紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽運河…今週の1枚

2023-01-27 16:00:55 | 今週の一枚

                  <昭和55年1月撮影 中央橋から南運河を見たもの>

 

このところ、寒気と暖気が交互にやってきて、このまま春になればと思っていると、翌日からは猛烈な吹雪と寒さに見舞われる始末。一晩に50~60cmも積もって、車庫から車が出せないことも。いくら湿気の少ない雪とはいえ、除雪は、高齢者にとっては大きな負担。

さて愚痴はそのくらいにして、この時期、写真撮りには、なかなか出歩けません。寒いし、滑るし…。おまけに25~26日の猛烈寒波で、日中でも最高気温が-14°C、水道が二日間にわたって凍結。

そこで、手持写真の中から数回に分けて、「小樽運河」を紹介したいと思います。
なお、小樽運河は大正12年に完成したが、日本国内唯一の海岸の沖合を埋め立てて造られた。なので緩やかに湾曲しているのが特徴。明治、大正の頃は、港湾設備が完備しておらず、沖合に停泊した船から、艀に荷を下ろし、それをタグボートで引いて海岸沿いの倉庫に運ぶのが普通。

昭和も40年代になると港湾設備が完備し、運河不要論が沸き起った。紆余曲折があって、南運河は幅20mに縮小、北運河は従来通り40mとして残り、現在の姿に。詳しくは、ウィキぺデイア、または小樽市のHPを参照のこと。

 

☆今回は、昭和40代終わりから50年代に撮影した写真から、その一部を取り上げます。この時期、東京の本店(政府系金融機関)に勤務していたので、そうそう帰省もできなくて…

 


昭和49年1月撮影
上段の画像は、中央橋から、浅草橋方向(札幌方向、当時はまだ浅草橋ができていない)を撮ったもの。幾分セピア色がかっていますが…。フィルムも現像技術も現在とは違うので…ご了解のほどを。なおカメラは、学生時代に購入した「オリンパスPEN F」というハーフサイズでした。
下段は、同じ地点から北運河方向を写したもの。艀が多く、運河沿いには倉庫群がびっしり。
なお、画像が上下2枚になっていますが、キャノスキャナー5700(平成15年頃購入)にハーフサイズ用の取り込みアダプターがなく、1度に二カット撮り込んだため。

 


昭和51年7月撮影(中央橋から南運河・札幌方向)
南運河にはまだ艀とタグボートが数多く係留されておます。
この時点でも、運河は放置されたままで、奥の突き当り(現在の浅草橋エリア)はヘドロのたまり場で、メタンガスがぷくぷく沸いておりました。
さてもう一枚同じ場所から撮影したのが下の画像。

 


昭和55年1月撮影
中央奥に沈みかけた廃船があります。51年当時に比べて、一段と沈みました。この画像の廃船部分を大きく切り取ってみたのが下の画像です。

 


一段上の画像を拡大したものです。よく見ると、妙見川の汚水がこの運河に流れ込み、ヘドロに追い打ちをかけたようです。
運河沿いの建物も、殆どが倉庫で、現在の、飲食店が立ち並ぶ様子とはかなり違います。
余談ですが、石原慎太郎・裕次郎兄弟の父石原潔が、小樽支店長として勤務していた山下汽船の小樽支店が、奥の四角い建物かな?

 


昭和55年1月撮影
運河論争華やかな頃、全面埋め立てられる可能性もあるという話を聞き、帰省時に、盛んに撮りに行った記憶があります。カラーとモノクロで、数本フィルムを使った記憶があります。そのうちの1枚です。
なお、昭和49年、51年の画像と比較すると、用済みとなった艀やタグボートの数が減っていることが読み取れます。

さて次回は?勤務先の数年ごとの転勤の都合で、昭和60年代、平成10年頃までは、小樽運河の写真は、ほとんど撮っておりません。横浜、青森、釧路などその地で有名な撮影対象があって、そちらに興味が移ったせいかも??

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小樽青の運河

2023-01-19 10:46:15 | 祭り・イベント

                    <青の運河をバックに、写真を撮る観光客>

 

この時期、大雪が降ったり、気温が上がって解けたりと、めちゃくちゃな天候が続いています。一晩で50~70cm積もったかと思うと、翌日からは暖気で、一気に解けだしたり、地球温暖化の影響何かな?

今の時期、小樽運河は「小樽ゆき物語」の一環として「青の運河」が見どころ一杯。
<青の運河>とは?
寒い季節をロマンチックに彩るイルミネーション。小樽運河もこの時季だけ特別に、青色LEDが1万個施されます。おすすめは日没後、まだ空に青みが残るブルーアワーの時間帯。イルミネーションの青と空の蒼が相まって、幻想的な小樽運河を楽しむことができます。(小樽ゆき物語から)

という事で、1月3連休の中日、8日(日)にカメラ担いで運河プラザの「ワイングラスタワー」と、青の運河を撮ってきました。日没に近い4時発のクルーズ船に、運よく空きが1席あり、乗船できました。

 

☆運河プラザでは、ワイングラスタワーが七色に煌めいて…


約2000個のワイングラスを積み上げたタワーに、カクテル光線が当たり、七色に変化する。ふと窓の外を見ると、歩道と車道の間に高く積み上げられた雪壁で遊ぶ観光客が…多分、雪が珍しい地域あるいは国から来た女の子たちか?はしゃぐ姿がなんとも可愛い。

 


タワーの天辺にカクテル光線が当たる。

 


あえてボケを強調してみた。シャープな画像とピンを外したボケ画像を、ソフトで重ねてみた。

 


赤と緑が混ざって…
いつまで見ていても飽きないが、そろそろ運河に行ってみよう。(PM3:35)

 

☆小樽運河は、いま「青の運河」真っ最中。詳しくは前述の通り。
運河クルーズ船発着場の発券場を覗くと、丁度デイクルーズ最後の便(4時発)が1席だけ空いている。LEDやガス灯が点灯されるのは日没後(PM4時半前後)なので、この便に乗り込むことに。
<参考:クルージングコース>

①クルーズ船は発着所を離れ、中央橋(小樽駅前中央通り)をくぐり、小樽縦貫線に架かる月見橋をくぐって港湾内へ。港内では、大型船が離発着可能な埠頭の改修工事中。
②旭橋をくぐって、北運河エリアに入る。運河の幅は、40m。なお、南運河は、昭和40~50年代の運河論争の決着として、半分埋め立てられ、幅20mとなった。
③北浜橋をくぐって、クルーズ船は南運河へ、そしてUターン。
④北浜橋、竜宮橋をくぐり、中央橋をくぐって、さらに南運河を進んで、浅草橋の手前でUターンし、発着所に戻る。この時間になると、日も落ちてLEDが輝き、ガス灯が点灯。

 


PM4:30 北運河でUターンして、竜宮橋(この龍宮通りの先端が竜宮神社)の手前にある、北海製缶小樽工場「第三倉庫」。映画仮面ライダーのロケ現場でもある。

 


PM4:32 このツインドームは、かつて運河工芸館として観光客に解放されていた。またB1Fではガラス製作を間じかに見られる工房もあったが、現在は1店のみがガラス製作を行っているが、殆どが立ち入り禁止区域となっている。

 


PM4:37 LEDに電気が入り、青の運河となった。

 


PM4:38 浅草橋手前で。Uターンし、発着所に戻る。

 

☆PM4時43分クルーズ船を下船、小樽運河の始発ともいえる浅草橋外園方向に歩きます。

 


クルーズを終えた船を絡め、中央橋から浅草橋方向を撮ったもの。

 


PM4:51 中央橋を降りて、運河沿いを浅草橋方向に進む。

 


PM4:52 女性二人が記念写真を撮っている。

 


PM5:00 浅草橋少し手前から中央橋方向を見る。

 


PM5:05 浅草橋では、結婚の前撮りであろうか、新郎新婦が花束を手に記念写真を撮っている。プロのカメラマンと付き添い人たちが、ポーズを付けたり、ウエアを整えたり…動き回っていた。

 

ここ浅草橋の直前で、不覚にもスリップダウン。観光客に助け起こされるハプニング、普段から注意して歩いてはいたものの、路面はガチンガチンのつるつる状態。左腕と右手を打撲、幸い軽症で事なきを得たが、右手は内出血で、紫色。

 

 

 

 

 

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1月7~8日は、どんど焼きの日

2023-01-12 10:46:58 | 祭り・イベント

                     <正月飾りが、勢いよく燃え上がる>

小樽市内の殆どの神社が、1月7~8日に境内でどんど焼きを行っているようです。全国的には1月15日の小正月に行われ、地域によっては左義長、どんどん焼などともいわれます。

どんど焼きとは、小樽住吉神社の解説によれば、「年神様(お正月各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)が、空へ帰っていかれるのをお見送りして、商売繁盛、家内安全、無病息災、子孫繁栄を願う行事です」と書かれています。

7日(土)午後2時過ぎ、カメラ片手に、住吉神社境内で行われているどんど焼きを撮りに行ってきました。当日午前中は絶好の天候でしたが、午後から怪しくなり、雪煙が舞うなど不安定な天候に。境内入り口の看板は相変わらずどんど焼きの曜日がずれたまま(笑)。

 


境内参道の左側がどんど焼きの会場。参道には屋台が2店出ているが、初詣の際にもこの2店が出ていました。奥はベビーカステラ、手前は広島風お好み焼きの屋台です。

 


次々と正月飾りを炎の中に投げ込んでは、無病息災を願う。
正月飾りでないもの、プラスチック類は、入り口でチェックされ事前に外されている。中身のチェックを受ければ、段ボール箱のまま、あるいは紙袋のまま炎の中へ投げ込まれる。

 


しめ縄などが燃えていく。殆どが紙の印刷物に代わっていく中、太いしめ飾りは珍しい。

 


正月飾りは紙袋、段ボール箱や紙袋ごと燃やされる。

 


小一時間ほど、写真撮るもまゆ玉類、本物の松飾類は、見当たらなかった。本州と違って、道内は、紙の印刷物への代替が進んでいるようです。
最後に賽銭箱に小銭を入れて、住吉神社を後にしました。

 

 

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あけましておめでとうございます

2023-01-05 11:41:21 | 写真

 

昨年は、コロナの猛威に加え、燃料価格をはじめ諸物価の高騰が著しく、生活が四苦八苦。それを反映してか、社会情勢が不安化し、暗いニュースが多い年でした。唯一サッカー日本代表がワールドカップで大活躍したのが救いでした。

さて令和5年の今年はどうなるのでしょうか。諸物価の高騰は依然収まりそうもないですし…正月早々大雪に見舞われるし…、せめて平穏無事に過ごせる1年であってほしいものです。

正月二日に、小樽住吉神社に参拝に行ってきました。暮れから正月にかけ、食べてばかりで運動不足気味、午後2時過ぎ小雪がぱらつく中、久しぶりにカメラ片手に出掛けてきました。

 


国道5号線を横断して、境内に進む。コロナ以前は、境内入り口左手に大きな絵馬の看板が出ていたのですが、コロナ騒動以後は看板が設置されなくなりました。
代わって、というわけでもないのでしょうが、右手に初詣の幟とともに若い女性がお参りする姿と、どんど焼きの日程がオレンジ色の丸枠内に記されています(見出し&下段の画像)。
あれれ?よく見ると、日にちと曜日が不一致!この看板は令和3年のものだったんだ。手抜きか、それともわからないだろうと思ったのか?
<どんど焼きの日程>

一月七日(火)→正しくは土曜日。八日(水)→正しくは日曜日ですよ。

 


手水鉢は凍っている。やや!奥の赤い鳥居のところに和服の女性がいる。絵になる被写体ではあるが…今回は参拝&おみくじが目的。

 


通常おみくじは、「大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶」の6種類に、分類されるという。ここ5―6年凶はひかないものの、小吉~末吉ばかり。今年の宝くじ運も望めないか。ただ金色の恵比寿さん、福の神が入っており、フォトコンは期待できそうだ。ただ、手抜きの初詣看板を掲げるようでは、はなからご利益は期待できないかも(笑)。

 

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