紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

三色フィルターで撮ってみる

2011-04-29 06:00:00 | 写真
前回、余市川の岸辺に咲く蕗のトウを撮影した際に、三色フィルターでも撮影したと書きました。ここでは多少遊び心で、撮った画像を色々加工してみましょう。話がかなり技術的手法になりますので、興味のない方は画像だけ目を通してください。

簡単に言いますと、光の3原色緑、赤、青の三枚のフィルターで3回の多重露光を1枚の写真に仕上げると、動かない部分は見た目どおりに写ります。動きのある部分はそのときのフィルターの色で表現されます。肉眼と異なるユニークな表現になります。詳しくは、当ブログ2009年3月28日付「三色フィルターを使う」を参照してくださ。

<三色フィルターの使用例>

(小樽メルヘン交差点 ケンコー「Filters」という冊子に、フィルター使用例写真として取り上げられました)

今回は、OLYMPUS PEN E-P1とCANON EOSKissDigiNの2台で試して見ました。E-P1は、RAW画像で撮ると、カメラ内部で三枚の画像の合成が出来ます。以下に使用した三枚の画像サンプルと、結果の画像をあげておきます。


(元画像 E-P1によるRAW撮影→合成後JEPG自動変換 上は画像をトリミングしています)


(合成後の画像 風で動いた葉や波の光にフィルターの色が残っています)

一方EOSKissDigiNで撮影したほうはどうでしょうか。ただ、EOSのデジタル機には多重露光機能のが付いておりません。そこで三色フィルターで撮影した各画像をソフトを用いて合成してみました。その前に気になることがおこりました。三色フィルターで撮影した画像(元画像になる)の色調がOLYMPUSUの色調が異なるのです。青のフィルターによる色調がかなりずれています。原因は今のところ分かりませんが…(WBはいずれもオート設定)


(元画像 EOSKissDigiNによるJEPG撮影 青部分が赤みを帯びて紫に近い)


(出来上がり画像 PhotoshopCS3でコンポジット=加算平均 面白みのない画像となりました)

どうやら、三色フィルターをデジタルで使用する場合は、PEN E-P1を利用したほうが良い結果が出る事がわかりました。折角三色フィルターで撮った元画像がありますので、この元画像を使って、HDR加工するとどうなるのかと言う、悪戯心がわきました。HDR写真は元々露出差のある画像を、差を圧縮して1枚の写真にする手法です。先ずはPEN E-P1の元画像を使って見ました。


(使用ソフト PhotoshopCS3)


(使用ソフト Paintshop ProX2)

出来上がった画像は、使用ソフトによってかなりの違いの出る事が分かりました。Photoshopの場合は、画像が出来上がるまでに4-5分かかり、かなり数多くの工程を踏んでいます。一方、ソフトの値段が10分の1ほどのPaintshop ProX2はほんの数秒で画像が出てきます。それでは、EOSKissDigiNによる元画像を使った場合はどうでしょうか。


(使用ソフト PhotoshopCS3)


(使用ソフト Paintshop ProX2)

いずれの画像も、現実離れしたものになりましたが、Photoshopのほうが綺麗というか、面白みのある画像となりました。Paintshopのほうはエンボスのようなソラリゼーションのような画像になりました。それはそれでまた面白い画像といえます。
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岸辺に咲く蕗のトウ

2011-04-25 06:00:00 | 日記
このところ寒い日が続いていますが、一段と雪解けが進み、日陰の小路に薄汚れた残雪が見られる程度です。スタッドレスタイヤから夏タイアに交換する風景もアチコチで見られます。我が家でも交換を済ませ、泥道で汚れた車体を洗ってきました。

となると、どこかへドライブでもしたくなります。というわけで、余市川のほとりに咲く蕗のトウを撮りに早速行って来ました。まあ、蕗のトウはどこにでも咲くのですが、日が射している岸辺の近くというと、余市川しか思いつかないもので…


(TAMRONのマクロレンズで…川面に光る波も大きく綺麗な丸ボケになりました でもちょっと単純…)

そこで、レンズ逆付けの荒業を用いることにします。もうすでに何回かこのブログでも、「レンズ逆付け」の超マクロ撮影については触れておりますので、詳しいことはそちらを参照してください。


(これも蕗のトウの先端です ポリープのようなものが沢山…18mm付近で撮ると超マクロになってピン合わせが大変)


(もう少し退いて、25mm付近 やっと花らしくなってきました EOS40D+18-200mm+リバースアダプター)


(さらに退いてズーム手一杯の200mm、被写体との距離2mほど)

レンズ逆付けは超マクロ撮影が出来るだけではありません。ズームレンズを200mmにすると無限遠にピントが合います。ピントが合っていると言っても、画像を見ていただくと分かるように、シャープなピントが来ていません。ソフトフォーカス気味となります。元々レンズは正常にセットして初めて、色収差が補正できるようになっています。したがって、逆付けするとその色収差が極端にでるわけです。もう一つ画像を挙げておきます。


(水面の光の反射が、色収差の強い丸ボケとなって、とても幻想的になりました)

上の二枚の画像に見られる色収差の強い丸ボケは、フィルターワークでは得られません。今回余市のここに撮りに来たのも実はこういった画像を撮りたかったためです。なお、ここでは三色フィルターを使って撮影もしていますが、その画像については次回にアップいたします。

次に豊丘地区の蓮沼に行って見ました。ハスは枯れたままですが、池に倒れこんだ枯れた茎が色んなパターンを池に描いています。


(池のふちには残雪が見られます 新緑にはあと1-2週間かかりそう)


(PCソフト「PaintshopProX2」でモノクロ・プラチナカラーに変換)


(同じく幾何学模様 少し密集しすぎている)


(余市はリンゴと葡萄の産地 最近葡萄の栽培はつるを横に這わせている)

春まだ浅く、やっとアチコチに新緑の目が出始めたばかりです。帰りの時間の制約もあって、余市で有名な「柿崎商店・海鮮工房」で昼食をとって帰ることにしました。元々は漁師直結の鮮魚商でしたが、魚の安さが評判を呼び、数年前には1Fが鮮魚を中心にしたスーパーに、2Fが食堂になりました。


(オレンジの建物がひときわ目を惹く)


(午後1時頃座席は7-8割の入り 来店客が後を絶たない)


(宗八カレイ定食480円+海鮮サラダ210円 安さが売り物、勿論新鮮で美味しい)


(入り口のメニューの一部 上段の丼ものの値札を見てください とにかく安い)

30分ほど食堂におりましたが、地元客や近郊の観光客らしき人たちが、次から次と入店して来ます。原発事故の風評被害など全く関係がないようです。小樽市内の観光通りの飲食店が閑古鳥が鳴いているのとは対照的です。ここでも、顧客ターゲットの違いによる影響の格差を思い知らされました。

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美脚コンテスト(ブログde…)の結果について

2011-04-24 05:19:39 | フォトコン関係
第24回ブログdeフォトコンテスト(テーマ白)に応募しておりました、下の作品の結果がでました。上位入賞はなりませんでしたが、一般審査で投票していただいたお陰をもちまして、何とか入選に至りました。改めて御礼申し上げます。

「題名:美脚コンテスト」

(第24回ブログdeフォトコンテスト「テーマ:白」入選)

審査員のコメント
さぁ~どの足が一番美脚?面白い瞬間ですよね~タイトルと作品がもの凄くマッチした良い作品です!(anyo♪)

形の面白さ、自然の造形の妙が際立つ作品ですね。
タイトルも面白いのですが、そのタイトルからするともう少し華々しい雰囲気に仕上げても良かったのかなと思います。(カカオ)
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桜の季節到来~本州編

2011-04-21 06:00:00 | 写真
小樽市内も殆ど雪が解けて、後僅かに小路やひかげに雪辺が残る程度となりました。ゴールデンウィーク中には咲き始めるのではないでしょうか。本州ではピークを過ぎつつありますが、そこで私が東京八王子支店に勤務していた折(H12-14年)に、都内近郊で撮った桜を紹介したいと思います。

(1)国立駅前通の桜並木
JR国立駅南口ロータリーを出ると、大きな通りがあります。通称大学通りと言います。この通りを挟んだ両側に一橋大学の校舎があることからそう呼ばれています。この通りには街路樹として桜が植えられ、桜の時期には、それは見事な桜並木になります。


(この正面が三角形の駅舎は、その後建替えられたと聞いております)


(駅から500-600mほど先の歩道橋の上から撮影 最奥がJR国立駅)


(上の写真を撮影した歩道橋 実はここが花見には最適、でも通路であり留まってはいけません)

(2)立川市の昭和記念公園
八王子勤務時代官舎が立川市にありました。昭和記念公園は、かつての米軍立川飛行場跡地で、広さは東京ドーム10個分ほどといわれています。余談ですが、この公園の北側に砂川という町名があります。かつて立川基地紛争で有名となった砂川事件のあったところです。

それはさておき、桜に限っては閉園時間を延長して、夜桜見物が出来ます。ただ今年3月11日の東日本大震災以後の、節電や計画停電があり、夜間まで延長されているかどうかは不明です。


(カラフルなネオンに照らし出されて…)


(桜の木下での宴会)


(大正琴の演奏に合わせ踊りだした子どもたち)

(3)皇居北の丸公園・千鳥が渕
皇居の周囲にもたくさんの桜が植えられていて、花見のシーズンには多くの人出があります。


(流石皇居のお堀端、手入れがされていて綺麗 花筏が絵になる)


(桜とお城、日本画的一シーン)


(北の丸城門付近で見かけたワンシーン たまたま三脚を据付桜を撮っていると…)

(4)井の頭(恩賜)公園
ここの公園は恩賜公園と称されるとおり、皇室(宮内庁)から東京都に下賜された公園です。上野(恩賜)公園も同じです。それはさておき、井の頭公園の桜は、「日本の桜名所100選」に入っているほどです。


(池の周囲を桜が取り囲んでいる)


(モノクロで撮って見ました)


(これぞ「花より団子」)

(5)富士山と桜
富士山と桜というと、日本を代表する山と花ですが、在任期間が2年半と短かったために、残念ながらその組み合わせの写真は殆どありません。唯一桜の時期に行った時に、富士吉田市の浅間神社公園で撮ったものがあります。その中から1枚アップしておきます。


(長い石段を三脚担いで登った記憶があります)
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小樽苗穂公園の春

2011-04-17 06:00:00 | 写真
小樽苗穂公園は、春先にザゼン草や水芭蕉が群生して咲き誇る公園として知られています。冬季は休園中で、4月29日(昭和の日)から開園です。開園時期になると、ザゼン草も水芭蕉もピークが過ぎてしまいます。閉園中でも遊歩道の一部が開放されています。

4月5日に、孫娘二人を連れて行ってきました。でもこの時はまだ残雪が多く水芭蕉の生えている沼地が冠雪したままでした。そこで、14日に再度行って見ました。


(4月5日、まだ雪が多く下の孫娘・小2が靴を取られ進むのに四苦八苦)


(雪解けのせせらぎにオタマジャクシを発見

さて、9日後に来て見ると、遊歩道の一部は雪が解けておりました。とはいえ、雪解け水が流れ靴は泥だらけ。長靴を履いてきて正解でした。遊歩道を進むと、午後の日差しに枯葉が輝いています。


(樹の名前は分かりませんが、葉筋が綺麗なので数カットパチリ)


(山アジサイの枯葉が春の微風に揺れて…)


(花が二枚重なったようです)

遊歩道を100mほど進むと右手に小さな沼(直径6-7m)があります。5日に来た時には番の鴨が泳いでおりました。今日はいないようです。この沼にはヤゴがいると表示板に出ておりますが、確認できませんでした。この沼の右手に水芭蕉の群生地があります。40-50株も咲いているでしょうか。


(実は水芭蕉の周囲は腐敗した枯葉や枯れ枝などが多く、撮影しにくいのです)


(クロスフィルターで周囲をカモフラージュ)

なお、この遊歩道の先苗穂公園の外の農地の沢には、水芭蕉の大群生地があります。多分数千株、万に近い水芭蕉が咲いております。ただ、今の時期はまだ雪の下だと思われます。さて、もう少し先に進むと、ザゼン草群生地に出ます。


(雪解け水のせせらぎの中、あちこちに…)


(どういうわけか遊歩道の方に顔を向けているのが少ない…)


(春の新芽 せせらぎがとても綺麗なのでパチリ)

水芭蕉も、ザゼン草も撮り終えて、遊歩道を戻ると小鳥やエゾリスが餌をついばむ樹木があります。樹木の一部が切り取られ切り株となっています。散策者やカメラマン達がここにどんぐりや胡桃を置いて、撮影しているのを良く見かけます。カメラを構えていると、白と黒の小鳥(四十雀?)がしきりにカメラに近寄ってきます。そのうち、なんとカメラフードに止まろうとします。


(人慣れしているのか、近寄ってきますが、動きが早い…)


(どんぐりの皮を剥いて実を砕いて置くと、早速ついばんで行く)

前回孫たちと来た時には、木々の間を走り抜けるエゾリスを見かけましたが、今日はお休み中のようです。
なお、当ブログ2010年4月17日付「小樽苗穂公園散策」も併せご覧いただければ幸いです。

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倒木に新芽(第25回ブログdeフォトコンテスト・テーマ「再生」応募作品)

2011-04-15 05:00:00 | フォトコン関係


幻の青い池と呼ばれた美瑛の「青い池」も、砂防工事が完了し、入山禁止が解除されて以来、一躍有名観光スポットとなってしまった。
過去何度も撮影に来ているが、その都度色合いに微妙な変化が見られる。
池の中には、立ち枯れしたとど松が倒木となって沈んでいるが、よく見ると水面に浮いた一部に草か樹木か、新芽が出ている。やがて大きく成長し緑を育むのであろうか。

題名 「倒木に新芽」
撮影者 紅露雅之
撮影機材 CANON EOS 40D+TAMRON18-200mmXR
撮影日 2009.6.27
撮影場所 北海道美瑛町美瑛川上流白金温泉付近
撮影データ F5.6 SS=1/90 ISO=400 WB=4500K
使用ソフト CANONZoombrowserEX レベル補正、トーンカーブ調整
使用ソフト(ブログ用にリサイズ) Photoshop CS3

なお、本作品は、第25回ブログdeフォトコンテスト・テーマ「再生」応募作品です。
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ニセコの湧水を汲みに

2011-04-12 06:00:00 | 日記
ここ2-3日好天が続き、雪解けも急速に進んできました。4月6日(水曜)、久しぶりにニセコに湧水を汲みに行って来ました。冬の間は、吹雪や路面の凍結等で車の運転が危険なので水汲みは休んでおりました。昼近くに自宅を出て、余市経由の国道5号線を走ります。

なお、ニセコ・真狩に行く経路は色々ありますが、赤井川のメープル街道(国道393号線)経由も、5号線経由も距離的には大差がないようです。片道80km弱です。メープル街道も改善はされていますが、急カーブや路幅が狭い区間もあって、5号線のほうが走りやすいのです。

途中、仁木で道の駅「きのこ王国」の看板が見えると、急に空腹に気づき、キノコが食べたくなりました。時間的には昼で、普段は観光バスも止まるほどですが、3月11日の原発事故のせいでしょうか、がらがらです。


(30分ほどおりましたが、お客は3-4組… 安くて美味しいのですが…)


(キノコのテンプラ、1皿350円 これだけでも食べ切るのに四苦八苦 )

別にキノコ王国の宣伝するわけではありませんが、とにかく安くて量が多いのが、この道の駅の特徴なんです。以前、家族で寄った際に「キノコ丼」750円を注文したことがあります。出てきた丼を見て唖然としました。通常の1.5倍はありました。勿論食べきれず、3分の1ほどを持ち帰り、夕食としたことがあります。

さてニセコの道の駅「ビュープラザ」で一息入れ、道道66号線を南下して真狩村の湧水地点に向かいます。今まで何度も来ておりますが、正確な地名がわかりませんでした。真狩村だけで湧水地が10数箇所あるとの事ですが、無料でしかも大きな駐車場があるのはここだけです。正式には「カムイワッカの湧水」といい、横内農園の敷地ということです。取水場所は3箇所あって、奥が一番広い。


(蛇口が10箇所ほどあります 車内から撮影したので左にシガーソケットの映り込みが…)

湧水をここで汲み終われば、後は戻るだけです。折角天気が良くて、羊蹄山もすっきり見えます。ということで、7-8年前に入ったことのある「有島武郎記念館」を覗くことにしました。入館料500円を払い入場します。シーズン前のためか、入館者は私一人です。館内の半分は準備中の表示があって、展示物がありません。


(記念館入り口前から羊蹄山を見る)


(暗い渡り廊下を通って、文学コーナーへ)


(青と赤のトーンが美しい)


(準備中の部屋も開けてくれました ガラスに羊蹄山が映りこんでいる)


(さらに奥の部屋からは羊蹄山も見える)

なお、文学館内の展示物等については、撮影は可でしたが、撮っておりません。7-8年前のゴールデンウィークに来た時には、庭の雪も溶けて、池に羊蹄山や、対面のニセコ連峰が写り込んでとても綺麗だった記憶があります。

国道5号線に出て、小樽方面に向かうと、前方にニセコアンヌプリが美しい姿を見せています。


(ニセコは5月の連休まで滑る事が出来ます)
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八雲、大沼、室蘭撮影旅行~室蘭編

2011-04-08 06:00:00 | 旅行
八雲の蕎麦処「権平」で昼食後、最終目的地室蘭に向かいました。先ずは、工場群を何処から撮影すべきか、何箇所かポイントを回ることにします。最初に国道37号線沿いにある新日本石油の工場群の裏手の高台に上がってみました。なんと南向きの斜面には、福寿草やクロッカスが一面に咲いておりました。


(早速TAMRON SP90mmマクロレンズで、工場群そっちのけで撮影)


(この近くに住むおばあさんが手入れ、管理しているとか…)

クロッカスと工場群を同時に撮影と思いましたが、いくら絞り込んでも近景と遠景に同時にピンが合わず断念。次に白鳥大橋を渡り、室蘭八景と呼ばれる名所を訪れることにしました。この時刻になると、風が強くなり、日が出ているにもかかわらずとても寒くなりました。

何箇所か回りましたが、光線の状況等からこれはといったカットがありません。ここでは地球岬での3枚を紹介しておきます。


(札幌から仕事で来たと言うお嬢さんにモデルになってもらいました サボっているのが分かるのでと後姿のみ…)


(運よく若いカップルが… 色々注文をつけて4-5回鳴らしてもらいました)


(駐車場に降りると「毒まんじゅう」の看板が、誰かに食わせたい! でも休業中だ)

一通り名所を撮影し、白鳥大橋の夜景を撮るべく、祝津公園で日が落ちるのを待つことにしました。風が一段と強くなり、気温も急速に下がってきました。ほぼ太陽が水平線に落ちて周辺が夕焼けで染まってきました。若いカップルが公園の展望台に上がるようです。そこを車の中から撮って見ました。


(寒いので車の窓を少し開けてパチリ)


(車を降りて階段の途中からパチリ カップルも寒そう)

やがて夕焼けも終わり、薄暮が迫ってきました。以前風が強く、三脚を押さえつけても、長時間露光では大半のカットがぶれてしまいました。対面の工場群は望遠レンズですと風の影響をもろに受けて全カットぶれてしまいます。白鳥大橋の数カットを撮ってすぐに工場群の近くに行くことにしました。


(次回は撮影場所等を変えて、トライしてみます)


(寒さと強風で数カットとってギブアップしました)


(モノクロ変換してみました)

白鳥大橋と工場群の撮影は、十分納得の行くものではありませんでした。もう少し気候が安定してから再チャレンジの予定です。
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小樽は観光客急減で…

2011-04-06 06:00:00 | 写真
3月11日の東日本大震災での原発事故以来、小樽の街は観光客が急減しています。特に韓国、中国からの観光客が全くといっていいほど姿を消してしまいました。小樽は、福島原発からは500km以上離れていて、放射能の影響は皆無といっていい状況下にあります。

なお、今の時期は、新学期が始まったばかりと言うことで、日本人の親子連れが減るのは例年のことです。でも、こうも外国からの観光客が減るとは、ただただ風評被害の大きさに驚いています。と言うことで、観光のメインである堺町通りと運河周辺をレポして見ました。


(先ずは自宅から50mほど先のメルヘン広場 人がいない、日本人が数組だけ)


(ルタオの隣、左「六花亭」と右「北菓楼」のお菓子屋さん いつもはこの広場は人でごった返している)


(北一ガラスの前の通りも閑散としている)


(面白いもの見っけ!ネコの干物?このネコ触れると体を捩じらせて笑うんです)


(小路で見つけた着物美人 こんにちわ、オヤ返事がない、無視されたかな?)

あれれ、観光街の状況をレポするはずが、わき道にそれてしまった。再び表通りに戻ってみると、やっぱり人通りが少ない。それに普段ならひっきりなしに通る、「わ」ナンバーのレンタカーも見当たらない。いつもは満車で、出庫車待ちの北一の有料駐車場もガラガラ。唯一満車なのが、パンロールで有名になった「かま栄」だけ。地元の人が買いに来ているようだ。(パンロールについては、当ブログ2010.12.1付け「小樽街中散策~キョロキョロ1」の(7)「これがパンロール…」参照)


(左下の大仏さん、子大仏さんの周辺はいつも人だかりがしていたのが…)

堺町通りから小樽運河に出てみると、これまた殆ど人影がない。ここで自作のポストカードを販売しているM氏に聞くと、たまに日本人観光客が来るくらいで、外国人観光客は皆無になってしまったという。


(青いコートのM氏、今月の家賃が…と心配していました)


(出抜き小路の火の見櫓から 浅草橋広場には人影がまばら)

新学期が始まり、国内の観光客が減る時期とはいえ、それにしても激減状態です。普段の10分の1から20分の1位のようです。お店の宣伝用チラシを配るお姉さんに聞いても、お店へのお客の入りは惨憺たるものだそうです。果たしてこのような状況はいつまで続くのでしょうか。

はかなくも、観光だけに依存している街の弱点が強烈に現れた感じがします。かつて、私が国民公庫の調査部勤務時代、上司の清成調査課長(昭和47年に法政大学教授に転出、その後、総長・理事長)から聞かされた言葉を思い出しました。
「観光だけでは飯は食っていけない」(浮き沈みの激しい観光だけに頼っていては街は成り立たない)
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八雲、大沼、室蘭撮影旅行~八雲・大沼編

2011-04-04 06:00:00 | 旅行
3月28日、久しぶりに写友と写真撮影に出かけてきました。午前2時に小樽を出て、長万部、八雲あたりで夜明けを撮り、冬の大沼を撮影し、帰りに室蘭の白鳥大橋と工場群の夜景を撮って帰ると言うものです。撮影数が膨大な量になりましたので、今回は、八雲・大沼を取り上げ、室蘭の工場群については次回に取り上げます。

先ずは、午前2時に小樽を出ました。岩内・寿都の海岸線を通り、蘭越・黒松内を経由して、内浦湾に出ます。長万部に着くころには東の空が明るみだしてきました。もう少し南に進み、駒ヶ岳が見える海岸線の撮影スポットを探します。


(午前5時駒ヶ岳が見えてきました 右上には三日月が…)


(近くの川には水鳥達が休んでいました)

さらにいい撮影スポットを求め、八雲方面に進みます。八雲市内を抜けて落部に向かう途中で、海上から日が上がり始めました。ホタテ漁の、クレーンを積んだ漁船が数隻づつ沖合いに出て行きます。


(船の中央に鉤型のクレーが見える これでホタテ吊るした漁具を引き上げる)


(落部漁港でホタテ漁に出る漁船)


(浜辺に出て駒ヶ岳を背景に波打ち際を撮る ND400フィルターで長時間露光) 

日が高くなってきたので八雲での撮影を打ち切り、大沼に向かいます。大沼は8割方結氷していますが、一部北側の森林公園付近では水面がでており、白鳥が休んでおりました。湖畔に下りて見ましたが、気温が低いせいか、波打ち際は、霜柱が立ち、歩くとザクッ、ザクッと音が出ます。


(白鳥は盛んにカメラマンを警戒しているよう)


(この日は寒く、沼に薄氷が走っている)


(湖畔は落葉に霜柱が立っている)

森林公園から湖畔を大きく右に回って、JR大沼公園駅の前を通り越し、公衆トイレのあるレストラン(名前忘れました)の前に車を止めます。このレストラン(ホテルも兼ねている?)は冬季休業中のようです。このあたりの湖面は一面結氷しています。小島にかかる橋から撮って見たのが下の画像です。


(氷の厚みは20cmほどあって、人が載っても安全なようですが…)

その後湖畔をあちこち回り、撮影しましたが、もう少し氷が解けたほうがいいカットが撮れるかもしれません。と言うことで、大沼を後にして、隣町の森町で、鳥崎渓谷の二見が滝に向かいました。この滝については、2010年5月1日付当ブログ「大沼・函館撮影旅行記~その2」にも取り上げております。滝はいまだ結氷して、流れておりません。しかし、崖の壁面の氷が緩み始め、ツララから滴が流れ落ちています。


(高速連写でやっと写し止めた1枚)

森を出る頃には昼近くになっておりました。途中八雲の手前で魚の干物を作っている店屋が目に入りました。円形の物干しクリップに魚の開きを挟んで回転させています。ここで、写友Y氏がホッケの干物が欲しいと言うことで、買物です。一枚450円の分厚いホッケの開きを3枚購入すると、何とカレイの日干しを5枚もおまけしてくれました。早速車の中で、カレイの干物を頂きました。


(気前のいいお姉さん)

昼食は、八雲市内で手打ち蕎麦の「権平」と言う店で取る事にしました。写友Y氏の同級生の店と言うことです。昼食後は室蘭の白鳥大橋と工場群の撮影です。


(「そば処権平」の店主・権平氏)

次次回(4月8日予定)「八雲・大沼・室蘭~室蘭編」に続きます。
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