紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

雲の表情~その2

2018-03-31 06:00:00 | 写真

                               <H17年9月道写協小樽支部モデル撮影会・モエレ沼公園イサムノグチのオブジェ 秋口特有の流れ雲が美しい>

 

 

北海道も3月下旬になって暖かい日が続き、あっという間に雪解けが進みました。上旬までは路肩の雪が優に1~2mは超えていましたが、今日、29日現在では殆どゼロです。ただし日陰や小路では未だ相当残っています。例年であれば、我が家でも車庫前や花壇のある横小路に残った雪をツルハシやスコップで雪割りをするのですが、今年は一度もせずに溶けてしまいました。花壇には水仙やチューリップの芽が出てきて、後2~3週間もすれば花盛りになりそうです。

この暖かさで、持病の腰痛も影を潜めましたが、本格的な春はもう少し先ですので、前回に続き、手持ちの在庫写真から「雲の表情」を掲載します。

 


H13年10月撮影 立川市昭和記念公園 羊雲と糸を引いたようなクモが綺麗でした。

 


H13年11月 立川市錦町の官舎2Fから 15mmの魚眼レンズを使っています。

 


H13年7月青海埠頭公園 この日羽田発着の飛行機を撮るべく、公園で待機中、一転空が渦巻き状の雲でおおわれ、急に暗くなったものの20分ほどで、元に戻った。

 


H26年9月銭函ドリームビーチ(海岸愛護写真コンクール2015 奨励賞「誰もいない海の家」) シーズンオフで人影がない中カラフルな建物が目立った。カメラを向けていると、雲の割れ目から日が差し、不思議な光景となった。

 


上の画像の数分前であるが日が差していない。ただ雲は不思議な模様を描いていた。その後、これらの海の家は違法建築(単年度更新に反する)と言うことで、全棟取り払われた。二度と見られないのが残念。

 


同じ頃、急変する雲の隙間から日が差したり、陰ったり、その都度不思議な光景を作り出した。手前の車は、青緑色のカローラ。

 


H24年5月 五稜郭公園の桜を撮りに写友と行ったときに遭遇した光景。当初は、下の画像の通り、雲行きが怪しい、ひょっとして雨になるのかな、程度に思っていました。ところが10分もしないうちに、みるみる怪しい形になり、周辺が暗くなってきました。何か起こりそうな気配でしたが、やがて元の青空に戻りました。

 


最初はこのような感じで、雨でも降りそうだな~程度に思っていました。

 


H22年2月 小樽市祝津展望台から撮影 後方から雪雲が流れて石狩湾覆い、湾の中が吹雪き状態になりましたが、雲の割れ間から強い日差しが射して、日和山灯台と鰊御殿を一瞬浮かび上がらせました。3分もしないうちに周辺は再び吹雪に見舞われてしまいました。

 


H17年7月 上と同じく祝津の展望台で撮影 先の画像は展望台から増毛連邦方面に向けて撮ったものですが、今回は対岸の積丹半島に落ちる夕日を狙っていたところ、日没後、海も雲も真っ赤に焼けました。なおこの日もう1台のカメラで太陽の軌跡を撮影してました。

<参考>

同じ日に、カメラ2台で撮影した画像の内の1枚。いわゆる太陽の棒撮りと呼ばれるものです。ポジフィルムで、多重露光(2回)をします。1回目は約1時間半の長時間露光です。でもこのままでは露出オーバーになります。そこでND400という、殆ど光を通さないフィルターを装着して、シャッターを切ります。太陽が海に落ちてから2度目のシャッターを切りますが、この時は露出はオートにします。ただ夕焼けを強調するために、オレンジ色のフィルターを装着します。そして出来上がった画像が上の画像です。失敗も多いので、その時は時間と労力が無駄になってしまいます。
なお二枚の画像で赤みが微妙に違うのは、フィルターの違い、撮影時間の違い、使用したポジフィルムの違い、スキャンした機器の違いなどに因ります。

 


H18年5月撮影 積丹町余別トンネル出口 かつてここは積丹夕日の眺望地点の標識が道路脇にあったのですが、土地の所有者が札幌のマリンスポーツ関係者で、進入禁止のバリケードをしてしまったので、今は撮影が出来なくなりました。川原に降りれば別ですが…
肝心の画像ですが、主役は雲ではなく夕陽です。でもこのような綺麗な夕陽はバックに薄雲がなければ実現しません。と言うわけでこの雲は、名脇役と言えます。

 


H24年8月撮影(H24年高岡美術館「二三雲」フォトコンテスト優秀賞) 自宅の屋上から水天宮、メルヘン交差点、海陽亭をパノラマ撮影(CASIOのコンパクトデジタルカメラ) 秋口に見られる流れるような雲。

 


H26年8月撮影 小樽メルヘン広場にある洋菓子店「ルタオ」です。実際このような雲が出ていたわけではありませんが…、撮ったコンパクトデジタルカメラ(PENTAX WG-Ⅲ)のモニターに画像を呼び出して、デジタルフィルターの「ハイコントラスト」を2度繰り返すと、あら不思議な画像に…

<参考 もと画像>

イメージががらりと変わるものですね。

 


H24年5月撮影 美瑛町北瑛の丘展望台(H24年公共建築の日フォトコンテスト佳作)撮った画像をフォトショップでHDR加工したもの。 
<審査員講評>建築物をシルエットで表現し、空とのコントラストの対比を上手に表している作品。シルエット感を残しつつ、もう少しだけ明るくすることで、建築のディテールが見え、より良い作品となったと思う。

 


H26年10月撮影 自宅屋上から 笠雲のようなそうでないような…

 


標題に使用した画像ですが、もと画像はネガカラーでしたが、あえてモノクロで表現しております。空き特有の筋雲がまるで刷毛のように美しく、なにかのフォトコンテストに応募したいと思っておりました。中央の女性が二人になった折の画像を小樽写真市展に応募したのですが、推薦はとれず、特選止まりでした。

<参考>

H19年9月小樽写真市展・自由の部「特選」

 

 

 

 

 

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雲の表情~その1

2018-03-25 14:08:18 | 写真

                                      <まるで、某国から発射されたミサイルが飛来し、爆発したかのような…H26年8月自宅にて撮影>

 

3月24日のテレビでは、東京の桜が平年より10日も早く満開になったとか。花見客でに棋会う様子が放映されていました。このところ北海道もめっきり春めいてきましたが、この時期は三寒四温の言葉通り、朝夕氷点下の寒い日もあります。年々老齢化が進むと、季節の変わり目に体調がついて行けず、腰痛をはじめ、あちこちに痛みが出てきます。ある程度気候が安定すれば腰痛も治まるのですが…。と言うことで街中にカメラをぶら下げて出歩くのはもう少し先になりそうです。

今回は過去に撮った画像のなから、「雲」について取り上げて見ました。季節によってそれぞれ特徴的な雲が発生しますが、時には珍しい雲が発生することもあります。雲の表情として紹介します。

 


H16年7月撮影 稚内ノシャップ岬公園の夜明け、駐車場で車中泊。午前3時半には日が昇る。この日は見事な鱗雲に空がおおわれました。

 


H15年7月撮影 天塩を超えてサロベツ原野から、さらに稚内に向かう途中で見た光景。原画はモノクロフィルムで撮影したのですが、スキャナーでデジタル変換した際に、スキャナーが勝手に青色に出力しました。その原因は、不明ですが、これもまた面白いと思って…

 


H17年7月撮影 ノシャップ岬からの帰り道、遠別に近いところで海を見ると、利尻富士の上空が色鮮やかな鱗雲風に焼けていました。車を止めてあわてて数カットとった内の1枚がこれ。ポジフィルムだったため、ラチュードが狭く、手前が黒くつぶれてしまいました。ネガカラーフィルムですと、手前の木々や右手の防波堤などが映り込みますが、空の夕焼けがこれほど赤くはなりません。

 


H13年5月撮影 八王子支店勤務時、GWの休みを利用して帰省した折、飛行機の窓から撮影したもの。茨城県上空で、数分後に霞ヶ浦が見えました。

 


H14年7月、八王子から札幌に転勤のおりに羽田上空で撮影。遠方に富士山が、手前には渦巻き状の雲が見える。

 


H18年4月定年退職後、単身で沖縄に撮影旅行に行ったさい、上空から撮影。

 


H20年8月撮影 自衛隊千歳基地航空祭にて、ブルーインパルスの曲芸飛行。これも一種の雲と言うことで、ご了解を。自分としてはこのシンプルな画像が好きなんですが…フォトコンでは選外続き(笑)。

 


この日は天気が良く空は真っ青、飛行機雲が目立ちました。

 


H21年9月大雪山赤岳の麓、銀泉台にて撮影。この日高原沼に行く予定でしたが、シャトルバスを乗り間違えてしまい、赤岳の麓の銀泉台に来てしまいました。運良く眼下に雲海が広がっておりました。数人のカメラマンが雲海を撮影通でした。それを写友が撮影。さらにそれらを撮影したのがこの画像。

 


H23年10月赤井川村冷水峠にて撮影 雲海を撮るのであれば、ここが絶好の撮影ポイント。赤井川村は、カルデラ盆地になっていて夏から秋にかけて毎日のように雲海が発生します。

 


H22年10月撮影 夜間撮影すると、赤井川の街の灯りが雲海の中に浮かび、上空には冬の星座オリオンが見えます。

 


H26年7月撮影 ちょいと宇宙船に便乗して、地球を撮ってみました、と言ってもいいような写真だと自分では自負していたんですが…この年の「小樽写真市展」では入選止まりで、上位にはなれませんでした。実はこの画像、15mmの超ワイドレンズで撮影、その画像の天地を逆にしたのです。

 


H26年7月撮影 自宅で夕食中にふと外を見ると、やけに赤い。普段の夕焼けどころではないと思い、カメラを持って、すぐ屋上へ駆け上がってみました。すると、東南の方向が、まるで火山か、ミサイルが爆発したような感じ。いや両方ともこの方、噴火もミサイルの爆発も見たことがありませんが…この間破裂音など全くありませんでした。つくづく、自然とは、時に想像を超えるいたずらをするものだと感心。

まだまだありますので、次回以降も掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今週の一枚~俺は待ってるぜ

2018-03-19 10:45:00 | 今週の一枚

 

昨年8月末をもって、小樽マリーナに隣接する「石原裕次郎記念館」が閉館となりました。平成3年に開業し26年間営業したわけですが、閉館の理由は、①建物の老朽化、②電子機器への更新費用が膨大になること、③裕次郎世代の減少による来場者数の減少、等があげられています。しかし前二者は来館者数が増え続ければ、問題はありません。小樽市民の目から見ると、来館者数を増やす努力に欠けていたのではないかと疑わざるをえません。詳しくは、2017.9.5付当ブログ「さようなら裕次郎記念館」を参照してください。

裕次郎世代である私自身が記念館を訪れたのは、2度しかありません。それも最初は、現役時代の先輩が来樽したおりに案内したものです。二度目は閉館が決まった翌月に訪れました。尤もこれはブログのネタになると言うことで(笑)。なぜ地元民が訪れないのか?その最大の理由は展示が画一的で変化に乏しく、一度行けば2度と行く気にならないからです。

閉館が決まった前後から、裕次郎に関わるイベント、特にパネルの展示等がいくつも開催されました。その点についてもさきのブログ(2017.9.5付)で取り上げております。今回は最近小樽のメイン商店街の一つであるサンモール1番街で取り上げられたポスター展と、取り壊された記念館跡地を見てみましょう。

 


裕次郎記念館のシンボルタワーであるヨットの帆とエンブレム、右奥に見える建物が取り壊される前の記念館です。(2016.9.29撮影)

 


現在は建物はすっかり取り払われ、記念館前にあったヨットが残っているだけです(左奥)。

 


裕次郎の愛艇「コンテッサ号」はどうなるんでしょうか?

 


ウイングベイの6F駐車場から見るとよく分かります。建物のあった右半分(青のクレーン車の右側、なお左側は駐車場)は更地になっています。この跡地には何が建つんでしょうね。

 


メイン商店街の一つ「サンモール1番街」には、裕次郎の決めポーズ大パネルと、出演した映画のポスターがずらりと並んでいます。

 


残念ながらファンではない私は、殆ど見ておりません…。

 


テレビの再放送で何本かは見ておりますが…

 


中央の狂った果実は、兄石原慎太郎の小説の映画化です。

 

なお、館内に展示されていた高級外車については1台が小樽市総合博物館に寄贈されましたが、そのほかの展示物は、東京の自宅に移送されたようです。

 

 

 

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小樽を舞台にした映画の数々

2018-03-13 06:00:00 | 祭り・イベント

                                    <7作品の上映が終わって、審査委員長から各受賞作品が発表される。最優秀賞は…>

 

3月10日(土)小樽市民センター・マリンホールで、第5回小樽ショートフィルムセッション上映会がありました。小樽を舞台に「出会い」をテーマにした短編映画のコンテストです。2009年に始まったこのコンテストも、今回が5回目となります。基本ルールは①小樽の実写映像を使用する、②10分以内の作品、が条件です。今回は7作品の応募があり、その上映会と表彰式がありました。

小樽は古い町並みと、運河や歴史的な建築物が多々あって、よく映画やアニメの舞台として登場します。最近では昨年9月に公開された「探偵はバーにいる3」が、高島漁港や北運河沿いの鱗友市場等が舞台となりました。もう一つ小樽観光の火付け役となったのが、中山美穂主演の「LOVE LETTER」です。アニメ映画では、「最終兵器彼女」が有名ですが、漫画では「聖樹のパン」が連載中です。当日マリンホール入り口にも、各種ポスターが展示されていました。(「最終兵器彼女」については2014.12.13付当ブログ「小樽アニメパーティ~その2人参照)

 


大泉洋主演「探偵はBARにいる3」

 


主な小樽市内のロケ地マップ。

 


中山美穂主演「LOVE LETTER」1995年(H7年)に製作されたこの映画は、冬の小樽と神戸を舞台に展開される。4年後には韓国でも公開され、劇中に出てくる「お元気ですか~」と言う言葉が流行語となり、大勢の韓国人観光客が、舞台となった小樽に押し寄せて来ました。(詳しくは当ブログ2014.3.6付「北の雅小樽雛巡り~その2」)

 


「LOVE LETTER」のロケ地マップ。

 

さて、本題の「小樽ショートフィルムセッション上映会」に話を戻します。小樽を舞台に、「出会い」をテーマにした応募作品は7本ありました。東京、札幌から大学生、アマチュア、プロの制作者まで幅広い顔ぶれでした。開催に先立ち、主催者である「小樽フィルムコミッション」の副会長から挨拶がありました。ついで審査員の紹介があり、引き続き7作品を一挙に上映されました。なお上映中は写真撮影が一切禁止され、加えて暗い館内ではメモを取ることも出来ず、記憶に頼ってコメントした部分が多く、勘違いがあるかもしれませんので、あらかじめお断りしておきます。作品順に7本を紹介します。


 


応募作品1番 記憶
博斗が目を覚ますと、そこは病院のベッドの中、そばに見知らぬ女性が心配げに見つめている。彼女を思い出せない。記憶が飛んでいるのだ。記憶を取り戻すために、小樽市内をデートすることに、時折フラッシュバックしたように記憶の断片が戻るが、なぜか大粒の涙が止まらない。潮まつりの花火を見たという彼女の提案で花火をすることに。線香花火の最後の瞬間に記憶が蘇る…。帰り道、もの凄いスピードで車が二人に向かってくる。咄嗟に彼女が博斗を、道路脇に突き飛ばしたのだ。愛する彼のため、自らが…。
この作品は、審査員特別賞となりました。

 


応募作品2番 幸せのアリカ
拓夫は、カメラ好きの若者。ある日小樽運河プラザで可愛い女性(アリカ)を見かけ、写真を撮りたいと声をかけるが、剣もほろほろに断られる。アリカの彼氏も撮ってもらったらと進めるものの、頑として応じない。翌日落ち込んでいるアリカと偶然街中で出会う。彼氏と喧嘩をしたのだという。そんな彼女の気を紛らわせるために、北一硝子・ベネチュア美術館で撮影を行う。美術館を出ると、昨日の彼氏が謝りながらアリカの機嫌を取る。よりを戻した二人は街中へ…

 


応募作品3番  SUNAIE(砂家)
銭函の防波堤を歩いていると、1台のインスタントカメラが落ちている。出てきた画像には建物が写っている。その建物を探し求めて、案内を請うものの、スタジオ風の室内には誰もいない。フロアーのまん中に一枚の写真があるだけ。2Fを覗くとここも空室。でもカメラを向けるといるはずもない、赤いベレー帽の女性が絵を描いている。さらに窓際には受験勉強だろうかPC操作の女性が、そして数人の音楽家たちが楽しげに演奏している画像が現れる。台詞が殆どない、波の音とイヤホンの音楽だけの世界。
舞台は実在のアートスペース。ただ気になるのは、銭函に防波堤があったかな?なぜインスタントカメラが防波堤に落ちていたのか、…詮索は不要ですね。
この作品は優秀賞になりました。ただ、主人公は進路に悩む女の子の設定になっているものの、画像からは、そんな様子が見られないのが今ひとつだったのかも。

 


応募作品4番 Luna
雪の中で目を覚ます一人の女性。わたしはだれ、ここはどこ?何も分からない。小樽の街を彷徨、運河通り沿いの小路の飴屋(飴屋六兵衛の屋台)で赤いイチゴ飴を買う。北運河を見つめていると、ぽろんと赤いアメ玉が雪に落ちる。このシーンがインプレッシブ。外人坂の麓から黒い服の双子の幼女に手を引っ張られて境内へ駆け上がる。そして木のぬくもりの伝わる木工品店「キンダーリープス」が出てくる。冬の小樽の景色が幻想的に次々と現れる。
この作品は、審査員特別賞に選ばれました。

 


応募作品5番 ういている彼女
最初タイトルでは、周囲にと溶け込めない云々と解してたのですが、実写を見ると実際に浮き上がっているように見えなくもない。アニメでもなければ、実写で宙に浮くという撮影は難しすぎるのではないだろうか。旧手宮線を嬉々として飛ぶように歩く彼女からは、製作意図が全く感じられないのは、わたしだけかな?

 


応募作品6番 叶街ーかないまちー
喫茶店でバイトをしている私は27歳のフリーター。何事にも自信が持てず、ただ漫然と過ごしているだけ。都通商店街をふらふら歩いていると、就職試験落ちまくりのスーツ姿の彼女と出会う。語り合う打ちに、中華料理店で食べたあんかけ焼きそばのおいしさに感動。やれば出来るんだという自信がわいてくる。そして、彼女の前向きな姿勢にちょっぴり感銘。自分でも頑張ろうというやる気が出てきた。数ヶ月後正社員となった私。彼女も旅行会社のスタッフとして、活き活きとした笑顔を見せていた。
この作品は、小樽市長賞に選ばれました。

 


応募作品7番 港町素描
アニメと実写を組み合わせた ユニークな作品。ストーリーの展開がよく理解できなかったので、なんともコメントのしようがありませんが…、実写とアニメの人物の共演という点が高く評価されたようです。
この作品は、審査員特別賞に選ばれました。

 


7作品の上映が終わって、制作関係者全員がひな壇に登場。入賞作品が審査委員長から発表される。

最優秀賞作品 該当なし
優秀賞作品 作品No.3「sunaie」
審査員特別賞作品3点 作品No.1「記憶」、作品No.4「Luna」、作品No.7「港町素描」
小樽市長賞作品1点 作品No.6「叶街ーかないまちー」

 


優秀賞を受賞した「sunaie」制作者の笹木恵水(めぐみ)さんと主演女優、スタッフの皆さん。賞金5万円とスポンサーからの副賞が渡されました。

 


インタビューを受ける制作者の笹木恵水さん。第2回ショートフィルムセッションでは最優秀賞を受賞した経験があるという。今回はちょっぴり残念な気持ちもあるが、次回は小樽の素敵な景色を作品に入れたいと抱負を語りました。

 


今回のコンテストの後援者でもある小樽市から、市長賞を授賞した「叶街ーかないまちー」の制作者田中秀さんとスタッフ達。

 


最後に全員で記念撮影。午後3時30分終了。

 

 

 

 

 

 

 

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第20回小樽雪あかりの路

2018-03-07 06:00:00 | 祭り・イベント

                                 <ワックスボウルにちりばめられた花や葉も、採取したものを保存して、そのまま使っているとか… >

 

2月9日(金)から18日(日)まで、10日間にわたって小樽運河や旧JR手宮線跡地を中心に、「小樽雪あかりの路」が行われました。1999年(平成11)に始まり、今回で20回目の節目に当たります。そこで、雪あかりの路とはなんぞやと、初心を振り返って見ることにします。以下公式ガイドブックによると…

「雪あかりの路の期間中に会場を訪れる人は50万人にも上る。しかし、このイベントは、規模や人数を誇ってはいけない、とイベントに関わる人は口々に言う。
激動の世の中にあって、訪れた人が「ほっ」と出来たり、ろうそくの灯りに千々の想いをはせたり、煩雑な日常からちょっとだけ離れて、自分を見つめ返したり…
そんなスピリチュアルなイベントであり続けたいと言う。
たとえ時代が移り変わっても、変わらない「人の思い」がある限り「小樽雪あかりの路」は、このままの姿でそこにあり続けるのだろう。」(公式ガイドブックから)

2月15日(木)と17日(土)の2回旧手宮線と運河の両メイン会場に行ってみました。アップした画像も極力ほんわかしたものを選びました。

 


JR小樽駅を出てそのまま運河方面に向かうと、まず都通商店街のこれが目に付きます。

 


さらに進むむと、旧手宮線のメイン会場入り口につきます。行灯型のオブジェの中にはペアの雪だるまがろうそくの炎でピンク色に染まってます。

 


うんよく、韓国から来たという親子連れが記念写真を撮っていたので、頼んで行灯の向こう側に顔を出してもらいました。

 


オブジェの前で、自撮り中の観光客。

 


ん?カップルがシルエットで…

 


カップルもオブジェの一つでした。

 


この時間ボランティアの方々は大忙し。風があればすぐ消えるろうそくの火をつけたり、溶けたオブジェの補修をしたり…。こう言う裏方があって初めて幻想的な雪あかりの路が成り立っているのです。

 

ここでちょいと雪あかりの路実行委員会のある、小樽市立美術館を覗いて見ます。確か雪あかりの路「愛のフォトコンテスト」の入選作品展が行われているはずです。なお、旧手宮線のメイン会場と美術館は隣り合わせで、道路1本向かいが旧日本銀行小樽支店(現金融資料館)なのです。


旧日本銀行小樽支店と信号機。この日も結構寒く、信号機からつららが…

 


過去数年分の入選作品が展示されていましたが、隣の部屋から声が聞こえてきますので、覗いてみると、

 


雪あかりの路実行委員会の委員長である蓑谷氏(昆布専門店利尻屋みのやの専務) が小樽観光と雪あかりの路についてレクチャー中でした。

 


様々なデータを元に小樽市の現状と課題を分析し、将来どうすべきかディスカッションをしたり…。ボランティアの質を上げるにはどういう工夫が必要かなど、興味深く聞きました。現在ボランティアは韓国の学生が中心ですが、彼らが応募してくる動機は①友達がほしい、②外国語を学ぶ、③恋人がほしいと言うことです。現在では、ボランティアOBが、選抜して送り込んでくるのだそうです。なので当初のように、時間になっても来ない、提供された宿泊食事をしてもボランティアに来ない、途中にプイと消えてしまう、と言ったことが皆無になったとか。

 


過去の「雪あかりの路」のポスターも展示されています。

 


さて、再び、旧手宮線会場をふらふら。韓国のボランティアの女性。モデルになってもらいました。

 


ほんわかした気持ちになります。

 


氷を通して周囲に延びる線と影がなんとも言えないほど美しい。

 

ここで旧手宮線会場から、運河会場へと場所を移します。途中「ニトリ芸術村」の前を通ると…


アイスバーがあって、ホットドリンクが並べられています。小雪が激しく降る中、和服姿の女性が…

 


運河会場の浅草橋から撮影。モノクロにしてみました。カラー撮影ですと茶色っぽくなるので…

 


ちょい空がざらざら感がきついですが、高感度のためと、雪がちらついているためです。

 


浅草橋には多くの外国人(殆どは中華系)観光客が記念写真を撮っています。右手に、美人がいたので、ついカメラを右に降ってしまった。彼女も撮られたことを知っていて、にこりと微笑みを返してくれました。これぞ、雪あかりの路の神髄でしょうか。

 

 

 

 

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青の洞窟SAPPORO

2018-03-01 06:00:00 | 祭り・イベント

                              <札幌北3条広場の両側の銀杏並木に青のイルミネーションが施され、まるで青の洞窟にいるような感じが…>

 

このところFacebookで連日のように掲載された「青の洞窟SAPPORO」、ええ?札幌市内に海があったけ、と最初は不思議に思いました。何のことはない、北海道庁前の北三条広場に、日清フーズが企画演出した青のイルミネーションでした。今回はこの青の洞窟と、さっぽろ雪まつりで取り上げきれなかった西11丁目「国際広場」、そして北海道開基150周年記念行事の一つである北海道庁プロジェクションマッピングを取り上げます。

 

☆青の洞窟SAPPORO
札幌に先駆けて、東京渋谷で2017年11月22日(水)~12月31日(日)で開催されたイルミネーションイベント「青の洞窟SIBUYA」が好評であったことから、札幌が開催が決まったようです。青一色に染まった空間はまるで青の洞窟に潜り込んだかのよう。と言っても本場イタリアナポリの青の洞窟は行ったことはありませんが…

 


午後4時半の点灯開始時は、まだ明るく写真撮っても絵にはならない。広場の手前一角に日清フーズの試食車が新製品(パスタ)を車内でで茹でて試食を提供していた。丁度腹の空きかけた時間、ほかほかの試食品を食べている方を見ていると、つい並んでしまった。

 


数十人の行列、係の方は10数分かかるとアナウンスするものの、次々と並んでゆく。パスタは好物ではありませんが、匂いと空きっ腹に耐えられず、ほかほかのパスタを試食してしまった…う~ん量が少ない、寝ている子を起こしてしまった。日生ビルの地下街の飲食店に飛び込んで、空腹を満たしました。外に出ると周囲は青一色に染まって…

 


一番奥は北海道庁赤レンガ館、こちらも午後6時半から150周年記念イベントの一つ、プロジェクションマッピングが始まります。

 


大勢のカメラマンが集まり、アングルを求めて、右に左に移動しています。

 


焦点距離8mmのボディキャップレンズで、デフォルメしました。

  


標題の画像ですが、クロスフィルターを使うと画像全体にフレアーが出て、柔らかくなります。

 


クロスフィルターを使うと、画面の中の点光源が光条を発して、ひときわ存在感を強調します。赤い光条は、道庁正面入り口と北3条広場間にある、歩道の信号です。

 


北3条広場隣の日生ビルの窓ガラスに映り込んだイルミネーションも綺麗。

 

☆北海道開基150周年記念イベント
関連のイベントは2018年7~8月に開催される予定ですが、それに先駆けて1月19日(金)~2月25日(日)まで北海道庁赤レンガ庁舎をバックに、プロジェクションマッピングが行われました。

 


マッピングとは別に、赤レンガ庁舎の前には、このような宇宙を示すかのような玉が立ち並んでいました。玉の中にはフィラメントが入っていて、電気を通すと輝くのでしょうね。その輝く場面を見ていませんので…

 


赤レンガに投影されるのは、アイヌの模様、北海道の動植物などなどです。それにしては、何かおかしいぞ、って?そうでスバックにある本庁舎が映り込んでいないですね、人影もないし…。そうなんです、実はこれは赤レンガテラス(三井ショッピングパーク)の正面ホールに設置された、ミニチュアなんです。

 


この日は、雪まつりの撮影を終えて、JR札幌駅に向かう途中立ち寄りました。道庁に近づくと、妙な声が聞こえます。最初どこかのコーラスグループが歌の練習を?と思ってたら、やがて声が大きくなりアイヌの歌になってきました。意味は不明ですが独特の伴奏と音が…

 


最初に見たときは、あれこんな時間まで窓明りが、残業かな?と勘違い。

 


やがてアイヌ模様は広がり…

 


動物や木々が映し出され…

 


次々と変わる画面に吸い込まれるように、見入ってしまう。

 

☆さっぽろ雪まつり
前々回のブログで主な広場の台雪像や氷像については見てきました。ここでは前々回取り上げなかった画像を集めました。

 


地下歩行空間(チカホ)には過去69回の雪まつりのポスターが貼られていました。懐かしいポスターがあったのか、慣れない手つきで、スマホで写すオジさん、おばさんがいました。

 


今回の雪まつりの大雪像、大氷像のイラスト画が展示されていました。

 


大通西7丁目・HBCスウェーデン広場の大雪像 ストックホルム大聖堂です。日本とスウェーデンの国交150周年を記念して作られた大雪像です。

 


大通西11丁目国際広場では第45回目になる国際雪像コンクールが行われました。参加した12の国と地域は、上記の通りです。雪となじみのない国が数多く参加しているのが目立ちます。

 


一見しただけで、ギリシャ神話の神「メデューサ」であることが分かりますね。アメリカチームの作品です。

 


黄色のライトが当たっているので見分けにくいですが、裸の女性がたっております。中国チームの作品で「曼陀羅華(まんだらけ)」。解説によれば、「曼陀羅とは心理学において精神の安定を表現する図像のことで、仏教の経典においては見る人を幸せすると言われています。…以下略」

 


グランプリに輝いたたいのは、タイチームの「タイの闘鶏・ガイチョン」でした。

 


西11丁目広場には、雪ミクのコーナーがあります。北海道発のバーチャルアイドル「初音ミク(冬は雪ミク)」は若者だけでなく、結構の年配者にもファンがおります。雪ミク専門の売店前には、相応の年格好のオジさんも並んでいました。

 


雪ミクのスタンプも人気がある。

 


値段表を見ていただくと…なんと日本語のほかに、中国語、韓国語の表記まである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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