紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

2011年を振り返る~photo-ggの写真日誌から

2011-12-30 06:00:00 | フォトコン関係
早いもので2011年もあと一日で終わりです。拙いブログを飽きもせずに見ていただき、コメントまでしてくれた皆様に深く感謝いたします。おかげさまで来年2月には丸3年を迎えることになります。飽きっぽい性格の私が、よくもま~、3年近くもブログを続けられたものだと、自分でも驚いております。

さて今年を振り返ってみましょう。年初には長らく入院中であった実母を見送るということもありましたが、孫を含め家族全員壮健で、写真撮影に精を出すことができました。大小のフォトコンを含め、年間59回の入賞入選を果たしました。H22年の44回を大きく超え、H21年の54回をも超えました。例年であれば、年賀状等で年次報告(photo-ggの写真日誌から)していましたが、今回は喪中ということですので、ブログでの報告に変えます。

☆ 1月
・実母89歳で天寿を全う。
・前年亡くなった義理の叔父さんの遺品から、MAMIYA PRESS6×9他数台のカメラをいただく
・1月は3回の入選


(第46回カナデンデジタルフォトコンテスト「渚」 入選「積丹ブルーの海」)

☆ 2月
・フォートピア7人展開催(2月23日~3月6日まで、現在メンバーは6人)
・2月は7回入賞入選


(PICTORICOフォトコンテスト 自由部門 入選「赤獅子炎上」)


(OCN空のある冬景色フォトコンテスト 金賞「キロロの樹氷林」)


(ホテルノイシュロス7周年記念フォトコンテスト 最高賞・支配人賞「二人だけの時間」無料宿泊券GET家内と娘が利用)

☆ 3月
・写友3人で大沼・八雲・室蘭夜景撮影ツアー、強風で三脚使用もぶれる。
・3月は4回入賞入選


(佐治アストロパーク星景写真コンテスト 佳作「歪んだ太陽」)

☆ 4~5月
・東日本大震災、原発事故の影響で小樽観光街閑古鳥が鳴く
・ニセコパノラマライン雪割り作業見学ツアーに参加
・4-5月は4回の入賞入選


(るるぶ「子供と遊ぼう」フォトコンテスト 可愛いっ賞「昭和の香り」)

☆ 6月
・札幌YOSAKOIソーラン撮影
・島牧村の賀老の滝、黒松内町の北限のブナ林撮影ツアー
・ベトナムハノイ、ハロン湾撮影ツアー(フォトチャンネル参照
・6月は9回入賞入選


(第25回北の農村フォトコンテスト 金賞「おまえもかぼちゃか?」ベトナム旅行の資金が出来た。)


(風景を作る土木デザインフォトコンテスト 入賞「秋の空」札幌モエレ沼公園にて)

☆ 7~8月
・小樽商大97代目にして初の女性応援団長誕生、北大と対面式
・日高、十勝、釧路二泊三日の撮影ツアー
・小樽潮祭り、来春閉校予定の孫たちの通う量徳小学校が、最初で最後の練りこみに参加
・7-8月は7回入賞入選


(あなたのさくらいろコンテスト 写真部門・最高部門賞「桜吹雪」おかげさまでPC買換えできました。)


(交通総合文化展2011 第二席「神輿火を渡る」)


(第6回食育フェア2011「楽しい食卓」フォトコンテスト 優秀賞「ばあちゃんのお手伝い・時々味見」)

☆ 9月
・旭岳、美瑛、三笠撮影ツアー
・9月は10回入賞入選


(H23年度大阪市人権フォトコンテスト 推薦「手が不自由でも足があるさ」札幌YOSAKOIソーランにて))


(親子の日写真コンテスト トリニティーライン賞「にわか雨」北竜のひまわり畑にて、賞品の化粧品がどっさり、家内喜ぶ)


(ハクバ・マクロフォトコンアワード「夏休み」 佳作「水滴七色に輝く」テーマと写真が一致せずとの評価で佳作にとどまる。) 

☆ 10月
・あなたのさくらいろコンテスト表彰式に出席(六本木サントリーホール)
・小樽カレンダー2012入選通知・表彰案内でいただきなが、事務局の手違いのため「入選取り消し」となる。取り消しは二度目だ。
・道東紅葉撮影ツアー
・10月は6回入賞入選


(JAMCA PRIZE 2011フォトコンテスト 一般の部グランプリ「クラシックカーが走る」ズームレンズとコンデジ買い替え出来ました。)


(蘭越町フォトコンテスト 特別賞「仕事の合間に」)

☆ 11~12月
・フォートピア第二回写真展、北海道新聞小樽支社1Fギャラリーにて
・孫の通う量徳小学校で、閉校記念誌のための撮影
・PC更新、コンデジ(CASIO EXILIM Z3000購入
・11-12月は10回入賞入選


(積丹観光フォトコンテスト 準グランプリ「冬の浜辺」)


(毎日新聞写真コンテスト ファミリーの部・入選「荒れるオホーツクの海」)


(旭山動物園ふれあいフォトコンテスト 金賞「未知との遭遇」金賞ってトップ?いえいえ中位くらいでした。)

59回の入賞入選回数(点数では64点)のうち一部のみ掲載いたしました。今年は結構高額賞金のフォトコンでトップとなり、PC更新、ズームレンズの購入、コンデジの購入が可能となりました。来年もこの運を引き続き保っていきたいものと思っております。そしてより良い写真をアップできるように努めます。皆様方、よいお年をお迎えください。
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札幌ホワイトイルミネーションを撮る

2011-12-27 06:00:00 | 写真
札幌のホワイトイルミネーションを22日(木曜)、大荒れの天気予報の中、撮影に行ってきました。12月上旬にも写友6人で撮影に行ってきたのですが、今一つ納得できるカットがなく、今回はフィルターを各種取り揃えて行ってきました。ホワイトイルミネーションは毎年大通公園で行われていますが、年々縮小されて、オブジェ等も整理されているような気がします。かつては、西5丁目以降にもオブジェがあったような気がするのですが…

それに、飾られているオブジェも前年と同じもので、撮影がどうしても限られ、同じパターンになって、似通った写真になってしまいます。そこで今回はセンターフォーカスフィルターをはじめ手作りのフィルターも用意しました。画像の中で、周囲のボケが星の形をしているものがあるます。これが厚紙を星形に切り抜いて作ったフィルターによるものなのです。


(上と下の二つの画像が手作りフィルターによる画像)


(「流れ星と丹頂鶴」というイメージが出れば成功…)


(センターフォーカスフィルターを使い、ツリーを撮ったもの。下も同じ)


(同心円状の広がりが美しい)


(西2丁目広場で同時開催されているミュンヘンX'mas市 ドイツ人オジサンがにっこり)


(ミュンヘンX'mas市広場の飲食コーナーのテーブルに書き残された文字が「IVAN LOVE(♡)…妙に気になる)


(青い流れと丹頂鶴の撮影スポットを手前からとると…)


(記念写真撮る親子 ハイキー調に仕上げてみました。)


(定番写真ですが、フィルターを使うと幾分違った感じに…)


(もう一つ、女子高生たちをパチリ)

大通り公園内ではほぼ撮りつくした感じがしましたので、西4丁目通りに出てさらに西3丁目通り(時計台がある)を札幌駅前方面に戻ります。西4丁目通り(札幌駅前通り)の中央分離帯の樹木にもイルミネーションが取り付けられています。ここでイルミネーションと行きかう車のライトを取り込んで撮影します。


(左側の赤はテールランプ、右側はヘッドライト)


(「信号待ち」街はカラフル)


(「日本三大がっかり」の時計台も、降りしきる雪の夜に見る結構いいのでは)

なお、小樽札幌間はJR電車を利用し、大通公園までは地下街歩行空間を利用しました。年末、クリスマスが近づいているせいか、地下街のあちらこちらでも、それらしい雰囲気になっていました。参考までに数枚の画像をアップしておきます。


(ケーキや年末年始用の雑貨を売る売店も)


(東日本大震災のパネルが展示され募金箱も設置されていました)


(こちらは「道産米を食べよう!」の宣伝)


(大通り北1条の北洋銀行ビル1Fに出てきました。北洋銀行のビルも、中も外もイルミネーションでいっぱい)
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冬の定山渓道路を通って…

2011-12-23 06:00:00 | 写真
今週の日曜日、18日に札幌道新ギャラリーで行われているニッコール札幌支部展を見に行ってきました。私自身はニコンカメラとは無関係ですが、フォートピアの会員でもある写友のK氏が出品していると言う事もあって、他の会員と一緒に見に行くことにしました。せっかく札幌に行くのであれば、定山渓道路を経由し、ついでに円山動物園に寄ろうということに決定しました。

小樽朝里から道道1号線を進みます。朝里峠を越えると俄然雪が多くなり、札幌国際スキー場を経過するころには積雪は2mを大きく超えているようです。道道左斜面では、松の木に覆いかぶさった雪がきれいな模様になって見えます。積雪で道幅が狭いため、注意しながら車を止めては撮影しながら進みます。


(朝里峠を出ると、こういう風景が延々と続きます。)


(雪をかぶった松が幾何学模様となって…)


(定山渓ダムの向うに切り立った岩山の天狗山=1145mが見えます。スイスのマッターホルンに似ています。寒いのでズルして車中からパチリ)


(やはり車外に出て撮ってみました。この山だけ周囲の山と違って木の生えていない岩山です。)

さらに進み、定山渓温泉街の手前で、道道1号線から分かれる95号線を豊羽鉱山方面に進みます。豊羽鉱山は産出量の減少等から、平成18年3月に閉山されました。今は閉山後の施設の解体処理等が徐々に進んでいるようです。なお、この95号線は定山渓温泉街で豊平川に合流する白井川に沿っております。最初の橋で川を覗くと、川沿いに絶景が見られます。


(雪がなければ、目に止まらない風景ですが、真っ白だと何となく絵になりそうで…)


(来た方を振り返ると、日がさしてきて…。電線に雪が積もっている。)


(雪の造形が…)

定山渓の温泉街に到したのが昼頃でした。食堂を探しましたが、時間がもったいないという意見に従い、コンビニで弁当を購入。車中で食べながら次の目的地、円山動物園を目指します。小樽に住みながら、円山動物園は初めて訪れました。年間パスポートが1000円と表示されていますが、当日入場料は600円とのこと。なぜかこのアンバランスを気にしながら入場しましたが、結論を先に言えば、一度で十分ということです。写真撮影には不向きな作りで、ただ展示しているという感じがしました。旭山動物園との大きな格差を感じました。


(サル園で、なぜか雪をむしゃぶりつくサル)


(アンタ、しつこいわね~、と顔を叩かれるオスざる)


(よく見ると、鼻水を垂らしているオオカミ、何か情けない格好だ…)


(今春生まれたシロクマの子供、母熊におっぱいをねだっている。)

きりん、カバ、虎などの猛獣館も訪れましたが、清掃や換気が行き届いていないのか、異臭がします。おまけに、暗いうえに、柵や仕切りが邪魔で撮影がほとんどできませんでした。早々に円山動物園を後にして、道新ギャラリーの作品展に向かいました。

北海道新聞社のギャラリーは、スペースの半分が道展審査会員・加賀谷先生指導のニッコール札幌支部会員の作品40点ほどが展示されていました。仕切りの隣が、加賀谷教室の生徒さんの作品40点ほどが展示されていました。結構知っている方の作品もありました。なお、出品者の了解が取れませんので掲載は割愛させていただきます。

4時半過ぎにギャラリーを後にしたときには、ホワイトイルミネーションの明かりが灯されていました。しかし全員疲れが出たのか、このまま帰ろうということになり、ビル街のイルミネーションを撮りながら駐車場のある札幌駅に向かいました。


(北洋銀行ビルとテレビ塔)


(北洋銀行ビルのガラス窓に映るイルミネーション)


(ご存じ時計台)


(時計台と同じ通りにあるビジネスホテルの前)


(札幌駅前通り、かつてはとおりの中央に木があって、それにイルミネーションが取り付けられていた。)


(夜のJRタワー)

なお、札幌市内のイルミネーションの画像はすべて、CASIO Z3000による「HDR ART」撮影です。
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冬の華~霧氷

2011-12-19 06:00:00 | 写真
11月下旬に降り始めた雪は、その後融けてなくなることもなく、根雪の状況になってしまいました。例年であれば根雪になるのは12月中下旬なのですが、今年はひと月ほど早く本格的な冬に入ったようです。冬の写真として前回は、ツララをの画像も取り上げました。そこで今回は、霧氷を取り上げてみます。

なお、霧氷に似た言葉に樹氷がありますが、霧氷が樹木に付着したものが「樹氷」と呼ばれます。地面の草などに付着すると「霜(樹霜)」と呼ばれます。霧氷は、気温がマイナス5度以下になると、空気中の水蒸気の飽和点が下がり、飽和点を超える水分が結氷してできます。(Wikipedeaによる

小樽ではマイナス5度以下になることが少なく、市内で霧氷は滅多にみられません。気温がマイナス20度近くにまで下がることの多い、道東や内陸地方、あるいは標高の高い地域でよく見られます。

(1) キロロスキー場の樹氷
小樽市内から車で1時間ほどの赤井川村のキロロスキーで撮影した写真です。ゴンドラで山頂に上がると、気温-20をさらに下回っていました。スキー手袋をつけていても手がしびれる程でした。


(ゴンドラを出ると一面の樹氷。その中をボーダーが下りてくる。)


(見事に真っ白)


(山頂付近は一面の樹氷林。蔵王のいわゆるモンスターと違い、湿気が少ないので、付着した霧氷が太ることがない。)


(H23年ODN空がある冬風景フォトコンテスト 金賞「キロロの樹氷林」)

(2) 空知管内栗山町郊外のパラダイスヒルズ付近
日本ハムファイターズで来季指揮を執ることになった監督と同じ名前ということで、一躍道内で有名となった栗山町。内陸ということで厳冬期には-20度も珍しくありません。


(右手に川があるので霧氷が出やすい。道路はガチンガチン、自転車の方も見かけます。)


(日が上がると、あっという間に樹氷は霧散してしまう。)


(ナナカマドだって、氷漬けになってしまう。)


(青い空との対比が美しい。)

(3) 羊蹄山麓
倶知安、ニセコは豪雪地帯であり、内陸でもあるので、冬は気温が下がります。-15度以下になる日はざらにあります。加えて尻別川沿いですので、霧氷が発生しやすい条件がそろっています。


(蜘蛛の糸だって凍ります。粘着性がなくなり、少しの風で千切れ飛んでしまいます。)


(ニセコアンヌプリ付近。厳冬期に交通止め等があり、加えてスキーをしないので樹氷だけを撮影という機会がなく、樹氷の写真は…殆どありません。)


(尻別川付近、日が高くなり、樹氷はほとんど落下してしまった。)

(4) 旭川・大雪
旭川も内陸にあって冷え込みの厳しい地域です。加えて道内最大の石狩川やその支流である忠別川が流れているので霧氷の発生しやすい条件下にあります。


(旭川市内を抜けて東川町に向かう途中、付近の忠別川から川霧が流れ込んできた。これが樹木に付着すると樹氷になる。)


(道路沿いの忠別川から盛んに川霧が発生してくる)


(朝日を浴びて赤く燃えがったように見える。)


(大雪山で見かけた、いわゆる「エビのしっぽ」、画像は「バイクの四人乗り」にも見える。運転手+泥鰌二匹+ぶら下がりザル)

(5) 釧路川流域
平成9-12年の3年間釧路支店に勤務したことがありますが、冬期間の寒さは半端ではありません。晴天が続き、雪が少ないだけに、とても冷え込みます。-25度を下回ることもしばしばでした。通勤時歩道を歩いていると、日の当たらない方の顔は痛いという感じです。足元からしびれてきて、途中でタクシーを拾ったこともしばしばでした。


(釧路川上流 川の水が凍り、その断片が岸辺にぶつかり、ドスン、ドスンという大きな音を出します。流氷の原型ですが、アムール川と違い、河口を出る前後に溶けてしまいます。)


(釧路川の流域の木々は霧氷に覆われます。これに朝日が当たると…下の画像)


(まるで樹氷が、桜満開のように見えます。)


(樹氷を逆光の朝日に充てると、黄金の輝きとなります。)

なお、載せきれなかった画像を含めて「フォトチャンネル・冬の華~霧氷」としてまとめてあります。スライドショーでお楽しみください。フォトチャンネルは左側中段以降にまとめて掲載しております。
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冬の小樽運河

2011-12-15 06:00:00 | 写真
                           (運河周辺図 中央橋から左手・手宮方面を「北運河」と称しています)

今年は例年になく根雪になるのが早く、11月下旬にはすっかり真冬になってしまいました。積雪は10㎝程度と少ないものの、寒い日が多く歩道はがちがちに凍っています。新しくコンデジを購入したものの、ついつい床暖から離れがたく、本格的な試し撮りも済んでおりません。

12月も中旬に入って、晴れ間の日を見つけ北一硝子のある堺町通りから運河方面へと足を延ばしてみました。その時撮った画像を含め、冬の小樽運河及び周辺を特集してみました。

(1)ツララのある風景


運河倉庫の窓半分を覆うツララ群、かわいいツララどころではありませんね。寒い日が何日も続くと小さなツララが膨れ上がり、このように手に負えないようなツララが出来上がります。ガラスドア越しの人物と比較すると、右のツララがいかに巨大かわかります。


運河沿いの臨港線の一本海側の通りには、これまた巨大なツララ群が、ぶら下がっています。見るからに危険なことがわかりますが、倉庫と車道の間の歩道は通行禁止になっています。では、歩行者はどこを歩けばいいの?という疑問がわきますが車道を挟んで右側を歩きます。もっとも、日中でも観光客はもちろん地元の人も歩いている人は、倉庫関係者以外おりません。

(2)クロス現像画像


冬でも運河沿いで「小樽運河」を描き続けるK氏。元建設作業に従事し、定年後は絵を学び、ガラスに小樽運河を描きこむ。独学で習得した中国語を自在にあやつり、会話に支障がないという努力家でもある。


クロス現像特有のメリハリの激しい画像となりました。クロス現像については、2011年11月23日付当ブログ「クロス現像による写真」を参照してください。

(3)セピアカラーの運河


この二枚の画像は、カラー画像をPCソフトでセピアカラーに変換したものではありません。またモノクロ・セピアフィルムを使ったわけでもありません。通常のネガフィルムの乳剤面を裏返しにして、撮影しました。そうすると、オレンジ色の濃い画像が出来上がるのです。詳しくは、2009年4月4日付当ブログ「フィルムの乳剤面をを裏返して…」を参照してください。
なお、撮影は中央橋から(表題の地図参照)で、北運河にある北海製缶の工場を撮りました。


同じく、北運河に係留されている小型漁船、主に釣り船です。

(4)その他


結構モノクロで小樽運河を撮った記憶はあるのですが、冬に限定すると、ほとんど画像がありません。その中の一枚に、赤外フィルムで撮影した画像がありました。天気がもう少し良ければ、さらにコントラストの強い画像になっていたと思います。


モノクロに近い画像ですが、ガス灯の先に大きな彩雲が見られます。しかも、この日は珍しくしばれが続いた日の後で、運河にハス氷が咲きました。小樽運河にハス氷が咲くのは冬期間1-2度あるでしょうか。道内でも小樽は海辺ということもあって、割と温暖で、真冬でも-5度を下回るということは滅多にありません。たまにマイナス7‐8度の日が数日続くと、朝方運河にハス氷が張ることがあります。でも日が昇るとたちまち消えてしまいます。


小樽運河には、国内の観光客のほか、中国、台湾、韓国などいろんな国々の方が見えます。中でも中国の方はとても陽気で、おやっと思うようなアクションをすることがあります。この時も彼女はまるでモデルのように、カメラに向かって色々なポーズを取っておりました。周囲の方々(たぶん同郷人)も大笑いで見ております。


幾分趣向を変えて、運河に映り込んだ浅草橋の観光客を画像の天地を逆にしてみました。顔や体がゆらゆら揺れてとても愉快な画像になりました。

(5)HDR ART


先月の26日に購入したコンパクトデジCASIO EXILIM Z3000で、HDR ART機能を使って撮ってみました。右上に太陽が見えますが、超逆光で、人物(マスクの老人、白いコートの女性ほか)は見た目でも黒潰れしていました。この機能を使うと、人物のウエアーの色、黄、青、赤がくっきり出ています。


その白いコートの女性を入れて運河を撮ってみました。メリハリがなくなり絵画調になってしまいました。

(6)旧小樽運河


昭和55年、小樽駅から下がった中央橋からのの撮影で、この数年後に、旧運河は半分が埋め立てられました。そして片側3車線の臨港線が出来ました。この画像では、今観光客が賑わう運河浅草橋(画面奥)はありません。運河に沈没した艀が見えます。当時腐敗した運河からはメタンガスが立ち上っている状況でした。


中央奥にかかる橋は竜宮橋で、運河沿いには石造りの倉庫が隙間なく立ち並んでおりました。現存しているのは、5分の1程度でしょうか。


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炭鉱遺産を巡って

2011-12-11 06:22:39 | 写真
かつてはエネルギーの主役であった石炭、この石炭の産出量の殆どを九州と北海道の炭鉱で占めていました。しかしその後のエネルギー革命と安価な外国産の輸入で、石炭産業は衰退の一途を辿り、今は釧路のコールマインと露天掘りの道内数社を除いて、すべて姿を消してしまいました。

道内でもとりわけ炭鉱が集中した空知(ソラチ)管内の、夕張、芦別、赤平、三笠、歌志内などの旧炭鉱を抱えていた都市は未だに人口減少に悩まされています。一部には旧炭鉱を炭鉱遺産として存続を図り観光資源として活用を図る計画もあります。そこで今回は旧炭鉱跡を取り上げてみたいと思います。

(1) 白糠本岐炭鉱跡
古くは明治の頃から掘られ、昭和44年に閉山となりました。ピーク時には4-500人の人員がいたようです。国道44号線を十勝から釧路方面に進み、白糠本町を過ぎ、JR西庶路駅近くの道道242号線を10分ほど北上すると、右手にズリ山や、高い煙突が見えてきます。建物までは舗装道路が続いています。


(ホッパー=貯炭所でしょうか、壁や天井が抜け、木が生えて来ています。)


(こうしたホッパーが数箇所点在しています。炭住跡はもっと奥にあるらしいですが、行きませんでした。)

(2) 浦幌炭鉱跡
街中から道道56号線を足寄方面へ30分ほど進むと、炭山方面への標識があります。そこからさらに15分ほど進むと、常室川ダムに出ます。周辺の枯れた立ち木についてはすでにこのブログでも取り上げました。その美しい枯れ木を後に、さらに10分ほど進むと、林と同化した旧炭住跡地が見えてきます。


(外壁は剥がれ落ち、木々が覆っています。)


(室内は荒れ放題。)


(浦幌炭鉱の歴史を記した看板 在りし日の炭住街 昭和29年に閉山した。)

(3) 三笠の炭鉱
かつて三笠市には幾つもの炭鉱が集中していました。下の案内図からも分かるように、道道116号線(三笠~富良野線)沿いに、奔別炭鉱(図中現在地上方)が、その下に幾春別炭鉱が、さらに幌内炭鉱が見えます。なお、石炭積み出しのために、日本で三番目に施設されたのが幌内鉄道(小樽手宮~札幌~三笠幌内間)です(詳しくは2009.9.14付け等ブログ「幌内鉄道遺構めぐり…」参照)。




(旧奔別炭鉱正門前、正面は立構の櫓。ここから先はロープが張られ立ち入り禁止となっています。正門前を左に行くと次の建物が見えます。)


(ホッパーでしょうか、新聞によれば、取り壊される予定でしたが、炭鉱遺産としての存続が決まったとありました。)


(道道116号線沿いにある炭住、1棟5戸で中二階つき、現在も一部に居住者がおります。黄色いガスボンベが目立ちます。)

(4) 夕張の炭鉱
夕張は明治初期から炭鉱の町として栄え、優良な石炭地として数多くの炭鉱がありました。昭和30年代には人口117千人を抱える大都市でした。またガス爆発事故などの多発する炭鉱でもありました。閉山と共に人口が急減し、現在では10分の1以下の106百人に減少し、なお減少に歯止めがかかっていません。


(本物の炭住ではありません。「幸せの黄色いハンカチ」で使われたセットです。)


(南大夕張鉄道の機関車です。)

(5) JR岩見沢駅
炭鉱遺産ではありませんが、かつて石炭を運び出す鉄路の要衝に当たり、岩見沢から各炭鉱に支線が延びていました。今はそのすべてが廃線となりました。廃線となったレールを使い駅舎が建て直されています。


(駅舎の窓ガラス枠はかつてのレール、その一本一本に由来が記してある。)


(明治の頃、輸入されていたレールも窓枠に生まれ変わった)

(6) その他
下の画像は昭和33年の小樽築港付近です。撮影時の記憶は殆どありませんが、中学生の頃オヤジのパール3型機を持ち出し、小樽の親戚に遊びに来ていた時に写したものです。その後、小樽の大学を出て、札幌の会社(政府系金融機関)に通勤しましたが、当時はSL列車で、毎日小樽築港の石炭の積み下ろしを眺めて通勤したものです。


(岸壁には幾つものトランスポーターがあり、石炭の積み出しをしていました。)
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今週の一枚~あれから5年、我が家の孫ダヌキ達は…

2011-12-08 06:00:00 | 今週の一枚
画像中央のパネル写真を撮ったのは、2007年1月8日のことでした。あれからほぼ5年近くが経過しています。左端の孫・長男の紀斗(キリト)は、当時小学校1年生でしたが、今は6年生。悠里(ユウリ)と綺里(アカリ)は保育園児でしたが、今は4年生と2年生です。

時が経つのが早いものですが、相変わらず悪戯好きに加え、整理整頓が苦手。休みの日には朝から晩まで母親(娘)に大声で怒鳴られています。二世帯住宅に住む孫たち、雲行きが怪しくなると、2Fのベランダから爺婆のうちに避難して来ます。そしてこちらで、散らかし、悪戯してまた叱られると言った具合。

孫たちも大きくなるにつれ、恥ずかしさが頭をよぎるのか、簡単には乗って来ません。そこで今回の5年後の孫ダヌキを撮るために、爺ダヌキは餌を撒くことに。孫たちの大好きなマリンベル(ウイングベイ・ファンシー雑貨店)で、「各自1000円使い放題」を告げるや、孫ダヌキは簡単に引っかかってきた。
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カラフルな街角(HDR)

2011-12-04 06:00:00 | 写真
クリスマスが近づき、街のあちこちでイルミネーションが輝き、街角が一段と華やかになってきました。小樽市内では、11月11日から12月25日まで、「小樽ロングクリスマス」として、各所でイベントが行われています。札幌では、11月25日から12月25日まで、恒例のホワイトイルミネーションが開かれています。

と言うことで小樽市内のイルミネーションを紹介したいのですが、この時期季節の変わり目に、腰の調子がいまひとつ思わしくありません。そこで最近歩道橋から撮影した画像をHDR加工した作品を紹介したいと思います。車両の流れをソフトを使ってHDR加工すると、とてつもないカラフルな画像になるんです。イルミネーションにも劣らない華やかな画像が出来るのです。

HDRの詳細についてはすでに、このブログでも触れておりますので(2009.3.25付け「HDRに挑戦」、2011.1.17付け「OLYMPUSU E-P1の…」)ので省略します。オートブラケッティングで撮影した画像を、画像編集ソフトでDHR加工をするのですが、この時「Paintshop Pro X2」を使います。「Photoshop CS」を使いうと、カラフルさが低下します。

(1)小樽稲穂十字街の歩道橋から


(左手の駅前から、ここで上方に90度カーブして国道5号線は、余市方面に向かいます。)


(歩道橋から海側を見るとこの臨港線は、運河沿いを通り、札幌方面への高速入り口に続きます。ヘッドライトやテールランプの光跡がとてもカラフル)


(ちなみに、OLYMPUSU E-P1によるISOブラケッティングでは、一度のシャッターで明暗差のある3枚の画像となり、これをHDR加工してもカラフルにはなりません。)

なお、CASIO Z300のHDRアート機能を使ってもOLYMPUSU E-P1と同様光跡がカラフルにはなりません。


(CASIO Z300のHDRアートで、歩道橋から稲北フードセンタービルのツタヤを撮って見ました。)

(2)小樽住吉神社前の歩道橋から


(国道5号線奥沢十字街付近を撮影。左車線の札幌方面も右車線の小樽駅方面もかなり渋滞していた。)


(同じ位置から流れがスムーズになった画像)


(この画像はHDRではありません。フィルムによる長時間露光したものです。この日は雨が降りライトが舗道に反射してとても綺麗でした。)

(3)JR小樽駅前歩道橋から


(小樽駅前の第1ビルと長崎屋を結ぶ国道5号線上の歩道橋の上から撮影。このときは右上の旧サンホテルが解体され、新しいビルが建設中でした。車の光跡も、車体もなぜこのようにカラフルになるのでしょうね?)


(小樽駅前から運河・海に続く中央通を撮って見ました。かつてこの位置に長崎屋とサンホテルを結ぶ歩道橋がありました。今は撤去されましたが、そこの分離帯から海側を撮りました。)
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