紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽苗穂公園散策

2012-04-28 06:00:00 | 日記
4月27日、ここ数日好天が続き暖かなってきましたので苗穂公園に行ってみました。苗穂公園は桜の名所でもあり、水芭蕉やザゼンソウの群生地でもあります。公園入り口の管理事務所の受付で、水芭蕉の生育状況を尋ねると、「開花のピークは過ぎて、葉が大きくなって来ていますよ」とのことです。管理事務所横の駐車場(正面口=長橋町側)から130mほど奥に群生地があります。やはりピークは過ぎていて、葉が50-60cmになっています。でも、まだ白い花も咲いております。まずはここで撮影です。


(ピークが過ぎていて、傷みの激しい水芭蕉が多く、傷んでいない部分を狙ってみました)


(葉が大きくなりすぎて、白い花が葉陰や日陰になってしまう)

水芭蕉の群生地はもう一つあります。この遊歩道をさらに先に進み、一旦公園外(赤岩、高島町側)に出ます。さらに進んで右手の沢沿いに群生しております。公園内の群生地には50-60株ですが、この沢地には数千株が1か所に群生しています。沢地まで500mほどありますので、途中撮影しながら進みます。


(木の根元から新緑の葉が出てきました)


(たぶんエゾリスがクルミをため込んだのでしょう リスは秋口にせっせと餌をため込みますが、結構ため込んだことを忘れるみたいです)


(遊歩道沿いには雪解け水の小川が流れています)


(一輪草でしょうか? 影がとても綺麗 奥の日陰に露出が取られ、白い花びらが白飛びしてしまったのが残念)

遊歩道の出口(赤岩、高島町側)手前にはザゼンソウの群生地があります。ここはロープで囲いがされていて、来園者が踏み込まないように保護されています。去年までは群生地の中に木製の短い歩道が設置されていて、そこからザゼンソウを撮影することが出来ました。今年は、残念ながら木製の歩道が撤去されてしまいました。望遠レンズがないと、ロープ外からは撮影がしにくくなってしまいました。周辺をよく見ると、ロープ外に飛び出して咲いているザゼンソウもあります。ただ花の向きが、てんでバラバラで、中の芯に日が差しているザゼンソウが見当たりません。


(やっと1個見つけましたが周囲がうるさくて…枯れ葉や枝があって撮りにくい)

赤岩、高島側の出口を出てさらに進むと、1本松の根元で農作業に精を出してい農婦がおります。声をかけるとにんにくを栽培中とか。


(農作業を撮影したいと思いましたが、あまりにも忙しそうで…)


(この沢にはまだ残雪がありますが、とにかく水芭蕉が…)


(公園を散策された方たちもここまで足を延ばすようです)


(カラー撮影もしましたよ)


(センターフォーカスフィルターで幻想的に…)


(これならバックの煩わしさがなくなっていいかな~)


最後はおまけの一枚
我が家の狭い花壇にやっと水仙が咲きほころびました。午後3時ころ苗穂公園から自宅に戻ってくると、水仙に逆光で日が当たっています。バックが隣家の影となり、水仙が浮き上がって見えたところをパチリ。あれっ!ピクチャーモードがモノクロのままだった。ま~、いいか。




撮影 平成24年4月27日(金曜日)
機材 CANON EOS 40D 約130カット すべてJEPG撮影 一部センターフォーカスフィルター使用
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今週の一枚~大型客船が寄港

2012-04-26 06:00:00 | 今週の一枚
今年初の大型客船が小樽港に24日入港しました。初入港したのは「レジェンド・オブ・ザ・シー号」です。今年はこのレジェンド…号をはじめ9月上旬までに19回の寄港が予定されています。レジェンド…号は、69千トン、全長264mという大型船で、このブログでも時々取り上げた「にっぽん丸」の22千トン、「飛鳥2号」の50千トンを上回ります。その大きさゆえか、中央ふ頭ではなく、勝納埠頭に係留されました。

そして25日午後6時に次の寄港地青森に向けて出港です。この出港の見送りに行ってきました。出迎えや見送りは原則「小樽クルーズ客船歓迎クラブ会員」に限られます。会員でないと、岸壁に入ることができません(2004年7月発効の国際SOLAS条約)。午後6時出港の予定ですが、5時半ころ到着した際にはまだ青空があり日が射してていましたが、15分もすると濃い霧が漂い始めました。


(金網一杯まで下がりましたが舳が入らない…)


(見送り人が続々集まり、潮太鼓の演奏も始まりました)


(岸壁を離れるころにはかなり濃い霧がかかり、対面の街は全く見えず)


ちなみに小樽産業港湾部公表の予定表によれば当面の寄港は以下の通りです。それ以降及び詳細は小樽市港湾産業部に確認してください。

☆オリオン2号 5月30日入港 31日出港
☆レジェンドオブザシー 6月6日入港・出港
☆ハンセテアティック 6月13日入港・出港
☆パシフィックビーナス 6月13日入港・出港

注:予定が変わることもあります。
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雪の情景~定山渓・恵庭・支笏湖

2012-04-22 06:00:00 | 旅行
通常3月に入ると少しは春めいてくるのですが、今年は一向にその気配がありません。二日と晴れる日が続かず、下旬に入っても吹雪く日がありました。なかなか撮影に出かけられません。3月下旬、待ちきれずに束の間の晴れ日に定山渓、恵庭白扇の滝、支笏湖方面に行ってきました。今冬最後の雪景色の撮影です。道道1号線の小樽~定山渓線は冬期間が夜間交通止めです。入り口である朝里ダム付近のゲートが開くのは午前7時です。ゲートが開くまでに30分ほど時間があるので付近の撮影をします。


(朝里川から道道1号線のループ橋を見る 朝日が昇り始めループ橋に日が当たる)


(ゲートの駐車場からダムを見上げると…)


(ダムの右側、山の壁面には動物の足跡が… 多分キツネが歩いた跡かと思われる)

午前7時事の時報と同時にゲートが開き、10台近い車が1号線に入って行く。我々も(フォートピアメンバー5人)続きます。12月18日にもフォートピアのメンバーとここを通り円山動物園、道新ギャラリーに行っております。(詳細2011.12.23付け当ブログ『冬の定山渓道路を通って…』)途中何度か停車してみても、食指が動かないようです。定山渓ダム(正式にはさっぽろ湖)に来て、向かいに切り立ったマッターホルンに似た天狗山を見ると、ぞろぞろ車から降りてきます。


(中央が天狗山 切りたった崖で出来ていて、一見マッターホルンに似ている)


(さらに進んで豊羽鉱山への分かれ道付近で)


(斜面に転がる切片…)


(橋の欄干付近の雪には、解けた雪が自然のアートを作っている)


(もう一つ…)

道路わきの切片がこのようなアートを作り出すのは、春が近いことを表しています日中積もった雪が解けて滴となって流れ落ち、夜間冷えて氷になる、この繰り返しがアートを作るあげます。注意深く観察すれば、どこにでもあります。さて定山渓の町中を抜けて、一旦支笏湖方面に走り、途中から道道117号線に入ります。恵庭湖方面に進むと道路わきに白扇の滝があります。


(滝のすぐそばまで手前側の雪庇がせり出していて、全体が撮りにくい)


(滝壺が雪庇の端まで進んでやっと見える これ以上寄るのは雪庇が崩れる可能性もあり無理)


(流れの途中も綺麗だ)


(川の流れの中で見つけたエイリアン?)


(白扇の滝とは道路の反対側にある三段の滝)


(滝壺あたりは飛沫でこのようなツララが出来ている)

白扇の滝を撮り終えて駐車場で車を動かそうとしていたら、どこからかキタキツネが1匹現れました。観光客に餌をもらっているのかけっこうけづやがいいし、太っています。人懐っこそうで餌をねだりに近寄ってきます。うーん、ここは無暗に餌を与えない方が…


(毛づやがよく太っている… エキノコックスを持っている可能性があるので近づくのは厳禁)


(面構えは満点…)

滝を撮り終えて次は国道36号線で苫小牧方面の、ウトナイ湖に向かいます。ここはハクチョウやマガンがいるはずです。北帰行中のマガンは、一時ここウトナイ湖や美唄の宮島沼で2-3週間滞在します。ウトナイ湖に着いたのはちょうど昼ごろでした。いるのはカモだけで、ハクチョウやマガンはおりません。近隣の湿地帯や田畑に餌を探しに行っているものと思われます。

ということで、ここで昼食を取った後、支笏湖に向かうことにします。支笏湖湖畔近くに来ると不思議な光景が目に入りました。雪山の塊があちこちにあって、一部では放水作業中でした。そういえば最近までここで『支笏湖氷濤祭り』がおこなわれていた事を思い出しました。その取り壊しと融雪を早めるための放水らしいのです。放水した跡が絶妙のオブジェとなっていました。


(雪解けを早めるための放水?ほうすいされたあとには穴が開いて…)


(あちこちに洞窟のような穴が… 一見不思議な感じがします)


(中にはこのようなオブジェが出来ていました)

さて、湖畔の方に降りてみます。本格的な観光シーズン前の平日にもかかわらずです、カップルをはじめ家族連れがひっきりなしにやってきます。さすが北海道を代表する観光地です。


(対岸の恵庭岳がくっきりと顔を見せています)


(湖畔の桟橋も雪に埋もれている)

支笏湖での撮影を終えて、残すは札幌市内の写真ギャラリーで写真展を見るだけです。まずは、大通南にある富士フィルムサロンに寄ります。
ここでは『第23回さっぽろ緑と花の写真コンテスト』の入賞作品展が行われていました。私も応募しましたが、残念ながら選外でした。次は道庁浦の「かでる」で行われている写真展を見ました。もう一か所CANONギャラリーにも寄りましたが、写真入れ替え日でした。


(かでるの写真展 風景写真が主でした)


(北海道庁の風景 ついでのカットです CASIO EXILM Z3000 HDR撮影)

なお、支笏湖での撮影はWB=4700ケルビンで撮影しております。そのため多少青味が強く出ています。

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春まだ早い中之島公園と北大へ

2012-04-18 06:00:00 | 日記
4月も中旬となって、やっと少し春らしくなってきました。道路の両端にもほとんど雪がなくなり、春の日差しを浴びてセピアカラーから緑色に変わろうとしています。天候もいいので、久しぶりに札幌の街に出かけてみることにしました。写真サイトの友人からも道内観光地のパンフレットを送ってくれるよう頼まれてもおりましたので、いい機会です。

今回携えたのは、CASIOのコンデジと赤外フィルムを詰めたOLYMPUS35RCの二台だけです。最初に中島公園を回り、次いで北大を回って、駅前大型店でPC用品を購入する予定です。最後に、JR札幌駅内の観光協会によってチラシ、パンフレットをもらって帰ります。小樽から円山経由の高速バスで40分ほどで、北1条西4丁目(大通公園)につきます。地下鉄に乗り換えて二つ目が中島公園です。公園は雪がほとんど消えましたが、一面セピアカラーです。


(藤棚の影が遊歩道に映って…)


(豊平館の前では、キャンバスを広げ絵を描く人たちがちらほら)


(さらに奥に進むとコンサートホール『キタラ』があります)


(キタラの向かいの広場では子供連れで散策している人がおります 水飲み場は冬囲いのシートで覆われたまま)

どこを眺めてもいまだセピアカラーです。遊歩道の一部にはまだ解けきっていない雪が枯葉とごちゃ混ぜになり、ぬかるみもあります。公園の中央にある菖蒲池をぐるっとまわりこむようにして、地下鉄乗り場の方に向かいます。


(菖蒲池の向うには高層ビル・ホテル群がみえます)


(好天が続けば数日で、雪はなくなります)


(道立文学館前の広場の端にはいくつものオブジェがあります ネコのような、椅子のような…?)


(女性の立像の脇の穴から見れば…カップルが椅子に座っている)

やはり時期が早いせいか、何を撮ってもセピアカラーで、同じように見えてしまう。中島公園を後にして地下鉄で北大に向かいます。「北12丁目」で下車すれば、北13条門(北大病院、イチョウ並木のある門)の近くに出ることができます。この時期では銀杏並木は、枯れ枝のオンパレードで、絵にはなりません。北大構内を南北に走る大きな通りにまで出ます。少し札幌駅寄りに戻ると、中央食堂があります。日曜日でも営業していて、1時少し前に入った時には、日曜にかかわらずほぼ満席でした。学生が大半ですが、散歩途中のお年寄り夫婦や親子連れなど雑多です。どのメニューを見ても、ワンコインでお釣りが来ます。腹を満たした後は、ポプラ並木に行ってみます。


(中央食堂の前はちゃりんこが立ち並ぶ)


(農学部のさらに先にほぼ南北にポプラ並木が立っています 老朽化が激しく倒壊の恐れがあるので立ち入り禁止になっています)


(ポプラ並木の近くに建つ銅像は…誰?この顔見覚えがあるはずです、樋口一葉の前任?ですよ)


(この近くでこんなプレーを発見、あれ!撮影者の自画像も… ナナカマドの語源は…)


(ポプラ並木の近くの遊歩道のそばの湿地には、クロッカスが咲いています)

さて再び南北のメインの通りに戻ります。中央食堂の北隣に「レストラン」があり、さらにその隣に人工池があります。この辺りは秋には一面紅葉となって、イチョウの黄色も加わり、見事な色彩画が出来上がります。


(この時期は今一つさえないが…)


(北9条の正門に向かう途中 学生たちがキャッチボールを楽しんでいる)


(クラーク像の後ろに回ると、反核集会の過激なチラシが…)

北大でも撮り終えて、ヨドバシカメラによって、最後に札幌駅に向かいます。札幌駅の観光協会窓口で、道内の観光資料を求めました。なお、赤外フィルムを詰めたカメラを持参しましたが、中島公園で8カット、北大で4カットしか撮れませんでした。やはり新緑の季節にならないと、赤外効果が発揮されません。次回のためにフィルムをの恋しておきます。


(JR札幌駅前、奥がパセオ・ビックカメラで、中央がJRタワー、手前が大丸デパートです)
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小樽水族館へ~ジジと孫たちの撮り比べ

2012-04-14 06:00:00 | 日記
春休み中に、天候が今一つはっきりしなかったこともあって、孫たちをどこにも連れて行けませんでした。4月も入学式が済んだ頃になってやっと春めいてきました。そこで4月8日(日曜)に、小5と小3の孫娘二人を連れて小樽水族館に行ってきました。入館料大人1300円、小中学生530円×2人、車の駐車料金600円、計2960円+昼食代は結構負担になります。旭山動物園のように市民割引もシルバー割引もありません(70歳以上は無料ですが…)。

それにしても入館料が高い。などと愚痴を言いながらとにかく入ります。寒いので、自販機で暖かいものでも飲もうと、コインを入れても、100円玉が戻ってくる。二度、三度…投入、ん?よく見ると100ウォンではないか。さては、駐車場でお釣りをもらった時に紛れ込んだ?あるいは入館料の釣銭に紛れ込んでいた?ともかく、受付で抗議すると、すんなり100円玉に代えてはくれましたが…。韓国人観光客が増えている昨今、このような不正を(100ウォン=約7円)身近で体験してしまいました。

今日はいつもの写友とも水族館で待ち合わせをしております。孫娘二人をモデルに撮ろうという魂胆でもあります。孫二人にもコンパクトデジタルカメラを貸してあげたので、入館するなりパチパチ取り始めました。ともかく順路に沿って撮り歩きます。日曜日ということもあってか、結構親子連れの来館客が後を絶ちません。ペンギンやイルカなど人気者のショーの時間になると観客が大勢集まりました。


(エイのしっぽにライトが当たって…)


(大きな水槽の前で盛んにシャッターを切る孫娘たち)


(タラバガニに狙いを定めて…)


(孫二人は動きの速いカワウソが気に入ったようで、しばらく離れない)


(ミノカサゴの立派な鎧?が気に入りました)


(上方の水面の反射がこれまたいい…)


(熱帯魚のような魚も綺麗ですが、サンゴもカラフル)


(フグの仲間でしょうか、とにかく動きが早い、ほとんどのカットがぶれ、ブレ)

1Fの展示水槽をほぼ撮り終えて、屋外に出てみることにしました。アザラシ、オットセイ、ペンギンのショーがあるためです。この時間になると、日も差し始め少しポカポカしてきました。階段を下りて海辺にある施設に行きましたが、ショーの時間にはまだ早いのか、人がほとんどおりません。セイウチ館に行ってみましたが水槽の端でふちに生えた藻を食べています。


(スロープの壁には絵がかいてあります)


(トドのショータイムには、トドが高さ5mほどの足場から海中にだいぶするシーンもありますが、撮影できませんでした)


(セイウチがシャボン玉を吹いている)

ペンギンのショーもありましたが、取り立ててアップするほどの画像もありませんでした。お昼時間も近くなりました。ここで写友たちと別れ、孫を連れて2Fのレストランに入りました。結構いい値段です。一番安いものでお子様用のセットで650円、大人用となようとなると900円以上です。


(綺里がスパゲッティ、悠里が亀の子ランチ…)

昼食の後は、2F展示水槽にもいろいろな生き物がおります。孫と3人で、撮り歩きです。クラゲが気に入りましたが、とにかく暗いのが難点。ISO感度を目いっぱいにセットしても、被写界深度(絞りのF値)が稼げません。もちろんシャッタースピードも出ませんので、ピンぼけ、手振れのオンパレード。


(かろうじてピントの合ったクラゲ)


(クラゲの影が面白い形で…)


(ミノカサゴの親戚のような…)


(上の画像を真剣になって撮っていると、小3の孫綺里が撮影したカット)


(小5の悠里の作品 水槽上部に反射した模様が、なんとも言えない…)


(同じく悠里の作品)

午後1時過ぎには撮影が終わり、孫たちは入館入り口付近のお土産品コーナーに走ります。あれこれ迷った末に、水族館の魚や海獣のイラスト入りのメモ帳を買ったようです。

<撮影機材等>
ジジ    CANON EOS 40D 約200カット
悠里(小5) CASIO EXILIM Z3000 120カット
綺里(小3) OLYMPUS PEN E-P1 130カット
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富良野・美瑛を撮る(その2)

2012-04-10 06:00:00 | 写真
平成10年頃から17年頃までフィルムで撮影した富良野・美瑛を取り上げました。引き続き、白金温泉地区、北瑛、マイルドセブンの丘、そして最後に撮影地域不詳の順で取り上げます。何分10数年前に撮影した画像については、整理不十分で撮影地がはっきりしないものもあります。

(6) 白金温泉地区
国道237号線から道道966号線に入って20分ほど走ると、白金温泉地区に入ります。この966号線は一直線に近い道路で、道の両側が白樺林が続きます。別名白樺街道とも呼ばれています。この街道の終点近くにあるのが白髭の滝であり、「青い池」があります。平成17年頃、私がまだデジタルに移行する前は、幻の青い池と呼ばれ、その所在が不明でした。ごく一部の写真家や写真マニアにしか知られていなかったのです。
なぜなら、砂防工事が長年続き『入山禁止区域』だったためです。長年青い池を訪れたくて何度かチャレンジしたのですが、自己責任において初めて訪れたのが、平成20年7月3日のことでした。森の中の小道が何本にも分かれていて迷っていると、偶然三脚を担いだ女性に出会い、案内していただきました。ということで、フィルム時代の「青い池」の画像はありません。


(白髭の滝は、滝の手前の橋の上からしか撮影できません なのでいつも似た様なカットになります)


(白金模範牧場 大きなサイロが6本、これが目印)

(7) 北瑛地区
この地域にはぜるぶの丘、ケンとメリーの木、親子の木、セブンスターの木など有名なスポットがたくさんあります。ぜるぶの丘は国道237号線沿いにあって、四季折々の花でいっぱいです。このぜるぶの丘の隣が、かつて日産のスカイラインクーペのCFで一躍有名になった「ケンとメリーの木」です。なお、この辺りはパッチワークの丘とも呼ばれています。


(ぜるぶの丘の展望台からケンとメリーの木が見えます)


(ケン・メリの木のそばには売店があります その周囲にもルピナスがびっしり咲いています)


(パッチワークの丘にはあちこちに麦畑が 麦が金色に輝き、風になびく様は何とも言えない清々しさを感じます)


(肥料用に蒔かれたカラシナ すぐに農地に漉き込まれてしまう 来る都度景色が変わります)

(8) ノロッコ号を撮る
観光シーズン限定で、旭川~美瑛~富良野間を走る観光列車です。両側のガラス窓が取り外され、外の景色が見やすく改造されています。有名スポットに来るとスピードを落とし、車掌(ガイド)の案内が入ります。


(6月10日前後から9月下旬まで毎日運行されます)


(美瑛駅ホーム 美瑛から富良野へは機関車が後部になります)


(車内は3人掛けのボックス席と2人掛けベンチシートになります)


(美馬牛小学校の尖塔が見えてきました スピードが落とされガイド説明が始まります)

(9) マイルドセブンの丘付近
美瑛で最も有名スポットの一つであり、割と道順が覚えやすく、最も訪れる回数が多いところです。フィルム時代の画像もこの周辺での撮影がたくさん残っています。


(マイルド線の丘の裏側に赤麦が植えられています ただその年によって場所が移動することも…)


(日の当たり方によっては前田真三氏の「麦秋鮮烈」のように赤くなることも…)


(15㎜対角魚眼レンズでデフォルメされていますが、奥の松林が特徴です 手前の丘は、その年によって植えられるものが変わります)


(ある年はジャガイモ畑になったり…)


(冬は松林の向うに日が落ちます)


(夏の間は中央の松の木あたりまで道路が通じていますが、冬は雪に埋もれてしまいます)


(このテールランプに沿っていくと、赤麦の畑に出ます)


(ライダーが写真を撮っています)


(先ほどの丘を大きく右手に迂回すると… こちらもマイルドセブンの丘と呼ばれています)

(10) その他・撮影地域不詳
何分7-10年以上前に撮影し、撮影地のメモも紛失した画像もあります。


(拓真館の近くで撮影したような気もしますが…)


(マイルドセブンの丘だったかもしれませんが…)


(これもマイルドセブンの丘で撮影後、少し移動したところで…)


(上に同じ タングスティンポジフィルム使用)


(松林の影が長く伸びてまだら模様になって タングスティンポジフィルムで撮影)


(三愛の丘だったような気も… 中央に神社の鳥居が…)


(美瑛の丘はこのような畑がどこにでもあります ジャガイモの花です)


(ルピナスが二列に並んで、リズミカルなラインを描いて…)


富良野・美瑛の第3弾として、平成18年以降デジタルカメラで撮影した画像を取り上げたいと思います。
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富良野・美瑛の丘を撮る(その1)

2012-04-06 06:00:00 | 写真
最近NETで知り合いになった友人から、富良野・美瑛の撮影スポットを教えてほしいという依頼が数件ありました。ご存じのように、富良野市内は、道路が割と碁盤の目のようになっていますが、美瑛は中心街以外はほとんどが曲がりくねった農道です。私の車にはナビを搭載しておりません。ですから当てずっぽうに走っては、そこで出会った風景を撮影することが多いんです。とは言え何度も行っていますと、おおよその感で方向が分かります。

それはさておき、今回はフィルム時代の作品(平成10~16年頃まで)を2回に分けて紹介したいと思います。取り上げる順番として、富良野→八幡丘→富丘→中富良野・富田ファーム→深山峠→美馬牛→北美瑛→マイルドセブンの丘→白金という順番で考えています。

(1) 八幡丘
なんといってもここはTVドラマ「北の国から」の舞台となった草太の牧場があります。実際はフェニックス牧場と言いますが、TV収録後は使われていないようです。さらに車で数分奥に走ると、有名な三好牧場があります。さらに奥に進むとやはり北の国からの舞台となった麓郷の五郎の石の家や拾ってきた家などがあります。こんかいは麓郷はパスします。


(富良野郊外の鳥沼 この近くから麓郷に向かう道路があります)


(フェニックス牧場 赤いサイロが目立ちます 左側の牧舎は半壊したままです)


(なだらかな丘と防風林があちこちで見られます 赤外撮影)


(三好牧場 中央の小屋の屋根のトタンの色は数年ごとに代わります)


(同じ牧場を赤外フィルムで撮影してみると…)


(富丘 この辺りは広大な畑が続きます)

(2) 富田ファーム
ラベンダー畑で有名な富田ファームです。近年国道237号線を挟んで西側に別館というか別ファームというのか、ファームイン富田が出来ました。夏休みになると、富田ファームに訪れる観光客の車で国道は大渋滞します。


(クロスフィルターでソフトにしてみました)


(ラベンダー畑に白い蝶が…)


(6月中旬でラベンダーはまだ咲いていない)


(同じく6月中旬、道路の反対側ではポピーが満開)


(富田ファームを代表する景色 この時は花の時期が幾分早く、赤い花がありませんでした カメラクラブの撮影会でしょうか)


(従業員が花の手入れをしていました)

(3) 深山峠付近
富良野と美瑛の境あたりにある峠が深山(ミヤマ)峠です。トリックアート美術館があるのもこのあたりです。お土産品屋の裏は展望デッキになっていて美瑛の丘がパノラマのように見えます。展望台のすぐ下もやはり花畑になっていて、季節ごとにいろんな花が咲きます。


(一面に咲くルピナスの花)


(展望台を降りて花畑を進み、振り返れば…)


(初夏の午前5時前、朝もやが立ちそれが滴となって、作物の苗や雑草に付きます それが朝日に輝いて…)

(4) 美馬牛付近
何といっても尖塔のある小学校、美馬牛小学校が絵になります。そのほか、前田信三ギャラリーの拓真館や四季彩の丘など観光施設が集中しています。農道が入り組んでいて、いつも道に迷います。


(十勝岳をバックに美馬牛小学校)


(神野ファームもラベンダーが有名 彼氏花の撮影に夢中、側に可愛い花がいるじゃないか!)


(初夏の神野ファームのラベンダー園)


(美馬牛小学校を別方向から見ると…)


(哲学の木も拓真館の近くにある)


(クリスマスツリーの木ですが、冬景色の方がマッチするかな?)

(5) 三愛の丘付近
ここは道路の両側に絶景が広がっていて、観光バスが必ず立ち寄る名所です。


(その年によって植えられるものが変わるので、来る都度景色が変わります)


(筋状に植えられた麦?がいいリズム感となる)


(この時は泣き出しそうな天気で、黒雲が押し寄せてきました 突然その一角が割れて日が差しこんできました)

富良野・美瑛を撮る(その2)は、白金温泉地区、北瑛、マイルドセブンの丘、その他を取り上げます。 
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滝を撮る

2012-04-02 06:00:00 | 写真
写真撮影を趣味としている私ですが、撮影対象として苦手な分野もあります。その一つが滝の撮影です。ここ2-3年は、写友に誘われて滝の撮影にもよく行きます。しかしながら撮影現場についてから、いかに切り取るかよく悩みます。滝の撮影は長時間露光を多用します。もともと三脚を使うことが苦手で、というより非力な私には、重たい三脚を担ぐこと自体が苦痛なのです。

ということで、フィルム時代に滝を撮影したことは数えるほどしかありません。また滝の撮影でフォトコンテストに入選した記憶もありません。しかし、滝の撮影を大得意としている写友のS氏の影響もあって、最近は苦手意識が薄れてきました。そこで今回は道内で撮影した滝を集めてみました。

(1) 岩内町の鳴神の滝
平成16年の8月に写真の大先輩であるO氏に連れられて、初めて滝の撮影をしたのがここ鳴神の滝でした。この日のことはよく覚えております。撮影の帰りに岩内温泉で湯上りにTVを見ていたところ、高校野球の決勝戦が放映されていました。駒大苫小牧高校が北海道代表として初の優勝を果たした日だからです。


(鬱蒼とした森林の中で滝が轟音を立てていたことを覚えています EOS7+pogiフィルム)


(中天に太陽がありましたが、日が遮られ薄暗い中で撮影しました)

(2) 小樽奥沢の穴滝
穴滝の撮影にはH20年、22年、23年と3回チャレンジしています。いずれも雪解け後の水量の多い時期、5月の中旬ごろです。そのうちH22には、穴滝の手前50m程の地点で雪渓から滑落、谷の激流にドボン、全身濡れネズミで前進を断念した経緯があります。幅1mほどの川ですが雪解け水であふれ、激流となっていました。幸い川に水没していた数本の倒木に挟まれ、胸まで水に浸かっただけで済みました。倒木がなければ、勢いよく下流に流されているところでした。背負っていたカメラザックの中の機材は、まったく濡れずに済みました。その時の情けない姿は、当ブログに掲載しております。


(穴滝の内部から見ると、右側に滝があり、水は一部手前に流れ込んで来て、左に抜けていく HDR撮影)


(洞窟の外から滝を見ると…)


(滝の裏側の岩壁には緑の草が生えて、滝の滴に打たれている)

(3) 赤井川村キロロの滝

キロロスキー場手前のホテル「ピアノ」の駐車場横を流れる余市川には黄金岩の滝と盤の沢の滝の二つがあります。黄金岩の滝は大きな滝ではありませんが、岩にあたる夕陽が黄金色に輝くと言われるところからついた名前です。夕陽の当たるときに撮影しましたが、黄金色に輝いたか否かは、はっきりしませんでした。


(黄金岩の滝 夕陽で赤くはなりましたが…)


(黄金岩の滝から100m下流にある盤の沢の滝 滝に近づくには急斜面のガレ場を通ります、足を踏み外すとドボン、でも浅いので流されることはない)

(4) 美瑛町白金温泉の白髭の滝

ブルーリバーとも呼ばれ、写真集や旅行雑誌で有名になった「美瑛川」の上流にあります。白金温泉街にこの滝があります。十勝岳を源流にした硫黄沢川が、白金温泉街を抜けて、美瑛川に合流、合流というよりは壁面から吹き出して、美瑛川に落ちていくといった方が適切な表現かもしれません。滝の種類でいうと「潜流瀑」に分類されます。


(硫黄沢川が途中で一旦地中に潜りこみ、それが壁面から吹き出してくる 潜流瀑と呼ばれる珍しい滝である)


(滝には硫黄分やアルミニュウム分が含まれ、それが日に反射して青くなるといわれている)

(5) 知床の滝

知床の滝というと、宇登呂から斜里町に向かう途中の国道334号線沿いの「オシンコシンの滝」が有名ですが、それ以外に海岸沿いの高台から海に落ちる滝、カムイワッカの滝などいくつかあります。しかしこれらは知床半島を巡る遊覧船からの眺望に限られます。去年紅葉めぐりのツアーで写友と岩尾別の先にある「カムイワッカ湯の滝」も見て来ていますので、この二つをあげておきます。


(オシンコシンの滝 国道沿いにあり、多くの観光客が来ておりました)


(カムイワッカ湯の滝 知床五湖に入らず、山奥の砂利道を30分ほど進んだところにある秘境中の秘境)

(6) 後志管内島牧村の賀老の滝

この滝は日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。天気のいい日に、午前8時ころ到着すれば、滝と虹が同時に見られることが知れています。駐車場から滝の入り口まで約500m平坦な道を進みます。問題はここから、滝の展望台まで約700mですが、高低差100数十mをほとんど一気に下って行きます。整備された道ならまだしも、けもの道に近いような道の急斜面を、重い三脚を担いで降りるのは、大変な労力を使います。いい写真が撮れるとしても、二度と行く気にはなりません。


(途中の展望台では虹がくっきり、でもメインの滝が木陰で見えません さらに降ります)


(少しの時間差で虹が消えてしまった 帰りの足の重い事…)

(7) 後志管内神恵内村の中の滝

冬の吹雪いたときに、余別から海岸沿いに神恵内方面に車を走らせていて、大森トンネルを出たあたりで見かけた滝です。駐車場がなく、道路脇に止めて撮影しました。無名の滝かとも思いましたが、後日神恵内の滝一覧と合わせてみると、形状等から察すると、「中の滝」ではないかと推定されます。あるいは違うのか定かではありません。


(2月の寒い時期で、滝が一部氷となって、その飛沫も凍っています)


(飛沫が凍って、まるで五百羅漢が立ち並んだようにも見える)

(8) 森町鳥崎渓谷の二見が滝

国道5号線の森町上台交差点から鳥崎川に沿って道道606号線を山側に進むと、鳥崎渓谷に入って行きます。鳥崎渓谷は、鳥崎八景と呼ばれる名所が続きます。その中の一つが以下に紹介する「二見が滝」です。下の画像でも分かるように、滝の上部が二つに分かれていることから名づけられたようです。


(落ちた水は左右に流れずに、この辺りで地下に潜り、道道の下を流れ鳥崎川に入って行きます)


(上の画像の翌年行ったときは全面結氷しており、写友が結氷した壁面を撮影中 道道と滝の壁面との間には3mほどの土塁があります)


(このような氷の造形が撮れました)

(9) その他の滝


(瀬棚町の藻岩岬にある「藻岩の滝」 写友が撮影中)


(国道393号線、別名メープル街道沿いには、雪解け水でできた春先限定の滝があちこちに出来ます)
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