紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽オルゴール堂と北一ガラス

2010-01-04 07:00:00 | 日記
小樽運河の次は、小樽オルゴール堂と北一ガラスについて取り上げてみたいと思います。標題の画像は小樽オルゴール堂の夜景です。オルゴール堂といえば、入り口の前に設置されている蒸気時計が有名です。15分おきに蒸気が噴出して、蒸気でメロディーを奏でます。多くの観光客がこの前で記念写真を撮っています。

下の画像は、春先の天気のいい日に撮影したものです。横断歩道を渡る女性がコートのすそを持ち上げております。後ろでは、蒸気時計がメロディーを奏で、春先特有の淡雪が舞い散り、北国独特の画像になりました。この類似カットが平成11年小樽観光フォトコンテスト特選に入賞しております。


(H9年12月撮影 CANON EOS55+KodakDynaExtachrome 200)

オルゴール堂は、店内での撮影がOKとなっています。北一ガラスはじめ多くのガラス品店が撮影禁止としているのとは対照的です。では店内に入ってみましょう。下の画像は、中央が吹き抜けになっている2Fで撮ったものです。観光客が、一休みして、さあ、次はどこへ行こうかとでも相談しているのでしょうか。


(本館2F休息コーナー)

下の二つの画像はいずれも、商品を写したものです。上段は、ドラゴン型のオルゴールのドラゴン部分を、下段はアンティーク風の人形型のオルゴールを撮ったものです。様々な形のオルゴールが揃っており、数千種類があるとのことです。


(発光ダイオードで赤、青、緑と色が変化する)


(バックは、人形を写した写真、この人形手紙を書いているようだ))

下段のオルゴールは、2号館にあります。2号館はおもに、クラシック調のものがそろえられており、紙テープによる、自動オルガンやパイプオルガンも展示されております。一日に何回か、紙テープを回転させて、パイプオルガンの自動演奏が実演されています。

なお、このオルゴール堂は、昭和42年開業です。建物は明治24年建築で、レンガ造り一部石造りとなっております。当初は共成という米穀商の倉庫でした。その後家具屋となり、今のオルゴール堂に変ったわけです。昭和30-40年代は、このあたりには倉庫がたくさん立ち並んでおりました。高速札樽道が出来、更にそれにつながる臨港線が出来ると供に、殆どの倉庫が取り壊されてしまいました。

こうした倉庫の一部を改装して、昭和58年からガラス製品を扱うようになったのが北一ガラスです。元々北一ガラスは、前身を浅原硝子と言って、石油ランプや漁業用の浮き玉を作っておりました。漁業の衰退、プラスチック浮き玉の普及で、衰退を余儀なくされましたが、たまたま、観光ブームに乗って、石油ランプや浮き玉が観光客の人気商品になって息を吹き返しました。そして、国道5号線沿いの店舗ををここ堺町に移転をして、その後は急速に店舗を増やしていきました。

さて、北一ガラスの画像を探しましやが、見つかりません。なんせ店舗内は撮影禁止になっていて、コンパクトカメラを取り出しただけで、店員が走りよってきて、注意を受けてしまいます。オルゴール堂とはえらい違いです。企業秘密にするようなことではないと思うのですが…


(トロッコのレール跡が残っている。漁業用倉庫として使われていた名残)

上の画像は数多くある入り口の一箇所ですが、商品が陳列されていないのでカメラを向けてもとがめられません。中央右側が喫茶・飲食コーナーで、ランプホールといわれています。下の画像は私の親友夫妻が小樽に来られた時にここへ案内したときのものです。石油ランプが周囲四面の壁に飾られ、ランプの明かりだけで営業しております。雰囲気のあるホールです。


(友人達は地ビールを、下戸の私はコーヒーを)

最後の画像は、北一ガラスのあるコーナーで撮影したものですが、もう10数年前の画像です。当時は商品や店内を撮影しても注意されることはありませんでした。観光客の立場からすれば、珍しいもの、美しいものにカメラを向けたくなるのは自然の欲求です。最近は、韓国、中国といった外国人も大勢来ます。もっと柔軟な措置が取れないものかと思います。


(ガリレオ式温度計 店員さんから説明を受けましたが忘れました)
コメント (4)
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