紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

春の花たち…その2

2023-04-26 08:49:51 | 春の花

                       <カタクリとエゾエンゴサク>

 

4月も下旬に入っても、好天は三日と続かず、雪やあられが降る日もあるなど…でも、春は着実に進み、道内各地で、例年に比べ10日も早く桜が開花したという報道が、なされています。

不規則な天候の中で、4月21日は晴れマークが出ていましたので、写友F氏と、札幌の豊平公園と大通公園に春の花を撮りに行ってきました。豊平公園では、カタクリとエゾエンゴサクがややピークを過ぎた感じでしたが、大通公園では桜とコブシが満開でした。

 

☆豊平公園は、花、樹木に加え、テニスコートや温水プールを併設した公園です。広さは7.4haで、東京ドーム球場の1.6倍の広さがあります。加えて隣接して、プロバスケットチーム「レバンガ北海道」の本拠地でもある道立総合体育館「きたえーる」があります。

 


札幌市営地下鉄東豊線で、札幌駅から10数分のところに豊平公園駅があります。出口を出ると目の前が豊平公園の「緑化センター」があります。
(注)上記をクリックすると、2020.7.29付け当ブログ「公園巡り(1)…」にジャンプし、緑化センター内の花が見られます。
さて、緑化センターを出て、右手に回ると、桜と梅が咲き乱れています。さらに野草園方向に進むと、お目当てのカタクリとエゾエンゴサクの群生地があります。

 


カタクリはややピークを過ぎて、幾分枯れかかっていました。

 


その中で、最も生き生きしていた部分を探し、撮ったのがこの画像です。

 


さらに奥に進むと、チューリップやムスカリなど春の花があちこちに群生しています。
クリスマスローズってなぜ下向きに咲くんでしょうね?時季外れで恥ずかしい(笑)?

 


おや!一斉にダンスしている樹木に出会いました。これは秋に葉が紅葉する「ノムラモミジ」の若木です。アンダーライン部分をクリックすと、2020.11.11付け当ブログ「ノムラモミジを撮りに…」へジャンプします。

 


さらに奥に進むと、ピンクの色鮮やかな花が目に飛び込んできました。近寄ってみると、桜ではなく、ツツジのようです。

 


公園の広場では、保育園の園児たちが先生の話を聞いています。数組の園児たちがあちこちでサクラ見学(?)をしていました。

 


最奥のフェンスを出ると、目にとまったのがこの黄色の光景です。黄色の消火栓、黄色いレンギョウの花たち、電柱の黄色い標識、おっと、マンションの物置小屋も黄色いぞ(本当は茶色、笑)。

 

☆大通公園は桜、コブシが満開

 


西6丁目をふらついていると、桜、コブシ、レンギョウのそろい踏み。通行人も観光客も盛んに写真を撮っています。

 


今どきは、99%が、スマホでパチリですね、カメラをぶら下げているのはジジイたちだけです。

 


公園の両側とも桜は満開で、一部強風で散りかけているところもありました。好天のわりに午後から風が強まるとの天気予報通り、結構吹いてきました。(午後1時半ころ)

 


何の花も咲いてない、って?そうです踊りくねった大木よりも、右下の赤いスカートに目が惹かれてパチリ。

 


6丁目のトイレの横の掲示板に「ライラックまつり」のポスターが張られていました。

 

☆西6丁目と言えば、富士フィルムフォトサロンがあります。事前に調べると、4月21日~26日まで、山本一写真展「五島列島・残しておきたい風景」が展示されています。なお、北海道新聞本社の1Fギャラリーで、看板(表札?)展が行われていますので、これも見てきました。

 


道新1Fの小さなギャラ―ですが、木彫りの看板(というのか表札というのか?)数十点展示されていて、結構味わい深い作品もありました。

 


中でもこの「雲竜風虎(うんりゅう、ふうこと読むのかな?)」はとても気に入りました。

 


富士フィルムフォトサロン内部は撮影禁止でしたので、パンフレットと富士フォトサロンのHP に掲載されている山本氏の出品写真を引用いたしました。

 


サロンに展示されている数十点の写真も、すべて全景的な写真で、特にこれは!と、印象に残るものは…(個人的見解)。

 

なお次回は「春の花たち…その3」として、小樽観光協会で出している「小樽桜マップ」などを参考に、桜情報を取り上げる予定ですが…。あるいは、ニセコ・真狩方面にも行く予定なので…

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の花たち…その1

2023-04-20 18:47:33 | 春の花

                     <メルヘン広場のエゾヤマザクラ>

 

3月に入って、気温がぐんぐん上がり、瞬く間に雪は解けて、4月に入ると初夏と間違えるような日も幾日かありました。TVの気象報道でも、今年は桜の開花が10日から2週間早まるとのこと。

札幌市では、14日に桜開花宣言が出て、例年より10日ほど早いとか。我が家の横小路にある狭い花壇でも、3月下旬にクロッカスがいち早く咲き始め、スイセンの芽が膨らみ始めました。そしてメルヘン広場では、エゾヤマザクラが4月11日には開花、例年より10日~2週間も早く咲き始めました。

と、早い開花に喜んでいると、17日(月)には一転冷え込み、雪が降り、日中吹雪という日も…。また4月下旬、23~24日頃にも道央で雪になるとの予報もあります。

異常気象がこれ程身近で起こるとは…。ともあれ近場で、春の花々を撮ってきましたので紹介します。と同時に、外に出歩いてみると、色んな変化に気づきました。合わせてレポートします。

 

☆早くもメルヘン広場では春真っ盛り…

 


正面は洋菓子店「ルタオ」の塔です。ピンク色のエゾヤマザクラが咲いています。(4月18日撮影)

 


広場の横の植え込みには、エゾヤマザクラ、松、シラカバなどの植え込みがあります。木の根元には残雪があります。(4月12日撮影)

 


和服の娘さんが桜をバックに記念写真を撮っていますが…和服に帽子、う~ん、ついて行けません。

 


エゾヤマザクラは、ピンクの花と茶色の葉が同時に咲きます。葉は、まだ光合成が進んでおらず、葉本来の色である茶色なのです。1週間から10日ほどで、光合成が進み、葉緑素がたまると緑色になります。(画像は4月18日撮影)
詳しくは、2010.6.1付け当ブログ「春紅葉」参照のこと。

 



メルヘン広場に面した民家の横に咲いていた黄色い花が逆光に透けてとても美しい。春に咲く黄色い花は、レンギョウ、サンシュウ、マンサクがありますが、この花は…?花音痴の私にはどれも同じに見えてしまいます。(ペコリ)

 

☆メルヘン広場から、堺町郵便局の横を通って、水天宮に登ってみましょう。境内の縁には桜の木々がたくさん植えられています。(以下はすべて4月18日撮影)

 


銀の鐘2号館(休業中)の前を通り、日東印刷のビル(移転?)の角を右に曲がって、急坂を上がります。途中に梅の木を植えた洒落た民家があって、数輪花開いてました。梅の木がある民家は珍しいです。
この坂道には特段名前がついておらず、両側は大半が空き家になっていて、半壊した建物や、家電など大型機器の廃棄場所になっている民家もあります。

 


坂の途中にある民家の、この白い花はコブシ。昭和52年に大ヒットした千昌夫の「北国の春」を思い出しますね。

 


さて境内に上って最初に目につくのが、啄木のこの歌碑です。明治40年9月啄木は小樽日報社に勤務しますが、わずか3か月で意見の相違などで、退社。妻と子を残して釧路に向かいます。小樽の自宅は、妻の姉の夫の官舎でした。姉の夫は、初代小樽駅長でした。
明治41年1月、釧路に向かう際、雪降る小樽駅で詠んだのが
「子を負ひて/雪の吹き入る停車場に/われ見送りし妻の眉かな」
小樽駅前にこの歌碑があります。
余談が多くなりましたが、境内の桜はまだ蕾です。

 


さて、水天宮から山田町の職人坂を降りてくると、カラフルなマンションの前の桜が目にとまりました。

 

☆JR南小樽駅に近い「住吉公園」の桜も満開…
この公園にはかつて商工会館という建物がありました。余談ですが、半地下の店舗には「ニュー豊楽」という老舗の支店があって、いつもウナギのかば焼きのにおいが立ち込めていたのを思い出しました。

 


4月12日にはまだ蕾でしたが、

 


18日にはほぼ満開でした。

 


親子連れが遊んでいました。

 


23日投開票の小樽市議会議員選挙のポスターと桜。

 

☆JR南小樽駅の桜はあと数日で…(4月18日撮影)

 


蕾が膨らんで、今にも弾けそうな感じです。

 


金網から覗くと…(4月18日撮影)

 


日に日に色が濃くなって、膨らんできます。

 


(4月18日撮影)南小樽駅の壁を背景に撮ると、幾分雰囲気が…

 

☆その他の春の花など、自宅周辺

 


我が家の横小路奥には空き地があります。雪が消えるとまず咲き始めるのがフキノトウです。地元ではフキノトウを食べる習慣がありません。キタキツネの持つエキノコックスが怖いからと言われています。

 


4月11~12日は、小樽でも黄砂が降り空がどんより黄色っぽくなりました。

 


ええ!三矢サイダーでコーラーも出しているの?つい、110円投入して買っちゃった!ああ失敗した、コーラ大嫌いだったんだ。ガラナのつもりで買った自分の間抜けさにアハハのㇵ。

 


お口直しに、我が家の手入れしていない花壇を。それでも毎年黄色い花を元気一杯に咲かせるスイセンに大拍手。後ろの茶色の木はアジサイです。緑色の芽がぽつぽつ出てきました。アジサイは例年8月ころ咲くんですが、今年は早くなるのかな?

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミズバショウを撮りに…その2

2023-04-10 13:34:38 | 春の花

 

ミズバショウの群生地は、小樽なえぼ公園内のほかに、塩谷の通称伍助沢(現塩谷3丁目?)にもあります。前回3月30日(木)になえぼ公園に撮りに行った際には、1週間ほど早すぎたと感じました。そこで、ほぼ1週間後の4月5日(水)に塩谷の群生地に行ってみました。

小樽駅前を走る国道5号線を、余市方向に進み、砂留、長橋の二つのトンネルを抜けた直後の、信号を左折します。その急坂の小径を進むと、変電所があります。そのまま細い砂利道(アスファルトが補修されていない)を下ると、左側の疎水沿いに、ミズバショウの群生が見えてきます。

この砂利道沿いには、ところどころに建設業者の資材置き場や事務所がありますが、町名や道路標識等の案内板は、一切ありません。したがってこの辺りが塩谷何丁目なのかはわかりません。

 


変電所の前を過ぎると、最初に目につくのが、このバスです。もうすでに数十年放置されたままで、内部は枯れ木が絡まり、バスの面影もありません。やがて土にかえっていくのでしょうが、今後数百年あるいは千年以上かかるのかな?
なぜここに放置されているのかわかりません。目印になるのは確かですが…(笑)

 


さらに進むと…、湿地の中が一面ミズバショウだらけ。その奥の白いのは、残雪です。

 


一部を引き寄せてみると…、湿地には腐敗した枯葉や枯れ枝が散乱していて、絵ハガキで見るミズバショウとは大違いです。

 


さらに下流の群生地を見ても、周辺に枯れ枝などが大量に散乱しています。

 


疎水の流れが合流する地点。結構流れが早い。さらに下流の別地点に行くと…

 


おなじ緑色の大きな葉はミズバショウに似ているけれど…、これは「バイケイソウ」という猛毒(アルカロイド)を持つ植物です。5-6月ごろには1mほどにまで成長し、白い小さな花が咲きます。

 


同じくバイケイソウですが、スローシャッターで流れを撮影してみました。

 


疎水の周りに咲くのはミズバショウやバイケイソウだけではありません。フキノトウもあちこちで咲いています。
フキノトウは、湿地に限らず、どこにでも咲きますが、北海道ではこれを食用にする習慣はありません。キタキツネが小便を巻き散らかすからで、「エキノコックス」という恐ろしい病原菌が付着している恐れがあるからです。
(注)クリックすると、国立感染症研究所「エキノコックス」にジャンプします。

 


ミズバショウの疎水が合流するあたりに、1軒の使われていない納屋があります。何度も訪れていますが、戸口が開いているのを見た事がありません。それにしても屋根が塗り直された形跡があるけれど…、道路には鎖が張られていて、「立ち入り禁止」の注意書きがありました。

 


さらに坂を下ってゆくと、JR函館本線「小樽~余市間」の踏切に出会います。短いトンネルがありますが、ここを通る電車も、新幹線が開通すると、廃線になるようです。

 


さて、再びミズバショウ群生地を横目に、変電所方向に戻ります。途中の建設業者の敷地に、コカ・コーラの自販機を見つけました。なんとドクター・ペッパーの細缶100円が目にとまったのです。早速コインを投入して…、取り出す際に目にとまったのが、「ここは塩谷3丁目です」の表示でした。
市内の大型スーパーでも、ドクター・ペッパーは見かけないしね。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミズバショウを撮りに…

2023-04-02 18:04:57 | 街中ウォッチング

 

今年は春の訪れが早く、桜前線が例年に比べ1~2週間早いと報道されています。我が家の狭い花壇でも3月の末頃にはクロッカスが咲き、水仙、チューリップの芽が出始めました。例年ですと4月の上旬頃なんですが…

この調子だと、ミズバショウも咲き始める頃かと思い、3月30日(木)小樽市長橋町のなえぼ公園に行ってみました。公園の管理事務所「森の自然館」は閉鎖中で、令和5年は、4月11日(土)から開始との張り紙がされていました。事務所の開閉とは無関係に、中央園路(市道塩谷~赤岩を結ぶ)は、解放されているので、園路に沿って、水芭蕉の群生地を目指します。

 


「森の自然館」の入り口ドアの張り紙

 


中央園路沿いの古木の切り口には、新芽が出ている。

 


園路沿いを流れる小川には、フキノトウやミズバショウの葉があちこちにみられる。画像右下の黄色は、フキノトウが写り込んだものです。

 


さらに園路を先に(赤岩方向)進むと「ビオトープ沼」があってここにもミズバショウが群生しています。
(注)ビオトープ沼およびミズバショウの葉(仏炎苞)等については、2022年4月21日付け当ブログ「小樽長橋なえぼ公園…」を参照してください。上記アンダーライをクリックすると、該当ページにジャンプします。

 


園内の見取図を再掲しました。

 


ビオトープ沼から、「ミズバショウの湿地」へ向かいますが、まだ開花は数本程度ですね。


さらに50m程右奥の「ミズバショウの群生地」に向かいます。群生地へは、迷わぬように、周辺の樹木にピンクのリボンが付けられています。
ただ、今の時期、路面が雪解け最中の雪に覆われているので、ずぶずぶぬかり、転びそうになりました。

 


周辺には雪に覆われている。ここも開花中のミズバショウは少ない。

 


さて、再び中央園路に出て、赤岩方向に向かいます。園路は画像では奇麗に見えますが、雪解け水がこちらの方に流れていて、ぐちゃぐちゃで歩きにくい。

 


道の両側の古木には、キツツキが突いたのか、穴だらけ。

 


大木の間に伸びたクマザサに、陽が当たり、葉の付け根にはきらきらと滴が輝いていました。カメラで撮ると、キラキラ感が出ませんが…。

 


さらに奥に進んで、公園の出口近くにザゼンソウの湿地があります。結構な数のザゼンソウがありますが、こちら側を向いてくれているのが少なくて…
どちらを向こうと、ザゼンソウの勝手だ、と言われそうですが…

 


出口で、森の自然館方向にUターンします。この出口の先の右手の民家の畑(?)にも水芭蕉の群生地があるのですが…、ぬかるみの小径を歩くのが大変なので、戻ることにしました。
途中で見つけたツルアジサイは、あちこちに転がっていました。

 


戻る途中に見つけましたが…何の枝葉なのか??とてもきれいに見えました。

 


ミズバショウの湿地と座禅層の群生地との中間あたりの水たまりで、行きは気が付きませんでしたが、カエルの卵がありました。1週間もすればオタマジャクシになるのかな?

 

ミズバショウを撮るんは、1週間ほど早かったかも…

さて次回は、何をテーマにしようか?撮りに出かけていないので、????

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする