紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

相変わらず自粛が続く中で…HDRアートで遊ぶ

2021-06-10 11:26:12 | カメラ

                  <前回ブログで、見出しに使った画像をHDRアート風に加工してみました>

 

前回のブログ「小樽公園のフジが満開…」の最後に、札幌平岸の「天神フジ」の画像を載せました。その画像は、CASIO EXILIM(=EX) Z3000というコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のHDRアート機能を使って撮影したものです。残念ながら、そのコンデジは数年前に壊れ、すでに廃棄処分済みです。

もう二度とか絵画風のHDRアート画像が取れないと思っていたところ、手持ちのコンデジの中に、撮れるカメラがあることに気づきました。それはPENTAX WG-Ⅲという、防水機能付きのコンデジです。コンデジにしては結構重たくて、Yシャツの胸ポケットに入れて気軽に…という訳に行かず、使わずに放置し、そのまま忘れていました。

過去のHDRアート画像をめくっていたら、なんとPENTAX WGⅢで撮影したHDRアート画像が次々と出てきました。う~ん、そういえばWG-Ⅲで撮れたんだと、思い出した次第。なお、HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、+および-補正した画像を数枚重ね合わせ、明暗差を圧縮することを言い、白飛び、黒潰れを防ぎます。さらにそれをアート(絵画)風にしたものを、HDRアートと言います。

 


第4回カメラの学校×ニコン「イイネを撮ろう」フォトコンテストで、準グランプリを獲得、その賞品が上記のコンデジでした。(詳細は2013.12.18付け当ブログ「フォトコンテストでGETしたカメラ参照)

その時の入賞画像は下記の通り。題名「夜空に咲く花」

<選者講評>
☆観た瞬間、とびきり美しい花だと思ったのですが、あれこれ花じゃないぞと。夜空に咲く花だったとは。プロ写真家でもあまりトライしないだろうと思われるオリジナリティあふれる技法で花火写真の新しい可能性を見せてくれました。なんど観ても魅了されます。【杉山(生徒会長Mojo)】
☆いわれなければ、花火だとは思わなかった。まるで絵にかいたかのようなきれいなお花が、堂々としたフレーミングで夜空に咲く。【若子jet】

☆CASIO EX-Z3000は撮影時に、HDRアート機能を使用しますが、PENTAX WGⅢでは撮影後に、画像を呼び出してHDRアート補正をします。なので、WG-Ⅲでは、SDカードにある画像であれば、HDRアート画像へ変換できます。小樽公園のフジ棚を例にとると…OLYMPUS E-M10MarkⅡで撮影した画像です。


左一番上が、ノーマルな画像です。この画像をHDRアートボタンをクリックすると、2番目の画像になります。幾分フジ棚の内部が明るくなりました。さらにもう一度クリックすれば3番目の画像に、これを繰り返して、4番目、5番目の画像になります。

 


前回ブログの最後に掲げた「天神フジ」の画像です。この画像はCASIO EX-Z3000のHDRアートで撮影したものです。

 

☆R3.6.9付北海道新聞社会面に、天神フジの記事が出ましたので紹介しておきます。


撮影に行きたいところですが、依然緊急事態宣言が出ており、私自身まだ2度目のワクチン接種が済んでいませんので、外出は、控えます。

 

☆PENTAX WGⅢによるHDRアート画像の数々、在庫の中から。

 


2013(H25).12.22撮影、小樽協会病院に不整脈で入院中でした。病室から撮影。正面左奥の茶色の建物は小樽双葉高校、クレーンが2基工事中ですが、量徳小学校跡地に、新小樽病院を建設中です。右の6F建てのビルは旧小樽病院、現在は駐車場になっています。

 


2014(H26).8.13撮影、メルヘン広場にある洋菓子店ルタオですが、カラー撮影し、その後モノクロに変換しました。雲が恐ろしいほど怪しくなりました。

 


2014(H26).10.22撮影、この時不整脈の手術のため、小樽協会病院に再度入院、病室から撮影。新小樽病院が出来上がましたが、旧病院はまだ取り壊されていません。住吉神社に出る市道住吉線のイチョウ並木がとてもきれいでした。


同じく協会病院病室の反対側から、住吉神社方向を撮影。イチョウ並木が色づき始め、とてもきれいでした。

 


2013(H25)11.29撮影、小樽駅構内から小樽港方面を撮影。

☆なおPENTAX WG-Ⅲの画像はすべて横長ですが、6×9サイズで撮影しているためです、もちろん3×2の標準?サイズで撮影も可能です。

 

 

 

 

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トイデジHolgaで遊ぶ

2016-12-23 06:00:00 | カメラ

                         <ボディは、発売当初黒一色でしたが、現在はカラフルなデザインになっている>

 

前回のブログで、「顔フォトコンテスト」に入賞(2位・銀賞)し、その賞品として、トイデジタルカメラの「Holga」がもらえるという話をしました。入賞通知には景品送付まで時間がかかりますとのことで、配達されるのは年明けだと思っておりました。ところが、12月20日に宅急便でHolgaが届きました。

<Holgaとは>
もともと香港で生産された安価なトイカメラです。低品質の材料と単純な凹凸レンズの組み合わされたホルガはロシア製の「ロモ」よりも安く販売されました。その安価な造りはケラレ、ぼけ、光漏れあるいはゆがみを生み、これらの効果により一風変わった写真になります。かえってそれが人気を高め、愛好者やアーティストなどに強く支持されていいます。当初はブロニー版の120フィルムを使用したフィルムカメラでしたが、現在はデジタルカメラに変わりました。その分小型軽量になってます。

早速午前中イヌの散歩時に、コートのポケットに忍ばせ撮ることにしました。いつもの散歩コースはメルヘン広場から入船本通りをJR函館本線のガードまで上がるんですが、今日は、反対側の方向へ、メルヘン広場→臨港線を横断→小樽港縦貫道(雪捨て場)→勝納大橋→勝納臨海公園に行ってみました。帰ってきて、メディアをPCに取り込んでびっくり!



マイピクチャーに取り込んだファイルには、なんと『2048年8月12日』の日付が…30数年後の日付が…正しくは「2016_12_20」のはずなんですが…、でもトイカメラには撮影日が、出鱈目・めちゃくちゃと言うのはよくあることです。



取り込んだ画像の一覧を見て(下段に並んだ画像)これまたびっくり!白い空白欄があちこちにある。53カット撮影して(実際はもっと少ないはずだが…)うち23カットが真っ白。う~んこれは一体どうしたことか。

空白のカットの撮影情報を見ると、きちんと情報が載っている。一例を見ると、
ファイル名:SUNP0033(数字は変動、ファイルNo.は正常作動)
カメラ機種名:Spca1626(固定)
日付:2048/08/12(固定)
時間:14:49:37 (固定)
TV(S速度):変動 白いカットで1/1061~1825、なかには1/2005という高速
AV(絞り):8.0
ISO:100(固定)
なお、モニター画面がありませんので、 画像はPC に取り込むまで確認できません。

どうも、日付と時間は明らかにミス、シャッター速度も当てにならない。なぜなら2000分の1の高速シャッター切りながらブレブレの画像が多発。そこで同封の手引き(3cm×5cm、文字も小さい)を見ると「長時間露光」の欄に…こんな記述がある。

「カメラを三脚に据えて、シャッターを押し続けてください云々」
シャッターレバーがあるが、かちゃんという音がしないので、シャッターが切れたかどうかわからない。切った瞬間にファインダ窓の下部に赤のLEDが一瞬点灯するだけ。不用意に長押しすると、露出オーバーで画面が真っ白になると言う訳なのだ。なのでブレブレ多発は、シャッターの押し方がまずかったと言う訳だ。

 


画面サイズ4/3(表示は「135」)にすると、四隅がケラれてしまう。ケラレ方が汚い。トイカメラらしく、露光不足の感じが欲しいところ。
加えてカラーで撮ったが、曇天とはいえ、画面が汚く見える。 

 


一層のことモノクロで撮ってみた。この方が感じがいい。勝納川河口の雪捨て場です。スクェアーサイズにすると、上部が間延びした感じになってしまった。

 


小樽~舞鶴・新潟港へのフェリーターミナルです。午前10:30発の新潟行きフェリーは出港したばかり。

 


イヌは誰もいない広場で、勝手に遊んでいます。

 


午後再度撮影にチャレンジ、シャッターレバーに細心の注意を払いながら撮影。午前中の臨海公園での撮影は片手でイヌのリード線を持ち、片手でシャッターを切ったために、白飛びカットが多発。なので今回は両手で構えて撮影。

 


南小樽駅付近の踏切(曙町通り)を渡る際に、左の画像(小樽方向)を撮影、次いで南小樽駅方向を撮影したものです。PCに取り込んでみると、真ん中にぶれた線路のカットが挟まっている。全く記憶にないカットにびっくり!一枚目を写し終えた後何かの拍子に撮れたみたいです。実はこのカメラは、意識しないうちにこのような意図せざるカットがあちこちに紛れ込んでいる。

 


曙町通りの踏切。小樽方面に向かう電車です。

 

撮影後の感想としては、一言でいえばコストパフォーマンスのひき合わないカメラだということでしょうか。このHolgaはアマゾンの広告では販売価格が8440円となっています。おもちゃにしては、決して安くはないカメラです。

本来トイデジはカメラの知識や技術がなくても、楽しく扱えるカメラですが、この機種に限っては、シャッターの切り方しだいで真っ白なカットが多発したり、あるいはブレブレのカットが多発する可能性が非常に大です。

以前ブログでも紹介しましたが、同じようにフォトコンテストでGETしたトイデジで「メガネカメラ」や「ナノブロックカメラ」の方がシャッターの切り具合に問題はありませんでした。

<参考>色文字部分をクリックすると、以前の関連ブログにジャンプします。

「メガネカメラ」


なお、この画像はその後のトイカメラフォトコンテストで上位入選し、トイカメラを貰った記憶があります。

ナノブロックカメラ

JR小樽築港駅で、小樽行き電車が入選するところ。画像中心部で、赤色が色ずれ起こしている。 

 

☆最後にお断りしておきます。ブログ中の感想は私の個人的なもので、使う方によっては全く別の評価がされるかもしれません。

 

 

 

 



 

 

 

 

 




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イルミネーション4~石屋製菓白い恋人パークの電飾

2016-12-05 06:00:00 | カメラ

                           <ゲートをくぐると、目に飛び込んでくるのがこのシーン> 

 

札幌市内でイルミネーションの名所は?というキーワードでPC検索すると、「大通公園のホワイトイルミネーション」、「サッポロファクトリーのツリー」などすでに紹介したほかに、「石屋製菓の白い恋人パーク」、「サッポロガーデンパーク(サッポロビール園)」、「千歳アウトレットモール・レラ」等が出てきました。表示された画像を見渡すと、白い恋人パークが、中世ドイツ風の建物にイルミネーションがマッチして見え、とても興味をひきました。

白い恋人パークについては、5月31日付のブログで札幌街中ウォッチングとしてとりあげましたが、これがどのように変わっているのか、11月27日(日曜)行ってみました。あいにく小樽を出る時点で雲行きが怪しく、到着時にはかなりの雨でした。撮影者にとっては厄介な雨でしたが、結果として、この雨がイルミネーションを石畳に反射して、より一層美しく見せるから、幸いだったのかも…

 


札樽間の円山経由高速バスで、高速を降り、最初のバス停「西町北20丁目」で下車。300mほど小樽寄りに戻ると石屋製菓のビルが見えます。すでにビルはイルミネーションで覆われ各階の窓には雪だるまが輝いていました。

<2016.5.31付当ブログ「初夏の札幌街歩き」後半に掲載した画像が下記。カラー文字をクリックすると、当該ページにジャンプします>


中庭はこのような作りになっている。

 


所定の入り口から一歩中に入ると、まばゆいばかりのイルミネーション。館内施設の見学コース外なので入館料はなし。

 


中央のツリーを中心に、各所に小道が作られ、その全部に電飾が施されている。小さな子を連れた親子やカップルが多い。

 


依然小雨が降り続いていて、石畳に光が反射してまばゆい。なお休憩所の脇で青いビニール傘が無料で貸し出されている。

 


備え付けの青いビニール傘(無料)を差して見学する人たちが次々と入ってくる。

 


休憩所(見学コースの最後のお土産品&テイクアウト軽食が併設された無料スペース)には大勢の見学客でにぎわっていた。8割方は団体バスで来られた中国人(言葉から)のようでした。

 


前回も取り上げた、休憩所の一角にあるクリオネの水槽。動きが早く、1㎝前後と小さいために、カメラには納めにくい。

 


雨もほとんど止んだので、再度外に出て…

 


同じイルミネーションのアーチを反対側から見ると…

 


駐車場寄りに来ると、おとぎの国のハウスが立ち並んでいて…

 


中央のツリー周辺を回ってみると、

 


先ほどの休憩所の壁面硝子にイルミネーションが映り込んで、2倍楽しめる。

 


建物の窓(見学コース)や庇にも、雪だるまのオブジェが光っている。

 


フィッシュアイレンズを使って、建物を見ると、窓ガラスの光も演出の一部になっている。

 


ある時間になると、突然音楽が流れ、音楽に合わせてシャボン玉が吹き流される。

 


ややしばらくシャボン玉が夜空を舞う。子供も大人も大喜び。

 


この日小1時間の間に三脚を抱えた数組のカメラマングループがやって来ました。

 


多重合成。

 


同じ場所を、引いて撮ると…、奥の半透明のハウスは、休憩所兼写真撮影スタッフの待機所。

 

石屋製菓白い恋人パークのイルミネーションは、子供に限らず、親子連れや若いカップルも、そして中高年カメラオヤジまで十分楽しめる施設でした。それにしても中国人団体客の多いことには驚きました。
なおこの後は、札幌大通公園まで足を延ばして、過日撮れなかったイルミネーションを撮ってきました。

一応イルミネーションシリーズはこの4回目をもって終わりとします。過去3回のブログは下記の通りです。カラー文字をクリックすると当該ブログにジャンプします。

イルミネーション1~小樽青の運河(2016.11.17)
イルミネーション2~第36回さっぽろホワイトイルミネーション(2016.11.23)
イルミネーション3~サッポロファクトリーの巨大ツリー(2016.11.29)

 

 

 

 

 

 

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CANON EOS 7D MarkⅡのモニターに当選するも…

2015-12-28 06:00:00 | カメラ

        <プロ仕様のカメラで、こんな画像とってりゃ世話ないよと言われそう…サッポロファクトリーの『ツリー花火』なんちゃって>

 

今回は多少カメラや撮影技術などの話が中心ですが、それらに興味のない方は画像だけを拾い読み(見る)してください。絵になえる画像を何カットかアップしておりますので…

さて、CANON×東京カメラ部の「CANON EOS 7D MarkⅡ」モニターに応募していたことなんぞすっかり忘れていた頃に、当選通知が着てびっくり。今だかつて「抽選」というものに応募して当たったためしがないもので(宝くじの末等300円を除く)…。とかくモニターに当選し、レポートをきちんと出していると、その製品が貰えるという思いが、応募の動機でした。考えてみりゃ、15万円もするカメラ(ボディのみで)呉れるはずがないよね。

残念ながら、モニター期間終了後は返送することが条件、おまけにこまごまとした条件があって…面倒だと思いつつ、使ってみることにしました。今回の機材「EOS 7D MarkⅡ」については、現在私がメインカメラとして使っている「EOS 70D」と大差ないだろう程度の知識しかありませんでした。

同封されていた実用例写真集には、16名の鉄道写真家、動物写真家、スポーツ写真家の実例写真が載っています。いづれも動感のある一瞬を切り取ったもので、7D MarkⅡの機能を最大限活用したものです。う~ん、わたしゃ、プロの写真家じゃないし、ましてや激しい動きのあるシーンの一瞬を切り取る場面に出逢うなんぞ皆無に近いし…

と思いつつ、先ずは使ってみることとしました。試用期間は12月16日から年明け1月15日までです。この間に「5点の作例+コメント」を提出する義務があります。

送られてきた「借受書、モニター契約書など」、読むのも面倒ですが…一応は目を通さないと…

 

送られてきたのはボディのみ、レンズ(EFS17~85㎜)は自前のものです。外観はEOS 70Dとほぼ同じ。

 

<<EOS 7Dの主な仕様>> ( )内は私のメイン機材EOS 70Dの仕様                      

☆素子:CMOSセンサー 2020万画素 (同じ)

☆ファインダー:視野率100% (98%)

☆高速連続撮影:秒間10コマ (7コマ)

☆重量等 910g  148(幅)×112(高さ)×78(奥行)mm (755g 139×104×78mm)

☆モニター画面 固定式 (可動式)

☆販売価格 ボディのみで17~20万円前後 (11~13万円前後、現在はもう少し下がっているかも)

 

☆使用感や気が付いた点については最後にまとめてレポートすることとして、小樽運河と札幌のイルミネーションを撮影しましたので先に、その写真をアップしておきます。札幌のイルミネーションについては、23日(祝日)に孫たちを連れて買い物&ファクトリー・大通へ行ったときのものです。

小樽のメイン商店街「花園一番街」、日曜日の夕方、ほとんど人通りがない。それにしてもさびしい限り…画像はややHDRアートっぽい気がするけれど…(EOS7D 絞り優先F4.0 1/40 +1補正 ISO自動400)

 

 

雪の日の小樽運河、PM1:30頃ですが、雪の日は、北国特有のこのように重苦しい雰囲気です。(EOS 7D 絞り優先F5.6  1/250 ISO自動100)

 

赤い丸ポストが珍しいのか、盛んにシャッターを切っていました。東南アジア系の外国人のみならず、日本でも珍しいのですかね。小樽市内は半分近くが丸ポストなので、これが当たり前と思っていますが…(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/125 ISO自動100)

 

小樽青の運河 撮影後にモニター画面で見たときは、青のLEDがかなり赤っぽくて、嫌な感じがしましたが、PCの取り込むと、赤っぽさが消えました。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/40 ISO自動6400) なお、モニター画面は、Wide 3型 104万ドット(70Dと同じ)

 

さて、再度サッポロファクトリーと大通公園のイルミネーション等を撮ったので、その一部を紹介します。勿論カメラは、モニター機EOS7D MarkⅡです。

 

ファクトリーのツリーのあるアトリウムの奥から、中庭(旧サッポロビール工場跡の煙突が見えます) をみたものです。イルミネーションは窓ガラスに映り込んだ虚像と実像が入り混じっています。(EOS 7D 絞り優先F6.3 1/15 ISO自動250)

 

孫娘をツリーの前に立たせて内臓ストロボ1発。同時にズーミング。(EOS 7D SS優先1/10  F6.3  ISO自動400)

 

 

標題画像の縦バージョン、花火に見えませんか?ツリーの赤いオーナメント(飾り)を画面の中央に配置して、スローシャッターを押すと同時に、カメラを回転させながらズーミングしました。(EOS 7D SS1/8  F5.0 ISO自動125)

 

前々回ブログで「クリスタルリバー」をアップしましたが、わかりにくかったと思います。横後方から見るとこういう風になっています。仮設展望台に孫と上がりたかったのですが、一組づつしか上がらせないので、時間がかかり、長蛇の列をなしていました。多分順番が来るまで30分以上待つことになると思い断念。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/60  ISO自動1000)

 

ミュンヘンクリスマス市で、ジジにチョコを買ってあげるネと言って、ポーランドの土産品店でチョコを選ぶ孫娘と家内。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/60  ISO自動6400)

 

北洋銀行前のイルミネーションを眺める二人。銀行のガラス窓には来年3月開業予定の新幹線のイラストが見えます。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/50 ISO自動2500)

 

JR札幌駅地下街のレストランで夕食、待ち時間中に家内のスマホで、遊ぶ孫娘。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/13  ISO自動6400)

 

☆使用後の感想等をランダムに上げておきます。

1 EOS 70Dに比較して一回り大きく、重たくなったようで、体力に劣る私にとっては使いづらくなった感じがしました。

2 カメラ裏面のモニターが可動式でないために、ローアングルでの撮影が難しい。

3 カメラからPCに画像を取り込むと、ファイルの番号が、通常「IMG_0001」(カメラによっては最初の4ケタの記号が異なるケースがある)から9999まで連番となりますが、EOS 7Dの場合、001~の3ケタの数字で、日にちごとに001から始まります。同じ番号が出そろうと、ファイルが混乱しそうで…なお、手引を見ると、IMG_0001~空に変更可能とありますが、何度試しても、最初の4ケタ文字なしの001から始まってしまいます。手引きの読みもれかな?

4 モニターに表示されるメニューの切り替えが複雑&手数がかかる。説明しづらいので省きますが、急ぐときはいらいらしますね。

5 画像の仕上げについて、70Dでは「クリエイティブフィルター」で7通りの仕上げが、撮影後に可能ですが、7Dの場合は、HDRモード→仕上がり効果→絵画調、グラフィック調、油彩調、ビンテージ調の中から事前に選んで、シャッターを切ります。事後処理か事前処理かの違いで、一概にどうこう言えません。

6 ISO感度をオートにする場合、ノイズ等の点から予め最適範囲が決められていますが、70Dでは「100~6400」でしたが、7Dの場合は「100~10000」までに広がりました。

そのほか使っていればいろいろと利点・欠点が見えてくるのでしょうが、何分試用期間が決められており、返却するとなれば、取扱説明書も読む気にはなれません。結論としては、プロ向けの機材であって、アマチュア向けの機材ではないような感じがします。

 

☆今回はメカニックな話になりましたが、次回正月明けからは、画像中心の話にしていくつもりです。

☆皆さんよいお正月をお迎えください。

 

 

 

 

 

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フォトコンテストでGETしたカメラ

2013-12-18 06:00:00 | カメラ
Facebook等ではすでにご紹介しましたが、カメラの学校とニコンがタイアップした第4回「カメラの学校」フォトコンテストで、準グランプリを得ました。その賞品として我が家にやって来たのがPENTAX GW3と言う水中撮影用のコンパクトカメラでした。ニコンがタイアップなのに、PENTAXが?と思いましたが、応募要項を再読してみると、グランプリがニコンのコンデジ、準グランプリはペンタのコンデジ、3位がメモリーカードとなっていました。

これで、フォトコンテストの賞品としてGETしたカメラは、トイカメラを含めて8台目になります。ちなみに、カメラの学校と言うのは、トイカメラのメーカーとして有名なデジタルハリウッド社が主催するネット上の学校です。

☆ 第4回カメラの学校×ニコン「いいね!を撮ろう」フォトコンテスト
  準グランプリ 「夜空に咲く大輪の花」


<審査員講評>
☆観た瞬間、とびきり美しい花だと思ったのですが、あれこれ花じゃないぞと。夜空に咲く花だったとは。プロ写真家でもあまりトライしないだろうと思われるオリジナリティあふれる技法で花火写真の新しい可能性を見せてくれました。なんど観ても魅了されます。【杉山(生徒会長Mojo)】
☆いわれなければ、花火だとは思わなかった。まるで絵にかいたかのようなきれいなお花が、堂々としたフレーミングで夜空に咲く。【若子jet】



賞品としていただいたPENTAX WG3、ボディ周囲に小さな文字で、WATERPROOF(防水)、COLDPROOF(耐寒)、CRUSHPROOF(耐衝撃)が見えます。

☆ 主な仕様は以下のとおりです。

1 画素数 約1600万画素
2 レンズ PENTAX ZOOM 4.5~18mm(35mm換算25~100㎜)7群9枚構成・非球面レンズ4枚使用
3 Zoom   光学ズーム 4倍 デジタルズーム 7.2倍 最大28.8倍
4 ISO   125~6400
5 シャッター 4秒~1/4000
6 フォーカスモード オート マクロ 1㎝マクロ パンフォーカス 無限遠 マニュアルフォーカス
7 撮影モード オート プログラム HDR デジタル顕微鏡他
8 デジタルフィルター モノクロ(セピア) トイカメラ カラー強調 色抽出 ミニチュア他
9 撮影可能枚数 1充電240枚


カメラ裏面のモニターには、24通りの撮影モードが表示される。通常はオートかプログラムモードで撮影します。


こちらは内臓フィルターが表示されますが、撮影後の編集用です。HDRは、フィルターにも、撮影モードにもありますが、出来上がりは両者全く違います。撮影モードのHDRは、本来の意味の輝度差を圧縮した画像に仕上がり、極めて元画像に近い写りとなります。一方の内臓フィルターのHDRは、きわめてドラマチックに加工されます。オリンパスカメラの内臓フィルター「ドラマチックトーン」を思い起こさせます。


上のアートフィルターの上段右端の星のマークをクリックすると、12のアートフィルターが出てきます。

以下作例をいくつか紹介いたします。


小樽北運河の画像をもとに、内臓フィルターで加工してみました。左の大きな画像が元画像になります。右上から、「HDR」「魚拓風モノクロ」「モノクロ」フィルターを使いました。なおこれらの画像もフィルターの一つ「コラージュ」を使いました。


こちらは、イヌの散歩の途中で見かけた自販機です。右上から「モノクロ・セピア風」「色抽出・赤」「ソフト」フィルターを使いました。


パノラマ撮影は、3枚の画像をつなぎ合わせますが、LUMIXやCASIOのコンデジでは、構えたままの姿勢でカメラを左右に振ります。ところがWG3では、3回の撮影で画像をつなぎ合わせます。1枚目を撮ると、モニターに1枚目の画面の端に、残像が出てきますその残像を合わせることによってつないでいきます。画面左3分の1の端、ビルのあたりの重なりがわずかにずれました。


美術館の写真展の模様ですが、今回は2枚目と3枚目で多少ずれました。人物が端に来ると動く可能性もあります。残像がかなり薄いので、次の画像と重ね合わせるのは、結構難しく感じました。まぁ、この程度であればご愛嬌と言うことで…。


さて、このWG3をGETしてからほぼひと月が過ぎました。日常の使い勝手がよくお散歩カメラとしては十分役立ちそうです。なんといっても雨にも強く、落して大丈夫となれば、多少手荒く扱っても平気なのでデジイチのお供としての出番が増えそうです。アートフィルターの中ではHDR加工と魚拓加工が面白く感じられました。いくつか作例をあげておきます。

その前にこのひと月間の使用感触をいくつか挙げておきます。

1 7群9枚レンズ(うち非球面レンズ4枚使用)と言う多くのレンズを使っているにもかかわらず、レンズが前面に飛び出してこない。したがってオンの状態でポケットへの出し入れに不自由しない。
2 防水カメラなので、雨や雪の日でも気にせず使える。 
3 操作ボタンがすべて右サイドに集中し、親指でボデイを支えるスペースがない。
4 付属のストラップらしきものがあまりにも不恰好である。工事職人が腰にぶら下げるようなリングはいただけない。多分海中で腰に取り付けるのかもしれないが…
5 アートフィルターが多種多様で、大人のおもちゃとしては面白いかも…家内の一言「飽きずにいじくり回せて、良いおもちゃ貰ったわね」


雨の日の小樽運河、普通に撮ればくすんで写る運河もHDRフィルターで編集すると、かなりドラマチックに見えます。


夕方の薄暗い条件下で撮影、雲の合間から陽がちらちら。


ミニチュア加工もできます。


孫が入ってきて、ジジ撮るよって、魚拓加工してみました。えっ、最後の画像は余計だって!知ってます、
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OLYMPUSフォトフェスタ2013を見てきました

2013-10-20 06:00:00 | カメラ
北海道はこのところ急に寒くなってきました。最低気温が一けた台はもちろん5度を下回る日もあります。日中でも暖房が恋しくなる季節です。我が家でも10月15日から茶の間だけ、石油ファンヒータを入れています。何分灯油価格がリッターあたり95円と高値が続いているので、おいそれと床暖房のスイッチを入れることが出来ません。まぁ、愚痴はこの程度として、紅葉前線が気になる今日この頃です。街中はまだまだ緑色の樹木が多いのですが、標高の高いニセコなどでは相当紅葉が進んでいます。

と言うことで気になるのが中島公園や北海道大学のイチョウ並木です。中島公園は、公園そばのパークホテル主催のフォトコンテスト「中島公園の四季」が今年も実施されます。去年までは「中島公園の秋」がテーマでしたが、今年は「四季」に変わったようです。そこで12日(土曜)に紅葉視察に行ってまいりました。ちょうどこの日は、オリンパスのミラーレス一眼レフカメラ「OM-D E-M1」の発売に合わせ、OLYMPUSフォトフェスタ2013が札幌グランドホテルで開催されています。

PhotoPus(旧ズイコークラブ)会員である私も多少気になります。事前にプログラムを見ると、PhotoPusに投稿している私のブログにコメントをくれた写真家の畠山公妥氏がトークライブを担当されています。新発売のカメラよりも畠山氏のトークが気になります。そこで、フォトフェスタでトークを聞き、その後大通公園や中島公園の様子を見てくることにしました。


(1) OLYMPUSフォトフェスタ2013inSAPPORO

フォトフェスタは全国大都市各地で行われていて、札幌が最後の開催です。


午前中はPhotoPus会員限定で、午後は会員以外も自由に参加できます。オリンパスファンが結構来ていて、トーク会場は満員でした。


オリンパス社員による新発売「OM-D E-M1」の説明が始まっておりました。

それにしても、新発売のフラグシップ機と言うOM-D E-M1、ネーミングが気に入らないですね。なんという長ったらしい、とても覚えられません。単純にOM-D1と出来ないのでしょうか。ニコンにしてもキヤノンにしても、カメラのネーミングは至極単純ですよね。センスがないというか…長年フィルムカメラのOMシリーズを使ってきたものとしては…、さて畠山氏のトークライブは10時半から始まります。


畠山公妥(ひろやす)氏のプロフィールですが、コマーシャル等の商業写真家であり、PhotoPusクラブの札幌支部長でもあります。


つい最近撮影した定山渓の紅葉だそうです。

普通であれば、紅葉を目立つようにするためにPCソフトで再度を引き上げますが、氏の場合は逆に再度を幾分引き下げて相対的に紅葉の赤を見せるということです。写真から見ても斑点模様の紅葉がとても鮮やかに見えます。紅葉を際立たせるために、ついつい彩度を引き上げてしまいますが、逆に引き下げるとは、寝耳に水、目からうろこの話でした。プロらしい写真に出来上がりますと解説がありました。


画像が小さいのと、室内灯の関係で実際の色と違って見えますが、雨粒が勢い良く降るさまがよく見て取れます。これはアートフィルターの「ドラマチックトーン」(他社のカメラでいうHDR風)で撮影したカットとのこと。


大倉山シャンツェでジャンパーが街の中へ飛び込んで行くように撮影したそうです。ここでも意外な話が…

普通であれば、高速連続シャッターを切りたくなるところです。氏によれば置きピンで、1回のジャンプでせいぜい1-2カットの撮影で、最高のフォームが決まった瞬間にシャッターを押すとのことでした。


スキーの回転競技ですが、雪煙が少ない点に注目です。スキーヤーが上手ければ上手いほど、無駄な走りがなくて雪煙が出ないとのこと。この作品を見て、雪煙が少なくて失敗作ですか、と聞かれることがあります、と大笑いでした。


オートレースでタイヤがドリフトした瞬間を撮っています。シャッタースピードが遅すぎても早すぎてもタイヤからの噴煙は写らないそうです。この手法は、作り立てのラーメンに湯気が立っているシーンと似ているとのこと。1/5~1/60位のシャッタースピードが最も良い結果になるとのことでした。


このほかにも数枚の作品の解説がありました。ボディキャップレンズを使った作例では、威圧感がないので接近して撮れることを話しておられました。初めて聞く技法に驚いたり、感心したり、とても有益なトークライブでした。この後は、「じゃんけんプレゼント大会」がありました。3回挑戦しましたが、いずれも初戦敗退、じゃんけんに弱が自分に嫌になりました。


連続3回敗退で、会場を後にしました。

新発売のE-M1他PENシリーズなどたくさんのカメラや交換レンズが並んでいましたが、興味がわきませんでした。デジタル一眼レフカメラも、そろそろ更新の時期に来ていますが、所有デジタルカメラで、唯一OLYMPUS製品の、PEN E-P1もこのところさっぱり出番がありません。夕暮れ時のオートフォーカスに弱く、ジーコ、ジーコ言ってピントが合いません。マニュアルフォーカスに切り替えて撮ろうとすると、無限遠にストッパーがないので、距離リングが際限なく回転して、ピントの山がつかめないという難点があるからです。モニター画面を必死で見ている内に、撮り損ねるというケースを、再三経験しました。


(2) 大通公園の秋

昼少し前に、フォトフェスタの会場である札幌グランドホテルを出て、大通公園に向かいます。二ブロック先が公園です。以前はこの通りに光映堂と言う中古カメラ店があって、その2Fがギャラリーになっていました。よく写真展を見に行きましたが、1年ほど前に閉店してしまいました。公園の樹木をみると幾分秋の気配が濃くなりつつあるものの、紅葉した木がちらほら見えるにすぎません。


園内の芝生には枯れ葉がたくさん落ちています。HDR風に加工してみました。


鳩オジサン、いつもここで鳩と遊んでおり、鳩も慣れていて肩や手に止まります。

西4丁目、5丁目の公園には紅葉した樹木がほとんど見られません。3丁目、2丁目へと逆戻りします。広い園内に数本の紅葉した木が見られます。


ナナカマドの木ではなく、カエデのようです。


徐々に黄葉が進んでいることがわかります。


木陰で昼食を楽しんでいる親子、双子用のベビーカートのオレンジが目立ちます。


(3) 中島公園の秋

地下鉄南北線の大通駅から南に二つ目の駅が、地下鉄中島公園駅です。出口が公園内にあって、目の前に札幌パークホテルがあります。出口から奥に伸びる通路沿いにイチョウ並木がありますが、いまだ青々しています。


イチョウ並木が色づくのは10月最終週ごろでしょうか。

公園中央にある菖蒲池を左手に見て、右方向に進みます。その前にのぼりが数本立っている蕎麦屋さんがあるので、ここで腹ごしらえをします。そのあと池に沿って進みます。


池のふちの木々がかなり赤くなっています。


池に落ちた枯れ葉も色とりどり。


対面の貸しボート屋さんも冬の準備なのかボートを陸にあげて…と思っていたらまだ営業中らしく数隻のボートが漕ぎ出していました。


藤棚には、インゲン豆の親分のような大きな実がぶら下がっています。その下をイヌ連れの自転車が…


突然「頑張るぞ~」と言う大声が聞こえてきました。それも何度も何度も。天文台前の広場を見ると、何かコマーシャルの撮影でしょうか。ランドセルを背負った小学背生が数人、こぶしをあげて叫んでいます。


音楽ホールKitara向かいの広場ではリサイクルフェアーが行われていました。

ここ中島公園もやっと紅葉が始まったばかりで、本格的に紅葉するのはあと2-3週間かかりそうです。
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コンパクトデジカメを買い替えました

2013-01-28 06:00:00 | カメラ
私の場合風景写真もさることながら、街中スナップ写真を撮ることが多いんです。メインのカメラはCANON EOS40Dを使っております。ただ街中スナップは圧倒的にコンパクトデジカメを使っています。いい被写体を見つけた時にはさっと撮影できること、また人ごみの中ではコンパクトカメラのほうが不要な警戒心を与えません。一眼レフを構えると警戒されて、ときには拒否反応を示す方でも、コンパクトカメラですと、Vサインをしてくれたり、微笑んでくれることもあります。というわけで、私の場合はコンパクトデジカメも一眼レフと同様主要な機材なんです。そこで今回LUMIXのTZ30を購入しました。


左が今回購入したLUMIX TZ30。右が今までつかっていたCASIO EXILIM Z3000。

これまで使っていたCASIO EXILIM Z3000は一昨年の11月に更新したばかりで、1年と2か月しか経過しておりません。しかし使用してみるといくつかの大変不便な点が出てきました。
①連写が利かないないこと。撮影モードにかかわらずシャッター切ってから次の撮影OKまでに約2秒かかります。この間モニター画面には『超解像処理中です。しばらくお待ちください』というメッセージが出ます。高解像モードでなくても同じメッセージが出ます。せめて秒間2枚ほど切れたらな~という場面に何度も出くわしています。一発必中なんて至難の業ですから…。


連写が聞かないということは動きの早い物体の撮影には不向きです。

②色調再現に劣る点です。CANONのEOSも決して色調再現が良いとはいえませんが、CASIOの場合は発色が地味というか、赤がえんじ色になってしまうことです。下の画像は二枚とも同じ会場で撮影しています。上がCASIO EXILIM Z3000、下がCANON EOS40Dで撮影しています。著しい価格差のあるカメラを比較するのは酷ですが…それにしても色調再現が何とも…






左が今回購入したLUMIX TZ30で撮影した画像、右がCASIO EXILIM Z3000で撮影した画像、ポストの色を見てください。両画像ともPCでのレタッチは一切行っていません。なお購入価格は両機種ともほぼ同価格でした。LUMIXはアマゾンで14800円でした。

ということで、今回カメラメーカー数社のコンデジカタログを集め、アートフィルター機能、連写性、色調再現、最低販売価格等を調べてみました。色調再現で優れているのは、映像メーカーやフィルムメーカーのカメラです。ただフジは、色調再現が極めて素晴らしい(ポジフィルムモードが搭載されている)のですが、周知のように高級コンパクトカメラに特化しておりますのでこの際除外しました。LUMIXのカタログを見ていて惹かれたのが『撮った後からでもレタッチできる…(クリエイティブレタッチ)』というフレーズでした。

通常のコンデジの場合、事前に何種類かあるフィルターの中から選んで撮影します。撮影後にポップ調、モノクロには変換できません(PCソフトでできる場合もありますが)。LUMIXの場合、撮影後にモニター画面で6種類のアートフィルターから選んでレタッチができ、画像を新規保存することが可能です。小樽運河を撮影した画像をもとに見てみましょう。


これが元画像です。


上段の元画像をモニターで見ながら、6種類のレタッチ(メーカーによって呼び方が違い、アートフィルターともいう)をしてみました。

撮影後のレタッチが可能ということは…そうです、撮影後に6種類の組み合わせも可能だということです。


元画像をいったんモノクロ(ここではダイナミックモノクローム)に変換後、さらにもう一度モノクロ変換したのが上段右の画像です。明暗差の激しいダイナミックな画像になりました。左のモノクロ画像をトイカメラ風に変換したのが下段右の画像です。このほかにもトイカメ風レタッチを2度繰り返すと周辺光量落ちがさらに激しくなったりします。

撮影後のレタッチが可能なのは、以上の6種類ですが、撮影時にはこれ以外に、ジオラマ、ハイダイナミック(HDR)、セピア、ローキーの4種類のアートフィルターが使えます。クリエイティブレタッチ(撮影後のレタッチ)の6種類と合わせると都合10種類のアートフィルターが使用できることになります。

さて、連写モードのほうもかなり進んでいて、秒間2コマから10コマまでの連写が可能となっています。さすが10個コマの連続撮影はまず必要なさそうですが、5コマ程度であれば動きの速いペット撮影や一瞬の表情を撮るときなどでは重宝しそうです。そのほか「手持ち夜景モード」があります。1回の撮影で複数回の画像を切り取り加工するとありますが、まだ試し撮りしておりませんので効果のほどはわかりません。

一方使用していて不十分な点もいくつかありましたのであげておきます。パノラマ撮影は、撮影方法もCASIOと同じですが、明らかにLUMIXよりもCASIOが勝っています。LUMIXのそれは画像に縞模様が残ってしまいます。インクジェットプリンターで印刷したときにときおり縞模様が出ることがありますが、あれと同じ現象です。これではとても使い物になりません。


上段がLUMIXのパノラマ画像。下段がCASIOのパノラマ。LUMIXのほうにやや露出不足気味ですが、なんといっても縦縞が気になります。CASIOのほうは全く問題なく画面のつなぎ方もとてもスムーズです。

ともあれ両者一長一短があり一概にどちらがいいとはいえませんが、発売日が新しいほど新機能が搭載されております。その点ではLUMIXに一日の長がありますが、CASIOのHDRアートはCASIOのカメラにしか搭載されていません。どうやらお出かけの際にはこの二つのコンデジをポケットに入れる機会が増えそうです。


CASIOのこのHDRアートは捨てがたい。

LUMIX TZ30の主要スペック
1画素数 1410万画素
2レンズ ライカDC バリオエルマー広角側24㎜(35mm換算)F3.3~6.4
3ズーム 光学20倍 超解像iAズーム40倍
4ISO感度 100~6400
5シャッター速度 15秒~1/2000
6静止画撮影可能枚数 約260枚
7GPS搭載
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またまたトイカメラが来ました

2012-12-11 06:00:00 | カメラ
今年に入って3台目の、というよりは3個目のトイカメラが届きました。1個目のMEGAN CAMERAについては8月24日付ブログ「トイデジカメラを試してみる」で取り上げております。また2個目のVIVITAR Ultra Wide & Slimについては、10月19日付ブログ「トイカメラVIVITARによる番外編」で取り上げております。今回の3個目は、10月に行われたトイデジカメ等の製造会社FUUVI社が主催したトイデジによる「サマーフォトコンテスト」でGETしたものです。


(入れられてきたケースにはNano Block Cameraと書かれていて、手のひらにすっぽり隠れるサイズです)


(充電はPCのUSB端子を使って、約2時間でフル充電とのこと インジケーターも何もないので適当に充電 端子差し込み口が縦だと、デスクの端でないと差し込めない)

カメラに同封されてきたUser Guideによれば、主なスペックは次のとおりです。
☆ 画像方式 静止画…JEPEG 動画…AVI
☆ 静止画解像度 2048×1536 画素数 200万画素 
☆ バッテリー 内臓リチュウムイオン電池(USB端子によるPCから充電、2時間でフル充電)
☆ 記憶メディア MicroSDカード
☆ サイズ 64×15×32㎝ 26g(脱着式ファインダー込)
☆ その他 Exif情報によれば、撮影日は2008.1.1に固定されたまま(いつ撮影しても同じ日付) またUser Guideに載ってないがISO=100固定(Exif情報による)。絞り優先でF3.2固(Exif情報)。

さて午前中のイヌの散歩時に試し撮りしてみることにします。ポケットに入れていざ撮影しようとすると、脱着式のファインダーが外れやすいことに気づきました。面倒ですので外したまま、いい加減なアングルでバチバチシャッターを切りました。まずは我が家を出て…


(11月2日は大雪で除雪車、排雪車が走り回っていました)


(坂下のほう、メルヘン交差点方向を見ると…)


(メルヘン交差点 電柱、信号のポール、人物等に色収差による赤いにじみが出ています)


(上の画像の左部分を約8倍ほどに引き伸ばしてみました ポールの右に赤いにじみが、左に青いにじみが出ています)

これだけ大きく色収差が出てしまうと、プリントしたときに、L版ならまだしも、2lサイズにすると赤いにじみが目立ちすぎるかもしれません。次に傾けて撮影してみました。MEGANE CAMERAのときには時として大きなゆがみが出ました。しかし今回は何枚か45度ほど傾けて撮影しましたが殆どゆがみが出ませんでした。斜めに撮った画像はほとんどが雪道でしたので判別しにくいということもあります。 下の画像の左端の常夜灯が歪んで見えますが、画面の端っこなので歪んだのかどうかは今一つはっきりしません。


(常夜灯がやや歪んでいるようにも見えます)

この日の夜は小樽ウイングベイに娘家族ともども回転ずしに行ってきました。回転ずしと侮るなかれ、ここ魚一心はもともと漁師が店主で、ネタが新鮮美味しいと評判の店です。休日の食事時は1時間の待ちができるほどです。余談はさておき、待ち時間にネイチャーチャンバー外のイルミネーションパチリ。


(イルミネーションの色が全く出ていない ISO=100 F3.2 1/33 同じところからCASIO EXILIM Z3000で撮った画像と比較すると…)


(ISO=800 F4.2 1/10 露光量は二つの画像ともほぼ同じなのに…)


(舞台では、翌日のベルコ主催「Wedding dress contest」の舞台を製作中 色が浅い感じがします)


(食事中に孫娘がトイデジを持っているジジを撮っている)


(孫娘が撮った画像 nanoblock cameraのファインダーが取れてしまった)

食事が終わって家内と孫たちはウィングベイで買い物をして戻るようです。私は小樽築港から電車で小樽駅に向かい、駅構内に飾られているガラス工芸を撮影に行きます。この時期小樽市内の各所で、おたるロングクリスマスの一環として様々なイベントが開催中なんです。ガラス細工によるイルミネーションの撮影については、後日改めてブログに掲載いたします。ということで打ウィングベイと小樽築港駅の渡り通路に向かって進みます。海側には観覧車があるのですが、数年前に営業を停止して、今は回転しない観覧車が放置されています。


(四隅の光量落ちもなくまずまずの画像化と思われる)


(小樽築港駅待合室)


(改札を通ってエスカレーターでホームに降りる かなり暗いのですがブレずに写りました F3.2 1/33 ISO=100)


(ホームん電車が入ってきました)

さて翌日もnanoblock cameraをおともに犬の散歩に行ってきました。この日は割と好天で陽がさしたり曇ったりを繰り返す天気でした。外れやすいカメラのファインダーを糊付けしてみたところ、割としっかり固定できました。


(ファインダーをのぞき、水たまりをメインに撮ってみました)


(住吉町の踏切 もう少し上向きで撮ったはずが…)


(三本木急坂の文字が切れてしまいました ファインダーでは文字の上にある「勾配8%」の標識まで入れたのですが…)


(双葉中学校の横の坂道で朝日を入れてみました 思ったほどのフレアーは出ておりません)


(しつこくもう一枚朝日を取り込んで… 思ったよりも下振れしてしまったようです)

以上で試し撮りは終わりですが、いくつか気づいた点を挙げてみます。かなりきつい色収差が出るので、プリントすると結構目立つと思われます。暗い場所、光量の少ない場所では色調再現がかなり低下します。シャッターボタンを押す時点と、シャッター幕が開閉する時点のタイムラグがあるようで、ファインダーで確認するよりも映り込む画像は下方にぶれるようです。今回試し撮りした画像の20%位は本来の被写体よりも下の部分の道路しか映り込んでいませんでした。何れもトイデジカメラと割り切ってしまえばそれでいいのですが…MEGANE CAMERAに比べて、やや物足りない感じがしました。

なお、撮影済み画像のExif(撮影情報)を見ると、シャッタースピードは下限が1/33、上限がなんと1/10084です。ただほとんどは1/33~1/2000の間に収まっています。1/10084秒などという数字が出てくるときわめてExif情報が信用できなくなります。











 
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トイカメラVivitarによるツアー番外編

2012-10-19 06:00:00 | カメラ
インターライフ「マニアック自慢フォトコンテスト」で、グランプリに賞品としてトイカメラをGETしたことは、Facebookやこのブログ(20012.10.3付け「7-9月期のフォトコンテスト入選状況」)でもお知らせしました。そこで試し撮りとばかりに、9月26-27日の富良野・美瑛・旭岳ツアーに持参し、フィルム2本撮影してきました。フィルムは手元にあった富士フィルムのプレミアム400(27枚撮り)と、カメラとと一緒に送られてきたソラリス200(36枚撮り)の2本です。まずトイカメラ「Vivitar Ultra Wide & Slim」の諸元(スペック)についてみて行こうと…、思いましたが、ペーパー1枚の日本語解説書には詳細が全く出ておりません。PCで検索してみると、下記のとおりであることがわかりました。

    (1) レンズ 焦点距離22mmのプラスチックレンズ1枚
    (2) 絞り F11固定
    (3) シャッタースピード 1/125固定
    (4) サイズ W100×H58×D26mm 75g
    (5) 最短撮影距離 1.5m

36枚撮りフィルムを詰めてもかなり軽く、胸ポケットに入れても存在感すら感じません。ただスリムと言っても普通のコンデジの倍くらいの幅があります。フィルムのパトローネ(フィルムを巻き込んでいる筒状の缶容器のこと)の幅が決まっているので、これ以上スリムに出来ないためです。艶消しプラスチックボディのために、手触りがとてもよく感じられます。それに黒地の中に赤い縁取りがとても可愛く見えます。


(カメラと一緒に送られてきたフィルムは、made in EU製のソラリス200)

では早速その写り具合を見ていきましょう。26-27日のツアーで最初の撮影地が、三笠の奔別炭鉱跡地でした。撮影したフィルムは2本とも同じDPE店で現像、CDへの取り込みをしてもらいました。写した画像をCDから、さらにPCに取り込みました。以下に掲げる画像には、一切ソフトによる色調整はしておりません。撮ったそのままをアップしております。

(1) 三笠奔別炭鉱跡地のホッパー(集炭所)





上段は、最初のカットです。四隅が露光不足になるのは、プラスチックレンズ1枚ののためで、これこそがトイカメラの本領発揮と言えます。色の再現も綺麗で早朝の雰囲気が伝わってきています。下段の画像は、上段の一枚目のカットの中央上段部分を拡大したものです。約20倍に拡大した画像ですが、シャープネスもそれほど損なわれておりません。

(2) 立坑櫓をあえて逆光で





かなり厳しい条件ですが、それなりの写りと言えます。一枚レンズで絞りがないために、普通のレンズですと出る円形(絞りの形)のハレーションが見られません。

(3) 十勝岳温泉凌雲閣の駐車場から





下段の画像では、あえてど真ん中に太陽を入れてみました。派手にハレーションが出ています。

(4) 美瑛白金温泉地区の青い池





見事に青い池が再現されています。デジタルカメラで撮影した画像と比較しても何ら遜色はありません。よく注意してみると、画面中央部の上あたりがぼやけて見えます。この原因は、ポケットに出し入れしている間に、むき出しのレンズに指が触れたためなんです。後で気が付いてレンズクリーナーで指紋をふき取りましたが、フィルムの半分近くは、指紋付き画像になってしまいました。
なお、ここまでの画像は、富士フィルム「プレミアム400」です。

(5) 美瑛の丘・四季彩の丘





2枚の画像はいずれも赤み(マゼンタ)が強く出ています。これはカメラのレンズの問題ではなく、フィルムの特性かもしれません。(5)以下はEU製のソラリスを使っています。フィルムの空箱を確認すると、「Develop before,08 2011」とありました。ほぼ1年ほど賞味期限切れのフィルムだったのです。通常期限切れのフィルムを使うとマゼンタ色が強めに出ます。過去に期限切れ4-5年後のコニカのフィルムを使ったことがありました。とても赤み(ピンク)の強い画像になりましたが、画像によってはかえってそれがトイアートっぽくなることだってあります。トイカメラだから期限切れのフイルムをつけてくれたと、ここは好意的に解釈しておきましょう。
なお、日本製のフィルムですと、期限が経過しても、直射日光のあたる所で保管しない限りは、2-3年は色再現に問題はありません。ある有名な写真家が次のように言っておりました。「フィルムだって、腐りかけ寸前が一番美味しいんだ」含蓄のある言葉です。

(6) 旭岳





さすが晴天下ですと、空の青さが強く出るようで、赤みは抑えられました。


いずれにしても、画角の広さや軽量小型から街角スナップや風景にも使えそうなトイカメラです。ただ、プラスチックボディで裏蓋がぶわぶわしていて、光線漏れを起こすのではないかと心配しましたが、それもないようですので一安心。しかし裏蓋を開けるためのロックが小さくて、爪でひっかえ手もなかなか開きません。カッターの刃先を差し込んでやっと開きました。手数のかかるトイカメラです。次は、モノクロフィルムや、ネガカラーを裏返しに詰め込んで(濃いセピアカラーになる)撮ってみたいと思います。機会があれば画像を紹介します。


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トイデジタルカメラを試してみる

2012-08-24 06:00:00 | カメラ
以前FacebookやTwitterで投票を依頼したことがあった、「雑貨のある風景写真コンテスト」で3位に入った賞品が届きました。賞品はFUUVI社製のトイデジカメ「MEGANE CAMERA」です。下記の写真の通り、一見メガネ風のカメラで、マイクロSDを使い、200万画素のデジカメです。製品仕様が取扱説明書に記載がありませんので、撮影した画像のExif(撮影情報)から見ると、ISO100、F値3.2(固定)、焦点距離は不明です。最短撮影距離は約30cmのようです。シャッタースピードは小刻みに変化し、2000分の1くらいまで上がります。ただ、撮影日時が、2008.01.01のままで変化しないのは、ご愛嬌でしょうか。


(カメラの色は赤、黒、青と3色あり、青を頂きました 電源はUBS経由で2時間ほど充電 フル充電の表示がなく、あくまでも大雑把)

カメラの左端に赤いマークが点灯すると(スィッチオン)、撮影OK。実際に撮影してみるとシャッターを押した回数よりも、PCに取り込んだ画像の方が少ないような気がします。スィッチオンして最初の画像は撮影できていないのかもしれません。1回目を撮影した後に撮影OKの赤ランプがつくので、多分1枚目は空なのでしょう。さて撮影画像を見てみましょう。


(7月28日潮祭りの屋台できゅうりの1本付けを食べる小5の孫と、ブタ串をほおばる小3の孫)


(ブタ串+かき氷でまだ足りないという孫)


(孫がメガネカメラを貸してと言って撮った画像 派手にフレアーが…)

ここまでは、画像を見る限り、多少発色が鮮やかさに欠ける程度であり、また暗部の閉まり具合がやや不足気味かなと思われる程度です。トイカメラには普通のことです。却ってそういう欠点があるからこそトイカメラと言えるのだと思います。次は、メルヘン交差点から堺町、運河方面に行ってみました。


(六花亭、北菓楼といった有名なお菓子屋さんが並んでいます カメラの水平が傾くと、画像にひずみが…)


(カメラを縦位置にして撮るとなんと、奇妙なひずみが出てきました トイカメラの真骨頂か?)


(再び水平を保つと、極めてノーマルな画像が得られます)


(カメラを再び傾けると… おお、素晴らしいひずみが…)


(ほんの少し傾いただけでかなりのゆがみが…)


(北運河公園広場では、「北運河サウンドエナジー」(次回のブログで取り上げる予定)が行われていました)


(北運河の北海製缶の建物 壁に水面のきらめきが映り込んでいます やや露出オーバー気味)

北運河の北海製缶のこの建物を数カット方向を変えて撮影しましたが、シャッタースピードが、1/1375 1/1780 1/2017 1/1891と言うデーターでした。下一桁に7とか1とかの端数が…う~ん、正確性に疑問が残る所です。まぁ、そこがトイカメラの所以…と言うことにしておきましょう。なお、堺町通りの画像から推察できるように、どうやらこのカメラは構えずに、手にぶら下げて気ままにシャッターを切った方が面白い、トイカメラの本領が発揮されるようです。なお焦点距離は取扱説明書に記載がありませんが、35mm換算で40-50mm程度かと思われます。このことを念頭に置けば意外な傑作が得られるかも…

さて今少し画像をアップしておきます。8月19日(日曜)に倶知安町の尻別川のラフティングや共和町のかかし祭りを見てきましたので、その時の画像もあげておきます。


(空飛ぶニワトリ)


(尻別川のラフティング さすが焦点距離が短すぎる)


(かかし祭りグランプリ作品を撮影する女性カメラマン)


(準グランプリ作品に見入る人々 案山子の顔が妙にリアル!)

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今週の一枚~不思議な画像

2012-02-09 06:00:00 | カメラ
昨年の11月下旬に、コンパクトデジカメを買い替えたことはこのブログでも取り上げました。購入後二月もしないうちに、モニター画面に不思議な画像が現れたのです。一瞬アートフィルター機能が起動したのかと思いました。しかし、このコンデジ(CASIO EXILIM Z-3000)には、HDRアート以外のアートフィルターはついておりません。



何度スイッチを入れ直しても、シャッターを切っても、撮影できるのは上のような縞々模様の画像ばかりです。即入院手術が必要と思い、CASIOリペアセンター宛送付いたしました。そこで、このコンデジについていくつかの疑問点も添えて送りました。

(1) 画像ファイルの通し番号について
撮影した画像(ファイル)にNo.が付けられます。これはどのデジタルカメラでも共通のことです。一つのメディアについて、0001番から始まり9999番まで連続してつけられるのが普通です。メディア内の画像が消去された場合でも連続番号が振り当てられます。

しかし、このCASIOのコンデジの場合、画像をパソコンに取り込んだ後、メディア内の画像を消去してしまうと、再びCIMG-0001から番号が始まってしまうのです(なお、CIMGはCASIOの識別記号)。一見何の不都合がないように思われるかもしれません。滅多に撮影しなければ問題はないのですが、毎回数多く撮影し、PCに取り込むと、問題が起きてきます。

すなわち、CIMG-0001のファイルNo.ばかりがやたら多くなるのです。PC上で画像を識別するのはファイルNo.ですから、まったく別々の画像でもCIMG-0001とあれば、PCは識別できず同一の画像とみて、「上書きしますか?」となってしまいます。別々の画像を上書きされてはたまりません。マニュアルを見てもわかりません。そこで、連続番号を割り振れないものか質問したわけです。

CASIOの担当者から電話で回答がありました。結論から言えば、現状では不可能ということです。不思議なことにほかのカメラメーカーが出来ていることができないとは…。

(2) 電池・メディア室の裏蓋ロックが甘い
コンデジは胸ポケットやジャンパーのポケットに入れて持ち歩くことが多い。ポケット内には小銭入れやいろんなものと同居します。手を入れてコンデジを取り出そうとするときに、中でぶつかり合って裏蓋が開くことがしょっちゅうです。裏蓋が開いても、電池もメディアも一応ロックがかかっていて、即脱落することはありません。でも裏蓋が容易に開くのは、よいことではありません。CASIOの担当者からも、この点についての苦情も多いらしく、改善策を検討中とのことでした。

<修理の顛末について>
修理センターにカメラを送った後、係の方から電話連絡がありました。レンズ部分の故障が原因とのこと。落しませんでしたかと尋ねられましたが、上着のポケットに入れて歩き周りましたが。落してはおりません。保証期間内(1年間)ですので修理代は無料ですとのこと。

おい、おい、チョイ待ちや。故障の原因は使用者側にあるのか、それともメーカーにあるのかはっきりさせずに、保証期間内だから無料ということは…期間外であれば、メーカーの設計ミス等で故障しても、使用者に費用を負担させるということではないか。一瞬、CASIOの担当者と言い争うところでしたが、思いとどまりました。念のため購入時にヨドバシカメラの延長保証に入っていたことを思い出したからです。下は修理から戻ってきたCASIO EXILIM Z3000

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コンパクトデジカメを買い換える

2011-11-30 06:00:00 | カメラ
従来メインの撮影機材としてCANON EOS40Dを、サブとしてOLYMPUS E-P1を使っていました。またLUMIX FX33と言うコンパクトデジカメを胸ポケットに入れて、ちょっとしたお出かけ時にはこれで撮影しておりました。

いずれも、フォトコンのもらい物ですが、ここにきてLUMIXの調子がおかしくなってきました。GETしてから4年近く経過したでしょうか、ズームを拡大すると、縮小に戻らなくなってきました。保証は勿論切れていますので、修理に出すと最低1万円はかかります。この際ということで新しいコンデジの購入を決めました。


(左赤が今回購入の「CASIO EXILIM Z3000」右が故障したLUMIX FX33」)

以前からHDR撮影が可能と言うことでEXILIMが気になっていました。他のコンデジでもHDR撮影可能な機種があるのですが、EXILIMはさらに一歩進んで絵画調の作風が可能なHDRアート機能がついております。早速ヨドバシで「EXILIM Z3000」を15,700円と言う手ごろな価格で、ゲットしました。以下、早朝のイヌの散歩時に試し撮りしてみました。


(通常のプログラムオート「以下Pモードという」 我が家の玄関を出たところで撮影)

(HDR撮影)

(HDRアート撮影)

我が家を出て50mほど下がメルヘン広場。ルタオの塔が見えます。私の背後の坂の上から朝日が射していますが、途中のマンションに日が遮られています。そのため手前は影となっています。散歩のスタートです。メルヘン広場のほうへ下ります。


(見慣れた光景もHDRアートにすると… 中央は洋菓子店ルタオ)


(信号手前で、イヌのポートレート)


(HDRアートだと絵に描いたような…)

さらに散歩を進めて、JR入船ガード下の赤いお宮の近くにまで来ました。


(Pモードで普通に撮影した画像 ガード下の奥やお宮の線路側が暗いまま)


(HDRモードで撮影した画像 日陰の部分が明るくなった)


(HDRアートモードで撮影した画像 赤や青い部分がより鮮やかになりました ガード下奥の建物の2F部分や右端の樹木に注目)

ガード下をくぐって、マンションの横を量徳小学校方面に上がっていきます。途中で、取り壊し中の家屋があって、重機で建物を解体中でした。普通に撮っても絵になりにくい題材ですが、これをHDRアートで撮ってみると、結構面白い絵になりました。


(解体中の家屋)


(双葉中学校の横を通って量徳小の前に出ます 太陽を画面に入れたところ、太陽の周りのフレアーが、Pモード撮影時よりも、より濃く、大げさに現れました)

なお、イヌの散歩はこのあと南小樽駅前を通り、三本木旧坂を降ります。ぐるっと自宅を一周しましたが距離にして1.5kmほどで、イヌのペースにあわせて歩いて約30分ほどでした。

このHDRアートに魅せられて購入しましたが、数日間の使用でいくつか気付いた点を上げてみたいと思います。
(1)今回撮影モードを「Pモード」「HDRモード」「HDRアートモード」の三つに限りましたが、より高画質な「プレミアムモード」があります。そのほか「ベストショット」「パノラマ」もあります。ただ、モノクロ撮影が出来ないのが残念です。
(2)ズームレバーが惰性でずれてしまいます。正確な位置にストップできなくて、何度かレバーを左右に動かさなければなりませんでした。
(3)高画質モードにすると、処理に時間(1秒前後)がかかり連写ができない。通常のPモードでも、連写ができない。
(4)Pモードだけで、シャッター優先、絞り優先モードはありません。

とはいえ、お散歩カメラとしては十分すぎるほどの機能を備えているといえるでしょう。
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中古カメラの試し撮り

2011-03-06 06:00:00 | カメラ
2011年1月25日付ブログ「中古カメラが5台やってきた」で紹介したミノルタSR-7(昭和37年製)とミノルタ35Model2型(昭和24年生)について、ネガフィルムによる試し撮りが終わりましたので紹介いたします。カメラやレンズの話が中心になって、多少分かりにくい点があるかもしれませんが、ご了解ください。


(左が「Minolta35Model2型」(以下M35-2と略)、右が「MinoltaSR-7」(MSR-7と略))

(1) 絞り開放の写りの比較(M35-2=F2.8 MSR-7=F1.4)

下の2枚の画像は「M35-2」F2.8で撮影したものです。撮影場所は北一ガラスのランプホールです。フィルムは「FUJI SUPERIA PREMIUM 400(MSR-7も同じフィルム)」です。手持ち撮影のためぶれない程度の最小シャッタースピード1/35で切っております。





「M35-2」の最短撮影距離は3.3ft(約1m)です。下の画像の中のPEN E-P1はレンズから70-80cmのところにありましたので、アウトオブフォーカスとなりました。上の画像のランプは1.2m程離れています。ランプのホヤがしっかりと写ってはおりますが、バックの豆電球のボケが小さくなっています。次の「MSR-7」の開放(F1.4)画像を見てください。





上段は1.2m先のランプのホヤに、下段は60cmほど先のコーヒーカップにピントを当てております。しっかりした像を結んでおり、バックの豆電球のボケがとてもきれいに出ました。終戦直後に生産されたカメラと、高度成長期に入りかけたときとのカメラとの差ともいえます。

(2) 絞りF8の写りの比較

次の2枚の画像は「M35-2」で、F8,1/500+PLフィルター(最高速度が1/500、減光のため使用)で撮影しております。画像の左側に露光不足が見られます。なお、このカメラのフィルムサイズは、以前にも触れましたが24mm×34mmです。現行のライカ判に比べ横幅が2m狭くなっております。昭和22年に生産された時は、24mm×32mm(パーフォレーション7穴)でした。主要輸出国がアメリカであったために、アメリカ基準(24×36mm、パーフォーレーション8穴)に合うように占領軍に指示されました。

ところが、ボディの設計上2mmまでしか広げることしか出来ず(パーフォレーションは8穴に変更)34mmとなった経緯があります。フィルムサイズを無理して広げたことも一因かもしれません。なお占領軍による同じ指示はニコンも受けており、昭和24年のニコンM型では24mm×34mmとなっています(それ以前のニコン1型機は、24mm×32mmであった)。


(2月20日撮影 Minolta35Model2 F8 1/500+PL 運河付近の香港人 雪が珍しいらしい)


(同日撮影 カメラ同じ F8 1/500 フィルターなし 露光不足が気にならない)


(同日撮影 カメラ同じ F8 1/35 フィルターなし 運河ターミナルにてミラー利用)

次に「MSR-7」にて撮影した画像を見ます。このカメラを操作していて、距離計の不調に気が付きました。ほぼ5m以内であればピントが合うのですが、ファインダー越しには無限縁が距離リングの5m付近になり、それ以上リングを遠距離に回すとボケてしまうのです。下段の画像はリングを無限遠に合わせたものです。近くの被写体がボケすぎです。


(2月3日撮影 MinoltaSR-7 F8 1/1000+PL 堺町通り距離3-4m 雪割り作業中)


(2月6日撮影 カメラ同じ F8 1/500+PL 不思議な画像になってしまった 距離リングに欠陥あり)

(3) その他の比較など
MinoltaSR-7の距離計には5m以上に問題のあることが分かりました。ただF1.4の絞り開放による近距離撮影には抜群の威力を発揮するようです。使い道はありそうな気がします。

他方Minolta35Model2のほうは、撮影後のフィルムの巻き戻しが、これまた大変な作業でした。巻き戻しノブが小さい上に、ファインダーの窓枠がノブの半分近く覆っているために、摘んでまわす事が、至難の業でした。結局ダークボックスに入れて、裏豚を開け、何とか撮影済みのフィルムを取り出しました。これでは、二度と使う気が起こりませんね。

一度デジタルと言う便利なカメラに慣れてしまうと、フィルムカメラへの回帰、それもクラシックカメラへの回帰は私には無理なようです。
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中古カメラが5台やって来た

2011-01-25 06:00:00 | カメラ
過日母方の叔母から電話があり、亡夫の遺品を整理していたら古いカメラが出てきたとのこと。カメラに興味があれば引き取って欲しいとのこと。そういえば、義理の叔父さんが亡くなって数ヶ月、土建業の前に、一時DPE店を経営していたことがあったけ。などと思いながら、即引き取りに行ってきました。

カメラ3台に三脚2台、ビデオカメラ1台が、段ボール箱に無造作に放り込まれていました。営業用に使っていたものらしく、DPE店を廃業して40年近くも経とうか。カメラは埃りだらけ、一部にサビもあります。

(1)NIKON M型 昭和24年発売
最初ケースから出してみたときに、ひょっとしてNIKONのS型かなと期待しました。終戦後作られたNIKONの中でもS型、SP型はきわめて高い評価があり、SP型の復刻版(H17年)は、1台60万円以上で売りに出された記憶がよみがえります。


(残念ながらS型(昭和25年)ではありませんでした どうやら昭和24年製のM型のようです)


(シリアルNo.の前にMの記号があります これがM型を示している)

軍艦部(カメラの頭の部分を言います)を見ると、シャッタースピードダイアルが二重になっています。25分の1以下の低速部分は外側に、30分の1以上は内側のメインダイアルになっています。終戦後に作られた多くのカメラがこのように二段方式となっています。(5)で取り上げるミノルタ35も同様です。なお、底部には、「made in occupied japan」の刻印があります。米軍占領下の日本で作られたものなんですね。


(布幕シャッターは、長年放置されたせいか、ボコボコで、塗料の剥れも見られます)

最後にNIKON M型の特徴として、フィルムサイズがその後主流となったライカ判(24mm×36mm)ではなく、24mm×34mmであることです。残念ながらシャッターは切れるんですが、露光されるかどうかは不明です。

(2)Minolta Autocord 昭和30年発売
残念ながら、これも長年放置されたためか、シャッター羽が、固まって開きません。夏になって暑くなれば、シャッター羽のグリースが緩み切れるかもしれません。ミノルタオートコードは、二台目になります。


(マクロレンズ、YO2フィルターつきです 裏蓋の外し方忘れてしまいました」

(3)MAMIYA 6×9 昭和35年発売
どえらいカメラが…やって来た。先ずは画像を見てください。マミヤプレスと言う業務用のカメラです。一般の人が趣味で使うカメラではなく、新聞報道や、集合写真を撮る業者が使うカメラです。


(首から提げたら、30分も持たない)

業務用だけあって、フィルムは6cm×9cm判8枚撮りのブロニー120型フィルムを使います。建築物撮影用に、歪みが補正できる「あおり」や「チルド」撮影も可能です。


(後部フィルムとの間に蛇腹があり、あおり、チルドが可能 昔懐かしい「ASA(いまのISOのこと」の文字が…)


(フィルムパックを交換することで、手札版のシート撮影や6×6判、6×4.5・セミ判も可能)

なおこの大型カメラは、レンズぴかぴか、シャッターかしゃり、完動品です。でも、このような大型カメラを振り回す機会は多分ないでしょうね。早速ビニールに包んでお蔵入りです。

(4)フラッシュガンとバルブ(発光電球)
現在では内臓ストロボやクリップオン型のストロボを使いますので、若い方はこのような発光装置は見たことがないかもしれませんね。


(シャッタースピードや、被写体との距離でガイドNo.を割り出して…とにかく面倒でした)

ストロボが普及しだしたのは、確か、私が中学生の頃ですから、昭和30年代前半のことです。当時学芸会のスナップを、業者から充電式のストロボを借りて撮影した記憶があります。

義理の叔母から譲り受けた8mmカメラ等がありますが、紹介するのは以上の4点とします。最期にもう1点挙げておきます。このカメラは、以前属していた北海道写真協会小樽支部のT氏から頂いたものです。

(5)Minolta 35 Model 2型 昭和24年発売
財団法人日本写真機光学機器検査協会の「日本の歴史的カメラ」によれば、昭和24年発売のミノルタ35(改良型)に該当するようです。改良型以前のミノルタ35は昭和22年に発売されましたが、フィルムサイズが、24mm×32mmであったため、主要輸出国の米国基準にあわず、占領軍によって改変させられたようです。その結果改良型(フィルムサイズ24mm×34mm)となったということです。

この辺の事情は、先に(1)で取り上げたNIKON M型の前のI型と同じようです。終戦後日本の工場で作られたレンジフアインダーのカメラの多くが当初24mm×32mm判(フィルム孔7穴)でしたが、占領軍の意図で24mm×34mm(フィルム孔8穴)ないしは24mm×36mm(ライカ判、8穴)に変更させられたようです。


(保管状況が良かったせいか、レンズ、シャッターとも全く異常無しの完動品)

このブログを書き終えて(19日)、後は公開待ちにしていたところ、再度叔母から連絡があり、もう一台出て来たので取りに来いとのこと。なんでも亡くなった義理の叔父が、新聞社のカメラマン助手をしていた頃のカメラだと言う。それが次のカメラです。

(6)Minolta SR-7 昭和37年発売
露出計にCdS(硫化カドミュウム)を搭載した世界初の一眼レフということです(ウイキペディアによる)。従来のカメラは、露出計にセレン光電池(トンボの目玉に似た)を使っていましたが、CdSによって感度範囲が広がり、受光部が小さくなりました。画像の右側の丸窓がそうです。


(フィルターで保護されていたせいか、レンズはピカピカ Auto Rokkor-PF F1.4 58mm付き)

なお、SR-7と言う名称の由来は、米国の宇宙船「フレンドシップ7号」にレンズシャッター機「ミノルタハイマチック」カメラが搭載されたことによると言う。このカメラは、シャッター幕に多少のシミがあるものの、低速、高速とも全く異常がない。近いうちに、(5)のカメラとあわせ試し撮りをしたいと思っています。
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OLYMPUS PEN E-P1のISOブラケッティングを試す

2011-01-17 06:00:00 | カメラ
ちょっと標題が難しくなってしまいました。PEN E-P1をゲットしてから約9ヶ月が経過し、今ではサブカメラとして十分使いこなしております。イヤ、こなしてると思っていたのですが、実は「ISOブラケッティング」なる便利な機能に、気が付いておりませんでした。

ブラケティング撮影とは、通常被写体に明暗差があるときに、「標準、+補正、-補正」して3カット撮影し、その中から最適カットを選ぶための撮影方法です。或いはその3カットを元に、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)加工するための手段です。(HDRについては、2009.3.4付け当ブログ「HDRに挑戦」を参照してください)

同じ被写体を3カット撮影するわけですから、通常は三脚でカメラを固定して撮るか、或いは、手持ちの場合は高速連写で撮ります。画角の変動やブレを防ぐためです。多少の画角の変動は、HDR加工する際にソフトが自動調整してくれることもあります。

私の場合は、EOS40Dでブラケッティング撮影する際は、撮影モードを「高速連写」にして手持ち3カット撮影しておりました。ところが、PEN E-P1の場合は、ワンカット撮影で、ISOを変化させて3枚の画像が得られるのです。これは便利です。どうしても試してみたくなります。そこで晴れの合間を縫って、JR小樽駅から運河方面に撮影に行ってきました。


(先ずは小樽駅裕次郎ホームにて Paintshop ProX2使用)

普通に撮ると、ホーム右端の明るさに露出が引っ張られて、この裕次郎ホームは暗くなって、これほど鮮明に裕次郎の写真も屋根の骨組みも写りません。もう一枚駅近くの都通のアーケードの中から撮影して見ました。上のやや小型の画像は、HDR加工前の三枚の内の一枚(標準露出)、下は加工済みです。




(アーケードの外の風景はそのままで、アーケード内が明るくなりました)

アーケード上部にぶら下がっているのは、魚の干物ではありません。千羽鶴なのです。この千羽鶴まで映し出そうとすれば、露出の幅を小刻みにもっと広げて、4~5枚のカットを撮って加工する必要がありそうです。もう一枚運河付近の交差点を逆光と言う厳しい条件下で撮って見ました。


(普通に撮ると、空の調子が飛んでしまうか、日陰の部分が潰れてしまいます WB=日陰モード)

と言うことで、このPEN E-P1のISOブラケティングは、今後益々出番が増えそうです。なお、ここでEOS40Dブラケティング撮影し、HDR加工した画像を紹介しておきます。(撮影地美瑛、H22.10.3撮影)


(普通に撮ると手前のキガラシに露出が引っ張られ、下の画像のように空は白く飛んでしまいます)


(元画像のうちの一枚)

なお、上段のキガラシの画像は、HDR加工したままではこれほど空と雲の状況が出ません。PhotoshopCS3で多少調整しております。またキガラシについても、風になびくように、元画像自体スローシャッターで撮影しております。さて、HDR加工についてはここまでとして、1月の小樽運河の風景を以下でご紹介いたします。


(中央橋から浅草橋・札幌方面を見る PEN E-P1の14mm側では画像が結構湾曲します)


(反対に浅草橋から中央橋・余市方面を見る)


(人になれたカモメ 餌をくれる人を知っている)


(自作の絵葉書を売るM氏、寒い日には熱々のコーンスープが美味い 足には滑り止めのビニールテープが)
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