紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

秋の富良野路・美瑛路を行く

2013-09-30 06:00:00 | 旅行
9月中旬以降三日と晴天の続かない天気に多少うんざりしていました。中旬には、TVで大雪山の黒岳で紅葉が始まったというニュースが流れ、直後には初雪が降ったというニュースも流れました。ここ数年紅葉の旭岳を写友と撮りに行っておりますが、なんせ晴天が続かないもので…今年は無理かもしれないと思っていました。ところが、20日(金曜)札幌でオータムフェストを撮影中に、写友の嵯峨氏から、9月二度目の3連休の22日(日曜)、23日(祭日)が絶好の好天、富良野・美瑛と旭岳の撮影に行こうとの誘いがあり、即OK。

22日(日曜)は富良野・美瑛で撮影し、富良野市内で1泊。翌日23日(祭日)に旭岳に登るという予定です。シルバーウィークにぶつかり、しかも観光客の多く訪れるシーズン、それが多少気がかりですが、メインの国道237号線(通称「富良野花人街道」)を走らずに、並行して走る道道を走ればすいすい走れます。

と言うことで、当日はフォートピアのメンバー4人で、少し遅めの午前6時に小樽を出発です。高速道央道を三笠で降り、富良野市に向かいます。途中三笠幾春別の奔別炭鉱跡地で開催中のアートプロジェクトを見て行こうということになりました。現地に着くと、開始時間が午前10時からとなっていて、車両はもちろん人の出入りも、ロープが張られ近寄ることが出来ません。再び道道に戻り富良野を目指します。富良野市内には入らずに、脇道の道道や農道を走ります。丘陵地帯は今が農作物の収穫時期。農家の方々が忙しそうに働いています。


広葉樹が一部黄色くなってきました。トラクターがひっきりなしに大地を移動しています。


収穫の終わった畑でしょうか、牧草地でしょうか、まさに大地から雲が湧き立つような光景です。


イモ畑は収穫の真っ最中。


ふらふらと農道をあちこち進むうちに上富良野町の千望峠に来たようです。展望台に上がってみますが…景色は今一つ。次どこに進もうか案内地図を見ている写友たち。


展望台の横に赤い実の木を見つけました。近寄ってみると、姫リンゴの木です。たわわに実り、周囲にたくさん小粒のリンゴが落ちています。


枝から数個頂いて食べてみると…酸っぱいけれども確かにリンゴの味がします。でも腹の足しにはなりませんね。


国道を避けてさらに農道を進むと、突然大地に裂け目が見えてきました。数日前に富良野・美瑛を襲った豪雨の爪痕です。富良野・美瑛の丘陵地帯は、もともとあった山を切り崩し、森を切り開いて人工的に作られた農地なのです。そのために豪雨などに弱く、農地の栄養分がすべて、この写真のように洗い流されてしまうのです。


さらに農道を進むと、丘陵の真ん中に二本の大きな木が見えました。上空には風が強いせいなのか、大きな雲が流れてゆき、丘は日がさしたり、曇ったりまだら模様にもなります。


ときにはこのようなまだら模様が出来たり…

しばらく進むと、もうすでに美瑛町に入ったのでしょうか、道の両側に車がたくさん駐車しています。車を降りた観光客が遠方の一点を見つめています。そうです、テレビコマーシャルで一躍有名となった「嵐の5本の木」だったのです。


こう見ても特別どうってことのない木ですが…、5本の木までは道路がついておりません。もちろん畑の中は立ち入り禁止です。

さらに先に進むと遠方に赤いじゅうたんのようにも見える花畑が見えてきました。いったん国道に出ると目の前に神野ファームがあります。赤く見えたのは神野ファームのサルビアの花だったのです。と言うことは上富良野町のはずれで、美瑛の近くに来ていることになります。いったん神野ファームの駐車場に車を止めますが、やはり3連休、ものすごい数の観光客が来ております。


赤い花がサルビア、紫色の花がラベンダー、黄色はわかりません。


5人組の若い女性たちと出会いました。いろんなポーズを取ってくれました。東京と札幌から合流したお友達だそうです。

この後彼女たちは後ろに見える建物まで行き、丘の頂上で交互に記念写真を撮っているようです。時折こちらの方を向いて手を振っています。なるほど、全員揃ったところで撮ってほしいという意味らしいことが分かりました。早速丘の上に行くと案の定、ジャンプするので撮影してほしいとのこと。デジカメとスマホを預かり二度三度と飛び上がってもらいました。物は次いでです。我々のカメラでも撮影したい旨告げると、即OK。結局彼女たち7-8回ジャンプしました。お疲れ様。メールアドレスを交換し、後日画像を送信することを約束しました。


全員揃って高くジャンプするのは難しく…お疲れ様でした。

写友全員本日最高のカットが撮れたと、ホクホク顔、それに気をよくして国道を北進(旭川方向)、ぜるぶの丘に来ました。まずはここで腹ごしらえして午後はパッチワークの丘や、北瑛を撮影しようということになりました。ぜるぶの丘の駐車場はほぼ満杯、運よく出た車のあとに即駐車します。ところがレストランは満席、メニューにも品切れマークが入って、一番早くできるものでも30分待ちとのこと。


駐車場から一台のバイクが出てゆきます。背中まで黒髪を伸ばした女性ライダー、しかもハーレーダビッドソンにまたがっている。爆音を残して出て行ってしまいました。

ここはいったん美瑛駅隣の道の駅「丘のくら」に向かうことにします。ところがここも観光客で一杯。併設のホテルの飲食コーナーも食事は品切れで飲み物だけしか扱っておりません。以前入ったことのある、駅前通りの「ラーメンの店麦の丘」に入りました。ここ麦の丘は、地元でも評判の美味しいラーメンの店として有名です。

食後は北瑛方面に向かいますが、時折自転車レーサーとすれ違います。確か、ツールド北海道は9月18日に終わったはずです。それにすれ違うレーサーにしても、周囲の風景を楽しみながら走っているようにも見えます。美瑛の丘を巡る自転車関係のイベントが行われているのかもしれません。


北瑛「親子の木」のある付近を走る選手。


セブンスターの木のあるあたり。白樺並木の奥にセブンスターの木がある。割とゆっくり周囲の風景を眺めながら走っている。


集団がやってきましたが、カメラマンに向かってVサインや、両手を振って挨拶する選手もいます。皆さんリラックスしながら走っている。

さて北瑛をあとにして、マイルドセブンの丘を回り、三愛の丘に向かいます。


マイルドセブンの丘で撮りましたが、ほぼ逆光状態なので、畑と松林が黒くつぶれてしまいました。そこでPhotoshopCSの機能を使い、HDR風に仕上げてみました。手前の畑にグリーン色が出てきましたが…

太陽の光条がどうも不規則で、多少歪んでいます。本来ならば、絞りの羽の枚数が奇数であれば、その倍の光条が出るのですが…。そうなんです、この15㎜対角魚眼レンズは、今年2月に糠平湖で「キノコ氷」を撮影中に、転んで氷にレンズをしたたか打ちつけてしまいました。レンズフードがぐんにゃり。帰宅後ペンチでフードを無理やり補正しましたが、光軸がずれたか、絞りの羽に異常をきたしたか、いずれにしても修理が必要かもしれません。


三愛の丘では4人組が景色を眺めています。声をかけて…


後ろ向きのまま飛び上がってもらいました。よく見ると、立ち入り禁止の看板が人物と重なって、看板が邪魔でした。


さらに千代田の丘に回り…、ところどころ画面が光っているのは、トンボの翅に陽が反射したためなんです。無数のトンボが秋を楽しむかのように飛び回っていました。


赤い屋根に夕日が当たれば最高なんですが…


漆の葉でしょうか、真っ赤に染まって、秋を感じます。

美しい美瑛の丘に見とれているうちに日はどんどん西に傾き始めました。あと15分もすれば丘の向こうに日が沈んでしまいます。さて本日の夕景をどこで撮影するか…、そうです、近くにクリスマスツリーの木があります。急いで車を走らせると既に、10台ほどが道路脇に駐車中で、大勢のカメラマンがツリーの木と夕陽を狙っています。


写友3人もこの中におります。


普通に撮影すると、畑の部分と空の夕日の部分で輝度差が大きくなってこのような中途半端な画像になってしまいます。ここでHDR機能内蔵カメラの出番です。


CASIO EXILIM Z3000の出番です。HDR ART+3ですと、ちょいドラマチック過ぎたかな。

ここで本日の撮影を切り上げ、富良野のホテルに直行です。明日23日(祭日)は、午前4時半にホテルを出て、旭岳ロープウェー山麓駅の始発(午前6:00発)に乗る予定です。連休と観光シーズンで駐車場やロープウェーの混雑が予想されるからです。旭岳については、次回(10月4日)または次々回(10月8日)のブログに掲載を予定しています。 

















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またまたフォトコン表彰式で札幌へ

2013-09-26 06:05:00 | グルメ
7月7日に行われた北海道開拓の村のモデル撮影会で、私の作品が道写協札幌支部モデル撮影会フォトコンテストで特選に入賞したことはすでに述べた通りです。そのコンテストの表彰式が、9月20日(金曜)に北海道新聞社本社で行われました。表彰式で札幌に行くのですから、ついでに写真撮影も兼ねて…と思案していたところ、ちょうど「札幌オータムフェスト2013」が行われています。食と味覚の祭典で、道内各地のご当地グルメやラーメン祭りが、大通公園を会場に行われています。

グルメには全く音痴の私ですが、祭りとなると、写真のネタがあちこちに転がっています。これを撮らない手はありません。ということで、表彰式よりもむしろオータムフェストの撮影がメインになってしまいました(ブログカテゴリーも久しぶりのグルメで、やっと2件目になりました)。さらについでです、写真ギャラリーめぐりと、初秋の北海道庁撮影、地下歩行空間のイベントも含めて撮ろうという、欲張りな計画を立てました。


(1) 札幌地下歩行空間(通称チ・カ・ホ)

ここを歩くと写真のネタになるようなイベントや光景が、いつもたくさんあります。3連休前なので多分何かやっているはずです。


ファッションデスプレーのコーナーでは、「プラダ」と言う高級ブランドの秋物展示が行われていました。市内主要デパートや4プラなどのファッション衣料店がそれぞれプラダコーナーを設けていました。


一方の反対側では「はこだて未来大学」の学生たちによる進学相談会や学科公開が行われていました。子供の減少で、大学も生徒集めの苦労しているようです。画像はロボットを走らせている光景を撮ったものです。ロボットの動きがぎこちないのはご愛嬌です。

なお2000年4月開学と歴史の浅い大学ですが、設立当初、初代学長に世界的に有名な数学者である広中平祐氏を充てようという話が出て、新聞紙上を賑わせたことを今も覚えています。結局途中でこの話は立ち消えになりましたが、このユニークな大学も学生募集に苦労している時代なんですね。


一旦地下からキヤノンギャラリーのあるニッセイビルに出ました。このように絵になる廊下と言うかホールがあります。つくりが洒落ています。


偶然札幌サウンドスクェアーJAZZ LIVEに出くわしました。「小野真知子」さんの30分間のジャズライブで、50-60人が聴き入っておりました。


(2) 初秋の北海道庁庭園

紅葉にはやや早く撮るべきものがないかもと思いつつ池の周辺を歩き回りました。


これぞ芸術の秋です。赤れんが庁舎をスケッチしていました。


赤いスイレンが咲いている池の前のベンチで、外人が休んでいます。左端にカメラがあるので撮影後一服しているのでしょうか。


どうも池の周りには撮るものがなくて…、赤れんが庁舎に入ってみると、観光客が入れ代わり立ち代わり入ってきます。


(3) 写真ギャラリーと表彰式

まずは北海道庁前にあるニッセイビルに入っているキヤノンのギャラリーを覗いてみました。写真撮影不可の表示がありませんので何枚かパシャリ。地蔵ゆかりさんの写真展「キリングフィールドに生きて」が行われていました。


あちこちキョロキョロ探しましたが「撮影不可」の表示が見当たりません。


カンボジアの内戦以降に撮影された僧侶の写真が目につきました。


この夕景写真がひときわ目立っていました。

次いで札幌フジフィルムフォトサロンを訪ねる予定でしたが、うる覚えのため場所を探すのに手間取り、結局行けませんでした。ただ行ったとしても、館内撮影不可ですので、紹介はできません。3か所目は開拓の村フォトコンテスト入選作品が展示されている北海道新聞写真ギャラリーです。ギャラリー本館はデザイン画の展示会が行われていて、写真展は、通路側で行われていました。


手前側から推薦1点、特選2点、準特選3点、その他入選となっています。


写友S氏の作品も入選しております。題名「未来を見つめて」そばを通る子供が、私もこんなきれいな人になりたいな~とでも思っているのでしょうか。

午後6時から北海道写真協会札幌支部の例会の前に、表彰式が行われました。審査員4名を代表して加賀谷道展審査会員が全作品を講評されました。講評にあたっては、プロジェクターで紹介されました。


推薦となった今明美さんの「夏の笑顔」です。ワイドレンズを使い、モデルにぐっと迫って撮ったもので、文句なしに1位となった作品です。


特選の作品ですが、題名と作者名を撮り漏らしてしまいました。バックをアンダー気味にしてパラソルと、道行く人を木漏れ日の中でとらえた技量が評価されました。


同じく特選「赤い日傘」で私の作品です。傘がスローシャッターで回転し、加えてソフトフィルターで柔らかく仕上げたのが評価されました。

加賀谷先生から以下全作品について講評がありましたが、頁の都合上省略いたします。なお、札幌支部長の山本隆晟氏の挨拶の中で、私のブログ「紅露の写真日誌~北の大地夢空間」についてのお話がありました。氏によれば、写真撮影の技術的な事項も懇切丁寧に解説されています。ぜひ札幌支部会員の方も目を通してください、とのお話でした。私の拙いブログを高く評価していただきかえって恐縮しております。表彰式のあと何名かの方と名刺交換させていただきました。


(4) さっぽろオータムフェスト2013

北海道秋の味覚、ご当地グルメと特産品と名をうったこの祭典は、9月の13日(金曜)から9月29日(日曜)まで行われています。大通公園4丁目から8丁目までの5会場に分けて開催されています。各会場を簡単に説明しておきます。

☆4丁目会場~ウエルカムゲート~ 会場内の総合案内、札幌市の観光情報案内、市内おすすめグルメの紹介や今回のフェストの企画案内などをしています。
☆5丁目会場~道内のご当地グルメ&ラーメン祭り~ 道内地元の食材を生かしたご当地グルメや道産小麦にこだわったラーメンの紹介しています。
☆6丁目会場~青空&星空バザールアミーゴ!~ 今や全国区となったスープカレーや札幌スィーツなど札幌発信のグルメ会場です。昼は青空カフェ、夜は星空バーとなります。
☆7丁目会場~大通公園7丁目BAR~ 道産のお酒と酒の肴(おつまみ)の会場です。
☆8丁目会場~札幌大通ふるさと市場~道内100を超える市町村の特産品を販売するコーナーです。


4丁目会場に入ると、道産ワインやビール、世界のワインやビールが楽しめるコーナーがあります。立ち席もテーブル席も満席状態。下戸の私はここは素通り…


素通りとはいかないようで…一人で4杯のビール?いやいや相席の方が席を離れただけのようです。


公園の両側の木々には芙蓉に似た花が満開。グルメ音痴だけでなく花音痴でもあります。花名がわかりません、あしからず。
(注)本ブログの読者である大阪の悦子さんから「ムクゲ」とのご指摘をいただきました。有難うございます。


グルメよりもこういうディスプレーのほうが気になります。


やや、可愛い娘さんが声を大にして宣伝しています。なぬ!美味しいステーキ丼がわずかワンコインですと?そういえば腹もすいてきたし…、笑顔につられてついふらふらと、買ってしまった。


あちゃ~、直径10cmほどのミニカップに牛&飯が…、数口で終わり。これでは寝ている子を起こすに似たり。急に腹がすいてきたヮ。


腹いっぱい食べられる飯!を探してうろうろ。何丁目の会場を歩いているのかわからない。それにしてもポテトやソーセージ、串焼きなどの単品が多い。飯はどこだ!そして最終8丁目会場まで来てしまった。


わが街小樽の特産コーナーは「ぱんじゅう」と「小樽ワイン」が販売されている。「ぱんじゅう」って知らない?読んで字のごとく「パン+饅頭」のことです。詳しくは我がブログのカテゴリー「グルメ」の唯一のページ「小樽美味い物あれこれ」を参照してください。

キョロキョロしているうちに忘れてしまいました。そうです探していたのは、飯屋です。ありました小樽のブースの近くに、ハルニレで有名な豊頃町のブースが。豚肉チャーハンがワンコインで売っています。結構な量があります。即購入、近くの飲食コーナーはどこも満席。やっと立ち席が空きました。確かにチャーハンの味がしますが、冷えているために、美味しさではイマイチかもしれません(味音痴を自慢する私が言うことですので、関係者の方は信用しないでください)。とにかく満腹になりました。

その足で急ぎ表彰式が行われる北海道新聞社に向かいました。

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ハルカヤマ芸術要塞2013

2013-09-22 03:29:27 | 日記
かねてより銭函に近い春香山の麓でアート作品の展示を行っていることは聞いておりました。写友のY氏が一昨年ブログで紹介しており、麓の自然林の中に、多種多様な芸術作品が並んでいて、目を見張りました。あいにく昨年は行けませんでしたが、今年こそは行って見ようと思っていたところ、Facebookでその様子が紹介されました。とても興味深く思い写友に相談したところ、、即撮影に行くことに決まりました。

なるべく人出の多いほうがいいのですが、あいにく9月のシルバーウィーク、14日~16日は天候が曇り・雨の予報。13日(金曜)がかろうじて晴れマークが出ています。ということでフォートピアのメンバー5人で、13日に撮影に行ってきました。小樽からは国道5号線を札幌方面に向かいます。銭函の街の手前、春香山オーンズスキー場の少し手前に「ハルカヤマ芸術要塞」の大きな看板がありました。車を所定の駐車場に止めて森の中を進むと「仮者小屋」と書かれた実行委員会の仮設事務所があります。「仮者…」にケモノとルビがふってあります。まさに森の中、ケモノ道がたくさんあります。


ここから顔を出したオジサンは、普通の方でした。


国道5号線と高速札樽道に挟まれた山林地帯に会場があります。

仮設事務所で会場マップとアーティスト(展示作家)の書かれた一覧表をいただきました。この芸術要塞は今回で三回目に当たり、65人の作家の常設展示12作品を含めて、77の作品が展示されています。道なき道(けもの道)にも展示され、廃墟となったホテルや同じく廃墟となったアトリエにも展示されています。すべてを紹介できませんので、目を引いた作品をいくつか紹介します。


まず目についたのがこの作品。白いパラソルに映り込んだ木陰と、傘に着いたピンクのリボンが蝶のようにも見えました。傘の下にはキューピー人形やミニカーがあったり、題名を見ると「ファーストシューズハルカに生まれてハルカに還る」(作品No.23)とありますが…意味がよくわかりません。


この作品の足元を見ると、カエルと鏡の切れ端があります。


どうやらこれは作品ではなさそうで、切り株に自然に生えた本物のキノコでした。


親子のようにも見えます。子供が大きくなった母親のお腹に手を添えて…と思ってよく見ると、子供の手の部分は枯れ木でした。それにしても「宙へ」(作品No.13)と題された不思議な作品。下の画像の一部を切り取ったものでした。


全体はこのように、木にアクリル板を貼り付けたものでした。


銀色のバルーンのように見えますが、作品を見る手前にある踏み台に上がると、文字の書かれているアクリル板越しにバルーンが見えます。


バルーンの後ろ側に回って、コンデジで自分撮り。何が何だかわからない?いいんです、それがアートなんです!

さらに奥に進むと、コンクリートの建物のがれきがあります。何でもホテルの廃墟らしいのですが、崩れるままになっており、一部は鉄骨がむき出しになっています。はてこんな林の奥に、ケモノ道の奥にホテルが?と疑問に思いましたが、いわゆるラブホテルであれば…納得です。


写友S氏がアングルを探しています。廃墟となったホテルの壁には黒のペイントで筋が描かれ、窓からは赤い紐がぶら下げられています。


蔦の張った痕のような筋は描かれたもの。石垣の壁は、元からあったものです。これもア~ト、あれもア~ト♪♪


横5mほどの看板には流れるような光跡が…題名は「sence」(作品No.60)とありますが、その意味するところは…?


上の画像の続きで、木をまたいで奥に伸びています。せっかくなら道に沿って、横に展示してほしいと思いました。そうすれば一目で見られるのに…


樹木の間に白い布があちこちに掛けられています。白い布に映し出された木の葉の影がとても美しく感じました。写友S氏も盛んにシャッターを切っています。

近くで見学者に説明していた製作者によれば、この白い布は「内包=風が繋ぐもの=」(作品No.47)という意味らしく、今日は風が吹かないのが残念ですと語っていました。製作者の意図するところとは違って、写真撮影する方は、樹木の隙間から差し込む日の光で出来た影が、アートに見えました。まぁ、アートなんて製作者の意図とは別に、見る側の解釈でいいのかもしれませんネ。さらに奥に進んで行くと、トレッキングを楽しんでいる一群と遭遇。彼ら彼女らもアートを眺めながら、森林浴を楽しんでいるようでした。


紅葉観賞にはやや早いですが、久しぶりの快晴。トレッキングンには最適。


外側から見ると、荷造り用のビニールテープで作られた小屋のようですが、中を覗いても…何も変わっていない。「白の間・黄の間」(作品No.44)と題されています。せっかくなら内部を流れるように撮影(瞬間ズーミング)してみました。


上の「白の間」と対になった作品の一部を切り取りました。

さて、実行委員会事務所ケモノ小屋から小樽寄りの部分については大方見ましたので、反対側(札幌より)の方向に移動します。最奥には「本郷新・旧アトリエ」とマップに載っていて、今は廃墟となったアトリエにもいくつかの作品があります。途中の道路わきに、樹木に布を巻きつけた作品がありました。


「布によるドローイング『結ぶー繋がる』」(作品No.30)とあります。樹木にカラフルな布を巻きつけただけですが…アートなんですね。

さて奥まったところにアトリエ自体は廃墟となっていて、建物の一部は床が抜けたり、天井が落ちたりしていますが、床に洗剤やぞうきんなどのバケツや、ガス湯沸かし器が今にも崩れそうな壁に張り付いていたりしていて、少し前までここで生活をしていた跡が感じられます。そんな廃屋の一部もアートになっています。


三人連れが入ってきました。床に点々と続く5㎝ほどの白い足跡。


足跡はボックスの壁にまで続いています。作品No.21「salon cojicaが、通常通り展示する」とあります。意味ですか?わかりません、足跡に聞いてください。

さて殆どの作品群を見てきましたので、一旦ケモノ小屋のある休憩所に向かいます。すでに撮影を終わった写友たちが集まっています。休憩所のところには、海の見えるテラスもあります。


立ち木を利用したテラス。イスとテーブルも設置されています。これは作品ではないようです。お客への眺望サービスです。


テラスから対岸の増毛方面を望むと…霞の中に暑寒別岳連峰がうっすらと見えます。


1杯100円のコーヒーを飲んで一服。

さてトイレで用を足して…奥を見るとドアがあります。


てっきりトイレのドアと思っていたら、なんとドラえもんの「どこでもドア」です。題名「ココロノドア」(作品No.36)


こちらのぎんぎらぎんが男子用トイレでした。これも作品ではないようです。


なんとトイレの中の壁には裸の美女が…なお右手の下に大きな穴の土管があってそこにジャーとします。なおこんな美しいヌード写真に出会ったのですから、壁が汚れていてはかわいそうです。ということでPCソフトでかなりシミと汚れをふき取りました。用を達してすっきり、今日の最高のアートに出会ってすっきり、心身ともにリフレッシュが出来ました。 

なお、本展は10月5日(土曜)まで催されています。









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さっぽろだいどんでん!~その2

2013-09-18 06:00:00 | 祭り・イベント
前回9月10日のブログでは、アイドルユニット「ANGELOID」、ロリータファッションコンテスト、演技芸能「万福ひょっとこ踊り」等についてレポートしました。今回は、肉体派津軽三味線「セ三味ストリート」、伝統芸能「月寒東中野七頭舞」、新芸能集団(獅子舞&太鼓)「乱拍子」の三つを中心に取り上げたいと思います。月寒東中野七頭舞と乱拍子については、2前年及び3年前のブログでも取り上げております。(前述のアンダーバーの箇所をクリックすると、該当記事にワープします。)

さてセ三味ストリートについては、今回初めて取り上げますが、過去このだいどんでんには何度も登場しているようです。私自身青森に勤務した経験があり(H6-9年)、津軽三味線はよく耳にしました。同僚に誘われて、岩木山の麓の町で行われた、全国の津軽三味線大会を聞きに行ったこともあります。その大会で、先代の高橋竹山がバチを逆手に持って、弦を叩くというあらっぽい演奏に感激したものでした。

さて、セサミストリートは、プログラムのパフォーマー紹介に肉体派津軽三味線とあるとおり、単に演奏だけではなく、そのパフォーマンスがユニークなのです。


まずは普通の演奏から入ります。過去に全国大会で準優勝した経歴があるとのことでした。


津軽三味線を聞いて拍手をするタイミングが三つあるとのこと。その一つは…弾き手がこういう顔をしたとき(上手く弾けたぞ!)…


二つ目は、こういう顔をしたとき(ここで拍手が欲しい時の顔)…。三つ目は、聞き手がいいなと思った時だそうです。


掛け合い演奏が…と思っているとバチの代わりに調理用のヘラで演奏し始めました。


なんとQP人形の指で演奏です。


組み立て体操風に…、この後落語の二人羽織風演奏も披露してくれました。


顔を拭きながらの二人羽織演奏に大きな拍手がわきます。

まだまだ彼らのパフォーマンス演奏は続きますが、最後は津軽よされ節を演奏して締めとなりました。彼らの自主製作の津軽三味線CD12曲入りを一枚1000円で買って、おひねりの代わりとしました。次の月寒東中野七頭舞までは時間がありますので、あちこち見て回ります。流し芸が行われている会場の一つ狸小路からちんどん屋がやってきました。もちろん彼らも「北海とっとこチンドン」という芸名の大道芸人です。


狸小路西3丁目から4丁目に向かうようです。パフォーマ紹介には「21世紀型ビジュアル系チンドン楽団!」とありますが…?。


戻ってくると、会場4・ドンキホーテ前ではヒップホップダンスが行われています。


アーティスト名は不明ですが、素早い動きと跳躍力が抜群のサル?でした。


あれれ、観客の中へ入り込んだと思ったら…


2m近い信号調整ボックスの上に飛び乗り、アルミケースを抱えて飛び降りてきました。続きが見たいところですが次の時間が迫っています。

次は、会場2・シャワー通りで行われる月寒東中野七頭舞ですが、ビルとビルの間の狭い小路です。前回のブログで紹介したロリータファッションコンテスト行われた通りです。こんな狭いところでと思いましたが、歩道と車道の間のチェーンポールを外して横幅を広くするようです。司会者から踊りの概要の説明がありましたが、踊り子の手にしている器具が七つの…を表していて…聞き漏らしてしまいました。ともあれ動きの激しい踊りですので、ここはスローシャッターで動感のある踊りにしてみました。


待機している踊り子と演舞中の踊り子…静と動の比較、上手く表現できたかな。


少しブレ過ぎかもしれませんね。被写体との距離、レンズの焦点距離、シャッタースピードの三つの組み合わせが難しいのです。


よく練習を積んでいることがわかります。足並み、手の上げ方がほぼそろっています。こういうきちんと練習を積んで、そろった動きのできる演舞は、見ていても、被写体としてもいいですね。「いいね!」を押したくなります。あっ、Facebookのことですよ。


近くに来た踊り子を、ノーファインダーで下から煽って撮ってみました。


可動式ミラー付きカメラだとタイミングが捉えやすいのでしょうが、何分カメラが古いので…、カメラのせいにしてしまいました(反省!)。


このオジサン、盛んに手を叩き、踊り子に声をかけて、一人で盛り上がっていました。多少酔っているのかな?

さて月寒東中野七頭舞が終わりました。スケジュール表では、新芸能集団「乱拍子」の出番までは約30分間あります。音楽ステージ・恵愛ビル前会場で、行われますが、会場は、狸小路(南二条と三条の間)を超えて歩行者天国の南端、市電・すすきのの近くです。出店中の屋台を見ると、移動販売車が3台営業していますが、時間によっては行列が出来ているところもありました。この歩行者天国の両側には数多くに飲食店が並んでいますので、屋台の移動販売車では、コーヒーやたこ焼きなど手軽に食べられるものが主のようです。


だいどんでん開始後一時間ほどは客もまばら。


午後3時半から4時近くになると、行列のできる屋台も…


こちらの屋台にも結構お客がおりました。

さて午後4時もかなりすぎて、音楽ステージの近くに来ると、笛太鼓のリズムに合わせて、獅子舞が頭を振り回して跳躍しています。あれれ、見たことのある芸人が笛を吹いている。乱拍子のメンバーです。確か乱拍子は…午後4時半からのはず。近くのスタッフに尋ねると、乱拍子は30分開始が早まりましたとのこと。あわててカメラを構えますが、獅子舞の動きの激しさにピントがとらえきれません。


右端の芸人は乱拍子の鼓手だったはず…?この方のユニークな演技は忘れることが出来ません。一打一打に表情を変えるのがユニークで…


中央で跳躍していた青っぽい獅子舞はついに、ついにファインダーにとらえきれず、この獅子舞のポーズを決めたところをパシャリ。


跳躍力の高い獅子舞は、この方でした。確かこの方も迫力ある太鼓の打ち手でした。


獅子舞が済んで、顔を出すと…そうですこの方ももの凄い打ち方をする鼓手です。

残念ながらプログラムの変更で、乱拍子については終盤のわずかな時間しか見ることが出来ませんでした。先のお二方の太鼓の演技を見たかった(撮りたかった)のですが、それは来年の楽しみにしておきます。さて今日の予定していた撮影はすべて終了ですが…、ロリカワファッションコンテストの結果が発表されたのでしょうか。シャワー通り近くには彼女たちが集まっています。


結果については確かめられませんでした。


あちこちの会場ではまだまだ演技が続いています。

大通公園から地下歩行空間に降りると、このようなポスターがあちこちに張られていました。だいどんでんの宣伝の用ではありませんが、映っている彼女たちは、一昨年だいどんでんに参加したチンドン屋のメンバーであったことを覚えています。


だいどんでんの広告ではないようです。地下歩行空間の広告かな?






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北運河でサマーフェステバル~小樽笑店主催

2013-09-14 06:00:00 | 祭り・イベント
9月に入ってめっきり涼しくなりました。すっかり秋の気配が濃くなってきました。しかし相変わらず天気のほうは不安定で、天気予報が外れ、道内でも集中豪雨に見舞われた地域もあります。そんな中、8月31日(土曜)から9月1日(日曜)及び9月上旬にかけて小樽市内、札幌ではイベントが目白押しでした。時間があれば撮影に行きたい主なイベントをあげると次の通りです。

☆クラシックカー小樽博覧会2013 9月1日 会場:小樽市博物館
☆銭函花火大会 8月31日 会場:銭函サンセットビーチ
☆SUN SUN サマーフェス2013 8月31日 会場:運河公園(北運河)
☆小樽縄文の集い(展示及び縄文琴の演奏) 8月31日~9月1日 会場:小樽市観光物産館運河プラザ
☆さっぽろパフォーマンスカーニバル2013「だいどんでん」8月30日~9月1日 会場:札幌駅前通り・南1条歩行者天国他
☆祝津花火大会 9月7日 会場:小樽水族館駐車場付近

このほかにも、私の知人が主催する写真展が二つありました。
☆木村修氏「切り取り展作品集」(写真展) 9月4日~8日 会場:小樽市美術館
☆第12回フォトクラブ234写真展 9月2日~8日 場所:北海道新聞社小樽支社1Fギャラリーオアシス

写真展については二か所とも訪れました。また31日と1日についてはとても回りきれません。31日(土曜)については、SUN SANサマーフェスティバルと縄文の集いを撮影し、1日(日曜)についてはさっぽろパフォーマンスカーニバル「だいどんでん」を撮影してきました。だいどんでんについては前回のブログでその1を取り上げています。今回のブログでは、サマーフェスティバルと縄文の集いをレポートいたします。

(1) SUN SUNサマーフェス2013

今年初めて開催されるフェスティバルで、主催は「小樽笑店」です。えっ、笑店の点の字が違う?その番組、私も大好きですが「笑店」なのです。小樽商科大学の学生によるサークルで、学内の授業で得た知識を地域で実践しよう、そして地域の活性化に取り組もうというサークルなんです。詳しくは、「小樽笑店」のFacebookやブログ(更新されていませんね~)がありますのそちらを参照してください。

大人も子供も楽しめるイベントと名をうっています。チラシからピックアップしてみると「応援団の檄文読み上げ」「翔楽舞によるYOSAKOIソーラン」「潮音頭踊り」「キッズランド」「街コン・愛SUN SUN」「露展の出店」「体験コーナー」など盛りだくさんのスケジュールで、11時開催、19時終了となっています。


昼ごろ会場に着くと、商大第99第応援団長の下駄上げの最中でした。


朗々とフェスティバルの檄文を読み上げる団長。読み上げ方に特徴があって…、一度実地で聞いてみてください。


風船アートのコーナーで、女子学生が何かを作成中。


露天の一角に、料理サークルが出店中。えっ!と思いました、私の通っていた時代(S37-41)は全校800人中、女子学生が二人のみ。今は3-4割が女子学生というから、このようなサークルがあっても不思議はなないですね。


ホットプレートでパンケーキ作り中。焼けたパンケーキの上にシロップとベリージャムを乗せて400円。結構順番待ちで、売れていました。


こちらはキッズ向けコーナー。手前は釣りゲーム、奥がラジコンゲームですが、時折小雨交じりの強風で、シートが煽られます。その都度係の学生が、慌ててガムテープで固定します。


輪投げコーナーでは、ぬいぐるみが得られるのではなく、点数で景品のお菓子に違いがあるようです。


商大イベント名物、流しソーメンが始まりました。「取れないよ~」ちょっと樋が高すぎるかな。


流し手のお兄さんの配慮で、つかめた!

会場の運河公園は、前々回のブログ「お盆万灯会」や「運河に響けサウンドエナジー」でも触れましたが、小樽運河の手宮寄り、北運河の終点に位置します。いわゆる北運河は、埋め立てを逃れ、出来た当時の姿をそのまま残しております。艀が幾艘も並び、周囲には石造りの倉庫群が立ち並んでいます。日銀通り下の浅草橋の運河とは違って、観光客の姿はまばらです。この運河公園の向かいに、国の重要文化財である旧日本郵船(現資料館)があります。話がそれました…


公園の一角に、赤い靴の少女の銅像があります。


こちらは公園横の石造り倉庫内に設けられた迷路。風を避けてこちらに避難する親子もおります。


時折強い小雨交じりの風で、アトラクション、展示用の板塀が吹き飛ばされたり、倒れたりします。その都度学生が補強に乗り出していますが…


こちらはステージ横の放送案内テント。吹き飛ばされないように女子学生4人で支えていますが…

この会場でのイベントは午後5時半まで続く予定ですが、雲行きが怪しくなり、小雨と風が強くなって、都度都度ゲームが中断されています。午後1時半過ぎ、天候がよくないので会場を後にして、運河プラザで行われている縄文焼きの集いに向かいます。後刻FBで知ったところによると、サマーフェスティバルは、悪天候のため午後4時で中止されたということです。小樽笑店の学生の皆さん、お疲れ様でした。


(2) 縄文焼きの集い

縄文焼きについては、8月10日付の当ブログ「余市縄文野焼き祭り」で紹介しましたが、今回その時に焼きあがった土器の一部が展示されることになりました。と同時に縄文文化についての講和会や縄文琴の演奏会も行われるということで、31日(土曜)運河公園のイベント帰りに寄ってみました。場所は小樽市観光物産プラザ(通称運河プラザ)です。


会場には、レアな展示物ということもあってか、結構見学に来ていました。


こちらには割と大きな土器が並んでいます。一番手前の土器も確かに野焼きの際に見ております。


この土器も見たような気がします。


土器に葡萄の木を入れています。こういう使い方もありますという例示のようです。


こちらの列には近代感覚を取り入れた土器が並んでいます。中央の白い三日月は、土器の内部に入れたLEDライトが輝いているものです。


会場中央奥では、縄文琴演奏のリハーサル中のようです。


リハーサルの様子をしばらく見ておりました。楽器はごらんのとおりギターのルーツのような作りで、音はギターの低音部と琴をミックスしたような…、それをコンピュータでアレンジしたような…何とも表現が難しい。

縄文琴が奏でるメロディーは単調で、聴いていて大自然の森の中にいるような感じです。録音技術のない縄文時代ですから、実際にどのように演奏されたかは想像の域を出ません。心地よい音色に聞きほれていると、無常なるかな、リハーサルが終わってしまいました。演奏開始までは時間があります。どきの写真も撮り終えたので、会場を後にしました。


















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札幌パフォーマンスカーニバル「だいどんでん!」を撮る

2013-09-10 06:00:00 | 祭り・イベント
8月30日(金曜)~9月1日(日曜)の3日間、札幌駅前通りの歩行者天国(南1条からススキノ交差点まで)をメイン会場として、「さっぽろだいどんでん!」が行われました。大道芸やアート、音楽など様々なジャンルのパフォーマンスが行われるイベント「だいどんでん!」は今年で13回目になります。毎年この時期に行われますが、数年前に台風の影響で一部しか実施されない年もあって、それも含めて14回目とも言われていますが…それはさておき、

☆「札幌の中心部で行う大道芸のフェスティバル」
☆「誰もが参加できるまちのお祭り」
☆「若者とまちの人が連携した運営」
この3つのテーマをもとに、同イベントは年々規模を拡大し、昨年は120組1600人以上のパフォーマーが集結しました。札幌で活躍するパフォーマーやゲストパフォーマーによる素晴らしいパフォーマンスを間近でみるチャンス!、と「だいどんでん!」公式HPで謳っております。

なお、30日(金曜)は前夜祭で、創成川公園、狸二条広場、三吉神社等で行われたようです。31日(土曜)と1日(日曜)が本番です。事前に公式HPのプログラムを参照し、出演者の顔ぶれを参照して、1日に撮影に行ってきました。JR札幌駅から地下歩行空間を大通方面に進むと、大通駅近くですでに始まっておりました。


子供が旗を振っています。芸人が子供に振らせたものです。通行人が何だろうと思って寄って来るからだそうです。そういう解説に観客は大笑い。

さてメイン会場である、歩行者天国に着きました。総合案内所でプログラムと芸人紹介が乗ったチラシをいただきました。このプログラムで本日の出し物が一覧できます。


なお、事前にPCでプログラム等は打ち出してありましたので、まずは、会場8・IKEUTI(池内デパート)前に向かいます。


プログラムのパフォーマー紹介によれば「北のVCL系アイドルANGELOID」とあります。札幌発のボーカロイドをコンセプトにしたアイドルグループ5人組ということです。。

見ていると、彼女たちの仕草に応じて手前の観客6-7人のグループが手拍子にとどまらず仕草を真似し始めました。これは、アイドルたちのパフォーマンスを見るより面白い、と思い反対側の通りに回ってみました。


若者たちに交じって中年も手を振りかざしています。


アイドルたちの動きが激しくなってくると、彼らもまた同調して動きが…


ややっ、アイドルは指3本突き出しているのに…彼らは1本、2本、3本、ばらばらだ。このズレも面白い。


盛り上がっているのはここの一角だけ。左奥の女性も苦笑い。


自己紹介がありました。AKB48の札幌版が目標とか…


若者+中年グループのパフォーマンスにも熱が入ってきました。飛び上がったり、撃たれて転んだり…原発問題も消費税増税も、吹っ飛んでしまっている。ああ、日本は何とのどかで平和な国だ。

さて次の会場は、ビルとビルの間に挟まれた会場2・シャワー通りで行われている「ロリ・カワストリートパーティ」いわゆるロリータファッションコンテストです。ロリカワとは、ロリータ+かわいいの造語でですが、最近はロリータファッションで町おこしを進めようという動きもあります。ロリカワ観光ツーリズム推進協議会なる団体も設立されています。7月には、小樽で大正ロマン漂う小樽運河や歴史的建築物を前にツアー、撮影会がありましたが、残念ながら見逃してしまいました。さてだいどんでんに戻って、画像を紹介します。


右手に並ぶは、順番待ちのロリカワファッションモデルたち。


この日唯一の男性モデルの登場です。右下はテレビカメラの三脚が入り込んでしまいました。


ウエディングドレス風です。


プロのモデルとは違い、ややぎこちない。


クロ系で統一やや大人っぽいかも…


審査員の前を往復して、次いで隣のステージで記念写真の撮影。


こちらはコンテスト参加者ではないようです。向かい側のビルの片隅でスマホを見つめていました。素敵な姿についパチリ。

だいどんでんは、大道芸の披露だけではありません。体験コーナーもあります。「なわ・どん・でん」と称する縄跳びの回数を競う競技や、「はりがね指輪作り教室」「マリオネット体験」「手作りうちわ教室」「トランプ王国のカードマジック教室」などなど11のコーナーが設けられています。


ここではトランプマジックを教えていました。


親子で楽しめるうちわづくりのコーナー。

次は会場7・ラガレリア前で行われる予定の「縁起芸能・万福ひょっとこ踊り」を撮影しに行きます。午後2時半開始の予定ですが、前の組の「江戸かっぽれ」が長引いているようです。


どういうわけか、所定の時間を過ぎても、かっぽれ踊りが続いています。2時40分過ぎにやっと終了…


その間待機中のひょっとこたちはひそひそ話「前の組まだ終わらないよ、ひょっとこ踊りの時間がなくなってしまうよね…」とささやいているのかどうか…わかりません。


後ろには演技を終えたかっぽれ組が…、やっと出番の来たひょっとこたちも緊張の糸が切れたのか、手足がそろわない。


あれれ、ここは手を高く上げるところだったっけ?


着替えコーナーが設けられていないので、あたふたと道路わきで着替え。なんせお年寄りの多いチーム。もたもたしているうちに、リーダーの急がせる声が飛ぶ。あれれ、次の踊りが始まってしまったよ、ちょっと待ってよと言いながら踊りの輪に飛び込む。


終了間際にやっと調子に乗って、演技がそろうようになったところで、ジ・エンド!

札幌だいどんでん前半はここで終わり。次回は後編、津軽じょんがら三味線の「セ三味ストリート」「月寒東中野七頭舞を踊る会」等を取り上げます。





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フォトコンテストの表彰式で札幌へ

2013-09-06 06:00:00 | フォトコン関係
今回のブログでは、最初に過日表彰式のあった「GO!GO!ドライブフォトコンテスト」の様子を、次いで、今年4月以降に入選したフォトコンテストの作品を紹介したいと思います。例年四半期ごとに作品を紹介していましたが、今年は入選回数がガタ落ちで…年初の住吉神社のおみくじ「小吉」が、ズバリ的中なんて、嬉しくないことがあって紹介をためらっておりました。


<GO!GO!ドライブフォトコンテスト表彰式>

8月17日(土曜)札幌豊平区美園にある、トヨタカローラ札幌で開かれた表彰式に行ってきました。2011年から開かれている「GO!GO!ドライブフォトコンテスト」で冬の風景部門で「最優秀賞」をを受賞し、その表彰式がありました。同時に表彰が行われた春の風景部門は残念ながら入賞はなりませんでした。GO!GO!ドライブフォトコンテストは、春、夏、秋、冬と年4回開催されています。夏と秋については翌年3月に表彰式が行われ、今回は冬と春の入賞作品の表彰でした。

当日午前10時30分表彰開始ということで、自宅を早めに出て、できれば札幌の風景も撮影しながらと考えていました。ところがあいにくの雨模様。JR札幌駅で地下鉄東豊線に乗り換えます。東豊線と言えば、プロ野球「日本ハムファイターズ」の選手をラッピングした電車が走っていると新聞記事を読んだことがあります。出来れば、その地下鉄の電車も写真に収めようという魂胆です。


JR札幌駅から地下鉄に向かう途中のオブジェです。白飛びしていて分かりにくい?そうなんです。LUMIXのコンデジでパチリしたんですが何度シャッター切っても画面が白っぽい。あちゃ~、シャッター優先モードになっていて、しかも30分の1にセットされたままだ。慌ててモードダイヤルを絞り優先モードに切り替えるも…、すでに時遅し。標的がいない。ま、白っぽくても雰囲気のある画像になっている。なんという楽観論。チョイ、オブジェと床の間のラインがきつすぎるけれど…

さて東豊線のホームで電車を待ちます。福住行きを待っていても、反対車線の栄町行きを待っていても、行き交うのは普通の電車ばかり。ファイターズ号はやって来ない。ほほ30分近くやり過ごし、これ以上は式典に遅刻するかも…と思っていた時に来ました。ファイターズ号が。車体一面に選手の写真が貼られている。でも、野球ファンでない私には、誰が誰だかわからない。稲葉選手の写真はかろうじてわかりました。


あれ、胸のあたりにローマ字で…、一瞬で見ると、視線は当然顔に行きます。じっくり見ると、次に名前に気が付きます。人間の視覚というか視線の流れはおもしろいですね。実はこの視線の流れが写真撮影で重要な意味を持つのですが…、”魅せる写真”の話は別の機会に取り上げます。


数枚コンデジで流し撮りしましたが、どれもボケボケ。失敗した、一眼レフで撮るのだった。と思った時はすでに時遅し。

開始5分ほど前に会場に到着。今回の表彰は、冬部門が私を含めて6点、春部門が6点、計12点ですが、2人欠席で出席者は10人でした。司会者の説明の後、トヨタカローラ札幌社長の挨拶があり、さっそく表彰が始まりました。


中央の大きなボードに冬6点、春6点が展示されている。右のパネル3点は今回の講習会の講師(兼審査員の一人)・七戸耀生氏の作品です。


社長の挨拶の後すぐに、表彰が行われました。表彰時に、各自作品について撮影者からの一言が述べられました。


私の作品「厳冬の石狩浜」最優秀賞(賞金3万円)+花束
当時審査された今津秀邦氏評:今年の北海道の冬は、とても寒かったですが、その空気感が伝わってくる写真です。船着き場の蓮葉氷に加えて、船の上にもちらつく雪が冬の風景らしい写真になりました。

表彰式が終わり、記念撮影が終わった後、GO!GO!ドライブフォトコンテストの審査員の一人でもある航空写真家の七戸耀生氏による講演がありました。七戸氏は航空写真と言っても熱気球に乗って空から地上を撮影する写真家です。




パネル写真や当日配布された冊子(七戸氏編集発行「Eyes of Nils」)をもとに撮影話が紹介されました。

なお、入賞作品の一覧はトヨタカローラ札幌のホームページで紹介されております。
<2013年冬部門>http://www.ekuruma.co.jp/drive/2013winter.html
<2013年春部門>http://www.ekuruma.co.jp/drive/2013spring.html


<4月~8月のフォトコンテストの入選状況について>

4月1件、5月5件、6月0件、7月5件、8月3件、計14件という状況で、前年の4-8月の29件にくらべて、残念ながら半減以下という惨憺たる結果です。理由はいろいろありますが弁解になりますので避けまして、9月以降フンドシを引き締めなおして、初心に戻ってチャレンジです。今回紹介する作品の中にはすでに、Facebookで紹介済みもありますが、それらも含めて主な入選作品を紹介いたします。なお、平成25年1-3月期の状況については2013年4月2日付ブログで紹介しております。

(1) 窓辺を飾る風景フォトコンテスト

住友不動産、大和ハウス等大手建設会社が数社で共同でネット展示場「ずうっとe家」を運営。そのサイトで毎月「窓辺を飾る風景フォトコンテスト」を実施しています。毎月実施されます。入選点数が毎月3件と少ないのですが、4月と7月の2回入選しました。


4月の入選作品「出窓の小物」我が家の2Fの娘(次女)の部屋を覗くと窓辺に素敵な小物が置いてある。それをちょいと借景して…入選しちゃいました。


7月の入選作品「ネコまどろむ窓辺」出窓には化粧品やら花瓶やらごちゃごちゃしているので、ソフトフィルターでごまかしました(笑)。

(2) トヨタカローラ札幌「GO!GO!フォトコンテスト」

冬の風景の部門はすでに紹介済みですが、冬のドライブ笑顔部門(2lサイズ)でも入選しております。


入選「暖かいどう~、北海道」然別湖アイヌコタン祭りで、屋外の温泉に入っているオジサンにお願いして撮影させていただきました。

(3) キャンピングカーフェスタ2013年・車旅写真コンテスト

西日本の各主要都市で毎年開催されるキャンピングカーフェスタ。コンテストもその一環。今年は福岡市が開催地とか、応募の案内状が来ました。


みろくの里賞(佳作)「日本最北端ノシャップ岬の夜明け」7月の真夏、午前3時半には東の空が明るんできた。

(4) ネットdeデュッセル春の写真コンテスト

ドイツデュッセルドルフ在住の日本人コミュニティーが発行する「グーテンターク」誌主催のフォトコンテスト。


2位「冬の街」メルヘン広場の蒸気時計をバックに撮影しました。3位にも入選しています。
審査員のコメント:逆光に輝く蒸気と、うつむきながら歩き、オーバーのすそを持ち上げる人たちの適切な瞬間を逃さないシャッターチャンスに、撮りなれた撮影の腕を感じます。
ちなみに送られてきたグーテンターク誌の結果発表ページを見ると、1位はドイツ人女性で、風に傘が飛ばされる様子をセルフタイマーで撮影したということです。


(5) 第2回キコリンの森フォトコンテスト

住友林業のメルマガ「キコリンの森」のフォトコンテストです。


銀のきこりん賞「ジャンプ」孫娘二人が、手宮緑化植物園の桜の下でジャンプした瞬間をパチリ。

(6) ニコマルツアー主催・韓国感動フォトコンテスト


佳作「キムチのシーズン」12月上旬小雪降る中の、ソウル仁寺洞の一角で、50-60名のアジマー(オバちゃん)たちが一斉にキムチづくりに励んでいる姿は壮観でした。

(7) 第18回豊かで住みよい国づくりフォトコンテスト

日本建設広報協会が主催するフォトコンテスト。


激励賞「神輿火をくぐる」

(8) 山の渓谷社×壁紙写真部共催「2014年なごみ猫フォトコンテスト」


入選「俺のエリアに入るな、ネコキック食らわせるぞ」

(9) 北海道写真協会(道写協)札幌支部「開拓の村モデル撮影会コンテスト」

7月7日に行われた道写協札幌支部主催の開拓の村モデル撮影会については、当ブログで紹介しました。その折にフォトコンテストも行われました。


特選「赤い日傘」9月20日に札幌道新ビルで表彰式があります。


入選作品の一部を紹介しましたが、これ以外に、ケンタッキー(KFC)×趣味人クラブ共催のデジタルフォトコンテスト特別編でもバーレル賞に内定しております。主催者側の公表が未了(9月5日現在)ですので、画像は載せられません。もう1件六星社「おにぎりうまい顔選手権2013」の1次通過が確定し、過日米5㎏が送られてきました。最終順位は、8月中旬~翌年2月までの公開投票で決まるとか…

もう1件月末ぎりぎりに、日本交通文化協会「交通総合文化展2013」から通知が来ました。6月に古平町で行われた琴平神社春の例大祭での「天狗火を渡る」がノミネート候補作品となりました。データをCDに焼き込んで送付しましたが、どの賞に決まるかまでは、今少し時間がかかるようです。ということで画像は公表できません。が…最高賞だと大臣賞+20万円、まさかそれはないでしょうが…カメラ買い替える足しにしたね。


次回は9月1日(日曜)におおこなわれた「さっぽろだいどんでん」のその1を掲載します。パフォーマーの祭典、アイドルユニット、ファッションコンテスト、ひょっとこ踊りなどなど9月10日を予定しています。




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小樽運河公園でお盆万灯絵が行われました

2013-09-02 06:00:00 | 祭り・イベント
8月19日(月曜)小樽運河北側にある運河公園で、第14回お盆万灯会が行われました。万灯会は祈願や滅罪のために行われ、古くは日本書紀にもその記述が確認される法要です。お盆の時期に行われる万灯会としては奈良の「東大寺万灯会」が有名です。新聞紙上等ではよく見聞きしましたが実際に見たことがありませんでした。東京八王子に勤務(平成12~14年)していた折に、日野市の高幡不動尊で万灯会が大々的に行われることを知り、撮影に行ったのが初めての体験でした。

それはさておき、小樽の「おぼん万灯会」を主催する小樽佛教会は、各宗派の壁を超え、市内68のお寺が協力して、小樽佛教会の理念でもある「いのちたいせつ」を基本テーマにして、お盆の供養・万灯会を平成12年度から毎年実施しています。事前に周知されたポスター等によれば、出店や縁日、催し物も予定され、家族連れで楽しめる企画となっています。開場は小樽運河の北の端、いわゆる北運河と歴史的建造物である旧日本郵との間に挟まれた公園です。過日のブログでも取り上げた「北運河サウンドエナジー」の会場となった公園でもあります。

<小樽佛教会(お盆万灯会)のポスターから>
16:30  開場
17:00 大道芸人「クマさんショー」
17:40 小樽太鼓衆「鼓響」の和太鼓演奏
18:20 薩摩琵琶演奏「北原香菜子さん」
18:50 法要開始 薩摩琵琶の生演奏をバックに僧侶約20名が出席。
    一斉に読経開始、顧問・来賓の焼香
19:20 各宗派読経(浄土真宗・浄土宗・真言宗・曹洞宗・日蓮宗・法華宗)
20:30 閉場

当日の19日は、このところの不安定な天候を反映して、雨が降ったり止んだり、晴れ間が出たり、と何とも目まぐるしく変わる天気です。午後5時過ぎに運河公園に到着すると、公園内の周辺や噴水池周辺に飾られた約6000の灯篭のろうそくに火が灯され、次から次と灯篭が並べられていきます。催し用のステージではすでに、大道芸人「クマ」さんの風船アートやコマ回しが行われています。


左端の寺院関係のスタッフの方も、ひと段落したのか、クマさんの芸に見いています。


出来上がったのはミッキーの顔、子供たちから大きな拍手。


クマさんの芸は続いていますが、ステージの上には大きな入道雲。


小樽太鼓衆「鼓響」による和太鼓演奏が始まりました。


運河公園正面の旧日本郵船の後ろに夕日が沈みかけています。鼓手の影がステージ後幕に映し出されました。


真剣な眼差し、


迫力ある演技、太鼓の高さまで飛び上がって反動で打ち鳴らす、ド~ンと腹に響く音。


薩摩琵琶の演奏が始まりました。


薩摩琵琶の第一人者と言われる「北原香菜子氏」の歌(語り)と演奏

初めて聞きました実際の琵琶の音色と語りを。琵琶というと、真っ先に思い浮かべるのが琵琶法師「耳なし芳一」や平家物語の[祇園精舎の鐘の音…」です。平家物語の一節は、高校生の時に古文で習った気がします。北原さんの透き通った声に合わせ奏でる琵琶の音色が、何とも美しく昔に引き戻されるような気持ちになりました。喜多原香菜子さんについては、全国邦楽コンクールの最優秀賞者でもあります。


琵琶の語りと演奏に合わせるかのように、ステージ後ろの入道雲が燃え始めました。


北東の空はごらんのとおり夕焼けが反射して、恐ろしいほどに燃えたようになりました。


そろそろ法要開始の時間となります。


噴水池に流す蓮華灯を抱えた参加者の列がかなり長くなりました。右手のへこんだ箇所から、僧侶の合図に従って、蓮華灯が流されていきます。


大勢の法要参加者が見守る中蓮華灯がひとつずつ流されていきます。


花が飾られたり、折り紙が差し込まれたり、蓮華灯も様々です。


祭壇前では僧侶たちの読経が始まりました。


噴水池の周りでは蓮華灯流しが続いています。


宵闇が深まるにつれ火のともった灯が輝きを増してきました。


読経が続く中、灯篭流しはまだまだ続きます。


<追加の記事&写真>
祭壇の読経や焼香等についてもまだまだ撮影していたいのですが…、途中で切り上げました。実は小樽第3埠頭に係留中の帆船日本丸が気にかかっていたのです。日本丸は明日すなわち20日の午後4時に小樽港を出港してしまいます。15日から第3埠頭に停泊しておりましたが、なかなか撮影に行けず、今日が夜間撮影の最後のチャンスなのです。ということで早速第3埠頭に向かいます。午後7時半過ぎ、周辺はすっかり暗くなってしまいましたが、最後の夜の帆船日本丸の姿をカメラに収めようというカメラマンが大勢押しかけておりました。


20日午後4時からは登檣礼(とうしょうれい)が行われます。登檣礼をクリックすると、Facebookに投稿した画像が出てきます。


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