紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽赤岩のロッククライミングを撮る

2010-06-28 06:00:00 | 写真
6月19日(土)に写友と、小樽赤岩のロッククライミングの撮影に行き、全く空振りに終わった事は、Twitter(m_kouro)でも述べました。麓に20台ほど車が駐車していたので期待していたのですが、クライマーがどこにも見当たらず、そのうち濃い霧が立ち込め、結局は引き返してしまいました。


(H22.6.19撮影 この日は濃霧注意報が出ており、その通り一面霧の中)

そこで、26日(土曜)リベンジに出かけました。この赤岩の海岸は、200~300mほどの切り立った断崖になっていて、ロッククライミングの練習場として使われるようです。この岩場に沿って、赤岩から祝津に抜ける小道があります。「小樽海岸自然探勝路」と呼ばれハイキングコースになっております。この小道に沿って歩くと、途中数箇所で、ロッククライミングを見ることができるのです。


(自然探勝路の途中から祝津方面を見る 右緑屋根がホテルノイシュロス 赤い屋根が鰊御殿)

この日は三組7人のクライマーを見ることができました。最初に見かけたのは単独で登っている人を、次いで4人組のクライマーです。下の海では、北大でしょうか、商大でしょうか、ヨットが悠々と波を切って進んでいます。


(切り立った岩で一息ついているところでしょうか)


(四人組のパーティ 頂上に二人、途中に一人、下に一人待機中)

この四人組のパーティを撮影していると、左側のとがった岩場にピンクの女性クライマーが現れました。下に声をかけているので、もう一人登って来るものと思われます。そこでクライマーのバックが海になるように、撮影位置を左に移動します。


(右上は四人組のパーティ 左奥の岩の頂上にピンクのクライマーが)


(左下からもう一人登ってくる)


(今度は反対側の壁面を降りていく)

最後の画像は、平成11年に撮影したものです。当時、北海道新聞の文化講座「写真」を受講しておりました。講師の先生に引率されて、野外実習としてここで撮影した時の写真です。樹木の間から撮影した記憶があります。


(H10.10.10樹木の隙間から撮影 カメラに向かってポーズを取ってくれた))
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初夏の積丹ブルーを撮る

2010-06-24 06:00:00 | 旅行
6月22日(火)積丹に行ってきました。エゾカンゾウが満開だと聞いたので、写友4人で青い海をバックに、エゾカンゾウを撮るためです。なお、「エゾカンゾウ」に似ている花に、主に道東を中心に群生している「エゾキスゲ」があります。

エゾキスゲは、花がレモンイエローで、夕方開花し、翌日午後の閉じます。一方エゾカンゾウは、オレンジイエローで、朝開花し夕方閉じます。またエゾカンゾウは、内地ではニッコウキスゲと呼ばれています。なお、図鑑等によれば、分類が和名、学名共に混乱しているとのことです。

さて花の分類はさておき、当日朝6時に出発し積丹に向かいました。余市を過ぎ古平に向かう国道の途中に、鳥居のある岩があります。よく観光写真に取り上げられる写真スポットなのですが、なにぶん道路幅が狭く、駐車スペースは勿論、撮影も危険なところでした。ところがトンネル・国道の付け替え工事の完了と共に、ここが行き止まり道路となったために車両の通行が殆どなくなってしまいました。写真愛好家にとっては好都合です。


(運よく鳥居の近くにカモメが一羽止まっていた)


(近くでは小型漁船がウニ漁の最中 捕獲したうち基準外のウニを戻しているのであろうか)

美国を過ぎて、積丹岬に向かいます。積丹岬の駐車場から、一旦灯台のある展望台の方に向かいます。途中アスファルトの道路をマムシが一匹悠々と横断しております。体にマムシ特有の斑点模様がありますので一目で分かります。急斜面にエゾカンゾウが満開でひしめき合っております。海と花を絡めて撮るべく、すこしでも立地の良いところへと移動します。しかし、朝露で地面は濡れ、急斜面です。何度も転んだり尻餅をついたり。


(少しでも良いポイントを探し、急斜面を移動 朝露でズボンは濡れ、靴は泥だらけ、おまけに尻餅)


(朝露でのこのシットリ感が良い…)


(ところどころにハマナスも ハマナスはピークが過ぎている)


(やはり積丹ブルーには、エゾカンゾウが似合う バックの海は島武意海岸)

積丹岬を後にして、本日の最終撮影地神威岬へと向かいます。好天と言う事もあるのか、結構観光客が来ております。また駐車場にはツアー会社の大型バスも3台止まっております。岬への突端に行くのは後にして、まず遊歩道から展望台へと向かいます。かなり風が強く吹いております。


(手前のエゾカンゾウをぶらせてみましたが、手持ち撮影ではこれが限度)

一旦駐車場付近に戻り、「女人禁制の門」(最下段の注参照)から岬の突端へと向かいます。この遊歩道は片道30分ほどかかります。前回は強風でこの門が閉鎖されていましたが、今日は開いております。(2010.5.5付けブログ「早春の積丹を撮る」参照)この遊歩道の途中から撮った積丹ブルーが下の二カットです。何ともいえないほどの青さに、吸い込まれていくような錯覚に陥りました。


(海底の岩が透けて見える 透明度の高い積丹ブルー)


(透けて見える海底の岩と海面の波紋が絶妙)

(注) 「女人禁制の門」
ここ神威岬は、江戸時代の蝦夷三大険岬の一つ(残りは江差管内茂津多岬と留萌管内雄冬岬)で、日本海有数の海の難所であった。その昔義経を慕う純真な首長の娘の怨念が、女性を乗せてここを通る船を嫉妬から転覆させたと言われている。長くこの岬一帯は女人禁制となっていた(1850年代に解除)。
有名な江差追分にも歌われています。「忍路高島(小樽市内の漁港)及びもないが、せめて歌棄磯谷(後志管内寿都付近)まで…(貴方の後を追って行きたい)」
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YOSAKOIソーラン激写~北大「縁」チームを追って

2010-06-20 06:00:00 | 祭り・イベント
先々週の土曜日(12日)に、札幌大通り公園へ、YOSAKOIソーラン祭りの撮影に行って来ました。幸い快晴で、それほど気温も高くなく絶好のYOSAKOI日和でした。今回は19回目に当たり、大通公園の8丁目会場、大通り南北の通りを中心に、20数箇所で開催されました。

YOSAKOIソーラン祭り実行委員会のHPで各会場ごとの出場チーム、時間が分かります。今年は、北海道大学の赤フン軍団、「縁」チームを中心に撮影する事にしました。やはり、他のチームとは違って、演舞の最後に男子学生が赤フン姿で暴れまくると言う点が、写欲を引くからです。南大通西5丁目を午後2時スタートです。9丁目、10丁目の最後で狙う事にします。今回は、できるだけスローシャッターで、ブレを強調してみました。


(瞬間ズーミングで…)


(演舞も終盤、赤フン姿に…)


(これぞ赤フン軍団、観衆から大きな拍手が…)

大通り5丁目をスタートして連続4回の演舞です。午前中には彼らは、「一番街三越前会場」でも演舞しております。これだけ過激な演舞で相当体力を消耗しているはずです。案の定、演舞終了後、アチコチで疲労によって倒れこむ学生が見られ、故障者も出ているようです。救護班が学生を運んでいきます。


(足が攣ったのでしょうか、盛んにマッサージをしてもらっています)


(踊りきったと言う興奮と感動で…)


(涙ぐむ女子学生 この達成感・充実感は生涯の思い出に…)

今回のYOSAKOIソーラン祭りでは、北大の縁を追って見ましたが、彼らの羽織っていた着物は数年毎に色が変わるようです。今年はオレンジと紺を主にしていますが、去年は赤を、さらに以前は緑色でした。参考までに、平成21年と17年の二枚を上げておきます。


(H17.6.11 CANON EOS55+TAMRON28-200mm スローシャッター+ストロボ発光)


(H21.6.13 CANON EOS40D 日本の祭りフォトコンテスト2009 入選「赤フン軍団大暴れ」)

最後におまけのカット、某PC写真サイトの友人・マサカリ氏から頂いたカメラ印のハチマキきりりと巻いて、撮影中の小生。お見苦しい写真を、失礼しました。

 
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尻別川のラフティングを撮る

2010-06-16 06:00:00 | 写真
雲海を撮り終えて、尻別川のラフティングを撮るべく京極と倶知安の境辺りの川沿いに行ってみました。途中で、ラフティングを実施している会社に立ち寄りました。開始時間を確認するためです。午後の2時からで、今日は高校生の団体が入っているらしくかなりの回数になるとのことでした。

開始時間まで約4時間近くあります。京極の噴出し公園で時間待ちをする事になりました。公園沿いの日陰で、朝食とも昼食ともつかない弁当を食べていると、公園内の池で、ピンクの女の子がなにやらうごめいております。下の写真の通り、泥沼の中で何かを探しているようです。


(レンコン掘り?ジュンサイ採り?どうやらサンダルが埋まってしまったようです)

声をかけてみると、フリスビーを追って池に嵌ったらしく、サンダルが片方行方不明になったようです。友達三人は高みの見物?
「手伝ってあげないの」
「だって、長ズボン汚れるもん」
この間ピンクの女の子は、泥だらけで、われらカメラマンの格好の餌食。
「もうやめなよ。パンツ脱いで洗った方が良いよ」と言うアドバイスに応じて、すぐ側の冷たい流れで、奇声をあげながらピンクのパンツを洗い、手足を洗うところもまたパシャリ。どこまでも陽気な四人組の女の子達でした。


(おじさんたちの求めの応じ、ポーズを撮る四人組み 良いカット撮れました、有難う)

ここ噴出し公園で撮影してもまだ時間があるので、次にニセコ大橋付近に行ってみました。駐車場のトイレで用を足した後、白イヌが目に飛び込んできました。TVコマーシャルで有名になった白いイヌに似ています。


(や~、SoftBankのお父さん!気安く呼ぶナ、まず携帯で挨拶しろ!とでも言っている様な、いない様な…)


(捨てられていた5匹の子犬の内、これだけが助かったんだ、と飼い主のおじさん)

ラフティング開始までまだ時間があります。良い風景を求め周辺を車で回ることにしました。そんな中で撮影した次の二カットを上げておきます。


(作物の種の植え付けで、トラクターが動き回っている)


(田植えが終わった水田 風紋が綺麗な模様を描いている)

午後も2時近くとなり、ラフティングゴール近くの川岸に陣取りカメラを構えます。そのうち、ラフティング企画会社のカメラマンが数人やってきました。どうやら、ここで記念写真を撮るようです。画像の順番が前後しますが、下の画像を見てください。川は左側から右側に流れています。左端に人物が写りこんでいますが、写友S氏です。中央の大きな岩に立っている3人は、ボートから投げ出された時の訓練で、これから流れの中に飛び込むための順番待ちをしています。


(ラフティングの最後に、急流をしのぐ訓練で、これから飛び込む)

さて、高校生の団体が入っている事もあって、5-6人乗ったチームのボートが次から次とやってきます。この尻別川の流れは割りと危険な急流が少ないせいか、初心者でも乗り切れるようです。どのチームも笑顔が目立ち、Vサインで記念写真に納まる漕ぎ手が多いようです。


(ゴール間近でこぎ手顔に笑顔が…)


(結構な荒波だが、ゴール直前で頬が緩む)

尻別川のラフティングははじめて見ました。以前八王子勤務の折に、青梅市の先にあるJR御嶽駅近くの多摩川で見たことがあります。急流を下りいてくるボートの半数が転覆していたのを思い出しました。その意味では、やや迫力不足は否めませんが、今回ラフティングでは、乗っていた女子高校生たちの、笑顔がとても印象的でした。
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雲海を撮る

2010-06-12 08:10:10 | 写真
6月6日倶知安・ニセコの尻別川にラフティングを撮るために写友5人で、小樽を朝4時に出発しました。ラフティングだけであればこんなに早く出る必要はないのですが、この時期昼と夜の温度差が激しくなると早朝に雲海が出ることがあります。案の定、小樽から赤井川に抜ける冷水峠にかかると、カルデラ盆地の赤井川の街がすっぽり雲海に埋まっております。遠くに羊蹄山がくっきり見えます。

それにしても寒い。カメラマンジャケットの上にジャンパーを羽織っていますが、5分も撮っているとがたがた震えが来ます。朝日が当たらない日陰であるために、多分気温は限りなく0度に近いのではないかと思います。上段の画像はHDR加工しています。詳しくは、2009.3.4付けブログ「HDRに挑戦」参照してください。


(午前4時50分 すでに朝日が左側から上がってきている 画像はHDR加工で、明暗差を圧縮している)


(街はすっぽり霧の中 HDR加工しないと日陰がこのように暗くなる)

赤井川村の街中に入っていきますと、50mほど先が見えないほどの霧です。朝日が当たると気温が上昇していくせいか、峠ほどの寒さはありません。しかしかなり冷え込んだようで、道端のタンポポの綿毛が霧氷でしょうか、びっしり細かい凍ったような水滴で覆われていました。また畑の雑草に朝露がびっしり付いて七色に輝いておりました。


(びっしり霧氷?で覆われた綿毛 始めて見ました)


(朝露がきらきら光り、まるで宝石をまとっているようにも見える)

赤井川の山道を抜けると、倶知安町の平野に出てきます。出てきた途端に羊蹄山が薄いベールの着物をまとったかのように姿を見せはじめました。山裾には霧が這い、頂上付近には薄雲がかかり、あっという間にその華麗な姿を隠してしまいました。その下の画像は、道路を挟んで反対側です。ご記憶の方もおられるかもしれません、冬の三本松の春バージョンです。


(あっという間に姿を消してしまった)


(2010.1.7付けブログ「冬の立ち木」参照)

羊蹄山の麓にまだ霧がかかっているということで、ひょっとすれば、ニセコ連峰の山に登れば雲海が見られるかもしれません。そこで急遽ニセコスキー場のゴンドラ乗り場に向かいました。しかし何と言う不運、張り紙には冬季の営業終了の壁紙が貼ってあるではありませんか。しかも夏季営業は6月13日、来週からとあります。

そこでやむなく車で、登る事にしました。冬季間通行止めとなっていた五色沼温泉から先も今は通行できます。そこには、素晴らしい雲海の光景が目前に開けました。


(正面はニセコ連山)


(上の画像の左側は、一面雲海)

なお、次回に続くが、次回はニセコのラフティングを中心に紹介いたします。
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牡丹・芍薬祭り開催中

2010-06-09 06:00:00 | 祭り・イベント
小樽祝津にある貴賓館・旧青山別邸で牡丹・芍薬祭りが開催中です。去年も訪れ、このブログでご紹介しましたが、伝聞・誤った憶測に基づいてご紹介したために記事に間違いがありました。読者の方から指摘があり後日訂正しております。大変ご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます。(H21.6.26「旧青山別邸で牡丹・芍薬祭りの最中」)

改めて紹介いたしますと、青山家は、祝津の網元で、明治・大正を通じて鰊漁で巨万の富を築き上げました。この青山家がここ祝津に建てた別荘が、旧青山別邸です。全18室の各襖絵や書は当代一流の画家・書家によるもので、純和風建築ながら大正ロマンを感じさせる洋室や、庭園があります。総建築費31万円で、当時新宿の伊勢丹ビルが50万円と言われていたので、その贅が伺えます。現在は、「鰊御殿・小樽貴賓館(旧青山別邸)」と称されています。


(貴賓館正面の庭園で高島越後盆踊りが披露されている 持ち込まれた鉢植えの花がポツリポツリ見える)

さて肝心の牡丹・芍薬ですが、例によって春先以降の低温・長雨で殆どが蕾のままでした。係りの方によれば、満開は6月下旬にずれ込みそうだとのことです。急遽温室から10数鉢の開花したボタンが庭園に運び込まれましたが、寂しさは否めません。下の二枚の画像は、センターフォーカスフィルターでぼかして撮影しました。





この日(6月5日)は、高島越後盆踊り保存会によるイベントが行われていました。二十数名の踊り子が音頭にあわせて庭園を回っておりましたが、出来れば満開の中で踊って欲しいと思いました。貴賓館にはバスツアー客が次ぎ次と来館されていましたが、なかには外人の方々もおられました。札幌で開催中のAPECスのタッフのウエアを着用した方々が待機されていましたので、関係者かもしれません。





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桜…総集編

2010-06-05 06:00:00 | 写真
例年であれば小樽は4月下旬のGW頃に桜が満開となります。今年は春先に寒い日が長く続き、GW開けの5月10日以降にずれ込みました。そして翌週には散ってしまいました。1-2週間の遅れで咲く八重桜についても同様に開花が遅れ、5月の22-23日ごろが満開となったようです。

開花が遅れたこともあって、なかなかピーク時に写真を撮りに行くのが大変で、結局今年はこれと言った成果を残せませんでした。とはいえ蝦夷山桜、八重桜をいくつか撮影しましたので、過去に撮影した写真とあわせ、紹介しておきます。最初は、小樽天狗山に咲く天狗桜です。ここはスキー場ですが、小樽市内が一望でき、天気の良い日には対岸の増毛連峰が望めます。


(標高532mの天狗山スキー場の桜は、市内で一番遅く咲く桜として有名 5月22日撮影)

次は、住吉神社の境内で撮影した、手水鉢に浮いた桜の花びらです。今季一番の出来だったと自負している作品です。バックの淡い色いは、境内に設置されている「九星運勢」の立て看板の色が水面に映りこんだものです。


(5月14日撮影 CANON EOS40D+TAMRON SP 90mmMacro)

今季最後の画像は、旧手宮線を散策しているときに撮影しました。旧手宮線沿いには何本かの八重桜が花を咲かせていました。折からの微風に花びらが絶え間なく降り注いでおりました。線路沿いの子供の遊び場で、遊ぶ子供を入れて、散る花びらを取り込んでみました。


(5月30日撮影 OLYMPUS PEN E-P1+ZUIKO17mm)

さて、今季撮影した画像は以上の3点ですが、過去に撮影した画像を数点挙げて起きます。次の二点はいずれも北海道庁で撮影したものです。上段の画像は、BIGLOBE会員情報誌サーイ・イサラ「桜を撮る」フォトコンテストで、優秀賞となり、6月号に掲載されました。


(H11.5.23撮影 KONICA BIG MINIZOOM NEO+FUJICROME SENSIAⅡ100)
☆先生のコメント
地面に落ちた花びらが印象的な写真です。雨に群れて黒くなった路面がピンクの花びらをより一層引き立てているのも素敵ですね。さらに、傘をさした女性を絶好にタイミングで画面に入れたことで、動きの感じられる見ごたえのある写真となりました。

道庁でのもう1点は次の画像です。池をバックに垂れ下がった枝に咲いた八重桜です。ここで見て頂きたいのは、桜よりも茶色の葉です。前回のブログでも触れましたが、本格的に光合成が行われ葉緑素が蓄積される前の、葉っぱ本来の茶色が出たものなのです。


(H21.5.15撮影 CANON EOS40D+TAMRON18-200mmXR 散る頃には緑色になっています)

次の二つの画像はいずれも小樽市内で撮影したもので、上段は小樽運河むかいの出抜き小路の3Fの火の見櫓から撮りました。下は手宮緑化公園で桜と出航するフェリーを絡めて撮影しました。


(H21.5.18撮影 CANON EOS40D F33 1/6 低速撮影で松と桜の枝が風に大きく揺れた) 


(H15.5.10撮影 CANON EOS7+KodakDynaE100VS 午前10時半舞鶴行きのフェリーが通る)

最後はかなり古い画像ですが、立川市の昭和記念公園で撮影したものです。かねてから疎水に流れる桜の花びらの流れを撮って見たいと思っておりました。運よく疎水を流れるところに出会い、フイルム一本をあっという間に撮り終えたのが、昨今のように思い出されます。
『散ってなお 流れとなって 花咲かす』


(H13.4.7撮影 CANON EOS55+Negacolor)
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春の紅葉

2010-06-01 06:01:55 | 写真
前回のブログにも一部書きましたが、小樽から洞爺湖に行くには、定山渓、中山峠経由で行くルートを取りました。小樽を出てすぐに、朝里のループ橋を渡り朝里ダムの側を通ります。この時、霧が発生し、ダムの側面を駆け上がりあっという間に湖面を包んでしまった事も述べました。

実はこの時にダムの周辺の山々は紅葉していたのです。春になり新緑の季節が到来するのに紅葉とは、奇異に感じられるかもしれません。この春先の紅葉のことを「春モミジ」と呼ぶのだそうです。広葉樹の新芽が本格的な光合成で、葉緑素を蓄える前に、葉が本来持つ色素が出るのだそうです。1週間から10日もすると、本格的な新緑に変わっていきます。


(周囲の山は紅葉している 日の出直後を多少割引してみても、赤い)


(霧はあっという間に、湖面を覆いつくしてしまった)

上の二枚の画像は、平成22年5月23日午前5時頃撮影したものです。ちなみに、秋に撮影した朝里ダム付近の画像も上げておきます。ダムの上から(遊歩道)から小樽の市内方向を見たものです。ダムの側面の道路(上の2番目の画像)は、この写真のようにループ状になっていてほぼ一周半して上がって来ます。


(H9.10.18撮影 OLYMPUS OM-4+AGFAウルトラカラー50)

春先に紅葉が見られる事は、2年ほど前に赤井川村のキロロで初めて知ったのです。5月のGWに家族でキロロに遊びに行った時に、桜を撮っていて気がつきました。本来新緑で緑色のはずなのに、周囲の山々が異常に赤いと思ったのです。その数日後に、北海道新聞の朝刊に、春モミジの特集記事が出て知りました。下の二枚の画像は、いずれもH20.5.5撮影したものです。


(蝦夷山桜は、初めに茶色の葉が出て次いで花が咲く 散ると葉は緑色になる これも春紅葉の一種かな…)


(芝生が新緑なのに、奥の山は完全に紅葉状態 マップル「紅葉フォトコンテスト2009」入賞「春の紅葉」)

最後にもう一枚あげておきます。5月17日に奥沢の穴滝を撮りに行った帰りに寄った奥沢の水源地です。中央に桜が満開となっていますが、左手前の木と、中央奥の山の木々は紅葉しております。


(水源地は、6月の水道週間以外立ち入り禁止となっていて近づけません 中央の赤い橋は取水塔へ続く)


H22.6.1午前8時 <追記>
本日(6月1日)の北海道新聞朝刊27面に、偶然にも春紅葉の記事が出ておりました。タイトルは「萌える山 春紅葉」です。富良野市内の紅葉した写真も掲載されています。以下本文の一部を紹介いたします。
「新緑シーズンを前に…途中略…道道富良野美唄線沿いの木々が萌え、黄や赤色を帯び、まるで秋の紅葉を思わせる装いとなっている。
春紅葉と呼ばれる芽吹いたばかりのカエデなど広葉樹が色づく現象。葉が葉緑素を蓄える前に、本来持つ赤や黄色の色素が目立つために起きる。…途中略
春紅葉が見られる期間は通常1週間から10日間だが、好天が続けば数日で緑一色に変わると言う。」
写真の掲載は省略しました。
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