01-19 07:00:00 | 日記
                 (雲一つない青空 道庁も清々しそう)

先週の14日(木曜)は、久しぶりの青空でした。前日のTVの天気予報が、こうも見事に外れるとは思いませんでした。前の晩の予報では道央、道南では、大荒れということでした。年末からこの方、毎日のように荒れた天気が続いていて、うんざりしておりました。そこで、ヨドバシカメラ札幌店に修理に出してあったSIGMA15mm対角魚眼レンズが、修理完了とのことで、引き取りに行ったのです。

そのついでに、11時15分に到着するブルートレイン北斗星を撮ることにしたのです。3番ホームに5分遅れで到着するというアナウンスを聞いて、向かい側の5番ホームの先頭に行きました。ブルトレマニアがカメラ片手に、すでに4人(3番ホームに2人、5番ホームに2人)来ていて、待ち構えておりました。


(3番ホームに入ってくる 機関車2台で牽引)


(意外なほど、雪まみれになっていない)

入線して来る北斗星の車体を見ると、意外なほど雪・氷まみれになっておりません。近郊を走る在来線の列車の方が雪まみれでした。北斗星は客車12両+機関車2両の計14両編成で、先頭の機関車はホームの端ギリギリのところに止まっております。コンデジを突き出して北斗星のプレートを撮ったのが下の画像です。


(反対側4番ホームの乗客数人が、携帯で盛んに撮っていた)


(この青い機関車も、今年一杯で引退するらしい)

3番ホームで10分ほど停車した後、手稲の機関区へ回送される。このあと北斗星は、午後5時12分上野行きとして札幌を発車します。




(一旦手稲の機関区に回され、午後5時頃再び札幌駅に姿を現す)

さて、次は、午後2時5分発の大阪行きトワイライトエクスプレスが入線してきます。正しくはトワイライトエクスプレスはブルートレインとは言わないようですが、北海道内、札幌~青森間は、あの青い機関車が2台で牽引します。時間があるので、一旦駅の外に出ることにします。

北海道庁に足を向けましたが、ここ1~2年冬季間、池の周辺を立ち入り禁止にしております。撮るものもないために、ヨドバシカメラで修理品を受け取り、再度ホームでトワイライトエクスプレスを待つことにしました。ところが駅員に確認すると、本日は荒天のため(好天ではありません)運休である旨告げられました。というわけで、今回は、北斗星のみのアップとなりました。
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北海道開拓の村撮影会

2010-01-16 07:00:00 | 日記
               (旧北海道開拓使札幌本庁舎 村内でもひときわ目立つ綺麗な建物)

1月の10日(日曜)に札幌厚別区にある、北海道開拓の村で行われたモデル撮影会に行ってきました。(財)開拓の村、北海道新聞、北海道写真協会による共催事業で、モデル撮影会は、年二回秋と冬に行われます。参加料が無料ということもあり、毎回100名以上のカメラマンが集まります。

モデルは二名で、道写協道展会員の先生が二名指導に当たります。開拓の村は、市街地群、漁村群、農村群、山村群の四つのエリアに分かれております。撮影会も二つのグループに別れ主だった建物の前や内部で撮影が行われます。

下の画像は、旧三升河本蕎麦屋の前で撮ったものです。暖簾をくぐって出て来るところです。本来であればモデルの前方にスペースを持ってくるところですが、余計なものが目立つので、あえて後ろにスペースを取りました。このように後ろにスペースを取ると、余韻を残すといわれております。


(チラチラ雪が舞い散る)

モデルさんの腕の黒い下着が気になるところですが、この寒さでは、仕方がないところです。次の画像は、同じく市街地群にある旧近藤染物舗の前で撮影です。ここでは、大きな暖簾、電灯、奥の間の窓越しに見える雪景の三つをどう上手く組み合わせるかがポイントです。


(顔立ちが現代風すぎて…モデルさん、すいません)

下の画像は、建物の名前は忘れてしまいましたが、奥行きのある建物で、奥をすかして、遠近感を出しております。オートフォーカスで撮ったために、傘の後方に合焦したらしく、肝心の顔にピンが来ておりません。小さいサイズなら、ま~気にならないか…


(やや後ピンで、PC画面を拡大すると顔にピンが来ていない)

次の画像の建物はいつも気になっていた建物でした。黄色と緑の建物は、旧開拓使工業局庁舎でした。以前、道写協小樽支部のモデル撮影会のときに、黄色いスカートのモデルをここに立たせて撮ったことがありました。


(別カットから、モデルさんをここにワープしました)

モデル撮影会最後のカットは、交番前での記念撮影です。左端の巡査は、ボランティアの方です。この開拓の村では、多くのボランティアの方々に支えられております。なお、この交番は旧南一条巡査派出所です。中を覗くと、大きな髭を生やした大柄な巡査が、サーベルを腰に立っております。勿論人形です。


(今の北海道の女性、このような格好はしておりませんので念のため…)

最後の二カットは、村内の建物を写したものです。上段の画像は雪に埋もれる旧小川家酪農畜舎です。下段は、旧太田装蹄所です。装蹄所と言われても、若い人は想像がつかないと思いますが、馬の蹄に蹄鉄を取り付けるところなんです。

二枚とも色味がおかしい?そうなんです、実はネガフィルムを裏返しにして撮ると、こういう色調になってしまうんです。詳しくは、2009.4.4付けブログ「フィルムの乳剤面を裏返して使うと…」を参照してください。



(セピア調で、レトロな感じが…)


(チト色がきつすぎて…レトロを通り越してしまった)

下段の画像よく見ると、落雪注意が裏返しとなっていて…これは、乳剤を裏返しにしたために起こったことです。CD取り込み時に補正しなかったためなんです。
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小樽ガラス工房

2010-01-13 05:00:00 | 写真

(TheGlassStudioInOtaru上浦氏の作品 このほかにも数々の賞を受けた作品がある) 

すでに、小樽運河、オルゴール堂、北一ガラスを取り上げましたので、小樽観光の目玉であるガラス工房を今回は取り上げたいと思います。小樽ガラスというと、北一ガラスが有名ですが、実は数年前までは工房を持っておらず、殆どが、東京の深川硝子からの仕入れ販売だったのです。近年、深川硝子を子会社化して、小樽有幌町に移転しました。

北一硝子が、小樽観光の中心である堺町に移転したのが昭和58年であることは、前々回のブログで紹介したとおりです。実は小樽に硝子ブームが本格化する以前の昭和54年に、「The Glass Studio in Otaru」が開設されたのです。浅原千代治氏を代表として6人のスタッフが大阪からやってきて、小樽市緑町に工房を構えたのです。

当時新聞等で、大変な話題になったことを覚えております。移転の理由として、内地に比べて、気候が寒冷であること等が上げられていました。小樽で最初の硝子工房の始まりです。その後、現在地である天狗山スキー場直下の海が広く見渡せる高台に体験工房を併設する形で新工房が建てられました。


(ガラスを吹く上浦氏)


(正面入り口が2Fに直結 商品が陳列されている)

昭和54年、1979年に工房を構えて去年で丸30年を経ました。この間、多くの若手職人がここから独立開業して行きました。現在函館で「The Glass Studio in Hakodate」を経営する水口氏もそうです。函館で工房開設に、政府系金融機関として、多少かかわったこともありました。また後で述べる、運河工芸館のスタッフとして育って行った方もおられます。いわば、小樽の硝子工房の原点はここにあったのです。

さて次は、運河工芸館の工房を覗いて見ましょう。運河工芸館は、かつての倉庫群の中でも、ツインドームを持ったユニークな建物です。夏季は、ドームが開放されていて、ここから小樽港が一望できます。運河の周辺では、人力車が行き交います。そんな工芸館の半地下に工房があります。


(どなたの作品か分かりませんが、見た瞬間惹かれました)


(夏場、汗だくになりながら吹くスタッフ小坂氏)


(天窓からの直射日光が床に当たり、レフ版の代わりとなった)

上の二枚の画像のうち下段は、スタッフ中森氏。彼は一昨年この工房から独立して、小樽中央市場の一角に工房を構えた。市場の中という、一間場違いとも思われる場所で開業し、新聞紙上でも話題になりました。

さて、最後の工房は、小樽観光街のど真ん中にある体験硝子工房「K's Blowing」です。ここ堺町工房はおもに観光客向けの体験工房で、本格的な生産工場は別途朝里町にあります。


(工房の奥サイドから工房内を見る)

ガラス越しの撮影のため見にくいですが、中央黒い人物が安井社長で、この方も、運河工芸館の製作スタッフから独立開業した方です。画面奥では青いバンダナのスタッフが、観光客に手ほどきしております。さらにそれを道行く観光客が見つめております。


(灼熱のガラス玉を整えていく 気の緩みが惨事を招く危険な工程)

扱うものが、灼熱のガラス玉です。炎が舞い、火花が散ります。ガラス製作は、気の緩みや不注意は絶対に許されない工程が多々あります。美しく、見とれる製品造りの裏には、こうした職人の危険と裏合せになった熟練があることも知っていただきたいと思います。

なお、機会があれば、ガラス小物の製作、いわゆるトンボ玉作りも取り上げてみたいと思います。

<H23.3.23 お詫びと訂正>
The Glass Studio in Otaruの画像脚注に間違いがありました。謹んで訂正し、お詫び申し上げます。
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1月7日はどんど焼き

2010-01-10 07:00:00 | 日記
正月の注連飾りなどを焼くどんど焼きが水天宮で行われるということで行ってきました。本来は小正月といわれる正月15日前後に行われるようですが、北海道には、旧暦に関する行事は殆どありません。小正月といわれてもピンと来ないのです。本州では、左義長とも呼ばれ、大々的な行事のようです。よく左義長の勇壮な写真を目にいたします。

10時頃水天宮に着くと、すでに境内の一角で、注連縄など正月の飾りが燃やされております。断続的に付近の住民が持ち寄って、火に入れていくだけで、特別な行事ではありません。そうこうしているうちに、孫が通う保育園の園児達(5歳児、6歳児の年長さん)がやってきました。



園児達は、先ずお参りを済ませるために、本殿前に集められました。一人10円づつ握りしめてお参りですが、この間列を乱し、四方、八方へ走り出す子もおります。まあ、元気があって良い、といえばいいのですが…


(列に戻りなさい、と注意を受けるわが孫娘・綺里(アカリ)、お恥ずかしい…)


(やっと全員整列)

この後数人ずつ参拝をし、全員終わったところで、どんど焼きのほうに向かって、全員で有難うございました、とお礼を述べ、保育園に向かって帰っていきました。この間30分間ほどでしたが、保育園の先生もコリャ~大変だヮ。

今日は、曇り時々晴れ間が出ましたが、海は相当荒れておりました。境内の端から、海を眺めている方がおりました。なお、水天宮は、眺望がいい事から、「小樽眺望景観賞」を受賞しているようで、プレートが設置されています。下段の画像はH20年11月下旬撮影のものです。


(対岸は増毛連峰)


(天気のいい日の眺め 中央奥にAM10:30発新潟行きフェリーが停泊している)

さて、以上で本論は終わりですが、ここ水天宮にかかわる画像を2-3上げておきます。下の2枚は、もう10年ほど前の、3月下旬のものです。3人組の若者がやってきました。受験シーズンは終わってますので、合格御礼にでも来たのでしょうか。


(ん?お多福さんもお参りに来ましたか?)


(お賽銭も投じたようですし、神様も、おふざけはお許しに…多分)

本殿と、本殿脇のお宮にも彼らはきちんとお賽銭を投じ、お参りしていきました。あれから十年、彼らもきっと立派な社会人として活躍していることでしょう。
なお、4月下旬のゴールデンウィーク頃には、境内の桜が満開になります。最後の画像は、その時の一枚で、スローシャッターで、枝をぶらせております。


(本数が多くはないので、隠れた名所となっています)
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冬の立ち木

2010-01-07 07:00:00 | 日記
小樽運河、オルゴール堂、北一ガラスと来ると、次は当然、ガラス工房を取り上げるべきかと思います。ところが、画像を探しても、なかなか見当たりません。フィルム時代から、かなり撮影しているはずなんですが…

というわけで、ガラス工房についてはもう少し時間を頂いて、今回は北国の風雪に耐える木々を取り上げてみたいと思います。先ず一番目の画像は、ニセコ町郊外にある、二本のサクランボの木と羊蹄山です。ここは撮影スポットとして有名ですが、さすが冬は訪れるカメラマンは少ないようです。


(H21.2.10撮影 AM7頃朝日が上がり始める。マイナス15度、耳が痛くなる。)

このあたりは道内でも有数の豪雪地帯で、このスポットに到着するには、道路わきに車を乗り捨てて0.5kmほど深い雪の中を歩かなければならないからです。カンジキが必要になります。2月には羊蹄山の右斜面からAM7時頃朝日が顔を出します。二本のサクランボの木の間に朝日を入れてみました。手足が痺れるような寒さの中、シャッターを切りました。

次の画像もニセコ町を流れる尻別川の堰堤に生える木を撮ったものです。日陰の部分の雪面には、きらきらと虹色に輝く氷辺があったのですが、画像にすると虹色が映りません。絞りの関係でしょうか、ピントの関係でしょうか、やはりカメラと人間の目は違うんですね。


(画面中央あたりに、虹色に輝いて…カメラでは捉え切れない、残念)

次の二枚の画像は、赤井川から倶知安、ニセコに抜ける国道393号線沿いで撮ったものです。この日は大雪風雪注意報の出ていた日でした。時おり横殴りの吹雪で10m先が見えないこともありました。空は鈍よりした鉛色、地平線との区分けが付かない。小樽の冬はこんな日が続きます。


(H21.12.16撮影 雪の止んだ時に 夏はこのあたりはジャガイモの花が満開)


(同日撮影 内臓ストロボ発光)

この画像では、内蔵ストロボを発光させております。なぜかといいますと、単純にシャッターを押しただけでは雪は流れて画像全体が霞んだように映るためです。ストロボを発光させることで、雪が止まって映り、画像全体にメリハリが付きます。さて次の画像は、キロロのスキー場で撮りました。ゴンドラの最終地点付近です。


(H11.1.13撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEB)

十年以上前の画像ですが、この日山頂付近はものすごい寒さで手が痺れストックが握れないほどでした。寒さで霧氷が木々に張り付き、真っ白になっておりました。さて次の二枚の画像は美瑛で撮影したものです。


(H12.2.5撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEB)


(H20.11.12撮影 EOS40D)

上段の画像は、冬の美瑛撮影ツアーバスで行った時のものです。当時は、カメラ店や旅行会社企画のこのような、カメラ愛好者向けのバスツアーが結構あったのです。現在は、天候に左右されることもあって、ツアーは全くなくなってしまいました。

最後の画像は、私の生まれ育った雨竜町で撮影したものです。雨竜と滝川市の江部乙町を結ぶ石狩川に架かる江竜橋付近です。石狩川の堰堤そばに、このような立ち木が並んでおります。かつては稲架木(ハサギ)として活用されたのでしょう。午後3時頃日が傾き始め、一面赤く染まったのがとても印象的でした。なおこのカットは、H18年に雨竜町観光フォトコンテスト優秀賞「夕照」を取っております。


(H12.3.6撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEBX)
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小樽オルゴール堂と北一ガラス

2010-01-04 07:00:00 | 日記
小樽運河の次は、小樽オルゴール堂と北一ガラスについて取り上げてみたいと思います。標題の画像は小樽オルゴール堂の夜景です。オルゴール堂といえば、入り口の前に設置されている蒸気時計が有名です。15分おきに蒸気が噴出して、蒸気でメロディーを奏でます。多くの観光客がこの前で記念写真を撮っています。

下の画像は、春先の天気のいい日に撮影したものです。横断歩道を渡る女性がコートのすそを持ち上げております。後ろでは、蒸気時計がメロディーを奏で、春先特有の淡雪が舞い散り、北国独特の画像になりました。この類似カットが平成11年小樽観光フォトコンテスト特選に入賞しております。


(H9年12月撮影 CANON EOS55+KodakDynaExtachrome 200)

オルゴール堂は、店内での撮影がOKとなっています。北一ガラスはじめ多くのガラス品店が撮影禁止としているのとは対照的です。では店内に入ってみましょう。下の画像は、中央が吹き抜けになっている2Fで撮ったものです。観光客が、一休みして、さあ、次はどこへ行こうかとでも相談しているのでしょうか。


(本館2F休息コーナー)

下の二つの画像はいずれも、商品を写したものです。上段は、ドラゴン型のオルゴールのドラゴン部分を、下段はアンティーク風の人形型のオルゴールを撮ったものです。様々な形のオルゴールが揃っており、数千種類があるとのことです。


(発光ダイオードで赤、青、緑と色が変化する)


(バックは、人形を写した写真、この人形手紙を書いているようだ))

下段のオルゴールは、2号館にあります。2号館はおもに、クラシック調のものがそろえられており、紙テープによる、自動オルガンやパイプオルガンも展示されております。一日に何回か、紙テープを回転させて、パイプオルガンの自動演奏が実演されています。

なお、このオルゴール堂は、昭和42年開業です。建物は明治24年建築で、レンガ造り一部石造りとなっております。当初は共成という米穀商の倉庫でした。その後家具屋となり、今のオルゴール堂に変ったわけです。昭和30-40年代は、このあたりには倉庫がたくさん立ち並んでおりました。高速札樽道が出来、更にそれにつながる臨港線が出来ると供に、殆どの倉庫が取り壊されてしまいました。

こうした倉庫の一部を改装して、昭和58年からガラス製品を扱うようになったのが北一ガラスです。元々北一ガラスは、前身を浅原硝子と言って、石油ランプや漁業用の浮き玉を作っておりました。漁業の衰退、プラスチック浮き玉の普及で、衰退を余儀なくされましたが、たまたま、観光ブームに乗って、石油ランプや浮き玉が観光客の人気商品になって息を吹き返しました。そして、国道5号線沿いの店舗ををここ堺町に移転をして、その後は急速に店舗を増やしていきました。

さて、北一ガラスの画像を探しましやが、見つかりません。なんせ店舗内は撮影禁止になっていて、コンパクトカメラを取り出しただけで、店員が走りよってきて、注意を受けてしまいます。オルゴール堂とはえらい違いです。企業秘密にするようなことではないと思うのですが…


(トロッコのレール跡が残っている。漁業用倉庫として使われていた名残)

上の画像は数多くある入り口の一箇所ですが、商品が陳列されていないのでカメラを向けてもとがめられません。中央右側が喫茶・飲食コーナーで、ランプホールといわれています。下の画像は私の親友夫妻が小樽に来られた時にここへ案内したときのものです。石油ランプが周囲四面の壁に飾られ、ランプの明かりだけで営業しております。雰囲気のあるホールです。


(友人達は地ビールを、下戸の私はコーヒーを)

最後の画像は、北一ガラスのあるコーナーで撮影したものですが、もう10数年前の画像です。当時は商品や店内を撮影しても注意されることはありませんでした。観光客の立場からすれば、珍しいもの、美しいものにカメラを向けたくなるのは自然の欲求です。最近は、韓国、中国といった外国人も大勢来ます。もっと柔軟な措置が取れないものかと思います。


(ガリレオ式温度計 店員さんから説明を受けましたが忘れました)
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明けましておめでとうございます

2010-01-01 07:00:06 | 日記
ブログをご愛読いただいている皆様方に、改めて新年のご挨拶を申し上げます。2010年が、皆様方にとって、益々良い年でありますように祈念申し上げます。

昨年を振り返ってみると、小樽に住んでいながら、小樽観光の目玉である小樽運河、ガラス、オルゴール等について取り上げる機会が少なかったな事を反省しております。そこで、第一弾として小樽運河を取り上げて見ました。

う~ん、過去の画像をひっくり返してみても、これぞ小樽運河といえる画像が見当たらない。そう言えば、運河を撮ってフォトコンに入選したという記憶が…反省、反省。先ずは過去の運河から見て見ましょう。下の二枚はいずれも昭和55年1月に撮影したものです。


(昭和55年当時の運河 中央橋から札幌方面を見る)


(同上 中央橋から北運河・手宮方面を見る)

大正12年に建設された運河も、港湾設備の近代化と共に、昭和30年代後半から40年代にかけて運河埋め立て、港湾道路建設の話が持ち上がりました。一方これに反対し、運河を保存する機運が市民の間に持ち上がり、その後実に10年間渡る運河論争が繰り広げられました。詳しくは2009.4.10付け当ブログ「もっとレトロな話~小樽運河」を参照してくださ。

現在の運河に比べると周辺の倉庫の数が倍以上あります。また近年は周辺に高層マンションが立ち並ぶようになりました。下の画像は昨年1月に撮影したのものです。少し画像がトイカメラ風ではないかって?そうなんです。


(中央橋から浅草橋・札幌方面を見る)


(浅草橋から中央橋・手宮方面を見る)

画像がどぎつく、トイカメラ風になったのは、ポジフィルムで撮影した画像を、クロス(ネガ)現像したためなんです。簡単に言えば、ポジフィルムをネガの現像液で現像したもの、反対に、ネガフィルムをポジ現像液で現像したものを言います。現像液(方法)をクロスすると、このような面白い現象が起こるのです。詳しくは2009.3.25付けブログ「クロス現像とは?」を参照してくださ。

さて少し真面目な画像も上げておきます。下の画像もう10年ほど前ですが、小雨の降る日でした。撮影中に、レンズに水滴が付いてしまったのです。それを知らずに撮った結果がこの画像なんです。とても面白い画像になったと思います。


(オリンパスOM-4 ポジフィルム)

最後に、次の二枚の画像をあげておきます。上段の画像は、ネガフィルムで撮影しましたが、レトロ調にするために、セピアフィルターを使ってみました。下の画像は晩秋の小雨の降る夕方撮影したものです。石畳の水溜りに映りこむガス灯が、イメージどおり収まりました。小樽運河は、自宅から歩いて10分ほどのところにあります。今年はもっと運河に通い、いい写真を撮るつもりでおります。


(レトロな小樽運河)


(雨の日の運河)

コメント (6)
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