紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

公園巡り(4)…二段公園と旧手宮線散策路他

2020-08-26 13:55:01 | 街中ウォッチング

 

依然コロナ騒動は続いていますが、こうも騒動が続くと緊張感が薄れるのか、はたまた自粛生活に嫌気がさすのか、小樽観光街の堺町通りも運河周辺も、結構人通りが戻ってきました。とはいえアジア系外国人の入国が少ない分、ピーク時に比べれば、2~3割は少くないでしょうか…。

今回は8月15日(土)に、色内町の二段公園と、旧手宮線散策路を、そして8月24(月)に、勝内川に隣接する臨海公園をふらふら歩いてみました。

 

☆色内町の二段公園は、子供用の遊具が数組あるだけの小さな公園です(別名よいこの広場)。公園自体とるに足らないかもしれませんが、周辺に著名な店が多いんです。また5月初旬には、園内外の桜が夜間ライトアップされます。

 


ブランコが二つと手前にシーソーが、奥に鉄棒がある。画面右の雲梯は壊れかけているのか、黄色いテープがはりめぐらされ、使用できないようにしてある。

 


斜面に作られた、小公園で、真ん中で段差になっている。二段公園という呼び名も、ここからきていると思われる。

 


洋食店「マンジャーレ」と桜の木、市内でも有名店ですが、グルメでない私は、入ったことがありませんので…。

 


JAZZ喫茶「フリーランス」、石造り倉庫を改造した建物で、ライブ演奏を行ったり、ギャラ―として写真展もよく開催される。

 


最近店名がISOに変更になりましたが、それまでは数代にわたって「海猫屋」として営業しておりました。昭和30年代終わりころ、私が大学生のころは、海猫屋はアングラ劇場ともよばれていました。その後、村松友視の小説「海猫屋の客たち」でも有名になり、人力車観光の撮影スポットにもなりました。

 


公園と道路1本挟んだ向かい側に立つ、旅館か料亭風の木造建築物が目を惹きます。左側道路に面した部分は明治37建築の石造りの倉庫で、川又商店と言う文房具店です。昭和に入って、後ろ部分に木造の自宅を建て増ししたと聞きました。

 


上の川又商店からさらに数店海側の小樽縦貫線沿いに立つ老舗店舗「飴屋六兵衛」の工場・店舗。ここの雪たん飴が大好きなんだな~。

 

☆旧手宮線遊歩道は公園ではありませんが、観光客が必ず写真を撮る撮影スポットでもあります。すでに旧手宮線についてはこのブログで何度も触れていますので、省略します。なお、以前この散策路を通った時の記事で、粋な喫茶店「北ぢぞう」の話をしましたが、今回立ち寄ったところ、残念ながらお盆休みの張り紙。次回、持ち越しです。

 


旧手宮線散策路は、上記図の通り、やや斜めに、中央通りを横切り、左の日銀通りから、寿司屋通り(図にはありません)までつながっています。

 


さて、二段公園に隣接する、旧手宮線散策路に出ると、何組ものカップルに出会いましたが、皆さんこのようにして線路を歩きます。バランスとるのが結構難しいみたいです。

 


小樽駅前通りに出て、日銀通り方向を見ると、次々と何組ものグループが、スマホやカメラで写真を撮っています。

 


線路をバランスとりながら歩いてパチリ。

 

☆勝内臨界公園は、勝内川河口にあって、右手は、フェリーターミナルの広い駐車場になってて、時折大型トレーラーが何台も駐車していることがあります。観光街のメルヘン広場から徒歩5-6分ですが、付近に何の施設も店舗の無いしので、観光客は滅多に来ません。

 


目の前にあるのは海とフェリーだけ。

 


施設が一つありました。かつて、岸壁が整備されていないころ、大型船舶を係留するための、ブイです。

 


沖合に大型船(12000トンまで)を係留するアンカーと呼ばれる装置です。かなり画面が薄れていますが、係留する様子が描かれています。

 


勝内川の河口は、釣り場らしく、この日も、対面の中央ふ頭と合わせ数人が釣り糸を垂れていました。ふと上を見ると、何の樹木かわかりませんが、葉がかなり虫食い状態。

 


これはこれで、絵になってます。

 


一方、アカシアの木は、まだ緑一色です。

 


公園の端を通る小樽縦貫線を超えて(10mほどのトンネル)、勝内川のふちに出ると、ハマナスの実が真赤です。
(注)北海道の菓子メーカーで有名な六花亭の包装紙に、ハマナスの花が描かれています。ただふり仮名が「ハマナシ」となっていて…以下詳しくは当ブログ2015.8.1付け「初夏の道東を訪ねて(1)…」を参照のこと。

 


おや、青の洞窟クルージングの、出発点が、ここにもありました。最近できたようです。なお青の洞窟クルージングについては、当ブログ2016.9.12付「小樽の秘境・青の洞窟…」を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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公園巡り(3)…小樽手宮公園

2020-08-19 15:22:17 | 日記

                   <広場中央にあるカエデの大木 葉がかなり赤くなってきました>

 

お盆も終戦記念日も過ぎて、はや北海道は秋のシーズンを迎えます。え?本州では連日猛暑日を迎えているのに!…って、ですか?道内でも、日によっては蒸し暑い日がありますが、街路樹のナナカマドも、葉が赤くなり始め、日1日と赤みを増しています。

そんななか、8月15日(土)、小樽手宮公園に行ってきました。本来なら桜や梅の咲き誇る5月初めに行きたかったのですが、コロナの影響で、公園が閉鎖中とあっては…。

手宮公園は市中心部からやや北寄りの高台にあって、メイン施設は、緑化植物園と手宮競技場からなります。春には数種類の桜や梅など700本以上咲き、海や街並みが見渡せる、ビューポイントになっています。また、自然林としては北限のクリ林があって、秋にはクリ拾いも楽しめます。

 


緑化植物園事務所前の広場からは、対岸石狩市の石狩川河口付近の焼却施設や、風力発電施設、石狩港等が見えます。

 


少し右側によると、小樽港、桜町の街並み等が見渡せます。港内入ってきたのは、タグボートの「たていわ丸」かもしれません。

 


植物園左側は、各種の桜とアジサイの下り坂並木となっています。桜の葉の一部は、すでに赤く染まっています。

 


アジサイはシーズン後半で、一部は枯れかかっていますが、完全に枯れる前の、葉の色が堪りませんね。緑から黄色へ、そして紫色へ。

 


この下り坂の並木は、左右2方向にあって、下の広場では、祖母と遊んでいた子供が、写真撮影している私を見つけたらしく、ポーズをとってくれました。

 


桜並木の左側急斜面は、樹木やツツジの垣根などがあります。葉はまだ青々しています。白樺の葉も枯れかかってはいますが…

 


さて、並木道を降りると、小さな広場と休憩所があります。その横にムクゲが白い花を咲かせていました。

 


ズームアップしてみると…ツバキに似ているような…。

 


広場の中央付近に、カエデの木がありますが(標題に掲載)、葉の一部が赤くなりつつあります。

 


カエデの実はすでに、真っ赤に染まっていました。高いとこらから、この実が落ちると、プロペラのようにくるくる、回転しながら落ちてきます。それが面白くて飽きずに眺めたものです。この公園にも、秋は確実に近寄ってきていることがわかります。

 


遊歩道を下ると、赤い屋根の社が見えますが、厩稲荷神社です。昭和43年の町名改正前はこの辺は、厩町と呼ばれていました。町名はなくなりましたが、この厩稲荷神社と厩岸壁には旧来の町名が残りました。

 


一旦植物園を抜けて、厩稲荷神社の前に出ました。手宮公園に隣接する稲荷神社は、もう一つあって、後程、おたる稲荷神社も画像を紹介します。さて、この厩神社の木戸を通って再び、植物園に入ると、人工池があります。春先には、その池に大きな水芭蕉が咲きます。今は時期ではありませんが…

<参考画像 H27.5.1撮影>

池面下の方に、水芭蕉がひと固まりになっている。なお、右上の白い花の咲いている木が、コブシです。

 


人工池の周りをトンボが飛び回り、水面に卵を産み付けていました。

 


コブシの木も白い花が落ちて、緑の葉がまぶしいほどです。今の季節変わった形の実、というか種というか、つけています、それが下の画像。

 


コブシの実、実の途中に大きなこぶがある。

 


実の先端から赤くなる。コブはついたままだ。

 


東屋で暫し歓談した、ご婦人二人は駐車場の方に。

 


私も撮り終えて、そろそろ帰途へ。駐車場方向に進むと、土手に、こんな花が、花名のプレートを探したが見つからず。

 


おなじ土手に、マユミの木がありました。名前はよく聞きますが、この木の枝で、弓を作ったところから、来たんですね。弓はてっきり竹を張り合わせて作るもんだと思ってました。アイヌ民族が使った弓なんですね。

 


駐車場に向かうと、大きな実を付けた大木がありました。花名は、ハクウンボクとありました。

 


この大木の下を犬連れの夫婦が通りかかった。

 


緑化植物園のさらに上の高台には、手宮競技場があります。

 


手宮公園内には児童用遊具も設置されています。こちらにも多数桜がありますが、明治期の公園開設以来の古木が多く、幹が枯れたり割れたり痛々しいのが…気になります。

 


小樽稲荷神社ですが、むしろの社の前を通る坂道のほうが有名かもしれません。手宮バスターミナルからこの社のもう少し先までを、「はげまし坂」と言います。斜度22%、高低差100m(と言われている?)で、脚力自慢のサイクリストが、挑戦する姿も見かけますが…。電動アシスト車でも登り切るのは不可能とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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公園巡り(2)…北大植物園

2020-08-12 11:29:18 | 日記

                 <「宮部金吾記念館」の門前で見かけた木の実、はて何の木なんだろう…」

 

今更ながらですが、公園とは…、公園法に基づく、公衆の遊楽・憩(いこ)いのため国や公共団体が設立・管理する一定の公開区域云々とありますが…。ここではむしろ市民的な感覚に基づく、公共の広場として取り上げます。なので、厳密には公園とは呼べない広場も含めますので、ご了解ください。

今回取り上げる「北大植物園」は、札幌の中心部にありながら、広大な敷地を持ち、原始の姿を、今に伝える貴重な場所です。札幌駅から徒歩10分、北海道庁から1ブロックしか離れていません。面積は13.3ha(東京ドーム4.7ha)、園内には北海道の自生植物を中心に約4000種の植物が育成されています。

 


植物園の歴史は古く、明治9年に設立された、北大の前進「札幌農学校」の教頭であった、クラーク博士が、北海道開拓使の認可のもと、作ったのが始まりと言われています。

 


入園料420円を払って、正面ゲートをくぐり、道順番号に従い左に進むと、道端に、大きなフキがあります。正面奥は、北方民族資料館。

 


さらに奥に進むと、樹齢数百年と言われるイチョウの古木があります。

 


葉の直系1mを超えるフキが道端に群生しています。

 


北大植物園の初代園長の宮部金吾博士記念館の前庭には、初めて見る奇麗な花々が咲き乱れていました。花名を示す表示板がないので…わからん(自称花音痴・笑)。
<宮部金吾博士1860-1951>
明治10年札幌農学校二期生として、内村鑑三、新渡戸稲造、南鷹次郎、町村金彌らと業を卒えて、東京大学、ハーバード大学で学位を受け、母校に奉職。初代園長に就任、北海道大学の発展に寄与した…(記念館碑文より)

 


園内地図Eの「ライラック並木」、小道の両側の樹木はすべて○○ハシドイ、という樹木名が付けられていました。

<参考~案内板から>

札幌市の市木でもあるライラックは、北星学園の創始者サラ・C・スミス女史が、アメリカから持参したものと言われています。

 


ライラック並木の左側は「北ローン」と呼ばれる芝生です。大きな古木のこぶが目を惹きました。まるで節が人の目玉のようにも見えます。西洋ブナです。

 


ローンの端には東屋があって、休憩もできますが、何やらカップルが楽しそうに話し込んでいては、寄りにくい感じでした。

 


水辺を1周して進むと、エゾリリスがお食事中。クルミをかじっています。よく見ると、腹のお乳の部分がピンク色しています。子育て中なのか、これから生まれるのか…。そおっと離れました。

 


何の種かわかりませんが、よく見かけます。薄暗い森の中で差し込む光線に当たって種がキラキラ光るさまは、とても美しく感じました。

 


北方民族植物園、樹木園エリアに入ってきました。大きな葉の透過光も美しいですが、そばの案内板を見てなるほどと感心。アイヌやウィルタ民族が使うセンノキでした。丸太舟、臼や杵に使われるそうです。

 


黒い実がなっています。解説版には「エゾノウワミズザクラ」とありました。小枝や樹皮を煎じて、お茶の代用にしたり、胃痛、風邪、腸カタル、眼病にも効果があるという。また魔除け・悪疫除けに効果があると言いわれています(本当かな?)。

 


一見ただの朽ちた雑木にしか見えなかったんですが…プレートを見ると、アイヌ民族の木で「サンショウ」とありました。朽ちかけた木が?それとも緑色の葉が?調味料や香料に用い、煎じれば痔に効くとも書かれている。私も数十年間の、痔主でしたが、トイレを水洗に変えたら、痔主を一気に卒業しました(笑)。

 


バラ園には数組の見学客が来ておりました。

 


画像上段は、バラで、下段はユリ。ユリの画像で茎に白い点々が見えるのは、枯れた花を、切り落とした跡のようです。そういえば、園内にはバイクくらいの小型車が、枯れた草木を積んでいたので、ひっきりなしに手入れをしているんですね。

 


花海棠(はなかいどう)の実、花は桜に似ていますが、実は初めて見ました。花海棠って、北海道ではなじみの薄い樹木ですね。

 

☆最後は「温室」に入ってみました…

 


水槽にはスイレンが2本しか咲いておりませんでした。ちょっと物足りない。スイレンは、北海道庁の池に群生しているから、いいか。

 


食虫植物は数種類咲いておりますが、いずれも、このようなツボをぶら下げて虫が来るのを待ち構えているようです。TVではよく見ますが、本物は初めて見ました。

 


普段何も考えず、バニラアイスを食べてましたが、バニラって、花だったのか!

 


バニラの花って、蔓性植物だったとは、これも驚きでした。

 


最後はわけのわからない画像。ピンクイクラ???いくらは赤いぞ、薄紫のいくらなんぞ見た事もない。よく見ると、「タヌキモ科」、なぬ、狸に騙されたか?あれま、よく見ると、「ピングイクラ」だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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写真展「オードリー・ヘプバーン」を見に

2020-08-05 12:13:37 | 写真

                <南1条通り三越と丸井今井の間のビルで見かけた「ルイビトン」のショーウィンド>

 

8月に入って、道内は好天が続いています。本州では梅雨明けを前にして、大雨に見舞われて、土砂災害の報道が連日報道されています。被災地に皆様には、一日も早い復興を祈るばかりです。

前回のブログ「公園巡り…」でも触れましたが、2回目として「北海道大学植物園」を取り上げる予定でしたが、新聞報道で、札幌三越で、オードリーヘプバーンの写真展が8月1日(土)~16日(日)開催とありました。そこで急遽、写真展を見て、それから北大植物園へと回りました。なので先に、写真展を紹介いたします。

 


札幌三越本館10F催事場 午前10時~午後7時 入場料700円 内部はもちろん撮影禁止ですが、会場入り口の両脇には撮影可能なスポットが設けられています。
このチラシは、ヘプバーンの代表作の一つ「麗しのサブリナ」の1シーンです。

 

入場料を払って会場に入ると、意外にも密にならない程度に、観客がそこそこ。中年の婦人、若い女性客が数名でした。主演映画「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「シャレード」「マイフェアレディー」「尼僧物語」などなど見覚えのある数十作品の大小のパネル写真と、日常生活および撮影現場のスナップ写真も含め、百数十点が展示されています。

 


自宅でくつろぐスナップ写真、B1ポスターサイズ、税込み1870円の符丁が付いていた。即売品だったのだ。

 


会場入り口左側に用意された撮影スポット。左は言わずと知れた「ローマの休日」の1シーン。右は…知りません。

 


会場手前には、写真集やオードリーグッズが販売されている。

 


同じく会場出口付近の関連グッズ売り場。黒いカーテンで仕切られた奥が写真展会場。会場内は、もちろん撮影禁止。

 


主演作品の一つ「ティファニーで朝食を(1961年)」でのポスターの転載。もう50数年前の私事ですが、大学1年のころ、英語の授業で、ダイジェスト版(原書)を基に講義を受けた記憶があります。ティファニーは、ニューヨークにある高級宝石店ですが、そんな雰囲気の店で朝食をとれるような身分になりたいという願望を、映画化したものです。原作は、トルーマンカポーティ。授業の内容?ほとんど忘れました(笑)。

 

この後札幌丸井今井デパートの催事場で行われている、アニメ展にもよってみましたが…。11時半ころ立ち寄ると、長蛇の列。ソーシャルディスタンスどころではない。係り員に尋ねると、次の開場は、午後1時とのこと。なんと1時間半後だ。付近のポスターを見ると、全く見た事もないアニメ、アニメ。パンフも貰わず、出ました。

 

同デパートの1F資生堂の電動表示板に見惚れ、写真撮影可能か尋ねたところ、同化粧品のパンフレットをいただきました。

 


赤が、強烈な印象の資生堂のパンフレット。前の二人よりも、後ろの二人の印象がより強烈。

 

次回は、公園巡り(2)として北海道大学植物園を取り上げます。

 

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